一つのサビアンシンボルが、いくつもの
アスペクトで、他のサビアンシンボルと
つながっている事から、それを一望の
もとに俯瞰して眺めて、徹底的に解釈
して、一度ずつのサビアンシンボルを
極めていこうというのが、このサビアン
マンダラシリーズです。
さて今回は
牡羊座6度
「一方向から明るく照らされた四角」
です。
この四角というのは、我々が無意識の
うちに投影している現実の物質世界を
象徴しています。
これが一方向から照らされるという事
は、視覚的な現実として認識したと
いう事で、牡羊座が物質的世界を認識
したという意味になります
そしてまた6という数字も、六角形が
立方体を平面的にあらわした形をしている
という事で、これもまた物質性を
示しているという事です。
これは、物質の持つ堅実性にもつながり
ます。
そしまた一辺が照らされているという事
は、物質を観察するという意味になり
ます。
私たちの視覚は、物質の反射光に反応して
いるので、「見る」という行為そのもの
をこのシンボルが表現しているという事
になります。
つまり物質的な視点での観察力と知性、
探究心を示しているのが、この牡羊座6度
という事です。
さてそのような性質をふまえて、上の
サビアンマンダラの画像をご覧ください。
今回は、いつもと違って進行方向と逆の
アスペクトも関係の深いシンボルがある
のが見てとれますね、それは今回の
キーワード「物質」は、過去からある
モノという意味が含まれているからでも
あるでしょう。
ではいつものように、進行方向のシンボル
から見ていきましょう。
まずは逆向きのエネルギーの90度
のスクエアと互いを助け合う、
バイセプタイルが、ともに鳥という
キーワードでつながっています。
90度スクエア
蟹座6度
「巣をつくる猟鳥」
102度バイセプタイル
蟹座18度
「ヒヨコのために土をほじくる雌鳥」
これら二つのシンボルは12度しか
角度がなく、全く関係がなさそうな
アスペクトですが、牡羊座6度を媒介
とした、アスペクトどうしで、この
ように興味深いつながりができた
というわけです。
無機的で生命ではない物質を象徴している
牡羊座6度に対して逆向きのスクエアの
蟹座6度が、生命活動そのものをあらわ
しているので、逆のエネルギーだという
事です。
そして、互いを助け合う関係に
あるバイセプタイルのシンボルが、
逆のエネルギーと同じように家族のために
働く母鳥のシンボルになっています。
これはどういう事かというと、
牡羊座6度との関係でいえば、この土を
ほじくるというのは、知識をほじくり
探究していくという事を暗示している
のです。そうなると一辺を照らす事に
よって物質を観察している牡羊座の
シンボルと知識を得るものどうしで
つながってくる事になりますね。
次は同質のエネルギーのトラインで
119度トライン(オーブ1度)
獅子座5度
「絶壁の端にある岩の塊」
これは、牡羊座6度が持つ物質性が、岩
として表現されているという事です。
神秘的なつがりを持つバイクインタイル
が
145度バイクインタイル(オーブ1度)
乙女座1度
「男性の頭」
これは、物質を観察する牡羊座の知性を
示すシンボルです。
対称の180度にあたるのが
180度オポジション
天秤座6度
「男性の理想が多くの結晶に変わる」
これは、理想が現実化をしているという
事で、イメージが物質化したという幸運
なシンボルですが、対称的に物質に光を
当て、観察して知性を得ようとして
いるのが牡羊座6度のシンボルです。
今度は進行と逆側のアスペクトをみて
いきましょう。
相性の良いノーバイル(40度)と
助け合う関係にあるセプタイル
(51度か52度)が、計測装置と
いうキーワードでつながっています。
40度ノーバイル
水瓶座26度
「水圧計」
53度セプタイル(オーブ1度)
水瓶座13度
「バロメーター」
これらは、計測する事によって知識を
得ているという暗示どうしで、知性の
獲得、また観察眼を示す牡羊座6度の
シンボルと見事につながっています。
次は逆向きのエネルギーのスクエアが
90度スクエア
山羊座6度
「暗いアーチ状の小道と底に敷かれた
十本の丸太」
これは明るく照らされる事によって知性を
獲得している牡羊座6度のシンボルに
対して、暗い道と障害となる丸太がある事
によって、知性を獲得するどころか、
自分の行く手が遮られて、しかも見通しも
悪い状態になっているので逆のエネルギー
となっています。
神秘的なつながりを示すバイクインタイルが
143度バイクインタイル(オーブ1度)
蠍座13度
「実験をしている発明家」
これはまさに牡羊座6度の探究心と知性の
獲得を、同じく表現していて神秘的に
つながっている事がわかります。
今回のサビアンマンダラは、牡羊座6度
の、知性の探究と獲得を意味していたり、
物質そのものを意味するサビアンシンボル
アスペクトでつながっていた事がよく
わかります。
逆にこのような俯瞰をしてみる事で、
牡羊座6度が、物質を観察する事に
よって知識を獲得するという意味が
最も大きいという事が、理解できた
というわけです。そして前回の牡羊座
5度が「本質の知識の獲得」という事
でしたが、こちらの牡羊座は、物質
的な観察による知性の獲得という事
で、似ているけれどもはっきりした
違いがあるという事です。
ではまた(^^)
よろしければこちらもお願いします(^^)/
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