「新世界秩序」は小説「一九八四年」が描くディストピアの世界そのもの


以前高橋清隆氏のブログからの
引用記事で、アイクの未邦訳の著書
「Phantom Self」
(幻想の中の自己)から
支配層側の言葉として、1969年
での秘密会議で、ロックフェラーの
ブレインとして知られていた
リチャード・デイ博士の証言に対して
の内部暴露の内容をご紹介しました。

その記事は以下の三つの記事になります。
テレビやパソコンが貴方を見てる!?
実は監視装置でもあったという真実

世界独占支配への布石 グローバル経済は
50年以上前からの計画だった!

マイクロチップ計画は50年も
前からの具体的なアイデアだった!

そしてこの50年前にデイ博士が言った事は
まさに現在世界が向かっている新世界秩序
そのものだったという事です。

その世界のようなディストピアが、
それよりさらに20年前の小説
「一九八四年」に描かれていた
のです。

これは、市民(この小説では政府のために
働く職員に限られます)がテレスクリーン
と呼ばれる映像付き監視カメラに行動を
常時監視され、さらに「思想警察」に
思想まで監視されてしまうという、とても
不自由な世界を描いたものです。

特に酷似しているのは、テレスクリーン
による監視で、それは
テレビやパソコンが貴方を見てる!?
実は監視装置でもあったという真実

でも説明されています。

現在に関係のある部分を再掲して
おきます。


私たちがネット閲覧、メール、SNS
でのコメントや会話など、あらゆる
情報は、監視下にあるという事を
スノーデン氏の暴露により知るように
なった人達も多くいると思います。

事実、私たちは、テレビやパソコン
で、支配層または支配層につながる
組織や機関、人間たちによって常時
監視されている立場だという事です。

しかもテレビやパソコンの画面が
私たちが見るために使われている
一方で、それとは逆に、
監視カメラとして、私たちの日常を
映している事を、多くの人が
知らないようです。

もしその事が、多くの日本人の知る
ところになれば、テレビの洗脳から
目覚めてくれるかも知れません。

このテレビやパソコンによる監視
システムの仕組みを、アイク氏の
著書から取り上げてくださって
いる高橋さんの記事から引用
させていただきます。
このリチャード・デイ博士の支配層に
つながる秘密会議での証言は、
ネットやデジタルテレビのなかった
時代なので、アナログテレビや電話を
対象とした説明になっていますが、
この証言はそのまま現在のパソコンや
携帯などにも応用できる内容となって
います。

『』内が引用で、~が中略です。


テレスクリーン

 説明されたもう一つは、「あなたがテレビ
を見ていると、同時に誰かが中央監視所で
あなたを見ているだろう」というもの
だった。テレビセットはこれが可能に
なる装置を搭載するだろう
(スマートテレビ)。これが有効になる
ためには、テレビがオンである必要は
ない。また、テレビはあなたが見ている
ものを監視するために使用することが
できる。
 人々はテレビで見ているものと、
見ているものにどう反応しているかを
伝えることができる。そして、あなたは
テレビを見ている間、自分が見られて
いることを知らない。
 どのようにして人々は、これらのもの
を家の中に受け入れるのだろうか。
言ってみれば、人々は自分のテレビを
買ったときにそれらを買うだろう。
最初、彼らはそれらがそこにあること
に気付かないだろう。アンテナテレビ
から現在のケーブルTVとして知られ
ているものに代わることであると説明
された(デジタルTVの急増はこの
一環)。

(引用注:ケーブルは現在の場合で
いえば、電気コードの事です。
そして最近に応用すると、電気コード
は、ワイヤレスに多くはとって
かわられていますね。つまり我々が
テレビとして理解している
ものだけではなく、送受信可能な
デジタルテレビや、パソコンが
そのまま監視装置として働くという事
の説明です。

しかも最初気づかないだろうと再三
述べられているのも、最初どころか、
今でも大半の日本人がこの事に
感づいてもいないのが現状です。
当時でも支配層が、これだけ日本人
の洗脳がうまくいくとまでは、
想定していなかったのかも知れ
ませんね。)』
“出典:「高橋清隆の文書館」様の
サイト 
人類奴隷化への行程➇より”』

まさにこのテレビこそ現在の私たちの
デジタルテレビそのものなのです。

双方向送受信が可能という時点で
鋭い人は勘づいていたかも知れません
が、私はスノーデンの暴露まで
気付きませんでした。

同様にスマホもパソコンも同じように
監視カメラとして機能しているわけ
です。

このような監視システムのゆき届いた
世界を、なんと1969年のデイ博士
の証言からさらに20年もさか
のぼった1949年に刊行された
「一九八四年」の著者ジョージ・
オーウェルが描いていたのです。

さてその「一九八四年」という小説を
最近私も読んだのですが、監視社会の狂気
はもちろんの事、彼ら支配層の狙いとして
私が大きく注目したのが「思想警察」
というものの存在です。

この事を説明する前にまず「一九八四年」
という小説がどのようなものかと
いう事をよくまとめておられるサイト
から紹介したいと思います。

『』内が引用で、~が中略です。


1984年・舞台
ときは1984年。世界はオセアニア、
ユーラシア、イースタシアの三大国
によって分割統治されています。

『1984年』内の世界地図 

画像出典:Wikipedia

オセアニアは「イングソック」
(English Socialismの略)という
イデオロギーにもとづいた
一党独裁体制で、支配しているのは
「ビッグブラザー」。

階級社会になっており、ビッグブラザー
を頂点に、エリート層の「党内局」の
人間、中間層の「党外局」の人間、
最下層に「プロレ(プロール)」が
位置づけられています。


オセアニアのヒエラルキー 画像出典:
Wikipedia

街中には「ビッグブラザーはあなたを見て
いる」という巨大なポスターがいたる
ところに貼られ、市民はテレスクリーンと
呼ばれるテレビと監視カメラを兼ねた
ような装置で24時間監視下に置かれて
います。


ビッグブラザーのポスター 画像出典:Wikipedia

1984年・あらすじ(ネタバレなし)
『1984年』のあらすじをネタバレなし・
3行で表すとこんな感じです。

・ 主人公は党外局員として働くウィンストン
・ウィンストンは党の監視下の生活や
独裁体制に疑問を抱く
・ウィンストンは同様の思想を持つ党員と
出会い、党の転覆を目論む「ブラザー同盟」
に加盟するが…

1984年・あらすじ(ネタバレあり)
こちらはネタバレありのもう少し詳しい
あらすじ。

・ウィンストンはある女性につけられている
と気づき、彼女が思考警察なのではないか
と疑う
・彼女はジュリア。ウィンストン同様党に
反発心を持っており、彼の思想を見抜いて
好意を抱いていた

・ウィンストンはジュリアに告白され、
隠れ家としていたチャリントンの骨董屋で
逢瀬を重ねる

・かねてから実は反体制派なのではないかと
思っていた党内局員のオブライエンが、
ウィンストンに接近

・オブライエンはブラザー同盟の一員であり、
ウィンストンとジュリアを仲間に引き込む

・ウィンストンとジュリアは相変わらず
チャリントンの骨董屋で密会していたが、
そこにはテレスクリーンが仕込まれて
おり捕まってしまう

・実はオブライエンはブラザー同盟では
なく、ウィンストンにカマをかけて
いただけだった

・ウィンストンはオブライエンから拷問を
受け、ジュリアを裏切る

(引用注:どういう事かといいますと、
このビッグブラザーを頂天とする政府
の党は、反逆者を捕らえては、ビッグ
ブラザーに心からの完全忠誠心を持つ
ように、拷問などで無理矢理改心
させようとするのです。
そのためには、党以外の他人に心を
開いて、信じ合うという心は、邪魔
になるという事で、無理でも
裏切らせようとするわけです。
他の誰かを信じるのではなく、ただ
ビッグブラザーだけを信じて崇拝
させるために改心させようとして
いたわけです。)

・「正統」な人間となったウィンストン
は釈放され、心からビッグブラザーを
愛するようになる

さいごには何らかの救いがあるのかなと
思いながら読み進めていたんですが、
結局ハッピーエンドにはなりません
でした。そもそもなにが「ハッピー」なのか、
という当たり前の概念すらあらためて
見つめ直さなければいけないような
物語でしたが。

(引用注:結局ウィンストンは、完全に
改心させられ、ビッグブラザーを信奉
するようになった時点で「正統」と
みなされたのですが、その後で
すぐに殺される事になります。

その理由は改心せずに死んだとなれば
それが党の反乱分子となって、返って
くる事になるからという理由です。
しかし「死人」は口なしなのだから、
改心せずにこっそり殺しても問題
ないのではないかと普通思いますよね。
ところが、これがこの小説の隠された
真実につながる事だったのです。

その事は後で説明します。
次はこの記事の著者の秀逸な感想です。)

『1984年』感想

『1984年』は、考えたこともなかった概念
を提示して、思考の幅を広げてくれる
作品でした。

ビッグブラザーとゴールドスタイン
主人公ウィンストンの住む国・オセアニアは
「ビッグブラザー」と呼ばれる独裁者に
よって支配されており、民衆にとっては
絶対的な存在です。一方「人民の敵」と
されるのがエマニュエル・ゴールドスタイン

独裁政党を打倒するために、どこかに
潜伏して陰謀をめぐらせているとされて
います。

本書では非常に重要や役割を担うこの
ビッグブラザーとゴールドスタインですが、
実は作中にはいちども登場しません。
あくまでその名前が語られているだけで、
実在するかどうかも疑わしいんです。

国民が「テレスクリーン」と呼ばれる
監視・盗聴機能つきの機械を通して毎日
参加しているのが「二分間憎悪」。これに
国家転覆を目論む売国奴として
ゴールドスタインが登場して、文字どおり
国民は「二分間憎悪」を浴びせ続けます。

ユヴァル・ノア・ハラリの
『サピエンス全史』では、人々が「宗教」
や「国家」などの「虚構」を共有すること
によってひとつにまとまったことが指摘
されていましたが、まさにこの
「ビッグブラザー」と「ゴールドスタイン」
は虚構そのものですよね。

(引用注:取り上げられている虚構の
共有は、正しいと思いますが、そこに
意図的なものをどれだけ感じる事が
できるかどうかというところも
ポイントですね。
ここでたとえられている「サピエンス全史」
という作品は、私が矛盾点を記事にして
きた進化論をもとにしている時点で、
参考にするのには役不足という感じが
します。
ただここで大事な要点は、市民を洗脳し
誘導するためには、共通の敵とそれから
守ってくれる政府という虚構を、
しつこく刷り込む必要があるという事
です。その刷り込みのために共通の敵
への「二分間憎悪」に市民全員を参加
させて、虚構を実体と心から信じ
させるようにしているわけです。
つまり同時に党への忠誠心としての
一体感も持たせるようにしているわけ
です。)

ビッグブラザーが考えていることが現実
であり、それを主人公も徐々に受け入れる
ようになってしまう、というのも恐ろしい
ところです。人間の思考力・想像力には
際限がないからこそ、諸刃の剣と化して
しまうんですね。

ニュースピーク
極端に単語・文法を単純化した新たな言語
「ニュースピーク」。そのほうが効率が
良さそうな気もしますが、真の目的は、
「ことばを減らすことで『考えること』を
できなくして、思想を統制する」という
ものでした。

(引用注:これままさに戦後日本が長きに
渡って、受けてきた3S政策(スクリーン
、スポーツ、セックス)という愚民化政策
の大きな一つスクリーンという映像または
画像に国民の意識を誘導させ、言葉や文字
による文化を破壊しようとされてきた事
と全く、同じコンセプトです。
日本語を奪われる事は、思考力そのものを
奪われるに等しいという事です。
特に日本語は右脳を使用する事で、世界
でも稀な言語でもあるから、なおさら
です。)

ことばは思考力という土台があってこそ
生まれるものですが、逆に思考自体もまた
ことばから生まれるんですよね。
「ニュースピーク」という考え方を知り、
豊かな語彙や表現の重要性を逆説的に知る
ことができます。

二重思考
「2+2=5」のように、「相反し合う二つの
意見を同時に持ち、それが矛盾し合うの
を承知しながら双方ともに信奉すること」
。つまり、「実際は間違っていると
知っていることも、正しいと心から
信じること」。

(引用注:この二重思考に近い感覚を
日本人は持っています。ここが危険
なところですが、あまりに柔軟で
寛容な国民性なので、善も悪もなく
全ての立場を認めてあげようという
思考が、昔から浸透しています。
ですが、それは自分や身内、身近な
人を危険にさらしたり、命や財や自由
を奪うものたちへの寛容な気持ち
にも通じるものがあり、これは大変
危険な事になるのです。

自分や身近な人という立場と、それ
以外の他人を同列に扱い、同時に
尊重する事は不可能なのです。

ましてや現在のように、明らかに
一般大衆とは別種のものたちの支配が
かつてないほど強化されてきている
時代では、なおさら大衆からまるごと
自由や権利、富、さらに命までを
奪おうとするものたちを「悪」と
みなしておかなければ、その寛容な
心の隙は彼らの同情を誘う事は一切
なく、むしろそういう隙をこそ
彼らのために利用し、我々にとっての
邪悪な行為を強力にするだけなの
ですから。

寛容な態度は、まさに良心の存在する
人に対してのみとるべきものだと
いう事です。

「二重思考(Double think)」はニュー
スピークによる語法で、オールドスピーク
(我々の知る英語)では「リアリティー
・コントロール(真実管理)」と
呼ばれます。

心の中で悪いことを考えながら良いこと
をおこなう「偽善」とはまったく
別のもので、二重思考では矛盾する
ことがらを心から信じています。なので
党内局員も「党」の目的である「階層構造
の維持、支配と不平等と非自由の永続化」
という矛盾を疑うことなく信奉することが
できるんです。

(引用注:矛盾というのは相反するもの
が同時に存在する事をいうのですが、
ここでの二重思考では、党の明らかに
傲慢で、個人の自由や権利を否定する
だけの思想を心から信じる事だけだ
という事で、二重もなにも、洗脳された
片側のみの偏った思考の事をいうよう
です。)

人間賛歌の物語
さまざまな洞察を与えてくれる『1984年』
ですが、個人的にもっとも感銘を受けた
のはオーウェルの「人間」や「生」に
対するまなざしです。

党の体制下で無味乾燥な生活を続けてきた
主人公の目には、市井の人々の何の変哲
もない「暮らし」がとても美しく映り
ます。

彼女特有の姿勢──太い腕が物干しに伸び、
臀部が雌馬のように力強く突き出ている
──を見ているうちに、彼はこれまで
気づかなかったが、彼女を美しいと感じた。
五十歳の女性の肉体、出産のたびに途方も
ない大きさにまで膨張し、その次には、
働きづめで硬化し節くれだった挙句、
熟れ過ぎたカブのように肌理の荒くなった
肉体が美しいはずなどない、彼はずっと
そう思い込んでいた。しかし彼女は
美しいのだ

(中略)

彼が彼女に対して覚えた神秘的な崇敬の念は
どういうわけか、林立する煙突の向こうの
果てしない彼方まで広がる淡くて雲一つ
ない空の姿と混じり合っていた。空は誰に
とっても同じもの、ユーラシアでも
イースタシアでもここと同じなのだと
考えると不思議な気がした。そしてこの
空の下で暮らす庶民もまたみんなよく
似ているのだ

その一方で、党の中枢として動いており、
幸せに満ちていてもいいはずのオブライエン
の顔はひどく疲れ切っています。

ウィンストンは前にも驚いたのだが、
オブライエンの顔に浮かんだ疲労の色に、
またしても唖然とした。逞しく
、肉付きのいい、情け容赦のない顔で、
知性と抑制された情熱といったものに
溢れていて、目の前にするとこちらが
無力感を感じてしまうのだが、しかし
その顔は疲れ切ってるのだ。目の下は
腫れて、頬骨の下の皮膚が垂れている。

洗濯をする50過ぎのおばさんを美しいと
感じ、権力者のオブライエンには疲労感
しか感じない。この違いは「人間らしく
生きる」という点にあるのではない
でしょうか。そして、その「人間らしさ」
とは「感じること」だと示唆されて
います。

生きているのが楽しくないの? 感じる
ことが好きじゃないの?──これが自分だ、
これが自分の手だ、これが自分の足だ、
自分は実在する、自分は抜け殻ではない、
自分は生きているって。

主人公が「生きていたい」と思い始めた
のも、ジュリアの告白を受けてから
でした。

あなたが好きです”〟ということばを
見てからというもの、生きていたい
という欲望がこみあげてきていて、
つまらない危険を冒すことが急に
愚かしく思えるのだった。

これも恋愛感情を「感じる」ことが
「生きる」ことにつながっていると
わかる場面ですね。

(引用注:このブログの著者である
タケダノリヒロさんの、この感想は
本当に深いので、大いに感銘を受け
ました。もちろん現在の金融寡頭
資本による世界支配などという事は
どれだけご存知かわかりませんが、
この現在の世界を予見していたかの
ような「一九八四年」という小説を
本当に生きるとはどういうものかを
問うのに良いものだと、細部に
渡って、捉えるあたりが非常に深いと
思いました。

しかし、今回はこの小説のそういう深み
とは別の貴重な真実をテーマにしている
ので、それをこの後書いていこうと
思います。

その前にこれだけの監視社会・思想統制
不自由で貧相なディストピアは、現在
支配層が目指す新世界秩序そのもの
ですが、この著者のジョージ・オーウェル
が、内部に詳しい人間なのかと思う人も
いるかも知れませんが、彼はもともと
支配層側の人間ではないという事が、
エピソードからわかります。)

著者ジョージオーウェルの半生
このようなオーウェルの価値観は
どこから来ているのでしょうか?

オーウェルは1922年から5年間ビルマ
(現ミャンマー)で警官として勤務。
帝国主義の片棒をかつぐ仕事を激しく
嫌うようになって、辞職します。

1933年に最初の著作『パリ・ロンドン
放浪記』を刊行する前に、1年ほど
浮浪者に混じってロンドン周辺を放浪。

さらに1936年にはスペイン内戦に参加。
ソ連からの援助を受けた共産党軍の
スターリニストの欺瞞に義憤を抱いた
そうです。』

“出典:「タケダノリヒロ」様のサイト
【小説】『1984年』あらすじ・ネタバレ
・考察・解説【ジョージオーウェル】

このエピソードを観る限り、彼が
完全に大衆側である事がわかり
ます。

そして他国での警官として働き、その土地
の住民を監視し、自由を奪い、さらには
住民をおとなしくさせるための教化も
してきたであろう経緯から、彼が帝国主義
を嫌悪しながら、その思想と構造を
実体験から学んでいったに違いない
事がうかがえます。

そしてソ連という共産主義という名の
新しい強権社会の影響も、知るに
及んで、この世界の裏側の仕組み、
つまり権力者側が大衆をどのように
利用し、大衆から自由や権利、富を
奪おうとしてきているかを、よくよく
理解するようになったと思えます。

確かにそのために必要な人生経験では
ありましたが、オーウェル以外に
この小説に描かれているほど、権力者
たちの思想や、やり方の概念を
読み取る事はできなかったのだろうと
思います。

その彼が用意した、大衆管理支配の
手法として、政府のための矛盾した
概念を心から信じ込ませる二重思考と
反乱分子を思想まで監視して、捕まえ
改心させる思考警察というものが
あります。

政府のために矛盾したものを真実として
心から信じ込ませるという洗脳は、
なんと見事に日本で成功している
ではないですか。

コロナやワクチンに関する矛盾は
少しの思考力を働かせるだけで、
すぐに気付けそうなものなのに、
政府やマスコミが、大々的に刷り込んで
くる偽のコロナパンデミックに恐怖し
明らかに危険で予め予定されていた
ワクチンを救いの象徴のように、
考えている国民がいかに多い事か
現在の接種率を観てもよくわかります。

それほどまでに、戦後の3S政策と
教育、マスコミによる洗脳は、
日本においてうまくいったという事
です。

もちろん少数側ですが、全く騙されて
いない日本人も少なからずいるので、
支配層の目的はまだ未完成だという
事です。

そして、日本人は世界の支配層にとって
最も脅威とされている理由がある
のです。

それを私たちが理解し、そしてそれを共有し
守る事が、この狂った世界支配の計画を
頓挫させるのに最も重要な事だったと
思い至ったのです。

その理由を説明していきますね。

実は私たちが肉体に宿るだけの生命では
なく、魂やそれ以上の霊的存在である
事は、支配層自身がよくわかっている
事なのです。

実は私たちが物質世界と認識している
ような現実世界は真空でしかなく、
電磁気をベースとしたエネルギーのみ
があるという真実を支配層自身がよく
わかっているのですが、彼らが
恐れてるのはまさに日本人の「魂」
そのものなのです。

(この現実世界の真実については以下の
記事が参考になります。

我々が「真空」を意識しないように
教育されてきた理由とは?

真空はプラズマエネルギーでもある!
その仕組みのカンタン説明

実は太平洋戦争で戦死した多くの日本兵
は、残していく家族や、国の未来を思い
やって亡くなっていったのですが、
もともと意識レベルが高く、愛情豊かで
思いやりにあふれ、あたたかい心を
宿らせている事の多い日本人の魂は
肉体を離れてからも、世界中の大衆の
魂や心に宿り、互いのために守り合う
意識を育ませる事につながったの
です。

それは世界の支配層にとっては、許し
がたい現実で、世界中で独立運動や
民主的な運動が展開され、特に日本が
戦時中に関わった事で、本当の意味
での民主的な思想を持ったアジアの
国々も次々と独立を果たしていった
のです。

だから今でも、日本に感謝するアジアの
国の人々は多いのです。

ここで、支配層は考えたのでしょう。
日本人はただ抹殺するだけでは
かえって危険だという事をです。

そしてだからこそ、日本を肥え太らせ
てでも、戦後に愚民化政策を取らせて
きたという事なのです。

ここで「一九八四年」の思想警察の
行為が、始めて理解できる事になります。

彼らは反乱分子である主人公ウィンストン
を拷問の上改心させたのちに、処刑
するというまわりくどい方法を取った
のは、なんと肉体を離れた魂が、
政府に対抗するために別の生命に
宿るのを阻止するためだったという
事が理解できるという事です。

だから彼らは、戦後の日本人に対して
小説のような拷問ではなく、
教育やフッ化物や水銀などで思考力
などを奪い、合理的な競争社会・
個人主義などの思想を与えて、
豊かな人間的交流を奪い、意識を
劣化させてきたわけなのです。

そしてついに現在、
体内にナノテクノロジーを挿入する事に
よって、思想ごとコントロールしよう
としているのですが、本来の意識
という現実の認識を理解しておけば、
本当の意味での支配を彼らに許す事は
なく、彼らの計画も頓挫できるように
なるという事が言いたかったわけ
です。

もちろん拷問のコースも彼らの
計画にはあるにはあるけれど、
その前に我々日本人が、本当の
現実の認識を取り戻しておけば
いかに彼らが虚しい努力をしようと
しているかを思い知らせる事になり
、やはり彼らの計画を頓挫させる事に
つながると思うわけです。

要するに根本からの自己認識の変革
が、彼ら支配層にとっての最も
脅威な事だという事です。

そのことを
奴隷管理社会の支配のアジェンダ
を止める鍵は、本質的な自己認識だった!

という記事で、くわしく説明したのです。

我々は死なない、身近な人たちも
消え去らず永遠の存在である
という認識をベースにした意識
である事は、これから先の世界が
どうなろうとも、大事な事だと
思います。

ではまた貴重な情報を記事にして
いきたいと思います。

いつもありがとうございます(*^_^*)

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