インド占星術のアスペクトについて第2弾  アスペクトの様々な意味


この記事は、先週の
インド占星術のアスペクトについて 
西洋占星術とは大きな違いが!

の続編になります。

前回の記事では、インド占星術は
西洋占星術のアスペクトとは全く
違って、ハウス単位で、アスペクト
を観る事、そして通常は、対抗の
ハウスどうしでアスペクトとなる事
をまず覚えるのが良いという
事でしたね。

そしてその対抗のアスペクトは、
相互のハウスと惑星に影響を
与えるという事でしたが、
火星と木星と土星は、対抗のハウス
以外に、特殊なアスペクトを形成
したりするようで、それは、
火星、木星、土星から一方的に
影響を与えるという事でした。

さてインド占星術のアスペクトには
他にもさまざまに意味があるよう
なので、また前回のサイトから引用
させていただきます。

『』内が引用です。

●ハウスに対するアスペクト
 西洋占星術とのもうひとつ大きな
違いは、惑星は他の惑星だけでなく、
ハウスともアスペクトを組むことです。
このとき、ハウスに惑星が在住して
いるか否かは問われません。
この原則は、アセンダントと
アスペクトを組む第7室においては
特に重視されます。アセンダントは
ホロスコープ全体においてもっとも
重要であるが、7室に在住する惑星は、
アセンダントが表わす健康や容姿、
生活全般にわたって影響を及ぼす
ことになります。例えば、7室に
吉星があれば、1室に全く惑星が
在住していなくても、その人の外見、
容姿、全般的な運に良い影響を
与えますが、凶星があれば悪影響を
及ぼすとされています。

中森明菜さんのホロスコープ

(引用注:なんとあのカリスマ
中森明菜さんのホロスコープの
ようです。第7ハウスという主要
なケンドラハウスに二つも吉星が
あり、一つは、最大級の吉星
金星が入り、さらに対抗の第1
ハウスと相互アスペクトしている
ので、芸能・芸術・人気などに
大吉をもたらす金星が、容姿・
全般運を示す第1ハウスに影響を
与えている事がわかります。
これなら確かにカリスマ性充分
というわけですね。)

アスペクトによる惑星の相互作用

アスペクトとコンジャンクションの
働きは、ほぼ同じです。
 吉星の場合、アスペクトあるいは
コンジャンクトする相手を強め、
惑星がもつ吉の傾向をその惑星に
投影しますが、凶星の場合、逆に
相手の惑星を弱め、凶意を投影
します
 例えば、凶星である土星とアスペクト
あるいはコンジャンクトする惑星は
、惑星自体の影響力が弱まる他に、
土星がもつ自制的あるいは禁欲的な
傾向を帯びることになります。
 吉星である木星とアスペクトあるいは
コンジャンクトを形成する惑星は、
影響力が強まると同時に、木星がもつ
慈愛や精神的あるいは宗教的な要素を
併せ持つことになります。
 互いにアスペクトを組む惑星、
つまり正反対に位置する惑星同士は、
吉星同士であればお互いに良い影響を
及ぼしあい、凶星同士であれば悪い
影響を及ぼしあいますが、片方が吉星で
もう片方が凶星の場合、一方は良い
影響を受けますが他方は悪い影響を
受けることになります
 例えば、凶星である土星と吉星
である金星がお互いにアスペクトを
形成したり、コンジャンクトすると、
土星の凶意は金星の吉意により薄らぎ、
土星が在住するハウスや支配するハウスも
金星の良い影響を受けたりします。
しかし、逆に金星自身や金星が在住する
ハウスや支配するハウスは、土星の凶意
によって悪影響を受けることになります。
  つまり、インド占星術においては、
アスペクトの種類は関係無く、どの惑星と
どの惑星がアスペクトを形成するかで、
アスペクトの影響をみることになります。』

“出典:「東西占星術研究所」様のサイト
簡易レファレンス アスペクト
より”

アスペクトにつきましては、まだ続きが
ありますが、それは次回に持ち越す事
にします。
1度に詰め込みすぎるのは、記事として
どうかとも思いますので。
(おまえが言うかー💦)

今回は、アスペクトは、惑星だけでなく、
惑星が在住していなくても、もちろん
していても、ハウスそのものに影響を
与えるという事です。

中森明菜さんは、最も重要で容姿や
全体をあらわす第1ハウスに、対抗
の金星がアスペクトで、好影響を
与えている事によって、芸能界で
カリスマとなれるような資質が、先天的
にあるという事が証明されたりして
います。

そのあと惑星の相互作用で、吉星と凶星
の影響についての説明がありましたが、
これはとても重要だと思います。

具体的な説明もありましたので、私の
ラーシチャートで、主要な惑星の
アスペクトを観てみる事にします。

その前にみなさんも調べられる
いつもの無料のチャート作成のリンク
を貼り付けておきますね。
その下が私のラーシチャート(出生図)
です。

無料のチャート作成リンク先はこちら
です。
Jyotish-ONE Chart 入力フォーム

でこれが私のラーシチャートです。

まず一番目立つのは、ケンドラハウス
最強の10ハウスに太陽と水星が
コンジャンクションで同室している
事です。

水星は、弱い吉星で、太陽が弱い凶星
という事なので、互いに吉凶を相殺して
いると観てよいようです。太陽には
近すぎるとバースト(焼失)して、
近づいた惑星の効力を失わせる力が
ありますが、私の水星は、そこまでは
接近していないそうです。

そしてなんと土星が対抗の第7ハウス
に在住していますので、太陽にも水星に
も悪影響を及ぼすようです。
せっかく水星が高揚の位置にあるのに、
知性に土星の制限や自制的な影響だけ
でなく、ネガティブな思考まで
もたらしてしまうという事を意味
する事になります。
太陽の持つ象意である自信やリーダー
的資質もせっかく影響力のある
10ハウスに在住していたのに、
ネガティブな影響を与えるので、
自信が減退したり、リーダー的資質
にも欠けるような影響がもたらされる
という事です。

ただし、土星にも水星や太陽の影響が
与えられるので、土星のネガティブな
意識や自制的な象意に、逆に自信が
与えられたり、強められたりします。
これが太陽の影響ですね。
私は、実は、他人の深い悲しみや
物事のはかなさや、哀れといった感覚
を感じる事も一つの自分の長所だと
思っているのでそういうところなの
かも知れません。

それに水星の影響として、ネガティブな
意識を分析するのにも役立つという事
につながりますので、そういう意味なら
まさに私が神秘メッセージで紹介して
いるような、人類に先天的にプログラム
されたネガティブな意識が、どこから
もたらされるか、という事を理解
できた研究成果にもつながったのだろう
とも思えます。

そしてまたこの土星は、木星の特殊な
アスペクトである5番目に位置している
ので、これまた第8ハウスで高揚
している、木星の影響を一方的に受けて
吉意がもたらされているという事に
なります。

つまり木星の精神的な吉意の影響を
受けて、土星のネガティブな意識や
自制心に精神的な豊かさがもたらされる
ことを意味しています。

なるほど、それなら、他人の哀しみや
あわれ、はかなさなど、ネガティブな
意識に思いやりや深い理解という吉意が
もたらされているのは、確かに一生を
通じて、自覚している事です。

木星は他にも月に一方的に影響を与えて
いるので、月にも精神的な吉意が
もたらされますし、また木星は困難を
示す一方で解脱にもつながる12ハウス
にも影響を与えるので、困難には
精神性がもたらされて、少し救いがあり
また、解脱にもつながる可能性がある
という事です。

大吉星の木星は高揚していますが、
大凶星の火星とコンジャンクション
していますので、吉意が弱められます。
ただし火星も凶意が弱められて、
吉凶が相殺される事になります。

しかし、第8ハウスの火星は、
第8ハウスの支配星月が、第12
ハウスにあり、また第12ハウスの
支配星火星が、逆に第8ハウスと
なる事で星座交換しているために
互いに影響を及ぼしあい、月や
火星は自室の心地良さとなると
いいう事です。

月は、精神的な心を担当している
ので、火星にネガティブな影響を
与えられたりもしますが、月の
精神的な吉意も影響を火星に
与えるのでこれも吉凶相殺という
事になるのではないかと
思います。

火星は、さらに4番目のハウスにも
影響を与えますが、ケートゥとラーフ
は、惑星のアスペクトとしては
用いられないらしいので、ハウスに
影響を与えるだけのようです。

ざっと私のラーシチャートでの惑星
の相互作用を観てみましたが、
まだまだ細かく観ていけば、さらに
深い理解が得られるのではないかと
思います。

次回もアスペクトの他の意味について
ご紹介させていただきたいと思います。

 

いつもありがとうございます(^^)

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投稿者:

あんみん댊

滋賀県在住で、 神秘についてや、精神世界について 長年研究を続けています。 携帯アプリなどでサビアン鑑定も 行っております。 神秘的なことなど一緒に探求したい という方、集まってくださいねー。 あとスポーツライターも目指して いることもあり、口数は人の 100倍はあろうかという自己評価 ですが、かなりまわりから、 「盛りすぎ!!」と批判されております。

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