前回惑星の機能的吉凶のご説明を
始めさせていただきました。
前回は、惑星の最も居心地の良い
星座の場所である高揚の位置と、
逆に最も居心地の悪い場所である
減衰の位置についてご紹介しました。
もう一度惑星にとって居心地の良い
場所から悪い場所までの順番を
おさらいしておきますね。
居心地の良いものから順番に
並べると
1.高揚の星座
2.ムーラトリコーナの星座
3.自室
4.友好星座
5.中立星座
6.敵対星座
7.減衰の星座
前回はこのうちの高揚と減衰に
ついてという事でした。
そして今回は惑星にとって二番目に
居心地の良い場所である
ムーラトリコーナの星座とその中
での度数の範囲、そしてその惑星の
支配する星座の事を自室というので
その位置についても、ご説明して
いきたいと思います。
この惑星の支配星座の事はいろいろ
な呼び方があって、自室、定座、
支配星座というように全て同じ意味
となるようです。
さてでは惑星にとって二番目に居心地の
良い場所であるムーラトリコーナの位置
の画像が下↓になります。
月以外の惑星は、定座(自室)の一部が
ムーラトリコーナの位置になっている
という事です。
という事で、各惑星の支配星座である
定座(自室)の位置が以下↓の画像になり
ます。
なお太陽と月以外の惑星は二つずつ星座
を支配しています。
なるほど月の支配する星座は、蟹座
なので、月だけムーラトリコーナの
位置が違う星座の牡牛座にあるという
事ですね。
西洋占星術を習得されている方なら
この支配する星座は、ほぼ同じである
という事に気づく事と思われます。
違いは、トランスサタニアンである、
天王星、海王星、冥王星がそれぞれ
水瓶座、魚座、蠍座の支配星である
という事。もちろん水瓶座は、天王星
と土星だし、蠍座は、冥王星と火星なの
で、やはり共通点があるわけです。
また魚座だけは全く違って、海王星と
なっています。
そして月以外の星座はムーラトリコーナ
の部分は、やはり自室の星座であっても
ムーラトリコーナとなるし、
また牡牛座の0~3度は月の
高揚で、乙女座の0~15度までは
水星の高揚なので、自室の星座と
いってもムーラトリコーナと高揚の
部分は、それらの意味になるので
実質自室と呼べる範囲がある星座も
出て来ます。
それを考慮に入れた自室のみの範囲
というのが以下の画像になります。
数値は度数です。
今回取り上げたムーラトリコーナ
の位置と、支配星座(定座・自室)
の位置に前回取り上げた高揚の
位置も照らし合わせてみると、
1~3番目までの惑星の居心地の
良い場所が、わかります。
惑星が高揚する星座の範囲の画像を
もう一度取り上げておきますね。
以下↓が高揚の範囲です。
この高揚と、ムーラトリコーナと自室
の位置の画像を見ると、自分の惑星で
3番目までに居心地の良い星座の範囲
がよくわかります。
その三つの画像で一番分かりやすく
分かれているのが、乙女座で、
一つの星座内で、水星が三つの状態に
なるというものです。
乙女座の0度~15度までが、水星の
高揚、
乙女座の15度~20度までが、水星の
ムーラトリコーナ
乙女座の20度~30度までが、水星の
自室(定座)
という事になります。
境界にあたる15度や20度は、どちら
の範囲になるのか、また調べておき
ます。
月は自室は蟹座ですが、
高揚とムーラトリコーナは牡牛座に
なります。
他にも特徴的なのが牡羊座の0度~10度
は、太陽の高揚の位置でもあり、火星の
ムーラトリコーナの位置でもあるという
事になります。
ここに二つの惑星が入ると一体どういう
事になるのか知りたいですね。
前回高揚と減衰で三つほど惑星が、
からんでいた私のラーシチャートは
今回のムーラトリコーナや自室という
範囲には、惑星はないようでしたので
省略します。
みなさんも高揚・ムーラトリコーナ、
それから自室の位置に惑星が在住して
いないか確かめて、おかれるといい
と思いますよー。
今度はだんだんと居心地が良くない
方向へいく、友好・中立・敵対の位置に
ついてという事になります。
ではまた(^^)/