インド占星術   社会的な活動・職業を示す第10ハウス


前回の
インド占星術 法・精神性・師を
示す第9ハウス

に続いて今回は第10ハウスの紹介に
なります。

ではハウスの流れをまたまた掲載します。

「1.誕生 → 2.家庭・衣食 → 3.訓練・
努力 → 4.人生の基盤を築く → 5.学習・
理想 → 6.障害や病 → 7.人間関係を築く
→ 8.悩む → 9.精神性に目覚める →
10.社会的な活動 → 11.達成 → 12.死
→ 1へ戻る」

“出典:インド占星術.com
「ハウスについて」より”

この流れでいくと第10ハウスは、
「社会的な活動」という事です。
このあたり、西洋占星術とほぼ
同じ意味になるようです。
つまりは、社会で自分がどのように
自己表現するかを示すハウスだと
いう事なのでしょう。
この第10ハウスは、強い影響力を
持つハウスの中で、最も吉意が強く
従ってその影響力も最大だという
事です。
つまり自分が、まわりにどんな印象を
持たれるかは、この第10ハウスに
かかっているといってもいい
でしょう。
またケンドラを支配する時は、
生来的吉凶を中立化するようです。
つまりこの第10ハウスの支配星
(在住している惑星ではない)が
吉星の場合吉意減少で、凶星で
あれば、凶意減少という働きに
なるようです。

ではいつものサイトから第10ハウスの
解説を引用してみましょう。

『』内が引用です。

10室
行ない(業:カルマ)のハウスです。
父親が子供を職に就かせたり、あるいは
自分で努力してキャリアを形成しようと
します。第10室は職業、名声の
ハウスです。南インドでは、父親は
宗教上の師というよりも職業上の師
として見るので、第10室は父親を
表すとされています。職業や
昇給・昇進はこのハウスを見ます。

アセンダントあるいは月から見て
10室に吉星が在住し、傷ついて
いないとき、すべての行いにおいて
道徳的で、それにより地位や名声を
獲得します。凶星が在住したり、
かつ吉星のアスペクトがあると、
理工系職への傾向を示します
(アマラ・ヨガ)。

10室の意味(ウッタラカーラム
リタより)
貿易と商業。王様からの名誉。
乗馬。運動。王様の義務。懲役。
農業。医者。名声。宝物。
蓄積された富。優れた献身。 教師
または年長者。機械。護符。呪文。
母。功績の拡大。薬。大腿部。神々。
マントラの完遂。富。養子。支配者。
自尊心。 道。名誉ある生き方。
君主。教育。権威の印章。征服と
命令。』

“出典:インド占星術.com
「ハウスについて」より”

自分が職に就くという意味だけ
でなく、子供を職に就かせるという
意味もあるようです。第10ハウス
は、それもあって、父親を示す場所
でもあります。
このハウスは、職業や出世なども
示すという事です。
意味に王様からの名誉とか、名声、
富、支配者、君主とある事から、権力
と密接に結びついているというハウス
という事もわかります。
まさに影響力絶大ですね。

では私のラーシチャートを観て
みる事にしましょう。

私の第10ハウスには、水星と
太陽が在住してます。
太陽は、弱い凶星で、近くにある
惑星に対して凶意をもたらすと
されています。
コンバーストといわれ、まあ
焼かれるという事のうですが、
私の水星は、近すぎるほどでは
ないという事なので、少し安心
できました。
そして水星はこの乙女座の支配星で
定座でもあり、また高揚の位置
でもあるので、吉意は強いように
思います。
さらに第10ハウスでもあるので、
傷ついてなければ、力を存分に
発揮してくれそうですが、
なんと土星と相互アスペクトして
いるじゃあないですかー💦

せっかく名声や地位を得るという
第10ハウスに水星の状態も
良く入っているというのに、
そんなとこに土星があったら台無し
でしょう。
まあ水星の象意である知性とか
言葉による表現力には、確かに
恵まれているとは思いますが
(すいません💦)、
それが職業として存分に活かせたり、
また名声や地位、富につながる事も
ないというのは、全てこの土星が
関係していたと思うと納得です。
「ほんまにいらん惑星やで💢」

まあそもそも地位も名声には全く
興味はなかったのですが、富は
いるぞーー💦

というわけでとてもしっくりこない
理解はできるけど納得のいかない
私の第10ハウスの解釈でした。

みなさんもこの最大の影響力であり、
ケンドラの中で最も吉意の強い、
第10ハウスについて調べられると
良いと思います。

リンク先はこちらです。
Jyotish-ONE Chart 入力フォーム

では次回は第11ハウスについてに
なります。

クリックしていただいた方本当に
ありがとうございます(^^)
おかげ様で上位継続中です💦

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投稿者:

あんみん댊

滋賀県在住で、 神秘についてや、精神世界について 長年研究を続けています。 携帯アプリなどでサビアン鑑定も 行っております。 神秘的なことなど一緒に探求したい という方、集まってくださいねー。 あとスポーツライターも目指して いることもあり、口数は人の 100倍はあろうかという自己評価 ですが、かなりまわりから、 「盛りすぎ!!」と批判されております。

「インド占星術   社会的な活動・職業を示す第10ハウス」への2件のフィードバック

  1. 水星と土星の相互アスペクトは、傷ではなく強い、と私なら読みます。
    ましてや水星が高揚なので、この場合の土星のアスペクトなら、粘り強さや継続性を後押ししてくれていると思います。
    土星は圧力鍋、とうちゃさんが例えていたように、忌み嫌うばかりの存在ではないです。
    例えば水星の軽く薄っぺらい発言力に、ある程度の重みや説得力を与えてくれるのではないでしょうか。
    10室が弱く、仕事での満足感が得られにくい私には、羨ましい配置です(^^)

    1. なるほど通りすがりさん、素晴らしい解釈だと思います。

      水星とのアスペクトでいえば、その解釈はとても適している
      ように感じました。とても深い考察を教えていただいて
      ありがとうございました(*’▽’)

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