射手座の説明で使わせていただいたこの図
を今回の山羊座でも使わせていただきたい
と思います。
山羊座の支配星の土星は、その軌道の内側
の天体全てに影響を及ぼし、太陽以外の天体
には、支配的なエネルギーをもたらします。
ところが水瓶座の支配星天王星は、その
支配力の外側になるので、ことごとく
土星のエネルギーと反発しあいます。
そのことは、また水瓶座についてで説明
します。
では山羊座についての説明です。
♑ 山羊座:支配星 土星
星座ナンバー10
四元素 地
陰の気
この山羊座に対するあんみんの解釈は、
通常の占星術での解釈とかなり違います。
それは土星に対する解釈に大きな差がある
ことが原因です。
土星は古来より、不吉で凶意のある天体
として知られてきたのに、現代になって
それは厳しさを教える父のような存在
なので、必要な天体なのだというように
変わってきました。
しかし、古代の人々の感性が、現代の人々
の感性より大きく劣るとは思えません。
それに、あんみんの独自の研究から、土星
が、太陽系にとって支配的エネルギーを
もたらしていると解釈しているので、
やはり凶意はそのままに残して、それに
対応する意識として山羊座のサインと
しての意味を捉えています。
まあ土星というよりも、その異質なエネル
ギーをもたらしているのは、そのリング
の方なんですけどね。
太古には土星にリングがなかったとする
伝承や、土星のリングを修正または、新た
に増設している、巨大なシリンダー型の
未確認飛行物体の存在を、NASAの非公開
写真をもとに、公表している元職員もいた
りします。これを眉唾とみなしたい人が、
ほとんどでしょうが、あんみんは探究が
趣味なので、このことの裏付けは取って
います。
ということで意図的な支配エネルギーを
土星が、その軌道の内側の天体に対して
もたらしているということから、山羊座
のサインとしての意味をとらえようとし
ているのが、あんみんということなの
です。
さて山羊座は、とてもおとなしく、堅実
な人生を歩む人物像だという解釈が、
一般的ですが、それは土星の支配する
山羊座の影響を受ければ、それに対応
することで、生きるしかなかったわけ
です。そのため社会に従順になり、
おとなしくもなり、また社会的な、
または会社での役割を熱心にこなして
いる人物像となったわけです。
しかし、それでも宇宙意識への成長
の流れが途切れたわけでは、ありません
ので、社会から隠れる隠遁者になっても
真理への探究は、止むことはありません。
以上は大衆レベルにもたらされた土星
のエネルギーですが、支配側からみた
土星のエネルギーも当然あらわれて
きます。
それらのことが、山羊座のサビアン
シンボルにもよく表現されているのです。
山羊座2度「三つのステンドグラスの窓、
一つは爆撃で損傷している」
山羊座5度「カヌーを漕ぎ戦争の踊りを
踊っているインディアン」
山羊座22度「敗北を優美に認める将軍」
山羊座23度「戦争での勇敢さをたたえる
2つの賞」
これら4つは、土星がもたらした凶意により
大衆の人々が命を奪い合う戦争に関する
シンボルとなっています。
山羊座11度「キジの大きな群れ」
山羊座16度「体操着の少年少女」
山羊座28度「大きな養鶏場」
これら3つは大衆の象徴ですが、どれも
被支配側ということをあらわしています。
体操着の少年少女は、教育の場に取り込
まれている姿なので、自由に遊ぶのとは
違い、管理されているということを示して
います。
また養鶏場に象徴される大衆は、管理され
ていることを示し、支配されている人々
を表現しているシンボルだといえます。
山羊座12度
「講義をする自然の学徒」
山羊座14度
「花崗岩に刻まれた古代の浮き彫り」
山羊座27度「山の巡礼」
これら3つとも、宇宙意識が維持されて
いることで、探究心を発揮している様子
が描かれています。しかし土星社会から
逃れる形でしか、存続できない意識だと
いうことです。つまり自然の中、古代
の遺跡、そして世俗を離れた山という
ことです。
山羊座30度「秘密のビジネス会議」
こちらは、支配が完成して、社会をコント
ロールしようとしている存在を意味
しています。