西洋占星術では、エレメント(元素)
は4つあります。
4つとは「風、火、水、地」という
事です。
12星座をちょうど4等分した3つ
ずつのサインが交互に割り当てられて
います。
風 双子座 天秤座 水瓶座
火 牡羊座 獅子座 射手座
水 蟹座 蠍座 魚座
地 牡牛座 乙女座 山羊座
このようになっていますが、風に
ついてのサビアンシンボルは、
すでに紹介しましたので、今度は
火についてみていきたいと思い
ます。
実は、火については、
牡羊座の「火」を表現する
サビアンシンボル
炎のコンジャンクション
で、とても象徴的なシンボルを
取り上げて説明しましたので、
今回は相性という視点から、取り上げ
たいと思います。
よく火と風は、男性エネルギーとして
相性がよく、
そして水と地は女性エネルギーとして
相性が良いとされています。
私の解釈でも相性としては、そのように
なりますが、エネルギーの性質としては
またまた独自の解釈をしています。
解説させていただきますね。
つまり火も風も、エネルギーであり、
そのへん実体を伴っている水や地とは
違います。この火と風どちらも精神に
関わる事を
示していますが、火は、方向性を
持った意志、つまり個人の魂のような
ものであるのに対して、風は、全体
としての集合意識、潜在意識などを
示していいます。
つまり風は、より高度な理解や、火が
活動するための場を与えたりします。
当然集合意識としての調和という事も
あり水と似ていますね。
ただ水の方がより結びつきが強いし、
生命としての意味合いが強くなり
ます。
ただ水にも霊的な領域という意味が
ありそういう意味でも風と似てい
ます。
この事から考えるとより男性エネルギー
が強いのが火という事になります。
逆に生命の骨格など肉体の固体的な
物質部分、そして強固な意志などの
意味もあり、またさらに物質的世界の
実体の中心である地は、個としての
分離・分割的な意識という事です。
つまりより柔軟で、個をなくして他と
溶け合う女性的な水のエネルギーに
対して、地は男性的なエネルギーが強い
という事ですね。
男性エネルギーと女性エネルギー
でいうと、
男性エネルギーの強い方から順に
〈男性〉火⇒地⇒風⇒水〈女性〉
という事になります。
今日は特に火について、さらに深め
たいと思いますが、魂の意志として
情熱を持ち、自己主張もするし、その
ため反発や攻撃力にもつながります、
行動力もあります。
とにかくパワフルなイメージなのが
「火」という性質だという事です。
さて火の性質を持つ星座は、牡羊座
、獅子座、射手座と三つありますが、
今回は、牡羊座の火についての説明
です。
生命エネルギーとしての発動を意味
する牡羊座の火のサインは、自ら
エネルギーを発動させて、文字通り
命の炎を燃やし続けようとします。
情熱もあり、さらに本能的でもあり
ます。
この本能に対してのサビアンシンボル
が前回の牡羊座の記事でご紹介した
牡羊座21度
「リングにあがる拳闘士」
牡羊座22度
「欲望の庭へ続く門」
になりますね。
そしてまた生命として自然界の本質を
学ぼうという意識も強く
牡羊座4度
「羽のある三角」
牡羊座6度
「一辺が明るく照らされた四角」
などにもそれがあらわれています。
そうそうこれは自然界が、幾何学的
または数比的な法則に満ちている
という真理も示していますが、これは
私の拙記事
黄金比と五角形 改で詳しく
説明させていただいてますので
よろしかったらどうぞー(^^)
また自分の意志を強く表現しようと
しているサビアンシンボルが
牡羊座11度
「国の支配者」
牡羊座13度
「成功しなかった爆弾の爆破」
です。
11度では自分の意志を大衆に反映
させようとしている事を示しています
し、13度では自分の内面にある
強烈な意志が、空回りした事を示して
います。
そして今回は、火の性質に対して
風の相性が良いという事を説明
しましたので、その事を表現する
サビアンシンボルがありますので
ご紹介しましょう。
牡羊座8度
「風になびくリボンのついた大きな
帽子、東に向いている」
牡羊座24度
「風が吹き込み豊穣の角コーヌコピア
の形をとる開いた窓のネットの
カーテン」
この二つのシンボルにやはり風という
言葉が入っていますよね。
そしてこの二つのシンボルは互いに
似通っていて、8度のリボンは、つまり
自然界を感知するためのアンテナという
意味となり、
24度のカーテンはやはり自然界の
サインを感知して形になっているという
暗示で共通しているのです。
生命としての発動を意味する牡羊座が
自然界から学ぼうとしたり、エネルギーを
拡大しようとしているところで
風が、それを助ける役割を示して
いるという事です。
火と風の相性の良さを、サビアンシンボル
が表現している事がこれでよくわかります。
次の火のサインの記事では、獅子座について
になります。
ではまた(^^)