サビアン占星術研究家の一人   リブラ様のアプローチ


サビアン占星術の大家といえば、私が
たびたび引用させていただいている、
松村潔氏と直居あきら氏のお二人と
いう事になりますが、
近年やはりこのサビアンシンボルの
神秘的な力が、占星術の読み取りに
大きく役立つ事を感じ取った人達に
よって研究され、多くの占星術家が
鑑定にそのシンボルのを使用したり
しています。そしてまたそれぞれの
解釈をネットなどで公開しておられ
る方も多くなってきました。
私がすぐに思い浮かぶのは、
「すたくろ」さん
「miraimiku」さん
「ホシヲツグ」さん
という方々になりますが、サビアン
シンボルなどのキーワードで検索
すると何人も出てこられます。
そうそう最近ツィツターで、知り合った
「天海 創」さんもその一人ですね。

で今回新たに目に止まったのが、
ベテラン占星術家のリブラさんです。
なぜ目にとまったかといいますと、
サビアン占星術の読み取り方に共感
できたからです。

サビアンシンボルの読み取り方は、
それぞれの占星術家の独自の視点に
任されているので、占星術家の方に
よって、共通点もあれば、独自性も
あらわれます。
すでに西洋占星術の大家で、確立された
世界観をお持ちの方々は、サビアン
シンボルを、その西洋占星術の概念を
もとにして解釈される傾向があります。
つまり松村潔氏やmiraimikuさんの
ような方々という事ですね。
またすたくろさんのような、サビアン
シンボルの一つ一つに対して、
とても詳細で納得できる解釈をされて
いる方もいるし、ホシヲツグさんの
ように漫画にして、ファンタジーな
世界にシンボルを投影させる人も
います。

私は西洋占星術をベースにした松村潔氏
miraimikuさんのような解釈に、
神秘研究での知識を加え、さらに
シンボル独自のイメージを最も重要視
しているという方法で解釈しています。

ごちゃごちゃしているから、複雑だから
良いとはいいません、むしろ全て意味
があると捉える方が、焦点がぼやける
危険性もあるのです。

ただやはり中心とするのは、何かと
いう点で、私の解釈ははっきりした
基準があります。
それはせっかくのエリス・フィーラー
が、チャネリングで宇宙の気または
エネルギーを読み取ってくれたのだから
サビアンシンボルの詩文のような
表現そのものを、重要視している
という事なのです。

そして、今回ご紹介するリブラさんは、
まさにそのシンボルの詩文そのものを
読み取るという解釈の仕方をされている
のです。

その事の経緯を簡単に抜粋しながら
リブラさんのブログから引用させて
いただきたいと思います。

「」内が引用で、~が中略です。

「わたしは11歳のとき西洋占星術に
出会って以来、そのしくみについて
ずっと疑問に思っていた問題があり
ました。

それはホロスコープ(星図)を作成
するために分単位の精密さを要求する
のに、完成されたホロスコープを読む
ときには1度1度(ホロスコープは
4分のズレが1度のズレとして表われ
ます。)の違いを読み分ける手段がない
のです。

わたしは「大昔はあったけれど失われて
しまった」と推測しました。

1920年ごろ、同じようにこの疑問を
もっていた占星術研究家がアメリカに
いました。ジョン・トーマスと
マーク・エドモンド・ジョーンズです。

「360度分すべてのシンボルが
あるはずではないのか?」と予想を
つけていたようですが、このお二人は
サイキックではなかったので
「360個のシンボル」まで辿りつけ
なかったようです。

マークの占星術の生徒である
エリス・ウィーラーという
クレアボヤント(透視家)の登場で、
この「360個のシンボル」問題は
急展開を迎えます。

彼女は透視というサイキックな能力を
使って、「360個のシンボル」
すべてを読み取ってきたのです。

どこから?

アカシック・レコード(人類が存在する
よりも前のものから未来に渡るすべての
情報の記録があるといわれてます。)
からです。

マークはエリスが読み取ってきた
シンボルに手ごたえを感じ、
サビアンシンボルと名づけたのですが、
その謎めいた詩文のようなシンボルを
どう解釈したら良いかに行き詰って
しまったようです。

そこにもう一人の登場人物、フランス人
占星術研究家ディーン・ルディアが現れ
ます。

彼は神智学会のチャネラー、アリス・
ベイリー
とも交流があった人なので、
サビアンシンボルを一目見たとき
人智を超える情報だとすぐに気
がついたようでした。

神智学の叡智やユング心理学を
駆使すれば、
サビアンシンボルを読み解ける
かもしれない、
と考えたのです。

こうして出版されたのがディーン・
ルディア著
「アストロロジカルマンダラ」
というサビアンシンボルの解説本です。

サビアン占星学研究家の直居あきら氏は
この本をもとに独自のサビアンシンボルの
使い方を研究されている方です。

わたしは直居氏の「究極のサビアン占星学」
を読んだとき、ようやくサビアンシンボル
の核心に近づけた感じがして、もっと深く
学びたいと直居氏の
サビアン・インスティテュートに入学
しました。

しかし、1年が経過したときわたしが
欲しかったものがそこでは得られない
ことに気がつきました。

直居先生はサビアンシンボルの詩文
そのものよりも、シンボルの度数を
手がかりに読む方法をとっていました。

「わたしが欲しいのはサビアンシンボルの
詩文を直に感じること」そんな思いが
こみ上げ、エリス・ウィーラーが見た
世界の扉を開ける手段はないものかと
探し始めたのです。」

“出典:「リブラの図書館
(スビリチュアルな本と星のお話)」様
昔の知恵もしくみを知ると、
もっと今に活用できるかも知れない➁
」”

このように、リブラさんは、やはり
エリス女史のチャネリングそのものを
読み取るという解釈に、たどり着いた
というわけです。

ここまででも、直居あきら氏のスクール
に通うなど、徹底した研究ぶりでしたが、
このあと、さらにシンボルイメージを
読み取るために必要だからとタロットを
習得します。そしてそのあと
アカシック・レコードを読み取れば
エリス女史のチャネリングが理解できる
はずだという事で、
アカシック・リーディングの習得を、
「アトランティスの叡智」の著者の
ゲリー・ボーネル氏のスクールに
入るところから始めて、
ついにサビアンシンボルのイメージ化
に成功したという事です。

ここでいうアカシック・レコードという
のは、宇宙には全時空(未来も含む)の
記録があり、さらに全ての意識や
エネルギーの情報も記録されている
というものです。
つまりその次元での情報の事をいいます。
ここに私のいうパラレルワールドの
概念も入れれば、全く同じものを
指している事になりますが、
アカシックレコードにその概念があるか
どうか、知りません。
そしてアカシックリーディングという
のは、少なくとも一つのタイムラインの
時空の全ての情報を読み取る事を言い
ます。

読み取りの方法は、呼吸法や瞑想を
取り入れてのもので、やはり高い次元
に移行する事が必須のようです。
実際エリス女史のチャネリングも
トランス状態なので、ほぼ瞑想をして
いる状態と変わりません。
そしてついにその方法を習得したと
いう事なのです。

なんという真摯な向き合い方をする人
なのだろう、サビアンシンボルに対して
これほど真剣に取り組んできた人は、
なかなかおられないのではないで
しょうか。

私も、何度も原点に立ち返り、シンボル
の解釈をより洗練させていかなければ
ならないと思いました。

ではまた(^^)/

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今回もヴィヴァルディの名曲紹介ですが、
この曲のラルゴ部分は絶対おすすめです。
つまりいつものテンポの良い明るく
豊かなメロディのアレグロのあと、
しっとり聴かせるラルゴが続いて、
また明るくテンポよく聴きやすい、
メロディ豊かなアレグロという
構成ですが、ラルゴ部分は、日本人の
心に響くメロディです。
「わびさび」の感覚を分かるバロックの
巨匠ヴィヴァルディの名曲をどうぞ(^^)

A. Vivaldi: Op. 11 n. 1 –
Concerto for violin, strings &
b.c. in D major (RV 207) /
I Musici di Roma

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