超常現象などの非科学的だとされて
きたあらゆるものに対して、破綻なく
科学的な説明をしておられるマイケル・
タルボツト氏の名著「投影された宇宙」
を多くの記事で引用させていただいて
きましたが、今回も物質現象の事例を
引用させていただきたいと思います。
主流の科学界が、無から有が生まれる
という現象などを一切認めていないのは、
それが彼らが支持するニュートンや
アインシュタインの理論に反する事に
なるからでもあります。
(アインシュタインにまで文句がある
なんて、こいつはやっぱわかって
ないはずだなどと思い人多いでしょうね。
冷静になって私の記事を読んでからにして
くださいね。
その記事とは
まさかアインシュタインまで間違い?
その1の事です)
この現在でも教科書で、不動の地位を
保っている両者の理論は、物質を基準に
したエネルギーしか認めず、真空から
エネルギーが生まれる事も無から有が
生まれる事も想定しないものだからです。
そしてさらにそのような思想は、私たち
大衆を狭い五感の認識の領域に閉じこめて
おきたい権力者の押しつけようとする
思想だからです。
ですが、量子物理学が示すように、
無から有が生み出される超常現象の事例
はそれこそ無数にあり、それに科学的な
考察を加える事こそが、本来の科学の
あり方だという方が真理につながるもの
だと思います。
そして無から有が生み出される、物質化
現象の事例の一つを引用させていただき
ます。ちなみにこの事例の前に、祈る
だけで人体に必要な分の血液が、勝手に
補填されたという事例が紹介されていま
した。
つまり血液の全量の物質化現象の事例
だという事です。
「」内が引用で、~が中略です。
「一九七四年の六月、インドネシアの東端
にある小さな島チモール・チムールで、
ワトソンがこれに劣らず不可思議な物質化の
事例に遭遇している。彼の当初の目的は、
いつでも雨を降らせることができるとされる
マタン・ドック(一種の奇跡を行う人)に
会うためだったが、近くの村のある家で異様
に元気なブアン(悪霊のひとつ)が怒り
狂って大暴れしているとの話が伝わってきた
ため、そちらのほうに興味をひかれてしまう
ことになった。
その家に住む家族は、夫婦と小さな男の子が
二人、そして夫の腹違いの妹で、アリンと
いう名の未婚の女性だった。夫婦と二人の
少年は、膚の色も濃く、カールした髪をもつ
典型的なインドネシア人の顔立ちだったが、
アリンはその容姿がかなり異なっており、
肌の色もずっと白く、どちらかというと
中国系に近いような顔立ちをしていて、
これが彼女がそれまで結婚できずにいた
理由のように見受けられた。家族からも
無関心に扱われており、彼女がこの心霊
現象の源であることはワトソンの目にも
明らかだった。
その日の夕刻、この家族の草葺き屋根の
家で食事をともにしながら、ワトソンは
驚くべき現象をいくつか目撃することに
なる。最初は、何の前触れもなく、八才
になる男の子が突如として悲鳴を上げ、
手にしていたカップを床に落とした。
そして手の甲からわけもなく血を流し
はじめたのである。少年の隣に座って
いたワトソンが手を調べてみると、そこ
には半円形の生々しい傷があり、それは
人間が噛みついた跡のようになっていた
が、少年の口よりは直径が大きかった。
いつも家族からはずれて独りでいた
アリンは、この時も少年の向かいに
あった台所で忙しそうにしていた。
ワトソンが傷を診ていると、こんどは
ランプの炎が青くなり、突然大きく燃え
あがったかと思うと、その突如として
明るくなった光の中で、食べ物の上に塩
の雨が降り注ぎはじめ、食べ物の表面が
真っ白くなってとても食べられない状態
になるまで降りつづいた。
「それは突然どさっと降ってきたわけ
ではなく、ゆっくりとした動きだった
ので、私も顔を上げ、ちょうど目の
あたり、テーブルの上の約1メートル
くらいの空間からそれが始まっている
ように見えたのを確かめることが
できた」とワトソンは語っている。
ワトソンはすぐさま立ち上がったが、
ショーはまだ終わりというわけでは
なかった。突然テーブルのところから
何かを叩くような音が聞こえはじめ、
そしてテーブルもガタガタと動き
はじめた。家族も全員立ち上がったが、
目の前でテーブルが「まるで野生の動物
が入った箱のように」しばらく跳び
はねると、最後は横倒しになって
しまった。ワトソンの最初の反応は
家族とともに外に走って逃げること
だったが、気をとなおすと家の中に戻り
、いたずらめいたこの出来事を説明して
くれるかもしれない証拠を部屋の中で
探してみた。しかし何も見つから
なかった。~
~ポルターガイストが、場所よりは人
(この場合はアリン)のまわりで
起きることが多いことから、超心理学者
の多くは、ある人間のもつ無意識レベル
の念力能力が周囲にこの現象を生じ
させていると考えている。
物質化現象もまた、ポルターガイスト
研究の歴史においてずいぶん昔から
記録されてきており、おもしろい話も
多い。このテーマの古典ともいえる著作
『ポルターガイスト現象は説明できるか』
の中で、ケンブリッジのトリニティ・
カレッジ研究員で、数学の講師でもある
A・R・G・オーウェンは、紀元五三〇年
から現代に至るまでのポルターガイストの
ケースで、何もないところから物が現れる
物質化現象の例を数多くあげている。
だが物質化の事例の数では、塩はなく小石
か最も多い。」
“出典:「投影された宇宙」
マイケル・タルボット著
川瀬 勝 訳
春秋社刊 ”
まーとてもわかりやすい物質化の事例
でしたね、このような現象が古代より
数多くあるというのだから、これらを
なかった事にする主流の科学というもの
は、すでに現実から目をそらしているに
過ぎない世間知らずのひきこもりで
しかないという事ですねーー(^^)/
今回の事例のように何もない空間
から、塩が落ちてくるというのは、
つまり真空からエネルギーや物質が
生まれるという量子物理学のコンセプト
が正しいという事でもあり、私の真空
から無限のエネルギーや実体が生み
だされるという理解の裏付けにもなって
いると思います。
今度はマイケル・タルボット氏自身も
この物質化現象を体験していると
いう事なので、次回の記事でご紹介
させていただく事にします(^^)/