今回は、サビアンシンボルの読み取り方に
ついて、かんたんなヒントを一つ
ご紹介します。
サビアンシンボルはご存知の通り、似た
意味を持つものどうしが、隣同士で
あったりする事が多いです。
裏向けてバラバラに一枚ずつチャネリング
して、シンボルの似たものが、隣同士に
なる事が多いというのは、やはりサビアン
シンボルのチャネリングが、確かな
宇宙言語を読み取ったものであるという
一つの証でもあります。その上に、
これまでご紹介してきたようなアスペクト
の意味通りに、シンボルが配置されている
事がとても多いというのが、さらにその
正確性を意味していると思います。
あまりにも完璧で、美しくもあるような
シンボルどうしのアスペクトでの
つながりを知って、これが偶然だとか
あてずっぽうだというような人は、ほとんど
いないのではないかと思います。
古代からの占星術の知識は、伝わる間に訂正
されたり、あらゆる人の解釈のどれが
正しいのか、あいまいになったりしている
ところもあるので、知識としては参考に
するべきでしょうが、鵜呑みにして使用
するものでもないと思ってています。
その点、サビアンシンボルは、宇宙から
地上にもたらされるエネルギーを、生きた
イメージとして捉えたものなので、これを
中心にしてホロスコープを読んでいった方が
正確だと思ったわけです。
つまりこれが私のサビアン占星術だという
わけです。
さてふだんからシンボルの解釈をご紹介
していってますが、今回はホロスコープの
シンボルの天体の動きに注目していただき
たいのです。
つまり速い天体ほど、進行方向の次の度数
や場合によってはその次の度数も合わせて
解釈するとより正確になるという事です。
ちなみにアセンダントとMcについては
その小数点以下切り上げたシンボルのみが
一番重要になります。
もちろん度数の終盤などであれば、その次
のシンボルも参考にしたりしますが、
生まれた瞬間に一番ポイントがあり、時間
というサイクルがない状態なので、「瞬間」
が特に意味があるものだからです。
さて月は、とても速く動いて、2時間に
ほぼ1度くらい動きますので、小数点以下
切り上げの度数だけでなく、次の度数と
その次の度数まで参考にします。
水星は、1日に2度ほど動きますので、
小数点切り上げの度数と、その次の
度数のシンボルも参考します。
逆行の場合は、切り上げの度数も
観ますが、より重要なのが、切り捨てた
度数になります。そしてその前の度数も
参考にします。以下の天体の逆行の場合
もコンセプトは同じになります。
金星と太陽は同じくらいの速さなので、
小数点以下の数値が、後半から終盤なら
小数点切り上げの度数とその次の度数も
観る事になります。
ただ太陽までのシンボルは、前後数度の
シンボルを参考にするという見方もあり
ますので、それは鑑定する人によると思い
ます。
そして火星から土星までは、小数点切り上げ
の度数が、中心のシンボルとして観ます。
そしてトランスサタニアンは、特に遅い
天体なので、小数点切り上げの度数と
切り捨ての度数のシンボルを合わせて
観る事になります。
このように天体の速度によって、サビアン
シンボルの読み取り方に違いが出ると
いう事です。
次回は具体的にホロスコープのシンボルを
観ながら、説明させていただきます。
ではまた(^^)/