時間が止まり、ビジョンも得られる「ゾーン状態」の仕組みとは?


この記事は
時間は「瞬間の今」だけしかないのではなく]
「無限の時空の同時の現在」として存在する

の続編にあたります。

スポーツ選手が、プレイ中に
「時間が止まった」とか
「相手の動きが読めるとか」
「ボールが止まって見えたとか」
言う時があるのは、ご存知の方も
多いと思います。
もちろん将棋なんかでも
「相手の心が読めて何手先も読めた」
とか
カードゲームでも
「相手の手が読めた」
いくらでもありますね。

これらは「ゾーン状態」と言われます。
このゾーン状態に入ると、普段の実力
より潜在力が引き出されて、自分の
望む結果をもたらせたりします。
もちろん競技でなくても、集中力が
高まり、未来のビジョンが見えたり、
時が止まったり、超スローになったり
する事もあります。

これはどういう事がといいますと、
私たちに必要なのは、右脳的思考!  
実は左脳は、太古から劣化していた!?

でご説明しましたように、私たちの
左脳は、太古から劣化し続けている
という事が鍵だったのです。
その事をもう一度掲載しますね。

「ジンとライトは、15年かけて人間
(特に脳)の進化を研究しているが、
その発見は私自身が調べていることに
とって実に有益だった。~

おそらく何百万年もかけて脳の容量は
加速度的に急拡大したが、およそ20
万年前に突然進化が止まり、ピーク時に
約1440グラムあった脳の重量は、
その後、約1300グラムに減少した
という。~

もちろん、世界中の伝承にも、楽園の
状態(黄金時代)から「人間の堕落」に
切り替わったという話が共通して見受け
られる。
 ジンとライトは、我々は、現実感覚の
限定と歪曲をもたらした脳の根本的な機能
障害のため、知覚的にも生理的にも、
かつての人間の劣化版になっていると
正しくも述べている。
これは私が長年言ってきたことと同じ
である。
両名によると、「人間の脳には、構造的にも
機能的にも、大幅かつ長期的な衰退が
あった」形跡があり、「その障害は基本的に
支配的な側(左脳)に集中している。」そう
である。我々は、その状態で生まれ、年を
取るごとに進行していき、「損傷した左脳」
(左脳は現実の知覚で支配的である)を
作っていくという。
 その症状はさまざまであるが、特に鬱病
(うつびょう)、大幅に欠陥のある免疫
システム、歪んだ性行為があるとし、
知覚的に優れた右脳が抑圧されたことで、
意識の状態(あるいはそれに相当するもの)
に極めて深刻な障害が発生していると述べて
いる。』
“出典:「ムーンマトリックス
        〈覚醒編6〉」
     デーヴィッド・アイク著
       訳 為清 勝彦  ”

最後の表現をわかりやすく言うと、
劣化した左脳が、支配的に働くために、
右脳の潜在力が活かされずにいる
という事です。

というのが現代の私たちの脳の機能
なのですが、集中力が高まり、その
プレイや行為に没頭すると、
普段の左脳による抑圧で抑えられて
いた右脳が活性化されて、さらに
その右脳の機能をまた左脳が、解読
し始めるという、本来の「全脳」
のシステムが働くのです。

つまり右脳のビジョンを左脳が解読
できるために時間が止まったり、
また相手の動きや心が読めたり、
未来のビジョンが見えたりする
という事になのです。

なぜなら右脳には時間の概念がなく
無限の今・現在」のビジョンである
から当然時間は止まったように感じます。
さらに、右脳のビジョンは、当然
過去も未来もさらに無限のタイム
ラインにも広がっているので、
当然覚醒の度合いにもよりますが、
同時に存在している未来のビジョン
も見える事になるのです。
もちろん右脳のビジョンでは、全てが
一体なので「相手の心と自分の心に
区別はなく、つながっているため
やはり相手の心も読めてしまう

という事なのです。

さてプロのサッカー選手でもあった
アイク氏も同様の経験をした
エピソードを語っています。アイク氏
の時間についての鋭い解説と合わせて
紹介しますね。

『』内が引用で、~が中略です。

『ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン
での研究によって、テニスプレイヤーや
野球のバッターなど、トップクラスの
スポーツ選手は、サーブや投球を
待って集中しているときにスピード
(時間)が変化することが明らかに
なっている。視覚からの情報処理が非常
に速いので、スタンドに座っている観客
と比較すると、時間がゆっくり感じ
られるのだ。どうしてあの球が打てた
のだろう。どうしてあのサーブが打ち
返せたのだろう。それは、彼らが
無意識のうちに「時間」の流れを遅く
したり、現実の順序を変えたりしている
からだ。
 優れたサッカー選手にはほかの人より
多くの「時間」があるように言われる
のも、同じ理由による。
観客は自分自身の解読プロセスに
合わせた速度で「時間」が経過して
いると知覚するが、選手の精神の中では
、事象はゆっくり過ぎていく。この
考え方は、映画『マトリックス』で、
体をのけぞらせて飛んでくる銃弾を
避ける場面に描写されている。~

わたしも、ある試合でゴールキーパーを
していたとき、時間がスピードダウン
して、ほとんど止まったようになる経験
をした。そのときは、何が起こったのか
まったくわからなかった。わかるように
なったのは、何年も経って、現実の本質
を理解し始めてからである。相手選手が
渾身の力でシュートし、ボールがゴール
マウスの左上隅に向かって矢のように
飛んできたのだから、本当なら止める
チャンスはないはずだった。ところが
相手がボールを蹴った途端、周りの
すべてがひどくゆっくり動き始めた。
今でも目に浮かぶ。
ボールはスローモーションでわたしの
左側の高いところに向かってきた。
シュートコースを潰すために横に移動
し、それからジャンプして-スロー
モーションのまま-ポストとクロスバー
が交差する手前でボールを弾きとばした。
それまではすべてがゆっくりと、音も
立てずに動いていたが、手がボールに
触れた瞬間、いつものスピードと周囲の
騒音が戻ってきた。
生涯でも最高のセービングだったが、
地面に寝転がったまま「いったい何が
起こったんだ」と思わずにはいられ
なかった。
これも説明不能なミステリーなの
だろうか。いや違う。わたしの精神が
現実を違ったかたちで解読しただけの
ことだ。
 スポーツ選手は、最高のパフォーマンス
が出るのは「ゾーン」に入っているときだ
という言い方をする。すべてが「無音」
で、だいたいはスローモーションになる
ような知覚状態だ。ここで「ゾーン」
を説明しよう。集中(「観察」)が
波形による現実を分解して粒子ないし
ホログラムの現実に変えるのだが、
スポーツでよくあるような極度の集中
状態になると、その解読プロセスに
別の次元が加わる。衝突事故などの
トラウマ的な事件を体験した人たちは、
何もかもがスローモーションで起きて
いるように見えたと述懐している。
もっと正確に言えば、トラウマ的な
出来事によって生じた極度の集中の
おかげで精神の情報解読速度が上がり、
それによって時間がゆっくり進む体験
をしたのだ。』

“出典:
「今知っておくべき重大なはかりごと➀」
       デービッド・アイク著
           本多繁邦 訳
          ヒカルランド刊”

ちょっと説明を加えた方が良さそうですね。

「集中(「観察」)が
波形による現実を分解して粒子ないし
ホログラムの現実に変えるのだが、
スポーツでよくあるような極度の集中
状態になると、その解読プロセスに
別の次元が加わる。」
という部分は、アイク氏や私の記事を
読み込んでおられる方でないと、よく
わからないと思うもので。
波形による現実とは、私たちが、音波
や光波、電磁波などの波動を五感で
感知して現実に変換しているというのが
真実なので、つまり逆に五感が干渉して
いない、「本物の現実」は、波動状態の
形、つまり波形による現実だという
事なのです。

その「波形による現実」または「波動状態」
を、粒子などの物質的なものとして解読
したり、本来は、光の波動の干渉でしか
ない現実を「ホログラム的な世界」として、
解読しているという事を言っているわけ
です。
それが極度の集中で別の次元を解読できる
と言っているわけです。

一見アイク氏と、私の見解は、同じ様な
事を別の視点から、説明しているように
思えるでしょうが、実は今の部分に、
共通点があるのです。

極度の集中で別の次元を解読できるように
なったのは、つまり、劣化していた左脳の
機能が回復して、右脳のビジョンを解読
できるようになったという事でもあるの
です。
さらにいうなら右脳には時間がないので、
覚醒の程度で止まるまでいかなくても、
超スローな状態でのビジョンと意識を
左脳が解読できるようになったという事
なのです。

また研究で「視覚からの情報処理が
非常に速くなった」というゾーン状態は、
視覚が五感を司る左脳の役割なので、
当然その機能が覚醒しているという事でも
あります。

しかもそれだけではありません、実は脳
から電気信号を送って体の各部に伝えて
いると、コンマ数秒遅れてしまいます。
だから、この時は、全身の神経も覚醒
状態にあるので、ビジョンに直接、身体
の各部が反応して動く事ができていた
という事なのです。

これが、スポーツ選手の「ゾーン状態」
の仕組みだという事です。

もちろんスポーツだけでなく、極度の集中
で、「ゾーン状態」になっている人が
多いので、これはとてもよくわかり
ますよね。

恰好は良くないですが、私も結構
ゾーン状態は経験していて、たとえば
どうしても間に合わせなければ
ならない仕事の作業で、責任感から
普段は絶対間に合わないはずの量
なのに、作業している時はあたかも
時が止まったように、勝手に身体が
最短の時間で動いて、間に合わせた
事が何度もあります。

趣味で続けていたテニスや水泳でも
そういう時を感じたりもしてました。
ただ、今は脱臼癖がついて、テニスは
特にプレイできなくなってますが💦

誰にでもある事でしょうが、私も
「ビジョン」を投影させて、そのままに
動けたり、その通りに未来がなって
いる事を、日常で経験しているという事
です。

「一瞬の間に無限の可能性がある」
という事は
私たちが永遠の現在にいるからだと
いう事で理解はできますよね。
もちろん実感がすぐに追いつかなく
ても、このフレーズだけで、
どんなに未来がネガティブにみえても
それを覆すチャンスもまた無限に
あるという意識を持っている事は
とても大切だと思います。

また時間についての記事を書かせて
いただこうと思います。

ではまた(^^)/

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