射手座25度
「玩具の馬に乗っている小太りの少年」
です。
このシンボルは比較的最近の毎日の
シンボル解説でご紹介していますよね、
想像力が豊かな子供のシンボルという
事ですが、これが大家の先生方の解釈
と比べてどんな事になるのか楽しみ
ですね。
さてこの射手座25度
「玩具に乗った太った少年」の解説を
毎日のサビアンシンボル解説から転載
させていただきます。
「このシンボルは、少年の想像力が、
自由に発揮されている状態を
示しています。発想力が豊かな事
を示している、子供の楽しい空想の
世界です。
つまりこれは、家という安全な場所
で将来への夢を、思い描いている
ところですね。
これは、シュミレーションの意識
でもあります。まだ社会に出るわけ
でもない子供が、社会での自分の姿を
あれやこれやと思い描いている姿
は、私たちが行動する前に、どう
いう方法でどういう行動を取るか
イメージするという事につながり
ます。
つまりイメージして思い描き、それを
楽しんだり、現実の行動として投影
しようとしているのがこのシンボル
というわけです。
また玩具の馬というのは、性的な
リズム感を示しているという事を
示しているらしく、性的な想像力も
暗示しています。」
最後の性的な想像力の部分は、松村潔
氏の「神秘のサビアン占星術」の解説
からのコンセプトでもあります。
このシンボルを主体に持つ人が、性的
な想像力で満足し、むしろ体の接触に
よる性行為を好まないなどの衝撃的な
事も解説されています。
もしや最近の若い男子に多いエネルギー
かも知れないですね。
また上の解説を補足させていただ
きますと、この少年の想像力や知的
好奇心、発想力などは、射手座の
探究心のあらわれであり、その潜在力
の発揮という事ですね。
さてでは松村潔氏の解説をまず引用
させていただきます。
「」内が引用で、~が中略です。
「 この度数の人は、想像力や工夫
する力を駆使して、一つのテーマに
対しても、さまざまな発展性を作り
出すことのできる力を持っています。
開かれた精神で、一つのテーマに取り
組むと、それは大きな多様性を生み
出すのです。
「少年」は小太りで、文化的にも物質的
にも満たされていることを示しています。
~そもそも玩具で遊ぶとは、「少年」が
大人に成長するための、人生の諸ケース
を模擬的に体験しますが、それは「家」
の領域からはみ出ることはないのです。
射手座は元来果てしなく、向上したいと
いう気持ちが強いので、もっとも元気な
21度で、到達したいレベルに無理して
も向かうのは当然です。この第5グループ
の結論である25度の人は、21度の人
が目指した目標を手に入れ、この中で応用
的な遊びを繰り返して、手に入れたものの
の中で、確実に成長することに時間を
使っています。
外面的に働きかけるよりも、内面の豊かさ
を追求するのです。
この度数の人は、教養において過剰なもの
身につけている場合が多いでしょう。
そして実践よりも、机上でいろんな仮説を
考えるという傾向が強く出てきます。」
“出典:「決定版!!サビアン占星術」
松村潔 著
Gakken刊”
松村氏も発想力や射手座の向上心を強調
しておられるという点、また人生を模擬
的に体験するという点でも共通しています。
この模擬的な体験というのは、もともと
松村氏の解釈からの影響なので、共通して
いて当然ですよね。
ただ私は、射手座25度の少年が知性を
高め、想像力を高めて行動に活かす事を
強調していますが、松村氏は外で実践
しない内面世界での成長という点を強調
しておられる点で、微妙にニュアンスが
異なりますね。
さて直居あきら氏はどうでしょう。
著書から引用させていただきます。
「」内が引用で、~が中略です。
「サジタリウス二五度
「小太りの子供が玩具の馬に乗っている」
~このディグリーの人は豊かなエネルギー
に満ちている。そのエネルギーはホルモン
ともリビドーとも考えられるのである。
それは性的エネルギーでもあり、創造的な
エネルギーでもある。芸術などが、
こうしたエネルギーをベースにしている
ことはよく知られていることである。
勿論、事業などの社会的創造性も、この
エネルギーの推進するものといえよう。
~このディグリーの人には精力的な人も
いるが、そうした精力をクンダリーニと
呼ばれる霊的パワーやアートの創造力に
、高度化してしまう人がいる。
その人たちは青白い顔をして疲れて
いることもあり、精力的とはほど遠く
映るのだが、実はとてもパワーを持って
いる。そのように考えると、この人の
エネルギーは霊体でもあるアストラル
体のパワーと思える。理解力や直感力
が非常に発達している人が多く、必要
な時は徹底して行動する人、ひらめきが
いつも与えられる人というプロィール
が浮かぶのである。そしてとても前向き
である。」
“出典:「定本サビアン占星学」
直居あきら著
魔女の家®BOOKS刊”
こうして見ると三者の中で、最も
直居あきら氏が、この射手座25度
のシンボルが実践的で、能力も高い
評価をされているという事ですね。
つまりシュミレーションとしての
発想力ではなく、霊体である
アストラル体としてのパワーにより、
知性や直感力と行動力やひらめき
など、社会に出て実践する力が
充分すぎるほど備わっているように
解釈されています。
さてサビアンシンボルの原典である
マーク・エドモンド・ジョーンズ氏
の著書での射手座25度のキーワードは、
「競争」です。
これはシンボルイメージから遠いよう
ですが、ジョーンズ氏の解釈では、
競争のために、頂点を目指してセルフ
イメージを高めているという事のよう
です。
まあ大志を持った小太りの少年といった
感じでしょうか?
今日の比較がわかりにくい人のために、
もう一度三者の解釈を要約しますね。
私は、創造力や発想力を高める事で行動
に活かそうとしているという解釈で、
松村潔氏は人生での実践よりも内面
世界の豊かさを追求しているという
解釈です、
そして直居あきら氏は、霊的なパワーに
より直感や知性ひらめき、行動力全て
が高いレベルとなり、社会で力を発揮
できると解釈されています。
今回もまた三者三様の解釈となりまし
たね。
(まて、なんだか大家の先生方と肩を
ならべているような、書き方だなー。
もちろんそんな事は全く考えてない
ですよー。でもわたくしも独自性を
持って解釈しているぞ!という、
ささやかな自己主張です(^^))
ではまた(^^)
また次回のサビアン徹底比較も
お楽しみにー(^^)/