これまで、私たちを取り巻く現実は
広大な真空であると
宇宙は全てまさかの真空です改
などの記事でご説明してきましたが、
私たちが、現実を物質がバラバラに
分割されて存在していると捉えている
のは、単に私たちの狭い五感による偏った
感覚でしかないという事でした。
観測機器の発達により。物質の極小の
状態を観察して見ると、物質の最小単位
と思われていた、原子の内部でさえ、
原子全体と比較して、広大な真空が、
広がっている事がわかり、しかもその
最小単位の素粒子でさえ、波動なのか
物質なのか、判別できないという事で
確かな固体、つまり物質といえるもの
がほぼないように観測されたのです。
実際最後に残った物質のように見えた
原子核でさえ、そらに細かい素粒子で
構成されていると、観察されて、
最小単位が、どれほどのものか、
わからず、しかも単に差極小の世界を
捉える電子顕微鏡は、電子の反射で
観測しているだけだから、最小の
素粒子も固体なのか、波動による
干渉により、観察されているだけ
なのか、本当の事はわかっていない
のです。
妥当な考え方としては、私たちの
現実は、物質のように見えても
それは、波動の干渉でしかなく、
固体などの実体がないという意味
での真空であるという事が最も
可能性が高いという事です。
つまり現実は、私たちの五感を通して
見なければ、物質というものは、もはや
存在せず、波動のエネルギーだけが
あり、干渉により無限の様態を
見せるものの、全てつながった一体の
世界が現実であるという事なのです。
そして私たちの五感で捉える物質世界
というのは、その波動の干渉のうち、
光の干渉だけを視覚的に捉えたものだと
いう事なのです。
その光の干渉とは、ホログラムという
仕組みで説明できるものです。
その事を説明しているのが、この元記事
という事です。
それではどうぞ。
ホログラムというのは、最近おなじみの言葉
になってきましたね。あの光の干渉でできる
立体画像をホログラムと呼んだりしてます。
ネットでは、ホログラムのカードみたいな
見る角度によって立体に見えたり、違う画像
に見えたりする平面的な物を、ホログラム
であると、説明しているサイトもあります。
でも大事なのは、言葉の本質です。3Dの
カードにしろ、その投影された立体画像に
しろ光の波動の干渉によって立体に見え
たら、それはホログラムだと呼んでいいと
思います。(ホログラフィともいいます)
でないと、説明がしづらいからです。
とにかく光の波動の干渉で、物が立体に
見えるというのは、実は我々の視覚つまり目
も同じように、光の干渉を立体画像のように
解読するようなシステムになっていて、
それを脳が立体画像として認識するように
なっているだけなのです。つまり我々の
見ている物質世界、現実世界は、
「光の波動の干渉」でしかないということ
です。
このことはのちに大変重要な意味を持つ
ようになるので、よーく覚えておいてくだ
さいね。
でも我々が見るような空間に投影された
3D画像は、触っても手が通り抜けます
よね。そうです、我々の視覚は、ちゃんと
触覚などと連動しているのです。
しかし五感をオフにした体外離脱の人や、
臨死体験の方は、いともやすやすと壁をすり
抜けます。つまり五感の干渉がなければ、
触覚もその抵抗も、全てなくなるという
わけなのです。
このホログラムのことから超常現象に
いたるまで、丁寧に説明してくれている本
が、以前にもご紹介させていただいた、
マイケル・タルボット氏の「投影された
宇宙」です、これからもたびたび引用に
使わせていただきます。
そう、我々の脳の記憶にもホログラム
のシステムが使われている事を、説明して
くれている箇所があるので引用しますね。
“人間の脳がこれだけ小さなスペースに
どうやってあれだけ膨大な記憶を蓄積でき
るのかも、ホログラフィによって説明で
きる。ハンガリー生まれの優れた物理学者、
数学者であるジョン・フォン・ノイマンの
計算によると、平均的な人間が一生の間に
蓄積する情報量は、
2.8×10の20乗
(280,000,000,000,000,000,000)ビット
程度に達するとのことである。これは想像
を絶する情報量であり、脳の科学者たちは
この能力を説明できるメカニズムを求めて
長い間四苦八苦してきた。
興味深いことに、ホログラムもまた、
なみはずれた情報蓄積能力を持つ。
二本のレーザー光線がフィルムに当たる
角度を変えることによって、同じ表面に
多くの違う画像を記録することが可能なの
である。
こうして記録された画像を取り出すには、
単に最初の二本の光線と同じ角度でレーザー
光線をフィルムにあてれば、よいだけで
ある。
この方法を使えば、1立方センチ(約6
平方センチ)のフィルムに、なんと聖書
50冊分に相当する情報を記録することが
可能だとの計算結果が出されているのだ。”
“出典:「投影された宇宙」
(ホログラフィックユニバースへの招待)
マイケル・タルボット著 川瀬勝訳
春秋社刊”
これで、記憶が写真のように鮮明画像で思い
出せるのがよくわかっていただけますよね。
しかも動画で思い出せるわけで、我々の
記憶は研究データよりさらに多くの量を蓄積
できます。上の説明では二本のレーザー光線
だけでしたが、事実上その光の波動は無数に
あり、また可視光線の範囲にも制限されない
わけですから、さらに情報量は莫大になり
ます。
これが、記憶のからくりだと、我々は脳全体
の波動の干渉によって情報を蓄積すること
がわかります。実際、我々は脳の海馬という
部分に記憶が蓄積されているなどと、教えら
れますが、近年の研究でそのような記憶が
特定の場所にあるのではないと、とっくに
結論が出ています。
代わりに、脳全体の波動の干渉で、記憶も
蓄積されていることも、証明されました。
脳の活動についても同じように、波動の干渉
によって処理されています。
つまり年齢が高くなって記憶力が悪くなる
というのは、これまで常識として教え込まれ
てきた、「脳細胞が少なくなり、記憶容量が
減った」などという説明は、全くの間違い
で、私たちの意識自体が、その脳全体の波動
の場との接続がうまくいきにくくなって
いるからという事なのです。
ここで、不思議に思われる方もいる
でしょうか、私たちは、脳に意識があるの
ではなくて、脳で生み出されるわけでも
ありません。
脳は私たちの意識が、生命を持った身体で
現実を認識するための媒体でしかない
という事です。
これは、またこれからの記事で、何度も
説明させていただく事になりますので、
とても重要な理解の一つになります。
我々の現実の捉え方が波動の干渉で、
ホログラム映像のようなものだということ
だけ覚えていただければ、超常現象の数々の
現象に、多く立体画像が出てくることを
説明できます。
その超常現象の実例をまたとりあげていき
ますので、お楽しみに。
よくあるホログラム映像は触れても手触りが有りませんが、現実世界の触れた触感はどうやって生まれるのでしょうか。他の記事に書かれていたらすみません。
それとピアノ演奏など、能動的に生み出す現象もホログラムなんでしょうか?
ホログラムとイメージされているのは、たぶん3D映像とかの、ハードウェア機器を使用しての視覚的現象のことだと思いますが、
私がその言葉を使っているのは、その根本的仕組みである光の波動の干渉による視覚的現象のこととしてなのです。
つまりハードウェア機器が、自分の視覚(五感すべてと置き換えてもよいです)と脳の解読処理の人体システムだということです。
ハードウェア機器を使って投影されたホログラム映像は確かに、触れても感触はありませんが、
根本的に同じ仕組みである、私たちの視覚的現実は、私たちの目から入ってくる光の波動を電気信号に変換して、脳に伝わり、脳で解読することに
よって作り上げられるわけです。
そしてその私たちの目から入ってくる光の波動の視覚的現実での距離感と、物質として見えるものを触って得られる感触としての距離感が
連動して、脳で処理されることによって、手触りのある物体に現実感が生まれるということなのです。
ピアノ演奏も、ダンスでも、なんでも私たちが脳で解読する視覚的現実・または五感的現実は、能動的に生み出すことのできる
ホログラム的変化の世界だということです。
量子物理学の第一人者ボームは、これをホログラムが動いている世界なので、ホロムーブメントと呼んでいます。