古来の文献から土星の性質をひもとく   やはり古来から凶星扱いだった


最近の占星術家の方々によると、
土星は、社会的な制限を学ぶ教師の
ような存在で、責任感や堅実性、
安定につながるという影響がある
というように、少しポジティブな
説明の仕方をされる事が多くなって
きましたが、古来より大凶星と
いわれる土星の影響は、あんみんは
そのままネガティブエネルギーとして
捉えて、土星についてでも
説明しております。
またインド占星術でも土星は、やはり
凶星扱いです。

まず、土星が個人に対する影響がある
といっても、10天体のうちの一つに
すぎず、AscやMcを含めれば、
12分の1しかないという事なの
です。全ての天体やサインをポジティブ
に捉えるという考えは、悪くはないと思い
ますが、天体の持つ意識エネルギーを
正確に描写しようとすれば、土星の
影響力はネガティブなものとして
素直に説明した方がいいという事なの
です。
しかし、その影響を個人のレベルで、
どのような意識として受け取るかという
意味でいえば、現在の占星術家の人たち
のいわれるように、制限的なパワーを
責任感や、堅実性に変えていく事が、
凶意を幸運につなげていく最善だという
事につながるわけです。

運勢は、外部からやってくるのではなく
自分の意識(潜在意識)がひきつける
もので、先天的にもつ無意識に実行
される潜在意識のエネルギーが、
私たちが、偶然に起こっているように
みえる人生のドラマを生み出すという
のが占星術の基本です。
その先天的に実行される無意識のしくみ
が、出生時の天体の配置と、自分の
出生地点との関係で読み取れるという
のが、ホロスコープの基本コンセプト
になります。

つまりその無意識に実行される運勢は、
意識的に変えることができるという
事なのです。

さてというわけで、土星そのものの
影響がネガティブだという話に戻り
ますが、古来よりその土星がどの
ような影響を持つとされてきたのか、
理解できるような記述を鏡リュウジ氏の
著書から引用させていただきます。

“ところで、ここで重要になるのは
メランコリアーと土星の関係である。
土星は、伝統的に「大凶星」とされてきた。
『土星とメランコリー』にも、さまざまな
占星術文献や文学的伝統から土星の象意が
引用されているが、たとえば、ここでは
第二章でもその占星術論を検討した、
ジェフリー・チョーサーの『カンタベリー
物語』から引いてみよう。
 土星(サターン)は、このように語る。

「かくも広い軌道を廻る(土星は伝統的な
宇宙観では、七つの惑星の中でもっとも
長大な軌道を描いていた)わしの行路は、
どんな人間が理解するよりもっと大きな
力をもっているのだ。
真っ青な海の中に溺れさせることはわしの
力によるのだ。
暗い土の中の牢獄もわしの力だ。喉を
締めて殺し、吊るすことはわしの力に
よるのだ。ざわめき、下衆(げす)の暴動
、不満のうめきごえ、秘密裡の毒殺、
すべてわしの力によるのだ。
わしは、この獅子座の中にいる間は、
復習と徹底した刑罰を行うぞ。・・・
わが力は、冷たい病ともなろう、さらに
暗黒の謀反とも、昔の秘密の謀
(はかりごと)ともなろう、わしの星の相
は疫病のもとだ」
 チョーサーの記述は当時の人々の一般的
な理解によるものであろうから、土星は
中世英国において、ほとんどあらゆる災厄
の元凶とみなされていたことがわかる。

また、同書の中に引用されている
ジョンガウワーの『恋する男の告白』を
見てみよう。
ここには端的に土星とメランコリーの
嬉しくない結びつきが歌われている。

土星と人々の呼ぶ惑星が
最も高い天球に、
どの星よりも上にある。
その体液は冷たく、
この体質が土星の影響下に生まれる
人間の悪意と冷酷さをもたらす。
土星の所業はすべての人間の幸福に
敵対し、それを妨げぬものはない。
その介入がいかほどであろうと。
 
もっとも大きな軌道を描く土星は、冷たく
人の体液を冷やし、乾かす。黒い胆汁は
増加し、その人間は「悪意と冷酷さ」を
もたらすのである。しかも、その
幸福に敵対する力は、他のどんなもの
でも対抗するのが困難なほどである、
というわけである。”

“出典:「占星術の文化誌」
       鏡リュウジ 著
        原書房刊”

やはり古来から伝統的に土星は大凶星
だと考えられていたようですね。
そもそも、私たち人類の歴史は、戦争や
飢饉、犯罪、自殺など、ネガティブな
結果なものも多くあって、意識が
それを実行するといっても、我々の
意識は、真理の面からいっても宇宙と
一体なのだから、天体の中にも
ネガティブなエネルギーがあるのは、
当然という事なのです。

全てがポジティブな影響を持つ天体なら
それと一体のものとして、生まれ人生
を送る私たちが、これまでのような
数々の悲劇や災厄、犯罪などを
ひきつけることには、つながらないの
です。
だから全ての天体をポジティブに
とらえようとするのは、我々の意識に
与えてきた影響から考えるととても
不自然だというのが私の考えだという
ことなのです。

そして松果体などの機能が現代人
よりも発達していた古来の人の方が、
感覚的にすぐれ、天体の正確な影響を
把握していたと考えられるわけです。

そのため伝統的に大凶星とされていた
土星は、やはりそのような影響力を
もつものとみなして、その影響の
理解を深めることで、人生や意識の
上で、ポジティブなものに変えていく
事ができるというわけなのです。

それと追加ですが、引用の中の土星自身
の言葉に自分は獅子座の中にある時、
最も凶意がパワーアップするといって
ますよね、土星を支配星に持つ山羊座
にあるときではないという事です。
もしそれが本当なら、土星が獅子座に
入る時期は、気をつけてみなければ
いけませんね。

ではまた(^^)/

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投稿者:

あんみん댊

滋賀県在住で、 神秘についてや、精神世界について 長年研究を続けています。 携帯アプリなどでサビアン鑑定も 行っております。 神秘的なことなど一緒に探求したい という方、集まってくださいねー。 あとスポーツライターも目指して いることもあり、口数は人の 100倍はあろうかという自己評価 ですが、かなりまわりから、 「盛りすぎ!!」と批判されております。

「古来の文献から土星の性質をひもとく   やはり古来から凶星扱いだった」への2件のフィードバック

  1. 初めましてスモモと申します。
    土星信仰について気になっています。
    イシスも黒い像が本当だったとか読みまして、黒、土星信仰と気になります。
    すごいエネルギーみたいですね。
    カンタベリーにそんなことが書いてあるとは初めて知り勉強になりました!
    ありがとうございます。

    1. すいません今ごろ気づきました
      こちらこそありがとうございました
      (*´▽`*)

      いろいろご存じのようなので、またメールなどでも
      お話しいただければありがたいです(*´▽`*)

      nmkymj23@outlook.jp
      です(*^^*)

      よろしければご連絡くださいね(*´▽`*)

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