さて今回も臨死体験の、
それも臨死共有体験という、
健常な人も巻き込んでの
臨死体験から多くの実例に
共通する特徴を、紹介するよ。
何よややこしい説明から入るから
もういやになっちゃったわよ。
いや、読者の方にもわかるように
説明しとかなきゃいけないから
なんだよ。なおみんも読者の方の
ためならガマンできるよなー
もちろん、みなさん読んでるー?
で、今回の共通要素というのは、
「空間の変容」なんだ。
つまり臨死体験を共有する時に、
空間が歪んだとか、幾何形態を見た
とか、別次元のゲートを見たとか、
いろいろな事例で、表現が違ったり
するけど、普段とは違うような光景を
目にしているか、感じているという
点では共通してるんだよ。
でもそれも、目の錯覚とか、亡くなる
かも知れない人のそばだから精神が
錯乱してたとか、頭の仕組みが変に
なったりとかじゃあないのー
基本的に臨死共有体験をする人たちは、
自分が落ち着いていたといってるし、
多くの人が、臨死共有体験をして、
良かったという事で、ポジティブな
気持ちになっている人がほとんど
だから、精神の錯乱とか、頭が変に
なったというのも、可能性はあまり
ないと思うよ。
ただし、それは俺たちの普段の頭が
とてもまともな機能を果たしている
からという思い込みから、言ってる
んだよね?
実は普段の方が、本来の認識でなくて、
臨死共有体験をしている人の頭の方が
まともになれたとしたらどうなる?
はあ?
長すぎて最初の方忘れちやったわよ。
おにいちゃんの頭がまともじゃあない
のは、知ってるわよ。
それと私と一緒にしないでよ。
私は、ま・と・もに決まってるじゃ
ないの!
あーまてまて、全然伝わらないなー
とにかく俺たちの日常の認識の方が
実は、間違っていて、臨死体験をした
人の方の認識力の方が、まともで、
俺たちの認識とは比べ物にならない
ほど、高度でまともだというのが正解
なんだ。これは臨死体験者の証言にも
あって、突然あらゆる事がわかった
とか、これまでが眠っていて、本当に
目覚めたような感覚になったとか、
もの凄く明晰な思考や感覚になったと
いってるんだよ。
まあその人たちが正しいとして、その
人たちのわかった事が、そんなに凄い
なら、世の中で大物になってなきゃ
おかしいでしょ?
いやそれが、ほんのわずかな人たちを
除いて、ほとんどの人が、その臨死状態
の時の認識力や、明晰な感覚は、もとの
身体に意識が戻ると、全部忘れたり、
なにかノイズのようなもので遮られて
しまって、その時の感覚が働かない
ということなんだ
なんだか都合のいい話だわねー
それを、しっかり信じろというのが
どだい無理な話よ。
でも目の錯覚については、思いあたる
ことあるだろ?
ほら、
なおみんやっぱり疑問に思う
という記事、なおみんが思い込みで
ちゃんとものがまともに見えてない
例を取り上げたじゃあないか。
あーーそーだった
わかったわ、とにかくもしかしたら
私たちの方が、間違った感覚を
してるかも知れないという事ね。
おー柔軟だなー、さすがは
我が妹!
ついでにいっとくと
俺たちの視覚というのが、脳の
思い込みというのは、次の事から
もわかるんだ。
五感の器官から無数のセンサー
(感知細胞)により、毎秒1100万もの
感覚が脳に送られてくるんだけど、
脳によって選択されて、編集されて
40の感覚だけが、残るということで
しかないらしいんだ。
つまり視覚情報も大部分が捨てられて、
ほとんど脳の思い込みで、見ているだけ
だという事なんだよ。
ひゃー、1100万が、たったの40に
ですってー
それじゃ私たちの脳は、ほとんど
まともに見ようとしてないし、思い
込んでいるものと違うものは、見えない
ようになっているという事ね。
その通りだなおみん
だからこそ、臨死体験から戻った人達は、
ノイズが、かかったように明晰な感覚が
失われるといってるんだよ。
まあ、そういう事なら、私たちの方が
まともじゃないかもしれないわねー
おーしそこまでわかったなら、今回の
空間の変容が、本来の意識での体験
のようにも思えてくるはずだな
まあ少なくとも、話は聴いてみたく
なったわよ。
じゃあこれだよん
これだけ特殊な我々の肉体の視覚が、
肉体を離れる人にとってはもはや不要に
なるため、別の見方で世界を見るように
なります。臨死体験者の証言にも共通して
いるのが、360度の範囲が自在に見れて、
肉体のあるときには、見えなかったものま
で見えるようになるということなのです。
そして臨死共有体験をする人は、そんな
臨終の間際の人が新しい視覚また感覚を
獲得するのに同調して、五感を超えた感覚を
一時的に獲得するため、「空間が変容」
するという感覚を味わうことになるの
です。
さてこの臨死共有体験者の「空間の変容」
に対しての証言をまたレイモンド・
ムーディー氏の著書から引用させて
いただきます。
“たとえば、兄の臨終の床に付き添っていた
ある女性は、自分のいた四角い部屋が、
まるで「別の形に変容した」ように見えた
という。
数学の教師をしているある男性も、「まるで
部屋が崩落と膨張を同時になしたように見え
ました。あたかも代替の幾何形態を目撃した
ような感じでした。」と語る。
多くの人にとって、この空間の変容は、
単に部屋が形を変えて見えることである。
しかし一方、単に形を変えただけでなく、
「別次元」の扉が開くのが見えたという人も
いる。
この「別次元」という言葉は、他にも
様々な言葉で言い表されている。ある人々は
部屋に「時間のない世界」への扉が開いた、
という表現を使う。ある女性は、「霊たち
のほうからは私たちを見ることができるが、
こちらからは彼らを見ることができない。」
ような状況を感じたともいう。
別の女性は、
「部屋はディズニーランドのように見えま
した。つまり、表に見えている様々なもの
は、実は裏方がしているものだということ
です。私たちが見ているのは表面にすぎず
その下でなされている事柄が出てきたものに
すぎません。」
と語っている。もしこれらの表現をまとめる
とすれば、どう言ったらいいだろう。
たとえば、「死の際にある種の出入り口が
ポンと開き、より高き異次元の世界へ導く」
と言ったらいいだろうか。
これはじつは、ノースカロライナの病院で、
うっ血性心不全で死につつあつた兄との
臨死共有体験をした、ナンシーという女性に
よる表現だ。
「兄がまだどれほど生きられるかは、
わかりませんでしたので、私は決心して、
兄のベッドの横に座って付き添うことに
しました。
一日ほど経ったのち、兄の息は不安定に
なり、やがて止まりました。
私が兄の手を握っていると、看護師が
入ってきてベッド際に立ちました。
兄は生前、「蘇生術を施さないでほしい」
という覚え書きを出していましたが、
看護師は兄の臨終が安らかなものだった
かどうかを、知りたかったようです。
突然、私は部屋が形を変えたと感じ
ました。あたかも空気で満ちて膨張した
かのような感じでした。
すると、私自身が肉体から離れて、空中
で兄と一緒にいるではありませんか!
私たちは文字通り、部屋の中を自由に
飛び回れる霊となっていました。
そののち私は自分の肉体に戻りま
した。そして普段持っている五感の感覚
が戻ったのです。
部屋を飛び回っているとき、私は下の
ほうに、兄の体の横に座っている自分
を見ました。
空中を飛び回る私のとなりには、肉体を
抜け出た兄の姿がありました。
私が自分の体に戻ったとき、部屋も元
の形に戻りました。何もかも元に戻った
のです。」”
“出典:「臨死共有体験」レイモンド
・ムーディ/ポールペリー共著
堀天作訳 ヒカルランド刊”
この最後の証言は、空間の変容だけでなく
体外離脱も経験しているし、見事に兄の
霊的意識と異次元を共有しているのが、
よくわかりますよね。
この女性がいうように、その異次元では
五感は働いていなかったという事も、
明らかです。
我々の肉体特有の感じ方というのは、
このように霊的な次元では、全く役に
立たないということですね。
おーなるほどー、部屋が膨張したりとか
崩落したとか、裏の本物の世界がわかった
とか、すごいおもしろかったわよー
だろー!それでね「幾何学的な世界」
というものも、歴史的な神学者で神秘家
でもあるシュタイナーも、世界は幾何学
的なものだといってるし、ガリレオ・
ガリレイも、宇宙は幾何学的言語で
書かれているといってるし、また
好意的な異星人のサインとして想定
できる、ミステリーサークルも神秘的
な図形だしねー
なるほどー。なんだかいろいろ
つながってきたわよねー
そうそうそうやってつなげていくのが
真理にたどり着くためにとても重要
なんだ。それは右脳的理解や右脳的
思考なんだよ。
んーーなんとなくわかるわ。
でも今回のは、面白かった、
私も飛んでみたいわー
いつかそういう時も来るってことだよ
そーいえば、お兄ちゃんも覚醒夢とか
で部屋とびまわったっていってたよね
そうそう臨死状態や共有体験だけじゃ
なくて、松果体などが復活して、意識
レベルが高くなったら、そういう事も
できるようになるという事だよ
わー楽しみー
では次の話も楽しみにしてるわねー
おーしまかしといて