月による影響を統計から読み解く    サビアンシンボルでも表現!


多くの現在の占星術家は、月に
対してポジティブな面からのみ
解釈しているように思われます。

実際、多くの人もそのように月を
捉えておられるでしょう。
ですが、マドモアゼル・愛先生が
月を影の意識で、幻影だとされていて
それに囚われていてはいけないという
事を説明されていますし、松村潔氏も
月は、制限の力としても働くという事
を説明しておられます。

そして私は、月を神秘研究から、生体
プログラムの発信元として捉え、
私たちの身体を狭い五感の領域だけ
感知するような、しかも必要以上の
苦しみや痛みを経験するような不完全な
生命体にする天体だと捉えています。
つまり基本的にネガティブなエネルギー
として捉えているわけです。

もちろん生命体としてのプログラム
そのものとしての働きも月にはある
ので、生命エネルギーとしてもなくては
ならないもので、妊娠や出産にも大きく
関わっています。ですが、その生命
エネルギーが、実は完全ではないという
のが私の見解で、その理由の一つが昨日の
月による生体プログラムとは?  
私たちの身体は完全体なのか?

になります。

そして今度はれっきとした統計からも
やはり月のエネルギーがネガティブ
だっという事がわかるのです。
それが以下になります。

宇宙エネルギーによってDNAに
書き込まれる時に、肉体の形成や
無意識の感情や嗜好、行動パターンなどに
主体的な影響を与えるのが月のエネルギー
だと説明しましたが、そのエネルギーとは
どんなものか、詳しく証拠をあげて説明して
おられるデーヴィッド・アイク氏の著書から
引用させていただきます。

“2007年にイギリスの
「インディペンデント」紙は、
「月があなたの生活を支配している」
という見出しで、人間の行動に与える
月の影響を立証した研究のことを報道
した。古くから民間伝承では、月は
発狂(心身喪失)と関係があると言わ
れてきたが、この研究では人間の生活
の細部に至るまで深く月が作用して
いることが発見された。彼らは、
独自の研究に加えて50件もの研究を
評価し、月のサイクルの特定の段階で、
医者や警察の仕事が増えることを指摘
している。
満月のときには、医者の予約が3.6%
増加し、新月と満月のときには痛風と
ぜんそくの発作が最大を迎えることが
明らかになった。
ホルモンのバランスや、膀胱も影響を
受ける。「フロリダ医師会ジャーナル」
が発表したエドソン・J・アンドリュース
博士の発見では、手術後出血事故の82%
は、新月か満月の付近で発生している。
新月や満月付近では、手術そのものの件数
は少なかったにもかかわらずである。
(つまり出血事故は大半が新月か満月の
時期に発生しているという事です)
月の女神は常に生殖と出産に結びつけ
られるが、月は生殖に根本的な影響を
与えている。
ニューヨークでの14万件の出産データ
には、月の29.53日サイクルによって
出産に「体系的な変化が見られ、下弦で
ピークになることを示している。
その報告によると、「受胎がピークを
迎える時期からして、満月直後の明かりが
減退する時期に排卵が促進されることが
うかがえる」という。
ポーランド科学アカデミーのミハウ・
ジメツキ博士は、月のサイクルが人間の
生殖(特に受胎)、月経、出生率に作用
しており、こうした作用は、以前考え
られていたように、地球を引き寄せる
月の重力によるものばかりではなく、月
が人間のホルモンに与える作用もあると
述べた。
 (月経の28日周期が、完全に
月の周期とつながっていることも後で述べ
ておられます。)
     (中略)
満月の時期に犯罪が増えることが統計で
判明しており、自動車事故は月が欠ける
時期よりも満ちる時期の方が、顕著に
多いことが分かっている。
     (中略)
マイアミ大学の心理学者アーノルド・
リーバーたちは、ある地方で15年間に
わたって殺人のデータを研究した。
そして殺人件数を月のサイクルと照合
すると、ともに増減していることが
分かった。新月と満月が近付くと殺人率
は急上昇し、上弦と下弦では減少して
いた。また、オハイオ州の別の地方で
同じ調査を行い、とても似通った結果を
得ている。
アメリカ風土医学協会からのフィラデル
フィア警察への報告書では、殺人、無謀
運転、放火などの犯罪の件数は、満月に
ピークを迎えることが判明している。
満月のときには、監獄の囚人たちの喧嘩
、暴動、動揺が増えるようである。
ギリシャの哲学者アリストテレス、
ローマの歴史家の大プリニウスは、月が
潮流に影響を与えるように、最も
「湿潤」な器官である脳に影響を与える
と信じていた。
現代の科学では、これを否定する見解が
多いが、月がどれほど人間の認知に影響
しているかを理解していない。
それは月が動作している波長の多くは、
科学では測定不可能だからである。” 
“出典:「ムーンマトリックス
        〈覚醒編7〉」
     デーヴィッド・アイク著
       訳 為清 勝彦  ”

このように、満月の時に、人間の
感情やホルモンに影響を与えて、殺人
、無謀運転、放火などの犯罪件数が
ピークを迎えるという事や、
手術後の出血事故も新月か満月の付近で
大半が発生していること、また自動車
事故も月が満ちる時期の方が著しく
多くなるという事は、月が間違いなく
ネガティブエネルギーを有している
という事を、統計的に裏付けているの
です。
もちろん生命プログラムとしても、この
ような月のエネルギーを受け取って
生まれてくるので、そのネガティブな
影響は、とても大きいことを証明して
いるという事なのです。
つまり我々の身体が、完成体からほど遠く、
また痛みや苦しみなどのネガティブな
感覚や感情を持って生まれてくるのに
月の影響が深くかかわっているという
事なのです。

つまり私が、占星術の解釈で、月の
ネガティブな影響を説明するのには、
きちんとした根拠があるという事です。
蟹座の支配星が月で、その影響が
サビアンシンボルにあらわれている
事も説明してきました。

蟹座の影響を受け始める双子座28度
「破産宣告された男性」
蟹座2度
「広く平らな場所の上につるされた男性」
蟹座5度
「列車に破壊された自動車」
では、その蟹座の支配星月の影響による
暗示について説明をしておきましたので、
よければご覧ください。

ではまた(^^)/

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古来の文献から土星の性質をひもとく   やはり古来から凶星扱いだった


最近の占星術家の方々によると、
土星は、社会的な制限を学ぶ教師の
ような存在で、責任感や堅実性、
安定につながるという影響がある
というように、少しポジティブな
説明の仕方をされる事が多くなって
きましたが、古来より大凶星と
いわれる土星の影響は、あんみんは
そのままネガティブエネルギーとして
捉えて、土星についてでも
説明しております。
またインド占星術でも土星は、やはり
凶星扱いです。

まず、土星が個人に対する影響がある
といっても、10天体のうちの一つに
すぎず、AscやMcを含めれば、
12分の1しかないという事なの
です。全ての天体やサインをポジティブ
に捉えるという考えは、悪くはないと思い
ますが、天体の持つ意識エネルギーを
正確に描写しようとすれば、土星の
影響力はネガティブなものとして
素直に説明した方がいいという事なの
です。
しかし、その影響を個人のレベルで、
どのような意識として受け取るかという
意味でいえば、現在の占星術家の人たち
のいわれるように、制限的なパワーを
責任感や、堅実性に変えていく事が、
凶意を幸運につなげていく最善だという
事につながるわけです。

運勢は、外部からやってくるのではなく
自分の意識(潜在意識)がひきつける
もので、先天的にもつ無意識に実行
される潜在意識のエネルギーが、
私たちが、偶然に起こっているように
みえる人生のドラマを生み出すという
のが占星術の基本です。
その先天的に実行される無意識のしくみ
が、出生時の天体の配置と、自分の
出生地点との関係で読み取れるという
のが、ホロスコープの基本コンセプト
になります。

つまりその無意識に実行される運勢は、
意識的に変えることができるという
事なのです。

さてというわけで、土星そのものの
影響がネガティブだという話に戻り
ますが、古来よりその土星がどの
ような影響を持つとされてきたのか、
理解できるような記述を鏡リュウジ氏の
著書から引用させていただきます。

“ところで、ここで重要になるのは
メランコリアーと土星の関係である。
土星は、伝統的に「大凶星」とされてきた。
『土星とメランコリー』にも、さまざまな
占星術文献や文学的伝統から土星の象意が
引用されているが、たとえば、ここでは
第二章でもその占星術論を検討した、
ジェフリー・チョーサーの『カンタベリー
物語』から引いてみよう。
 土星(サターン)は、このように語る。

「かくも広い軌道を廻る(土星は伝統的な
宇宙観では、七つの惑星の中でもっとも
長大な軌道を描いていた)わしの行路は、
どんな人間が理解するよりもっと大きな
力をもっているのだ。
真っ青な海の中に溺れさせることはわしの
力によるのだ。
暗い土の中の牢獄もわしの力だ。喉を
締めて殺し、吊るすことはわしの力に
よるのだ。ざわめき、下衆(げす)の暴動
、不満のうめきごえ、秘密裡の毒殺、
すべてわしの力によるのだ。
わしは、この獅子座の中にいる間は、
復習と徹底した刑罰を行うぞ。・・・
わが力は、冷たい病ともなろう、さらに
暗黒の謀反とも、昔の秘密の謀
(はかりごと)ともなろう、わしの星の相
は疫病のもとだ」
 チョーサーの記述は当時の人々の一般的
な理解によるものであろうから、土星は
中世英国において、ほとんどあらゆる災厄
の元凶とみなされていたことがわかる。

また、同書の中に引用されている
ジョンガウワーの『恋する男の告白』を
見てみよう。
ここには端的に土星とメランコリーの
嬉しくない結びつきが歌われている。

土星と人々の呼ぶ惑星が
最も高い天球に、
どの星よりも上にある。
その体液は冷たく、
この体質が土星の影響下に生まれる
人間の悪意と冷酷さをもたらす。
土星の所業はすべての人間の幸福に
敵対し、それを妨げぬものはない。
その介入がいかほどであろうと。
 
もっとも大きな軌道を描く土星は、冷たく
人の体液を冷やし、乾かす。黒い胆汁は
増加し、その人間は「悪意と冷酷さ」を
もたらすのである。しかも、その
幸福に敵対する力は、他のどんなもの
でも対抗するのが困難なほどである、
というわけである。”

“出典:「占星術の文化誌」
       鏡リュウジ 著
        原書房刊”

やはり古来から伝統的に土星は大凶星
だと考えられていたようですね。
そもそも、私たち人類の歴史は、戦争や
飢饉、犯罪、自殺など、ネガティブな
結果なものも多くあって、意識が
それを実行するといっても、我々の
意識は、真理の面からいっても宇宙と
一体なのだから、天体の中にも
ネガティブなエネルギーがあるのは、
当然という事なのです。

全てがポジティブな影響を持つ天体なら
それと一体のものとして、生まれ人生
を送る私たちが、これまでのような
数々の悲劇や災厄、犯罪などを
ひきつけることには、つながらないの
です。
だから全ての天体をポジティブに
とらえようとするのは、我々の意識に
与えてきた影響から考えるととても
不自然だというのが私の考えだという
ことなのです。

そして松果体などの機能が現代人
よりも発達していた古来の人の方が、
感覚的にすぐれ、天体の正確な影響を
把握していたと考えられるわけです。

そのため伝統的に大凶星とされていた
土星は、やはりそのような影響力を
もつものとみなして、その影響の
理解を深めることで、人生や意識の
上で、ポジティブなものに変えていく
事ができるというわけなのです。

それと追加ですが、引用の中の土星自身
の言葉に自分は獅子座の中にある時、
最も凶意がパワーアップするといって
ますよね、土星を支配星に持つ山羊座
にあるときではないという事です。
もしそれが本当なら、土星が獅子座に
入る時期は、気をつけてみなければ
いけませんね。

ではまた(^^)/

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