「へへーん、俺すごい夢みちゃった!」
「何を得意そうに、どうせ大した事ないに
決まってるわよ」
「それが、すごいんだって、なんと
夢の中で、これが夢なんだって、
わかるんだ!どーだ凄いだろー」
「なに?それまさかそんな事くらいで記事
にしようってんじゃないでしょーねー」
「そうだよ、これ一種の超常体験だもん」
「どこがーー?私もそんなん見たことある
わよ」
「へー、どんなだったかいえるかー?」
「そ、そんなのいちいち覚えてるわけない
でしょ」
「じゃあだめだなー、俺ちゃんとメモ取って
あるんだー」
「でもそれがどう超常体験なのよー」
「実は夢の中で意識があるというのが、
大事なんだ、明晰夢(覚醒夢)って
いうだよ。この状態でイメージすれば
それを現実化させる事だってできる
んだぜー。それに予知能力だって働く
し。」
「へーじゃあ、今生活費苦しいんだから、
ちゃんとお金たくさん入ってくる夢
見てくれたんでしょーねー」
「おっおう!ちゃーんとお金のイメージ
したぞ」
さてさてここからは、わたくしの明晰夢
体験を、お話しましょう。とーっても短い
です。いつも結構夢たくさん見るのでまた
別のも書きますが、この夢は短かったです。
予知の60~68%までが、夢を見ている
時に起こるという統計も、研究から出さ
れていて、視覚化を実現させる能力を
持った意識状態であるという事も、明らか
になっています。
その事は、また別の記事でも書いていき
ます。
私がそれを経験したのは、何度かあります
が、今回はその一つになります。
2017年の3/7の明け方近くの、8時
から8時半頃、私はなんと夢の中で、強盗
というかかつあげというものに遭遇して
しまい、財布からカードから全部取られて
しまいました。
まあふだんはそれほど弱々しい感じでも
ないんですが、やはり深層意識では、
こわがりの部分もあるのかも知れませんね。
その頃仕事がうまくいかず、落ち込んで
いた時期でしたから、そちらの方が大きい
かな?
そして私は、
「なんだ、俺夢でも弱いし、だめだなー」
とふと思ったんです。
そこで、
「ん、何?今俺夢見てんの?これ夢の中?
じゃあ何にもこわくないやんかー」
そのころちょうど明晰夢について、研究
してたところだったんで、明晰夢の事が
頭にあったんでしょーねー。
「なんだ夢なら恐くないぞ!さっきの
強盗から全部取り返してやる」
といって、強盗二人がトラックで逃走
しようとしている運転席にいって、
「俺の事誰やと思ってんねん!全部
返せやー!」
およそタンカなどきった事もないので、
なんのはったりにもなってないんですが、
どーやらその強盗たち、相当びびって
くれたようで、全部私に返します。
ここで自分に邪心が沸き起こります。
「まてよ、どーせ俺の方が強いん
だったら、これはチャンスだな。
よーしもっとお金取ってやろう」
と思いなおして、
「おい、こんな事してただで済むと
思うなよー!慰謝料として200万円
もらおーか!」
なんと、逆にかつあげをしようと思い
立ったのです。私も悪よのー
ですが、たじたじのはずの強盗達の
イメージだけちゃんと見届けたところ
で、夢から覚めてしまったという、
間抜けな話です。
以上です(^^)/
「なーんだやっぱり、大した事ない
じゃない。」
「へ?」
「へ?じゃないわよー、どうせだったら
2億くらいふっかけなさいよー」
「なんちゅーあくどい妹なんだろーか」
「はああ、スケールの小さい兄を持つと
苦労するわー」