臨死体験者の言葉その15      アニータさんの証言その3

このアニータさんの証言シリーズでは、
臨死体験の中でもまれな「絶対意識
領域」という意識レベルの最高状態に
到達した体験を詳細に分析していって
ます。
以下は、その体験を自身で語った
アニータさんの著書からの引用と
それについての私の考察という形
で進めていきます。
(アニータ女史と書かず、アニータ
さんと書かせていただいているのは、
とてもあたたかい彼女の人柄が、
わかりやすく表現できるように、
親しみを込めた呼び方にしている
からです。)

    ~以下引用~

“私は、周囲で起こっていることに十分気が
ついてました。
あらゆることが同時に起こっているよう
でしたが、自分が何かに注意を向けると、
それが瞬時にクリアに感じ取れました。
 (中略)
私は、病院のベッドに死んだように
横たわっている自分の身体に対して何の
愛着も感じてはいませんでした。それは
自分のもののようには、思えませんでした。
今、私が体験していることに比べれば、
あまりにも小さく、つまらないものに
見えたのです。
私は、自由で解放されたとても素晴らしい
気分でした。苦しみや痛みや悲しみも、全て
消えていました。
もう何も私を妨げるものはなく、こんな
ふうに感じたことは、人生で一度もありま
せんでした。
癌にかかってからの四年間は、まるで自分の
身体の囚人のようでした。けれどやっと
それから解放されたのです。
私は初めて自由を味わっていました。無重力
みたいに、自分がどこでも行けることに
気づき、それが普通のことのように感じられ
ました。まるでこれが物事を認識する本当の
やり方にも思えました。”
  ~引用終了~
“出典:「DYING TO BE ME」アニータ・
ムーアジャニ著 hay house 刊”
“邦訳「喜びから人生を生きる」
    アニータ・ムーア・ジャニ著
       奥野 節子訳
      ナチュラルスピリット刊”

さてこのような証言はつい最近取り上げ
ましたね。
そうです左脳の機能が停止して、右脳だけの
機能しか働かなくなったジル・ボルト・
テイラー博士の体験と酷似しているのです。
彼女は左脳から解放されることにより、
肉体に囚人としてとらわれていた感覚から
解放されたアニータさんと同じような
体験をしていたのです。
テイラー博士の体験をもう一度引用させて
いただきますね。

“そこは本当に素晴らしい世界なのです。
外の世界と自分をつなぐ一切のしがらみ
から完全に切り離されているのです。
想像してみてください、仕事のストレスが
すべて消え、体が軽くなることを。
外の世界とのすべての関係、ストレスの原因
がなくなるのです。平和に満ちあふれた世界
です。
37年間ものさまざまな感情の重荷から解放
されるのです、どんなにそれは素晴らしい
ものでしょう、ああ!”
“出典:「logme ログミー
世界をログする書き起こしメディア」様”

このようにこの解放された感覚は全く同じ
ですね。
もちろん絶対意識領域に入ったアニータさん
は、さらに高い意識レベルに到達して
いますが、左脳から解放されただけで、
テイラー博士は、ニルヴァーナ(涅槃の世界)
にいるようだといっているのです。
つまり私たちは、左脳的な感覚を意識的に
抑えることができれば、右脳が経験する
解放された意識状態になれるという事を
意味しています。

またアニータ女史がいうように、自分自身は
肉体から離れても存在し、またより覚醒
した状態の意識になることを証言してくれて
いるのです。もちろんテイラー博士も
肉体を外から眺める巨大なクジラのような
意識として自分が存在していて、自分が
あまりに小さな肉体に再び戻る事は不可能
だと思ったと語ったおられます。
つまり我々は永遠の存在で、さらに肉体は
自分のとらわれた意識が入っている入れ物
にすぎず、本来の実体である意識は、
とてつもなく巨大だということが、この
タイプの違う体験をしている二人の証言から
読み取れるのです。

私たちは肉体そのものを自分自身だと
思うように常識として、教育やマスコミに
思い込まされてきました。しかし、それは
真実ではなかったという事なのです。
日本人でも昔の人であればあるほど、その
真実を理解していた人の割合が多くなり
ます。
それは明治に入って、西洋の唯物論的教育
(つまり大間違いの教育)が普及したこと
により、だんだんと失われていったという
ことなのです。
また公式の科学的見解も唯物論的解釈を
ベースにしていますので、マスコミは
それに従うことを基本にしています。
しかし、量子物理学が発展してきた事に
より、世界の科学的認識は、公式見解とは
裏腹に大きく転換しかけています。
日本人には、なかなかそれが浸透しない
ようにマスコミや教育で方向づけられて
いるので、そのような概念はほとんど
広まっていません。

我々は、肉体という物質的存在ではなく
意識そのものという存在だったのです。
これを理解するだけでも、私はずいぶんと
解放されました。
みなさんも永遠の意識という存在である
事を知って、人生を貴重な体験として、
逆に味わい深いものとして受け止める
事の方が、豊かに生きられると思います
よ。少なくとも生き延びるために悲壮感
を持って生活をするのでもなく、死の
恐怖におびえるでもなく、老いて全て
が終わるような虚しさからも解放される
というわけなのです。
このような知識がいかに、私たちにとって
貴重かわかっていただけましたで
しょうか?
次回のこのシリーズでは、アニータさん
のさらなる高い意識レベルの体験を
ご紹介します。(^_^)v

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投稿者:

あんみん댊

滋賀県在住で、 神秘についてや、精神世界について 長年研究を続けています。 携帯アプリなどでサビアン鑑定も 行っております。 神秘的なことなど一緒に探求したい という方、集まってくださいねー。 あとスポーツライターも目指して いることもあり、口数は人の 100倍はあろうかという自己評価 ですが、かなりまわりから、 「盛りすぎ!!」と批判されております。

「臨死体験者の言葉その15      アニータさんの証言その3」への2件のフィードバック

  1. 左脳による制限と、肉体による制限は実質的に同じ意味と捉えることが出来ますね(^-^)

    私もテイラー氏が経験したように、左脳的感覚を意識的に抑え、右脳の解放的な意識状態を経験したいものです。

    1. ありがとうございます謙信さん!
      全くその通りですね。
      左脳は確かに肉体的制限という認識を
      もたらす機能そのものだといえますね。
      そして肉体的制限を完全に越えると、
      アニータさんのように限界のない
      認識に達することができるという事です。
      テイラー博士の場合は、意識的に抑えた
      のではなく、左脳の大量出血による
      緊急事態だったので、その状態には
      ならないように気をつけてくださいねー(^_^)

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