牡羊座20度
「冬に鳥に餌をやる若い少女」
です。
生命の春のイメージである牡羊座
のシンボルに、何故冬のシンボル
が、と意外に思われるかもしれま
せんが、この20度ではドデカ
メモリーで射手座のサインの影響を
受けているという事なので、11月
の終盤からスタートする射手座の
冬のイメージが入り込んできて
いるという事なのです。
これは、冬に食料の確保が厳しい
季節を迎える鳥に対して、今度は
生命の春の牡羊座の象徴でもある
少女が慈愛を発揮して、餌を与えて
いるという事なのです。
という事で今日は、生命に対して、
慈愛を発揮するのに、良い日です。
別の生命でなくても、子供や年長者に
対して、愛情を持って接したり、ペット
をかわいがったりするのにも良い日
でしょう。
対称の180度のシンボルは、
天秤座20度
「ユダヤ人のラビ」
です。
ラビというのは、ユダヤ教の僧侶
なので、社会から離れて、求道的な
道に入っているという事を暗示して
います。つまり天秤座19度の
泥棒集団では、社会に反抗的な
潜在意識は隠れるしかなかったの
ですが、隠遁生活に入ることで、
少なくとも潜在意識は解放されると
いう事を示しています。
当然僧侶なので、人々の幸せを願うと
いう慈愛に満ちた心を持っています。
この慈愛という点で、今日の牡羊座
のシンボルと共通していますが、
牡羊座がごく身近な存在の生命に対して
慈愛の心を示しているのに対して、
この天秤座は、広く人々のための大愛を
祈りなどで、表現しているので、対称的
な意味となっています。
逆向きのエネルギーの90度のシンボルは
蟹座20度
「セレナーデを歌うゴンドラ乗り」
山羊座20度
「歌っている隠れた合唱隊」
です。
まずこの二つのシンボルは歌という共通点
でつながっていますし、解放的に歌って
いるゴンドラ乗りに対して、隠れた合唱隊
が対称的にもなっています。
これらのシンボルに対して今日のシンボルの
対称軸は、逆のエネルギーとはいえません。
サビアンシンボルには、いくつかこのような
関係で、全てが共通点を持ってつながって
いるというものがあります。
スクエアとオポジションでのクロスの関係
は、本来宇宙のエネルギーは一体のもの
という事を示していて、スクエアに逆の
エネルギーがあったり、オポジションに
対称の意味があったりするのも、一体の
エネルギーとしてバランスを取るための
もので、今回のようにそのような逆の
エネルギーを使わなくても、一体で
バランスが取れていれば問題ないという
わけなのです。
これはこの90度のシンボルの対称軸が
歌で人々の心を癒やそうとしているのに
対して、今日のシンボルの対称軸は、
生命に対しての慈愛を示しているという
事で、4つのシンボル全てが、慈愛や
癒やしといった似たような意味で共通して
いるという表現になっています。