一つのサビアンシンボルが、いくつもの
アスペクトで、他のサビアンシンボルと
その意味通りでつながっている事から、
それを一望のもとに俯瞰して眺めて、
徹底的に解釈して、一度ずつのサビアン
シンボルを極めていこうというのが、
このサビアンマンダラシリーズです。
今回は
牡羊座7度
「二つの領域でうまく自己表現
している男性」
です。
今回のサビアンシンボルのマンダラを
俯瞰していただければよくわかって
いただけると思いますが、全体を通して
のテーマがあります。
それは、二つまたは二人という事です。
牡羊座7度というのは、ドデカメモリー
では、双子座にあたるため、それまでの
牡羊座と牡牛座が個人のみの領域だった
のに対して、この双子座のサインは、
他者を意識するようになります。
つまり自分以外のもう一つの領域を
意識するという事なので、牡羊座7度
では、牡羊座の個人が二つの領域を
意識してうまく表現しているという
事です。
この二つの領域が、二人などの表現に
つながるというわけです。
このつながりは、通常の感覚では理解
しにくいかも知れませんね。
つまり本来の私たちは、一体なので、
二人や二つの領域などというものは、
自分そのものの内側にあるという
コンセプトだという事です。
というわけで、二つの領域も二人も
自分自身の投影という見方で、
このサビアンシンボルマンダラを
進行方向から見ていく事にします。
通常の定義である「刺激しあう関係」
というつながり以上のものを感じる
全天360の1/9であるノーバイル
は、サビアンシンボルでは、かなり
相性の良いアスペクトだと感じます。
5や7と同じく、最大の吉数といれる
9のハーモニクスもサビアンシンボル
の相性がとても良いです。
で40度のノーバイルが
牡牛座17度
「剣とたいまつの間の戦い」
です。
これは剣(男性エネルギー)とたいまつ
(女性エネルギー)が、心の中で葛藤
しているという事で、心の中の二つの
領域を意識しているという事で、
牡羊座7度と意味がつながってきます。
互いを高めあうセプタイルの52度は、
牡牛座29度
「テーブルの前の二人の靴職人」
です。
これは、靴職人が自らの腕前を発揮して
自己表現しているのがわかります。
そして二人であるという事は、高い意識
で俯瞰すれば、同じ自分の二つの領域
という事になるので、意味がつながり
ます。
神秘的なつながりであるクインタイルの
オーブ1度の71度が
双子座18度
「中国語を話す二人の中国人」
です。
これは今日の牡羊座7度のドデカメモリー
のサインでもある双子座なので、
やはり他者を意識してのシンボルに
なっています。そして二人の中国人は、
自分自身の二つの領域という事につながり、
互いに母国語でうまく自己表現していると
いうわけです。
逆のエネルギーの90度のスクエアは
蟹座7度
「月明かりの夜の二人の妖精」
です。
これは二人という意味では、二つの領域の
牡羊座7度とつながっていますが、
この蟹座7度は、妖精が潜在意識レベル
の存在なので、隠れた意識という事を
示していて、自己表現して現実化して
いる牡羊座7度のシンボルとは逆向きの
エネルギーになっているというわけです。
同質のエネルギーであるトラインの
オーブ1度の119度は
獅子座6度
「時代遅れの女性と最先端の少女」
です。
確かにこれは世代の違う二人が別々の
ファッションで、それぞれの個性を良く
表現しているので、つまりは二つの
領域をうまく表現している牡羊座7度
と同質なのがよくわかりますね。
神秘的なつながりのバイクインタイルの
オーブ2度が
獅子座29度
「人魚」
です。
人魚は、客観的な知性をあらわす人の部分
と、生命としての本能を示す魚の部分が
自身の中で同居していて、まさに二つの
領域を体現しているわけで、これも
牡羊座7度と神秘的につながっています。
対称の180度のシンボルが
天秤座7度
「ヒヨコに餌をやり鷹から守る女性」
です。
これは、ヒヨコの身になった女性が、
自身のもう一つの投影である自分を
守ろうとしていて、これも二つの領域
での自己表現なので、牡羊座7度と
表裏一体の対称のシンボルとなって
います。
さてこんどは進行と逆方向のアスペクト
です。
高め合う関係の52度のセプタイルが
水瓶座15度
「フェンスの上にとまっている二羽の
ラヴバード」
これは、二羽がどちらも自分という俯瞰
でみれば、やはり二つの領域での
自己表現で、愛し合っているという
事ですし、フェンスは境界を示していて
やはり二つの領域にまたがって存在して
いるという意味にもなります。この
ように二重の意味で、牡羊座7度と良い
つながりであるという事です。
神秘的なつながりの144度の
バイクインタイルは
蠍座17度
「自分自身の子供の父である女性」
です。
これは母親である女性が、子供のために
父という男性エネルギーで、導こう
としているので、自分の中の女性と
男性の二つの領域で、うまく自己表現
しているわけですから、見事に神秘的に
牡羊座7度とつながっています。
今回は牡羊座7度の二つの領域での
自己が、高次元のレベルの自分で
いえば二人の自己となったり、また
別の二つの領域に変わったりしながら、
うまく表現されているという事を、
多くのアスペクトで暗示している
という事を説明しました。
やはり今回も1/5(クインタイル・
バイクインタイル)、1/7(セプタイル
バイセプタイル)、1/9(ノーバイル)
のハーモニクスのアスペクトとシンボル
が、密接なつながりになっている事
が多いという事を理解できましたね。
ではまた(^^)