占星術の解釈としての、個性を強調して
いくホロスコープの概念と、その上を
いく全てが一つ、つまり「ワンネス」と
いう概念があります。
事実アイクさんが絶対意識から受け
とったのは、全てとしての一つで
ある意識からみれば個性もまた幻覚で
あるという事です。
以下に引用しました。
文中にあるマトリックスというのは、
声の主も示唆する、人々を誤った認識
にさせるための、見えない領域の振動
の枠のようなものです。
事実体外離脱者が、常にある現象と
して、身体の自分が離れる前に大きな
振動音(ゴーゴーという音)を聞く
と証言しています。
これがつまり振動の壁の役割を示して
います。
また時間の環も、私たちが囚われている
時間のサイクル、繰り返しの意識だと
いう事です。
どちらも今回の占星術の概念と密接に
関係しています。
「」内が引用で、~が中略です。
「それから声の主は、占星術に話題を
移した。占星術は、その人の生まれた
「時間」、「場所」、「年」~によって
、特定のタイプの「人格」や性格を
予測するという意味で役立つように
思えるが、ではどうしてそれが成立する
のか?占星術は、時間の環の振動場を
読んでいるが、いくら熟達した占星術師
がうまく読み取るとはいえ、~分離した
状態に基づくマトリックスの錯覚で
あることに変わりない。
声の主によれば、占星術は、人々をさらに
強力に錯覚の「人格」で自己認識する
ように操るためのマトリックスの錯覚で
あることに変わりはない。声の主に
よれば、占星術は、人々をさらに強力に
錯覚の「人格」で自己認識するように
操るためのマトリックスの特徴である
という。私は牡牛座、私は獅子座、
私は双子座、等々である。
全て一体としてでなく、部分への分割
という考え方を強調する。~
~こうしたものは、全て「物質」の人格
を自己と認識するものであり、そうした
将来の予測は、時間の環を覗き込んで
いるだけだ。」
出典:「ムーンマトリックス
〈覚醒編6〉」
デーヴィッド・アイク著
訳 為清 勝彦 ”
私は別に占星術を否定したいわけではない
事を特にここで強調させてくださいね。
いみじくもサビアン占星術研究家の
私が、ベースとなる西洋占星術を否定
してしまったら、もはや立場がなくなり
ますからね。
それどころか、私たちが、肉体という意識
にとらわれた人生を生きる上での羅針盤
としてはとても重要で必要なものだと
思っています。
ただしですよ。その占星術が読み取る天体
などのエネルギーの上をいく存在が、
私たちの本来の実体であるワンネスという
意識(全体としての一つの意識)なのです。
そして、うまく占星術での個としての
エネルギーを読み取る事ができれば、
それをコントロールするための力が私たち
にあるという事をいいたいのです。
全て占星術が示す天体エネルギーの
コントロール下にあるという錯覚を持てば、
私たちはどんな努力も行動も、結局
決められたコースに従うだけの人生に
なってしまうのです。
そうではないのは明らかですよね。
やはりその占星術の示唆するエネルギーを
読み取って利用し、良いエネルギーで
あれば、より増大するように、悪い
エネルギーであれば、行動や意識で
良いものに変換できるようにするべきだ
という事です。
つまり自分は乙女座だから、こうとしか
できない、ではなく!乙女座としての
個性の傾向はあるけれど、良い部分は
利用して。悪いところは克服していって
何でもできるし、何にでもなれるという
のが正しいという事です。
絶対意識としての本来の私たちは、全て
において全知万能です。不可能な事は
本来一つとしてないのですが、あまり
にも強固な振動場に囚われているため
少しの自己暗示くらいでは、万能と
まではいきません。
しかし内なる声(つまり内なる意識の
核にある絶対意識)からのヒントに耳を
傾けていけば、必ず自分の克服したい
事や、望みをかなえるための答えが、
もたらされるという事なのです。
本来の私の意識は、潜在意識に
つながっているので、それが囚われて
いる意識に気付かせようと、ネガティブ
な経験をさせようと現実化する事は、
よくあります。それがもっともわかり
やすいのは、その私たちの潜在意識の
核に近い意識を持つ冥王星ですね。
だから、冥王星は死や再生などを意味
するという事なのです。要するに、
気付かない囚われた自分の意識を
終わらせ、より解放された意識に
変わるための経験を死と再生という
表現で解釈されているというわけ
なのです。
一番私が今回言いたかった事という
のは、占星術により自分自身を制限する
のではなく、無限の可能性そのもので
ある本来の自分を意識して、占星術を
うまく利用して、望み通りに生きる
というのか正解だという事です。