臨死体験にも意識のレベルがある!? エベン氏の証言その1


すでにこの絶対意識編でも取り上げました
アニータさんのように絶対意識レベルに、
到達するような臨死体験をした人は珍しく、
多くの人がそこまで到達していない事が
多いという事を説明しました。というのも
肉体を離れた後も、まだまだ意識には
囚われているレベルというものがあって、
個人差があるという事なのです。もちろん
肉体を離れた意識がレベルアップして
いけば、最終的には絶対意識に到達する
ので、単に意識の過程であるに過ぎま
せんが、意識のレベルには個人差が
あるという事です。
そしてアニータさんの到達した意識レベルと
比較検討するのに適した人の臨死体験として
エベン・アレグザンダー氏(記事では単に
エベンさんと省略したりしています。)の
実例が適当だと判断して紹介していっている
わけです。タイトルだけ変えて、再投稿
させていただきます。

 

今回からは、アニータさんのように自らの
臨死体験を詳しく著書にまとめられている
エベンアレグザンダーさんを取り上げて
いこうと思います。
こちらは、最先端医学博士でありながら、
脳神経外科医を続けていたという、
社会的にかなり地位のある人物です。
もちろんだから偉いというような事を
いいたいわけではありません。
逆にそのような地位の人の臨死体験が、
アニータさんのような一般的な女性に
比べて、低いレベルにあった事が、興味
深いという事がいいたいのです。
つまり潜在意識の領域では、現実の
世界での格とは全く違う基準になって
いるという事なのです。
一つには、彼が物質的世界での感覚で
ある左脳に偏った世界観を持っていた
という事が大きいのです。
つまりいわゆる右脳型ではありません
でした。
そのため自分自身が体験するまで、医師と
してよく患者たちから、臨死体験の報告
も聞く事があったようですが、意識は
脳からしか生まれないという概念が、
正しいと思い込んでいるアレグザンダー
氏は、そんな患者たちに、「それは脳の
幻覚のようなもの」だとありがたくも?
諭してあげておられたようです。
まあ臨死体験などの証言やプリブラム氏
の研究成果を知っている我々にとっては
遅れた感覚に思えますが、主流の科学界
というのは、今でもその固定概念が、
根強く広く受け入れられてしまっている
のです。
そんなエベンさんが、細菌性髄膜炎という
致命的な脳の重大な危機的疾患に陥り、
脳波が完全停止に停止していたのにも
かかわらず明晰な意識を持ち続けた事を
体験してから、完全に見解を180度
変えて、意識は脳から独立して存在する
と著書で発表するや、全米中で飛ぶ
ように売れ200万部以上の、大ベスト
セラーになってしまったのです。
がちがちの科学者が死後の世界を保証
するという、まさにセンセーショナルな
ふれこみも功を奏したのでしょう。

しかし人物としては、臨死体験以前から
家族思いの仕事に誇りを持っていた
いわゆる我々が尊敬できる「立派で
いい人」だったはずのエベンさんでも、
アニータさんの臨死体験時の意識
レベルと比べると確実に低いものに
なったのです。
それはそれまでの左脳に囚われていた
意識レベルのまま、臨死体験に入った
からなのです。
ではこれからのシリーズは、エベンさん
の臨死体験について著書から引用させて
いただきながら、私の考察を加えていく
といういつものやり方で進めていきます。
今回は長くなりましたので、そのさわり
だけご紹介します。
彼が昏睡状態に入ってから直後の様子
です。
引用抜粋なので、(中略)だらけになる
と読みにくいので、中略の部分の始まり
と終わりを~で記入します。

   ~以下引用抜粋~
“そこは暗い場所だった。闇でありながら、
視界が効く暗がり―泥の中に沈んで
いながら、泥を通してものが見えるような
暗がりだった。それとも汚らしいゼリーの
中と言った方がいいかもしれない。透けて
はいるが、すべてがぼんやりとぼやけて
して閉じ込められている息苦しさを覚えた
。意識もあった。だがそれは、記憶も
自意識も持たない意識だった。
何が起こっているかはわかっているの
だが、それを見ている自分がどこのだれ
なのかわからない。・・・
夢の中のそんな状態に似ていた。~
~私には身体がなかった。肉体の自覚が
ないまま、ただそこにいるだけだった。
その場所をその時点で表現するとすれば、
「始原的」あるいは、「原初的」といった
言葉があてはまっただろう。~
~そのうちにそこにいる時間が長くなって
くると落ち着きが悪くなってきた。最初
のうちは、薄気味悪さと馴染み深さがない
交ぜになった、周囲と自分との間に境界が
ない状態に溶け込んでいたのだが、時間
も境目もないところに深く沈み込んでいる
感覚がそのうちに変化し始めた。こんな
地下世界は自分の居場所などではない、
閉じ込められているのだと感じ始めた。~
~「自分」の意識-じめじめした冷たく
暗い周囲とは、別のものであるという感覚
-が強くなるにしたがい、闇の中から
にゅっと出てくるいろいろな顔がいっそう
気味悪く醜悪になった。遠いかなたから
響いてくるリズミカルな鼓動の音も、
大きく、鮮明になったてきた。~
~周囲にあるものが目に見えるという
より。触知するものになってきた。
うようよとミミズのよう這いずっていく
爬虫類のザラザラした皮、つるつるした
皮膚が触れていくのが感じられた。
~臭いが漂っていることにも気がついた
。血のような、排泄物のような、反吐の
ような臭いだった。「生き物」を思わ
せる生臭さだったが、生き物の命では
なく、生き物の死を連想させられた。
認識がいよいよ研ぎ澄まされてくる
一方で、私はますますパニック寸前
まで追い詰められた。”
“出典:「プルーフオブヘヴン」
   エベン・アレグザンダー著
          白川貴子訳
          早川書房刊”
これが、エベンさんの臨死体験の最初の
ステージです。どうみてもこれは地獄
の一種ですよね。もちろん、霊的な
レベルでの地獄にはいくつもの無限の
種類、無限のレベルがあるとは思います
が、これもやはり地獄だと思ってもいい
でしょう。
注目したいのは、泥の中からさらに醜い
場面に移行した時、気色の悪い触覚、
強烈な嫌悪感をもたらす臭気を彼が
感じたという事です。これはアニータ
さんにも全くなく、多くの至福の状態を
味わった臨死体験者の証言にもほぼ
皆無といっていい感覚だったのです。
つまり意識レベルの高い感覚には、
味覚、嗅覚、触覚はないという事を
示しているのです。これらは特に
肉体があるという前提のもとにある
感覚ですので、臨死体験者のほとんど
が、それを感じなかったと証言して
います。
今宇宙の真理編で、五感のレベルに
ついての記事を書かせていただいて
ますが、五感の中でも味覚や嗅覚、
触覚のレベルは、やはり低いものなの
です。
その低いレベルの感覚で、ひどい状態
に陥っていたのが、エベンさんの臨死
体験の最初のステージでした。
またリズミカルな鼓動の音が聞こ
えるとも言っておられますが、レベル
の低い状態での聴覚や視覚も働いて
いたようです。
この地獄の状態で聞こえてくるのが
リズミカルな鼓動の音というのが、
非常に興味深いのです。

実は音楽の感覚でいえば、このリズム
感が最もレベルが低く、その上に音色の
感覚、最上位にあたるのが、和音と
旋律の調和の感覚なのです。
だから地獄の状態では、メロディー
は聞こえず、リズミカルな音だけが
聞こえてきたという事なのです。
とにかく臨死体験をする前のエベン
さんは、五感の世界に囚われていた
ので、それがこのような世界に来て
しまった事の大きな原因になっている
という事なのてず。
アニータさんの臨死体験とは全く違う
のがよくわかりますよね。
次回は、エベンさんの臨死体験をまた
深くみていく事にします。
では(^^)/

ではまた(^^)/

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知識の徹底深掘りのサビアンシンボル   徹底比較その10 


今回比較検討するサビアンシンボルは

双子座6度
「油田の掘削」
です。

これは双子座のサインが知性の探究を
意味しているので、未知の領域へ知識を
求め、まさに深く掘り下げていっている
という暗示のシンボルです。
つまり油田は、双子座にとっては、知識
の富だという事の比喩というわけですね。

そしてこのシンボルの松村潔氏の解釈を
また氏の著書から引用させていただきます。

「」内が全て引用で~は中略の意味です。

「大地の奥深くに眠っている「油田」を
探し当て、そこから巨大なエネルギーや
富に繋がるような力を引き出すことが
できます。
双子座5度の“過激な雑誌”の度数で、
情報に結びつく付加価値の方にこそより
大きな価値がある事に気がついた人は、
多くの人に力をふるえるようなもっと
大きな鉱脈を探します。~
~双子座の発達段階では、他者との共有
よりも、個人の可能性をいかに広げて
ゆくかという事の方が重要ですから、
これの発展性を考えた時には、できる
限り大きな素材を扱う事がキーワード
です。~
~第2グループになると、この知性
によって拡大されていく人間性や世界像
の方が重要になってきます。
ルディアは、資本主義的な現代の発展性
というものは双子座の世界であると述べて
いますが、これは他人や他企業と競争
する中で、個人や特定のグループがより
大きなパワーを握るという現代の産業構造
のことを示しています。」
“出典:決定版!!サビアン占星術
          松村潔 著
        Gakken刊”
なるほど、私が双子座の知性の探究ばかり
に焦点を当てているだけに留まっている
のに対し、サビアン占星術の生みの親の
一人でもある、占星学の大家、ディーン・
ルディヤー氏の解釈も交えながら、双子座
の資本主義的な発展性も、このシンボルが
表現していると解釈されていますね。
また勉強になります。

さてとてもコアな直居あきら氏の解釈も
いつものように、同氏の著書から
引用させていただきます。

またシンボルのタイトルは、ルディア氏の
意訳をもとにしたものとなっています。

「」内が引用で、~が中略の意味です

「 ジェムナイ五度
 「石油を掘る労働者」

シンボル課題
【能力の発揮・利益やパワー・社会的立場
を得る】

このディグリーの人は、この人生で能力を
発揮し、それを実現するだろう。但し、
このディグリーの場合、必ずしも自分の
やりたいことを行って認められるという
よりも、環境の要求するものをこなす傾向
が強いかも知れない。環境の限定を受けて
いるといってもよい。その意味では与えら
れたことをやりこなす力のある人でも
あろう。
組織やグループで能力を発揮することも
考えられる。~
~自己能力を発揮出来るところに必ず配置
されるようになる人生だ。」
“出典:「定本サビアン占星学」
          直居あきら著
      魔女の家®BOOKS刊”

今回の直居氏の解釈はわかりやすいですね、
私や松村氏と同じように、個人の可能性を
追求していくという事につながる、能力
の発揮という解釈で、その上に松村氏と
同じように利益の追求という要素も加えて
おられます。
ただ直居氏独自の見解として、この
シンボルは、環境の限定を受けていると
解釈されています。
この点について、私はこのシンボルが
環境を打破するために深く探究して
いっているという意味で捉えているため
相反するところがありますね。

今回も三者三様の解釈で、とても興味
深かったですが、最後にエリス女史の
サビアンシンボルのチャネリングに
立ち合った、サビアンシンボルの創始者
でもあるマーク・エドモンド・ジョーンズ氏
の、このシンボルのキーワードを紹介
します。

キーワードは
「思索・熟考」です。
これは私のサビアン解釈と、ほぼ同じとみて
いでしょう。かなりうれしいですね、
これは。
つまり探究や熟考のような知性の発揮と
みるのが二人。また個人の可能性や利益
の追求を暗示しているとみるのが二人と
いう結果です。

また次回のサビアン徹底比較も
お楽しみにー(^^)/

いつもありがとうございます(*^_^*)

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