サビアンシンボル解釈その2        連続する牡羊座の図形シンボル


今回のサビアンシンボル解釈は、
牡羊座の序盤のサビアンシンボルに、
連続して図形のシンボルが、現れて
いる事についての解釈です。

連続したり、接近した角度というのは、
占星術では意味を強め合う、合つまり
コンジャンクションのアスペクトと
して知られます。
それらは、許容範囲が通常前後3度ほど
認められたりしていますが、私のサビアン
シンボルの解釈としては、近くの前後
1から2度ほどを許容範囲としています。
そしてその範囲内のサビアンシンボル
どうしをコンジャンクションのサビアン
シンボルとして、同じ意味を強め合うもの
どうしのつながりとして読み解いて
いきます。
事実、連続した、または接近した度数の
サビアンシンボルは、意味がほぼ同じか、
テーマにつながりが見られるなど、神秘
的な意味を読み取る事ができるのです。

今回は牡羊座のそのコンジャンクションと
してのつながりが見られる

牡羊座5度
「羽根のある三角」

牡羊座6度
「一辺が明るく照らされた四角」

の二つについて見ていきたいと思います。
なんとどちらにも図形がありますね。
サビアンの神秘のなせるわざです。

生命の誕生にあたり、自然界での生命を
スタートさせた牡羊座の序盤に、なぜ
図形が出てくるのか不思議に思われる
方も多いでしょうね。

実は、自然界には数学的な仕組みが隠されて
いるって知っておられましたか?

実は黄金比のような比率の法則に、自然界は
満ちているのです。
これは黄金比と五角形という記事でも説明
させていただいてます。

そのような法則以外にも、地球で最も多い
物質の元素として知られるのが、酸素ですが
固体としての元素としてはケイ素が、最も
多くみられるのです。
そしてそのケイ素が、水などと反応して
作り出す結晶が全て六角形になる事から、
自然界での物質は、六角形の状態で、最も
安定する事も知られています。

このように自然界は、数学的幾何学的な法則
により成り立っているという事です。

つまり自然界に登場したばかりの、生命の
誕生としての牡羊座は、自然界から、その
仕組みのエネルギーを受け取る事になるので、
序盤のサビアンシンボルに、三角形や四角形
が連続して現れているという事なのです。

このような事を表現できるサビアンシンボル
は、地上での自然界の真理もまた表現して
いるのです。
(地上に届く宇宙エネルギーは、自然界
そのもののエネルギーとして変換された
形でも地上に届くという事です。)
その事がこの二つのシンボルでも、理解
できるようになっています。

まずは牡羊座5度
「羽のある三角」についてです。
三角形は、「方向性」を示す形です。
その事はトラインとセクスタイルについて
という記事にも説明しています。
その三角形に羽が生えているという
このシンボルは、自然界はエネルギーに
満ちていて、そのエネルギーには方向性
があるという事を表現しているのです。

そして次は
牡羊座6度
「一辺が明るく照らされた四角」
について。
四角形というのは、安定した物質の象徴
です。
先ほどご紹介した物質のシンボル六角形も
四角形である正方形を一辺とした立方体を
内包している形なのです。
下の画像をご覧になればよくわかって
いただけると思います。

“出典:「Berceresta
     (ベルチェレスタ)様”

そしてこの四角形の一辺が明るく照ら
されているというのは、光の反射が、
物質を視覚化させるものだという事
も示しているというわけです。
(私たちは物質そのものではなく、
光の反射だけを見ているというのが
基本です)
つまりこれも自然界の物質エネルギーを
表現しているというわけです。

このようにサビアンシンボルは自然界の
法則も反映しているというわけなのです。

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量子物理学とインドの古代哲学       酷似しているコンセプト

私が、当ブログで最先端物理学としてご紹介
しているのは、量子物理学です。
事実、多くの科学者がこのように捉えて
います。
つまり超常現象や霊などの、我々には
感知観測できないものも、現象として認める
という科学本来の立場に立っているジャンル
だからです。
つまり波動関数とかややこしい
数学的要素で、量子物理学の真意を遠ざける
ネットやマスコミに惑わされてはいけま
せん。
基本的に現象を素直に解釈していこう
という姿勢そのものが、量子物理学の定義
なのです。
従来の物理学では、物理的な法則に反する
ものは現実または事実として認めないという
意固地な解釈だったのが、量子物理学では
全ての現象を説明できる理論を構築しようと
いうのが基本のコンセプトで、これこそ
最先端の真の科学だといえると思います。
しかし、この量子物理学がミクロの世界
で、ようやく発見できたような事実を
1300年以上も前にインドの古代哲学
が、理解していたという信じられない
ような事が近年知られるようになってきた
のです。

そのインドの古代哲学とはタントラといい
ます。タントラ(TANTRA)とは、
インドの哲学でなんと6~7世紀頃から
存在するものです。
この哲学が量子物理学のコンセプトと酷似
しているというのです。
ではみていきましょう。

量子物理学では、宇宙の最小単位とされて
いる素粒子は、波としての波動の性質と
粒子の性質を合わせ持っていると考え
られていますが、私たちが観測する場合に
おいてのみ、素粒子として現れるので、
本来は波動だという結論に達している
量子物理学者も多くいます。
そしてこのことは、近代になって電子
顕微鏡などの科学的機器による観測で
わかるようになったことですが、なんと
それよりさかのぼる事1300年前ほど
昔に、インドのタントラ哲学が、まさ
にその最新の物理学の結論とほぼ同じ
ものであったということなのです。

タントラによると宇宙にある要素は、
ナダ(nada)といって波動と呼ば
れるものと、ビンズ(bindu)と
呼ばれる粒子があるといいます。
これだけでも量子物理学と一致して
いるのが驚異的なのですが、さらに
タントラでは波動であるナダと、
粒子であるビンズを、意識をもって
もっと正確に見ると物体は三次元的な
性質を失い、全ての物体も一つの次元
となり、あらゆる全てとしての一つと
なるという事なのです。

(ここで、現代の我々の意識レベルと
古代のインド人の意識レベルの差が
はっきり出ています。
量子物理学では、あくまでも観測の
上で、素粒子も波動だと捉えられて
いるだけですが、タントラ哲学では
「意識」をもってみれば、粒子で
なくなり波動に溶け込んで一体になると
いっているわけです。つまり現代人
とは意識レベルが違っているという事
ですね)

これは、量子物理学の結論とほぼ同じ
です。
ナダ(波動)とビンズ(粒子)は、
結局同じものであるという点で同じ
ですし、全てが一つの次元だと捉えて
いたというのも、同じなのです。
量子物理学においても、量子はあらゆる
全てとつながっていて一つであるという
認識になりつつあるのです。
物理学者のジョン・ウィーラーによると
「宇宙のあらゆる時空の点が距離や
時間にかかわらず、あらゆる時空の点
とつながっていることから宇宙は一次元
である」としています。
宇宙があらゆる時空の点でつながっていて
一次元というのは、つまり「宇宙は一体」
であるという事で、タントラ哲学の言葉と
一致するという事です。ニュートン以来の
近代物理学では、全ての物体を別々のもの
として捉えていましたが、量子物理学は、
全てを一体として捉えるようになり、これ
がまた古代のタントラ哲学とも一致して
いるという事なのです。
また電気的宇宙論でも宇宙がプラズマを
ベースとした電気的な性質とエネルギー
で一体であるという事を示唆しています。
つまりは、教科書と主流の科学で支持
されて私たちの常識とされてきた物理学
は、本来であれば完全に不充分な認識
レベルであった事を認めなければなら
ないのです。(もちろん基本的に真実
から遠ざけられきている我々の常識とし
ては、現状のまま維持されるでしょう)

まあもちろん我々の五感で感知する限り
では、その従来の物理学を適用して
さしつかえないのですが、我々の現実
全てを説明するのには、そして真理を
認識するには、五感での狭い世界のみに
限定される事になって不充分だという事
なのです。

また量子物理学とタントラは同じように、
物質は永続的に存在するものではないと
しています。
両者はともに、エネルギーや動き
(波動、幾何学的元型)が元(源)に
あって、それが固形化されたような
物質を生み出すものだとしていて、
それらは全て最終的にエーテル(アカシャ)
に還元されるという事なのです。
(これは従来の科学も同じように思える
でしょうが、物質が素粒子に分解されるだけ
だと考えるのが現代の主流の科学なのに
対して、量子物理学と、タントラは物質が、
エネルギーや動きなどに還元されるとして
いる点が大きく違うのです。)

とてもよく似た宇宙の元型ともいえるのが
この物理学のエーテルと、タントラの
アカシャですが、少しだけ意味が違います、
アカシャは、原初のパワー(エネルギー)
が自身を分化させた総合的なエネルギー
(フォース)のことをいい、振動している
状態で、たとえば光などを伝達する媒介物
です。
逆にエーテルは、全ての物質のエネルギー
のもとであるため、物質でも、波動でも
ない、感知観測できない領域のものの
全てで、宇宙の元型として働くものです。

そしてアカシャは波動のベースのような
エネルギーだという事です。

おそらく混乱されるでしょうが、かんたん
にいいますと、タントラのアカシャは、
エネルギーそのもので、物理学のエーテル
は、感知できない領域の宇宙のベースで
あるという事です。つまり解釈の違いが
あるだけで、両者の指しているものが、
一致することもあるという事です。

むしろこのアカシャに相当するのが、
ウィーラー博士のいう「量子の海」
(quqntum form)
です。これは宇宙にゆき渡っている波動
エネルギー全体を示しているのです。

タントラと量子物理学では、物質とは、
それと同質の波動のことで、集中して
継続的な波動ということです。

これは私がこれまでの記事で説明させて
いただいたように、トーラスである
エネルギーの波動が物質を形成して
いるという事を裏付けるコンセプト
でもあるという事です。

あまり物理に興味がない人でも、6~7
世紀頃のインドの哲学が、現代の量子
物理学と同じ叡知に達していたという
事を示しているという事がわかって
いただけたのではないかと思います。

また全てが一つであり、物質は
エネルギーが五感として捉えられる
ようになっただけのものでもある
という事をわかっていただければ
いいかなと思います。

あとちなみにスピリチュアルの世界
でも有名なアカシックレコードとは
このアカシャのコンセプトがベース
になっているという事です。

このタントラ哲学と量子物理学の
類似点は他にもありますので
この記事の続きは次回という事で
ではまた(^^)/

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