サビアン占星術大家の コア解釈編その4  国家権力のシンボル 


これは、通常のサビアンシンボルの
徹底解釈とは違い、
ディーン・ルディヤー氏の意訳による
シンボルを、松村潔氏と直居あきら氏が
解釈しておられるのを、徹底解説しよう
としているシリーズです。

いつもの徹底比較で引用させていただいて
いる著書とは違い、以下の両氏の
著書から引用させていただきます。

「神秘のサビアン占星術」  
         松村潔 著
         Gakken 刊

「究極のサビアン占星学」
         直居あきら 著
       魔女の家®BOOKS 刊

さて今回比較研究させていただく
サビアンシンボルは

山羊座18度
「イギリスの国旗」
です。

このシンボルは私が毎日のシンボル
解説でも紹介していますので、掲載
しておきます。

これは、山羊座の社会に対する支配的
なエネルギーがそのまま表現された
ようなシンボルです。
産業革命以降、英国は世界でのパワーの
中心に居続け、20世紀の初期にあたる
エリス女史のチャネリングの時も、
やはり強い影響力を持っていました。
またこれは、個人として届けられる
エネルギーとしては、やはり社会的な
制限に対して、従順な意識となって表れ
ます。
私はアセンダントがこの山羊座18度
なので、社会的な行動という面から
見れば、確かに真面目そのものである
ように見えます。少しはやんちゃな
ところを見せられた方が格好よいのに
と思っていても、自然とまっすぐ生きて
いるのも、このアセンダントの山羊座
18度の影響なのだと思います。

まあ今回は、私のと比較検討する徹底比較
編ではないでので参考までにという事
でした。実際私もまだ書き足りなくて、
このシンボルは、権力者側のパワーを
受け取れるという意味にも取れるし、大衆
レベルの立場との両面として捉えるのが
妥当だと思っています。

では牡羊座29度を、まず松村潔氏
の解説でご覧いただきましょう。

「」内は中略、~は引用です。

「山羊座18度・・イギリスの軍旗から
はためく星条旗」

 かつてイギリス艦隊は、海を守る役割を
担っていた。海は、人間の無意識の力を
あらわしていて、ここには未知な危険が
潜んでいる。この度数は、政治的な力とか
、秩序が個人や集団の生活を守り、
こうし無意識の世界を統御することに
言及しているが、ちょうどこの前の度数、
17度で、抑圧を解放し、自由を謳歌
しようとした人が、心理的な解放がゆき
すぎた結果をもたらされる危険を感知
して、もう一度自主的に心身を管理したい
という姿勢に変化したことを暗示。
(引用注:山羊座17度は「密かに裸
で入浴する少女です。)

政治的な力の価値、政治的な力がもたらす
危険にも関係する度数。~
~この度数の人は、政治的や権力、管理の
問題に関して研究する能力がある。」

“出典:「神秘のサビアン占星術」  
         松村潔 著
         Gakken 刊”

なんとイギリス艦隊が海を守るという
解釈には少し驚きました。軍事力で
世界を制圧してまわり、英語が世界の
公用語にさせられるようなきっかけに
なったような事を、海を守るという解釈
とは、まあ占星術の世界では少しそう
いう事はひかえめに解釈するのかも知れ
ませんね。
また最後の政治や権力に対して、研究
する能力があるというのは、アセンダント
にこのシンボルを持つ私としては、納得
です。ブログでは公開していませんが、
政治や権力の方に関しては、かなり
深く研究して、把握できていると思い
ますので

そして直居あきら氏の解釈はどうでしょう

「 
キャプリコーン一八度
「英国国旗が英国軍艦から揚がる」

~社会的管理とその圧迫が示されて
いる。
人々の意識は、アストラル世界の海には
向かず、人間同士のことや、生活に集中
している。~
~否応なくそう仕向けられてしまうのだ。
しかし、それは人に安定をもたらして
いるのも事実である。
意識の拡大には危険はつきものであるから
、無味乾燥でも単調な生活を守っていよう、
とアストラル体は考えているのだろう。
被害者としての羊(ひつじ)が嫌な人は
積極的に政治に関与する(ルディヤー)が
、多分その心理も平凡なものだろう。
人間は自己暗示をかければ、一変した
ように変容できる可能性をどの人も持つ
のだが。」

“出典:「究極のサビアン占星学」
         直居あきら 著
       魔女の家®BOOKS 刊”

松村氏は、自分自身の管理に意識が
向いていて、直居氏は、社会による抑圧
や圧迫という解釈をして、おられますが
どちらかというと私は、直居氏の方の
解釈に近いと思います

しかもおとなしい子羊として、過ごすか、
権力側につくかの二つの立場について
も説明してたおられるので、今回は
直居氏の解釈の方が、より深いような
気がします。
ただ松村氏のいわれる「自己管理意識」
というのも確かにあって、権力者側の
管理統制の意識にも通じるし、大衆側の
社会の中での自己管理または制御にも
通じる事だろうと思うからです。

そして私の場合は、もし権力者側の意識
につくような事があれば、そのエネルギー
の恩恵も受けると解釈しているのですが、
直居氏の場合は、そのエネルギーは多く
の人の場合使いこなせないとしておられ
ます。

今回もなかなか、大家の方々の深い解釈を
参考にする事ができました。

なんだかサビアンシンボル徹底比較と
あまり変わらない感じになっていますが、
参考にする著書も違うため、コア
解釈編として投稿しています。

ではまた(^^)/

ありがとうございます(^^)

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