双子座26度
「森の中の冬霜」
です。
どのサインも最後の5度のシンボルは、
次のサインの影響を受け始めるように
なっていて、集合意識が個人意識より
優先されるような意味合いを持つ蟹座の
影響を受け始めたものとなっているの
です。
蟹座の支配星は月です。
「月について」でも説明させていただき
ましたが、潜在意識に刷り込まれる生命体
としての意識なので、いわば地上の生命の
集合意識と言い換えてもよく、その深層心理
に眠っている影響力はとても強いものがあり
ます。
そのためそれまでの双子座のシンボルに
あったのは、個人同士の会話や
個人の集団に対する働きかけ、個人の
生活のための集団意識の働きなど、全て
個人を主体にしたシンボルでしたが、
今度は集団意識に従うか、またはそれに
同調する個人意識というのが、蟹座の影響
なので、今日のシンボルもその影響を受けて
いるのです。
森という大きな集団意識の中で、孤独に
そして寒さに耐えながら存在している冬霜の
ついた草などはそういった集合意識に
従うべき個人の厳しい状況をあらわして
いるのです。
なので、今日は集合意識(森)の中でも主張
せずに、しかも大事な個人の意識(冬霜の
ついた草)を密かに守り続けると良い
という暗示なのです。
対称の180度のシンボルは
射手座26度
「旗手」
です。
戦場で危険な状況にもかかわらず、武器も
持たずに、味方のためにわざわざ目立つ旗を
持ってシンボルとならなければならない
立場は、今日の森の中の霜のような集合意識
の中の孤独を感じさせます。
ただ射手座のシンボルの旗手の場合は集団の
代表でもあるということで、集合意識の
代弁者なのですが、双子座のシンボルの
冬霜の場合は、集団意識に耐える個人の意識
という存在なので、対称的な意味となって
います。
逆向きのエネルギーの90度のシンボルは
乙女座26度
「香炉を持つ少年」
魚座26度
「影響を分割する新月」
です。
乙女座26度の香炉を持つ少年は、
儀式の中の役割の分担をこなしている姿です
が、当然伝統の行為として守られた立場で、
また宗教的な集合意識に溶け込んでいる
ということで、今日のシンボルの対称軸の
ような厳しい孤独感とは逆向きの暗示だと
よくわかりますよね。
射手座26度の影響を分割する新月という
のは、満月のように強いエネルギーで生命
全てに影響を及ぼすのとは違い、エネルギー
が分散される新月では個別の種や
生命それぞれに固有の影響をもたらすもの
です。
つまり個の力を強調するように働く事から
、集合意識の影響を受けて、個人の意識が
抑圧されている今日のシンボルの対称軸
とは逆のエネルギーとなります。