蠍座13度
「実験をしている発明家」
です。
これは直前のシンボル蠍座12度
「大使館の舞踏会」と3つ前のシンボル
蠍座10度「親睦夕食会」で、自分の
内面や核に集中していた蠍座に他者の
集合意識が入ってきた事により、
外界に向けての視点を獲得したという事
で、その視点を使って、探究心が
芽生えているというのが、このシンボル
という事になります。
もともと自分の核を追求しようとして
いたエネルギーが、外界に向けられる
ようになったという事ですね。
今日は、観察力を大切にしたい日ですね。
日常の中には、一見陳腐なものに見えて
も、視点を変えるだけで大きなヒントが
隠されているものです。宝物のような
アイデアが見つかるかも知れないので、
観察する意識を大事にしましょう。
対称の180度のシンボルは
牡牛座13度
「荷物を運ぶ男性」
です。
頭の働きである蠍座のシンボルに対して、
この牡牛座のシンボルは、肉体の労働
という意味で対称的になっているという
わけです。
もっと正確に説明するならば、どちらも
外界に対して働きかけるというテーマ
では同じですが、頭または知能の働き
である思考と、身体の働きである行動
という意味で対称的だという事です。
逆向きのエネルギーの90度のシンボルは、
水瓶座13度
「バロメーター」
獅子座13度
「揺れている年を取った船長」
です。
水瓶座13度のバロメーターは、物事を測る
尺度や目安の象徴だという事です。
まさに「観察」というテーマで、
今日の蠍座とつながっています。
やはりここにも、サビアンの神秘的な
意味深さを、見て取る事ができますね。
蠍座のシンボルは、人間的な主観的な
視点で、物事を探究している姿なのに
対してこちらの水瓶座のシンボルは、
機械的に客観的な現実を投影している
だけなので逆のエネルギーになって
います。
またこの水瓶座のシンボルが、機械的な
働きを示しているのに対して、牡牛座の
シンボルはまさに、肉体労働なので、逆
のエネルギーになっています。
獅子座13度の揺れている年を取った
船長というのは、引退して航海時代を
なつかしんでいる様子を描いたもので
しょう。揺れているというのは、
イメージの世界に浸るという姿を暗示
しています。
これはすでに積極的に物事を見極めよう
として頭を働かせている蠍座のシンボル
とは逆に、勝手に思い浮かんでくる
イメージの世界で遊んでいる姿だという
事です。
左脳の蠍座に対して、右脳の獅子座と
いう対比でもいいでょう。
またこのシンボルには、人生や世の中を
俯瞰するような広い視点も暗示されて
います。
またこの獅子座13度のシンボルは、
すでに引退した船長を暗示している
ので、働かなくなっているわけで、
現役で働いている牡牛座13度の荷物
を運ぶ男性とは逆のエネルギーと
なっています。
今日の蠍座13度のアスペクトは、また
見事にわかりやすい対比になっているの
で、サビアンシンボルの神秘的な力を
示しているといえますね。