前回の
インド占星術 子ども・教育・恋愛などを
示す第5ハウスについて
に続いて、今回は第6ハウスです。
ハウスの流れをまたまた掲載します。
「1.誕生 → 2.家庭・衣食 → 3.訓練・
努力 → 4.人生の基盤を築く → 5.学習・
理想 → 6.障害や病 → 7.人間関係を築く
→ 8.悩む → 9.精神性に目覚める →
10.社会的な活動 → 11.達成 → 12.死
→ 1へ戻る」
“出典:インド占星術.com様
「ハウスについて」より”
この流れでいくと障害や病という事
ですが、他にも敵や競争またはペット
などという意味もあるようです。
なんだかペットだけ違和感あり
ますが、とても気に入らない感じの
ハウスですね。
カテゴリー分けでいくとこの
第6ハウスは、ドゥシュタナハウスと
呼ばれるもので、困難や不運を司る
そうです。どうりでおもしろくない
象意であるはずですね。
ここに惑星が在住すると困難を
もたらすという事です。
ただし凶意はこのドゥシュタナハウス
の中で、一番弱いようです、それだけ
が救いですが、その順番は以下の
通りです。
第8室>第12室>第6室
ではいつものサイトから第6ハウスに
ついての説明を観てみる事にしま
しょう。
『』内が引用です。
『6室 (アリ・ハウス/敵の室)
教育(第5室)が修了すると、
キャリアが始まり、健やかな健康作り
の段階に入る。また、それと同時に、
病気、敵対、借金の問題も生じる。
そのため、6室は敵、争い、競争、
病気、トラブル、労働、奉仕などを
示す。
6室はドシュタナ、かつウパチャヤ、
トリシャダで凶のハウスです。
ラグナロードが6室に入ったり、
6室支配星が1室に入り傷ついている
と健康に問題が生じやすい。
6室は競争や争いを示し、3室と同様に
凶星が入る方が望ましいとされ、
敵に打ち勝つという象意が生じる。
6室の強い人はスポーツ選手や
ギャンブラー、弁護士に向いています。
また、6室は7室から12室目で、
人間関係が失われると争いが生じる
ことを示しています。
10室が6室に絡む場合・・・病気の
象意より、医者や看護師、奉仕より、
サービス業、労働より、ハードワーク、
競争・争い・敵より、スポーツマンや
弁護士などになる。単に職業上の
トラブルが多発することをしめす
場合もあり。
母親を示す4室から3室目(弟妹)で、
母型の叔父・叔母を示す。またペットも
6室が示す。
6室の意味(ウッタラカーラムリタより)
病気。障害。ケンカ。母方の伯父。粘液。
汗腺。残忍な行為。精神異常。腫れ物。
敵。憎しみ。欲深さ。疾病。負傷。 性病
(淋病)。食べ物。疲労。借金。中傷。
敵の力。消費。熱。潰瘍。精神の落ち
込み。怒り。人との対抗意識。 絶え間
ない目の病気。施し物を受ける。
時期外れの食事。学習の損失。従兄弟。
血縁者。取得。種族。毒。拘束。腹痛。
自身の名誉を守ること。泌尿器の病気。
赤痢。叱責。奴隷。泥棒。災難。監獄。
兄弟との誤解。』
“出典:インド占星術.com様
「ハウスについて」より”
病気や障害だの、困難なハウスのカテゴリー
が重なってるだのと、さんざんびびらせて
くれてましたが、解説を読んでみると、
そんなにとことんやばいというものでも
なさそうに思えますね。
この第6ハウスに凶星が入ると、逆に
望ましく、相手に打ち勝つという象意が
得られるそうです。
しかし、やはり第6室の支配星が、自分
自身をあらわす第1室に入ると、健康に
問題が生じやすいという事です。
また10室が6室と絡むと、医者や看護師、
スポーツマンや弁護士というように良い
意味にもなるようです。
この絡むというのは、たとえば、6室の
支配星が10室に入ったり、逆に
10室の支配星が第6室に入ったり、
また6室か10室在住の惑星が、相手の
室に対してアスペクトを形成したり
するというような意味になります。
にしても、第6室の意味には、結構やばい
ものが多いようで、残忍行為、精神異常、
毒、奴隷、監獄など、やっぱり関わり
たくないハウスではあります。
あとおそらく、パッと見わかりにくい
と思われるのが
「6室は7室から12室目で、人間関係が
失われると争いが生じることを示して
います。」
これは私もちんぷんかんぷんだった
ので、熟練者の方に質問させて
いただくと、7室というのは、
ビジネスパートナーや結婚相手など
の人間関係を示すハウスで、その
第7室自身も含めて数えて12室目
にあたるのが、この第6室です。
12室目というのは、もとの室の
象意の「損失」を意味するそうです。
この場合第7室の象意の損失を意味
するらしいので、人間関係が
失われるという意味になるそうです。
なんとなくわかりますね、こういう
働きが、第6室と第7室の絡みには、
あるというくらいを、ここでは覚えて
おいたらいいと思います。
では私のラーシチャートで観て
いきましょう。
たぶん良かったですね、在住している
惑星は、ありませんでした。
あと第10室に在住しているのは太陽
と水星なので、火星と木星と土星
以外の天体は、対角線しかアスペクト
しません。
なんだ全然関係ありませんね。
そうそう一つだけありました。
第6室の支配星でしたね。第6室は
牡牛座なので、金星が支配星です。
金星は、第9室に在住しているので
大吉です。となると第6室は
強いという事なので、スポーツ選手
や、ギャンブラー、弁護士などに
なるという事ですが、なって
いません。ただしっかり目指せば
スポーツ選手にはなれたと思います。
弁護士は絶対無理でしょう。まず
意外に思われるかも知れませんが、
自分の興味のない難しい本を読むと
瞬間的に熟睡してしまうという体質
なので、無理なのです。
みなさんもご自分のラーシチャート
で見てみてくださいね。
Jyotish-ONE Chart 入力フォーム
では次回は第7ハウスについてに
なります。