インド占星術 放棄・損失を示す第12ハウス 


前回の
インド占星術 収入や願望達成を示す
第11ハウス

に続いて今回は第12ハウスの
紹介になります。
とうとう最後のハウスになりました
ので、次回からは、
特定の時期での運気、象意、また
出来事などまで、的確に予想できる
「ダシャー」というものをテーマ
にしていこうと思います。
取りあえずある程度学んでから、
記事にしていくつもりなので、
来週に間に合うかどうかはわかり
ません。

ではハウスの流れをまたまた掲載します。

「1.誕生 → 2.家庭・衣食 → 3.訓練・
努力 → 4.人生の基盤を築く → 5.学習・
理想 → 6.障害や病 → 7.人間関係を築く
→ 8.悩む → 9.精神性に目覚める →
10.社会的な活動 → 11.達成 → 12.死
→ 1へ戻る」

“出典:インド占星術.com
「ハウスについて」より”

これによると、第12ハウスは、「死」
という事のようですが、「死」は
第2ハウスや第7ハウスというマラカ
ハウスが、象意としているものなので、
この12ハウスの場合は、単に人生
での流れで、次の誕生の1ハウスに
向かうための準備という事で、
いったん人生が終わるという意味
のようです。
ただし、タイトルにあるように放棄や
損失という意味が暗示されている
ので、とてもネガティブな感じがする
ハウスです。
というのも第12ハウスは、困難や
不運を示すドゥシュタナハウスに
属しているため、とてもネガティブ
な場所のようです。
そして第12ハウスは、ドゥシュタナ
ハウスの惑星の中で、2番目に
凶意が強いという事です。
ただし解脱を意味するモクシャ
ハウスでもあるため、精神的には
意義深いハウスのようでもあります。

ではいつものサイトから第12ハウスの
解説を引用してみましょう。

『』内が引用です。

12室
第11室で得た収入は、このハウスで
消費されます。そこから、損なうハウス
と呼ばれています。人生の最終段階の
ハウスでもあるので、死の準備のハウス
でもあり、解脱を意味する
モクシャハウスでもあります。
12番目のハウスは、損なうハウスなので、
そこからハウスの象意に新たな意味が
加味されます。 たとえば、生命を意味
する第8室から12番目のハウスである
第7室は、生命を損なうので、死を
意味するマーラカのハウスとされています。
第8室から8室目の第3室は、
第8室と同様に生命を意味します。
ですから、そこから12室目の第2室は、
生命を損なうので死を意味するマーラカの
ハウスとされます。 また、宗教性や
功徳を表わす第9室から12室目の
第8室は、宗教性や功徳を損なうので、
悪徳や隠れて何かをする(秘密)という
意味もあります。また、第8室は
モクシャハウスでもあるので、それに
モクシャハウスの意味合いが加味されて、
タントラやマントラという意味合いも
生じます。 人間関係を意味する
第7室から12室目の第6室には、
人間関係を損なうことから、競争、係争、
敵対関係などの意味が加わります。

12室の意味
(ウッタラカーラムリタより)
睡眠妨害。精神的苦悩。足。
敵が抱いている恐れ。投獄。苦悩と
借金からの開放。馬。象。父方の財産。
敵。 天国への上昇。四肢の損失。
愛人になること。結婚の解消。
家を出る。失業。精神異常。不幸。
束縛。 父方の伯父にとっての幸福の損失。
論争。怒り。身体の負傷。死。外国へいく
こと。あらゆる損失。妻の死。』

“出典:インド占星術.com
「ハウスについて」より”

えーと前半の解説部分は、なんだか
わけわからないという人も多かった
のではないかと思います。
まず第12ハウスの象意を損失だと
いう事を説明したあとは、今回
最後のハウスなので、これまでの
ハウスの意味の総括をしていますね。

確かにこの12ハウスには、12番目
という事で「損失」という意味が
加わるようです。

つまり全12ハウスの、どのハウス
からでも自身を含めて数えた12
番目のハウスは、もとのハウスの損失
というハウスになっているようです。

たとえば第8ハウスは、生命を表す
ハウスという事なので、そこから
自身を含めて12番目にあたる
第7ハウスは、第8ハウスの意味の
損失という事を意味するわけです。

そうなると第7ハウスは、生命を
損失する、つまり「死」という意味
のハウスになるという事ですし、
もちろんそうなっています。

ここで大事なポイントは、自身から
数えて12番目が、その象意を
損失するという意味になっている
という事なのです。

もう一つ第7ハウスの例を見てみると、
第7ハウスは人間関係を示すハウス
でもあるので、第7ハウス自身を
含めて12番目にあたる第6室は
逆に第7ハウスの象意である
「人間関係」を損なうという事なので、
競争、係争、敵対関係を第6ハウスが
意味することになるようです。

では私のラーシチャートを観て
みる事にしましょう。

第8ハウスでもご説明していたと
思いますが、この第12ハウスは
蠍座なので、支配星は火星となり、
火星は第8ハウスにありますが、
第8ハウスが蟹座で支配星
が月となり今度は、月が逆に
第12ハウスに入っているので、
星座交換となり、互いの室や惑星
を強め合う上に、支配星の吉凶は
相殺され、互いに自室の居心地と
なるようです。

また第12室は、第8室の木星から
アスペクトされていて、吉意を
もたらしてくれるという事です。
なので、第12ハウスの凶意も
月も困難ばかりを示すわけでは
ないし、またモクシャハウスとして
強められているので、秘密、隠遁
の意味が強調されるのと、精神的
には、解脱に至りやすくなる
という事でした。

確かに私は、現在仕事をやめてから、
数年間隠遁生活をしていたような
感じなので、よーーく当たって
ます。

実際戦国時代の竹中半兵衛も晩年
書物を紐解きながら、書斎一つで
隠遁生活を送りたいと願っていた
ようですが、一人の憧れの武将
でもありますからね。

さて長らくハウスについて、見て
きましたが、確かに、インド占星術が
読み取る象意は、確かにかなり正確
だと感じました。

次回からは、インド占星術の主役と
いっていいくらい重要なダシャーに
ついて、ある程度学び次第記事にして
いこうと思います。

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投稿者:

あんみん댊

滋賀県在住で、 神秘についてや、精神世界について 長年研究を続けています。 携帯アプリなどでサビアン鑑定も 行っております。 神秘的なことなど一緒に探求したい という方、集まってくださいねー。 あとスポーツライターも目指して いることもあり、口数は人の 100倍はあろうかという自己評価 ですが、かなりまわりから、 「盛りすぎ!!」と批判されております。

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