インド占星術の惑星の性質と働きに
ついてご紹介していますが、
今回は木星についてです。
今回は長いので、わからないところは
とばして読んでくださいね。
難しいところは、また別の記事
でわかりやすく説明していきたいと
思います。
「」内が引用です。
木星ー射手座・魚座の支配星
木星は最も吉意の強い星です。
物質的で華やかな金星と異なり、
精神的な幸福、成長・拡大・幸運を
もたらします。“腐っても木星”などと
呼ばれるように、多少支配する室が
悪かったり、多少凶星の影響を受けても
(ラーフは別)、木星の良い部分は
残ります。木星は、宗教性・道徳性・
精神性、献身と慈悲を象意に持ちます。
木星の名前そのものもグル(教師・師匠)
と呼ばれます。象意としては、知恵、
法律、弁護士、裁判官、師、教師、医師、
宗教家、カウンセラー、占星術師、上司、
外国など。また、子供の象意ももち、
木星および5室が良い時には、良い子供に
恵まれます(ただし、5室木星在住は別)。
また5室に木星がトランジットする時も、
子供に恵まれやすい時期となります
(←ダブルトランジットならなおさら)。
木星の状態が良く、ケンドラやトリコーナ
と絡むと、成功、出世、幸福、発展が
もたらされます。木星の状態が悪いと、
怠惰、放漫、精神性の欠落になります。
特にラーフが天敵で、グル・チャンダル・
ヨガという「恩知らず」・「宗教性の欠落」
する性格を形成します。ただ、これも
いろいろな見方・条件があり、
グル・チャンダル・ヨガがあるから
といって、即、悪い人とはならないよう
です。
また、月や火星、太陽と仲良しで、
良いヨガを組みます。 月と絡むと幸運・
有徳のガジャ・ケーサリー・ヨガですが、
実は結婚運があまり良くないという
噂があります。(これは月が木星の
奥さんを奪ったという神話から来てます)
木星は7番目以外にも、5・9番目アスペクト
もするので、ダルマ・アルタ・カーマ・
モクシャの種類のうちの在住する同一種類の
室をアスペクトします。木星がいる室に
よって、ダルマ・アルタ・カーマ・モクシ
のうち、どれに恩恵が在るか分かります。
一般象意
グル、教師、医者、智慧、識別力、幸運、
チャンス、財産、拡大、外国、宗教、献身、
伝統的、占星術、ヴェーダ、聖典、
マントラ、黄色
関連職業
宗教家・弁護士・裁判官・学者・教師・
俳優・大臣・著述家・銀行家・商人・
貿易
身体
肝臓・脂肪・動脈
病気
肝臓・脂肪・動脈
肝臓機能障害・イライラ・
臀部の傷・肥満・過食症・
水腫・鼓腸・消化不良・
脳のうっ血・ヘルニア・
糖尿病・皮膚病
人間関係
子供、孫、父方の祖父母
色 黄色
性別 男性
宝石 トパーズ・イエローサファイア
方角 北東
金属 金
“出典:インド占星術.com様
「惑星」より”
インド占星術では、木星が最大の吉星
という事で、金星は2番目という事
です。
西洋占星術家の多くの方もそう解釈
しているので、このあたり見事に
つながっていると思います。
私のサビアンでは、木星・金星ともに
大吉星で、むしろ金星の方を最も幸運
の天体と見ています。
木星は土星と、固定の象意の六芒星と
軌道を描く弧とから、社会的な拡大力
や社会での幸運を示すというのが、
中心的な見方になります。
このインド占星術の解説をされる方は、
木星が精神性の豊かさを示して、金星
が物質的な豊かさを示していると
説明されていますが、私のサビアン
では真逆の見方をしています。
ただ今回のインド占星術での適職を
ご覧ください、精神性から宗教家は、
理解できますが、銀行家、商人、
大臣、裁判官と、どう見ても社会的な
拡大力を木星が象意としているように
思えますよね。
まあただ方角が北東を示すという事
から、北東は叡知がもたらされる
方角なので、知性・精神性という
象意もうなづけるようにもなって
います。
しかも、私のサビアンでの解釈に
木星の精神性を特に加えたくなるのが、
私の木星が蟹座にあるという事で、
蟹座の支配星月と絡むという事で、
ガジャ・ケーサリー・ヨガと言う
ものになるようですが、幸運・
有徳でさらに結婚運が良くないという
事が象意となっています。まあ徳分は
自分でもあると思ってていますが、
確かに独身です。世間がそうするので
結婚をするものかと、縁を求めた時期も
ありますが、ものすごくタイミングが
悪く、自分でも結婚運はないなとよく
感じていました。
まあ自分が縛られるような気もしたし、
しかも相手に合わせる性質から、尻に
敷かれる感じもして、
実は根底では、望んでいないような気が
してたのです、まわりからは、そうは
観られず、「それは言い訳だ」などと
いう人もいましたね。
こういうところでも昔から集合意識には、
常に疑問を抱いていたわけです。
なんで不自由だと思える未来でも選択
しなければならないのか、それが
単に「みんながそうしてるから」
「ふつうそうだから」では納得でき
ませんからね。
そうそう独身のくせに愛を語るなー!
などという方も出てくると思いますが
おそらくそういう方の愛とは、男女間
だけの愛しか想定しておられず、
さらに肉体のホルモン分泌により
引き起こされる感情などの欲と、
本物の愛の区別もできないような
方々でしょう。さらに結婚
という肩書きが愛を語るのに不可欠
というなら、パワハラの夫や、虐待の
親も結婚という肩書きはありますが、
愛を語る資格があると思われますか?
まあとにかく本物の愛と肩書きは関係
ありません。まだ肩書きも経験もない
お子様にもちゃんと本物の愛が
分かったりしますよね。それと同じ
事です。
なるほどこういう事を、まわりに
くどすぎて伝えられないもどかしさ
があったという事です。
さて話を戻しましょう。木星に
ついての解説です。
要するに、木星の
ガジャ・ケーサリー・ヨガの象意が
合っていたというわけでした。
また上の説明の、最後の部分は、
アスペクトの事について書かれて
いるようですが、アスペクトはこの
後で学んでいく事になるので、また
別の記事で解説していきたいと
思います。
さてまた機能的吉凶という事で、
木星の居心地についても見ていこうと
思います。
木星の居心地を示す図が以下です。
“出典:インド占星術.com様
「惑星」より”
なるほど月と絡む事で大吉
というのが、月を支配星とする
蟹座で高揚・友好であるという
事でもよくわかりますね。
山羊座に減衰するというのも
山羊座の支配星土星が、やはり
木星の吉意のエネルギーを奪う
からでしょう。
私はこの木星とは相性がとても
良いようで、ちなみにこれが
私のラーシチャート
木星が蟹座5.37で、高揚して
さらに相性の良い火星と同室と
いう事です。
となると私と照らし合わせても、
社会性の発展力というより、
豊かな精神性というインド占星術での
解釈がしっかり当たっている事になり、
サビアン占星術の解釈にも
木星の精神性をしっかり取り入れる
というように変化してしまいました。
みなさんもご自身のラーシチャート
と比べて見てくださいね。
こちらで無料で簡単に出す事ができ
ますよ。
Jyotish-ONE Chart 入力フォーム
さて次回は金星についてになります。
ではまた(^^)/