人生は思考の産物その3     望む現実は明日にではなく、現在にある


これは、人生は思考の産物その2の
続編になります。

前回で個人的な現実というのは、個人
の潜在意識により変更可能だという
事を説明しましたが、私たちは多くの
人が不幸な現実を引き寄せてしまって
います。
その仕組みをアイク氏が、わかりやすく
説明されているので引用させて
いただきます。

「    哀れなわたし
「哀れなわたし」という精神性は、経験
し得る限り、最も破壊的な心の状態だ。
それは
、わたしたちの不幸で不満な人生を、
さらにまたごく少数の者が世界の方向を
左右することを許す、心の状態を創り
出す。
哀れなわたし=犠牲者。そして、犠牲者
の精神性は犠牲者の現実を創り出す。
絶望の無限螺旋だ。
哀れなわたしの精神性は、いつも苦労や
失敗やその状況を変える行動をしない
ことなどの言い訳を探している。
哀れなわたしの牢獄は、最も強固に防御
され、厚い壁を持っていて、その主人は
逃亡することを最も嫌がる。~
~この世界には犠牲者が充満している。
なぜならば、この世界は自分自身を犠牲者
と見なすように、方向づけられた人々で
満ちているからだ。貧乏な家庭、金がない、
不運、ひどい両親、偏見などで埋め尽く
されている。
 哀れなわたし、犠牲者の精神性はその
状況の言い訳には不足しない、その苦境
を責めるべき人にも事欠かない。この
状況で行う最も悪いことは、哀れなわたしを
「不幸」とか、「不運」だと同情して餌を
与えることだ。

わたしたちは、彼らの苦痛に共感することは
できるが、彼らにとって一番必要でないのは
、誰かが彼らの持つ哀れなわたしという
自己への感覚をさらに強く確信させること
だ。

(引用注:これは核心をついてますよね。
私たちは日常の会話で特に、自分たちが
今不幸である事をついつい披露してしまう
けれども、それを不幸だとうなづくよりも
相手がまだ幸運だといってあげる方が
ずっと相手のためになるという原則を
つい忘れがちですね。
また日本人は謙虚だから、自分が年老いて
身体が思うようにならない事などを他人
に吹聴しては、年のせいにして同意を
求めたりしますが、これもよくない、
そのまま相手が年のせいだという事に
同意してしまえば、その言い出した人の
老化現象を促進するただけなのです。
もちろん相手に対して、まだまだ若いん
だから大丈夫といってあげるのが正解
なのですが、さらにいいのは、まず話
を切り出す人がポジティブな事を口に
するのが一番です。オレ自慢、私自慢
でも、自分を卑下する言葉よりずっと
いいというわけですね。もちろん
偉そうにいわずに、自分を褒めるなんて
いう芸当は、日本人ならできる人は、
多いはずですからね)

愛はいろいろな形を取りうるにしても、
さらなる「不幸」と「不運」を創り出す
ことを人々に言うのは決して、愛の
一つではない。犠牲者なんていない。
自分たちがそうだとまさに考えるから、
その物質的現実を創ってしまうのだ。
 われわれは人生は生きるのではなく、
生き残るのだと刷り込まれている。

(これも鋭い見解ですよね。私たちは
まさに生き延びるために生きるように
習慣づけられているため、いつも明日
や先の心配ばかりして生きています。
このブログでも明らかにしてきたよう
に、私たちは肉体そのものではなく
永遠の存在なので、生き延びるだけ
という事自体には価値がない事に気づく
べきなのです。それより貴重な人生の
今を大事に生きる事の方が、どれほど
私たちを豊かにしてくれるかという
事をアイク氏は教えてくれている
というわけなのです。)

この生き残り説によって、そのように
教え込まれているので、人は幸福で
満ち足りているといういかなる新しい
考えも、どれも「理想的すぎる」、
また「現実の世界」の中では生きられ
ないとして拒否する。
「現実の世界」では、「わかるかね
君たち、生き残るために、苦しみ
戦わなければならないのだ」と言い
含められる。~

~人類は単に、生き残るためや存在する
ためにここにいるのではないし、他人が
より苦しみ、それが自分の分け前を
増やし、そのことで自分たちが祝福され
なければならないという基礎の上に、自分
自身の人生を評価するために存在して
いるわけでもない。
 しかし、もしわたしたちがそうだと
考えるならば(そして多くの者がそう
すれば)、それは人生の本質となるだろう。
 歴史を通して、「未来」のよい希望を
創るためのに苦しまなければならない、
犠牲にならなければならないという、
観念を押しつけられてきた。
 われわれが本当に人生で手にしたい
ものは、いつも未来にあって、決して
今ではない。宗教は天国の資格を与える
ために、この人生では苦しんだり、犠牲
になったりする必要がある、とずっと
言ってきた・・・明日のために。
政治家や経済人は、経済的な繁栄を創る
ために今犠牲になる必要がある、と
人々に告げてきた・・・明日のために。
いつも約束だけに終わる。明日の楽しみ。
それは、わたしが言うところの「一日」
症候群だ。一日たちば、欲しいものが
手に入るだろう。しかし、今ではない。
もし、これがわたしたちの現実、わたし
たちの自己の想像ならば、望むものは
決して手に入らないだろう。
なぜならば、このエネルギーはいつも
未来の中に投影されていて、現在の
中に投影されていないからだ。~
~希望は未来の経験であり、今の
経験ではない。」

“出典:「I am me I am 
free」
The Robot’s Guide to Freedom
超陰謀 [粉砕篇]
   デーヴィッド・アイク著
         石神 龍 訳
        徳間書店 刊」 ”

とても核心をついている事ばかりでした
ね。
最後の「未来の中に投影されるエネルギー」
というのは、本当によくわかります。
確かに、明日になればという意識は、明日
に現実になるのではなく、また明日に
なればという明日をつくっているだけだ
という事なのです。
今現在を生きる事が、私たちにとって非常
に大事な事だという事を、アイク氏は
言っているわけですね。
もちろん瞑想や視覚化などのイメージで、
理想的な未来を思い描くのは、当然
大事な事です。それが未来において、
実現する事につながるからです。しかし、
それは視覚化が現在においての経験で
あればという事なのです。
それが絶対条件であるという事なのです。
現在自分が経験しているという意識なし
には、視覚化は現実化しません、未来の
ためにイメージしているという間違った
コンセプトで、視覚化やイメージを実行
すれば、明日もあさっても願っている
自分の姿しか現実化しないという事なの
です。
つまり自分の思うような未来を実現した
ければ、「今」それを経験する必要が
あるという事です。
もちろん意識の上でという事ですが、今
ありありと自分が望む現実を経験して
いるという意識であれば、それが
必ず投影される事になるのです。
意識レベルが高ければ高いほど、また
現実的だと実感できるようなイメージ
であればあるほど、時間差は少なく、
理想の現実を経験することになると
いう事なのです。

私たちが現在不幸だと意識してしまう事
は、つまり将来にもそれを投影してしまう
という事です。逆に幸運で満たされている
という意識を持てば、それが将来にも
投影される事になるという事なのです。
現在の状況がとてもネガティブなものに
思えても、意識の中で、ポジティブな
状況にいる自分をありありと思い浮かべ
れば、それが実現するという事なのです。
このように意識の今の使い方さえ覚えれば
いつでも、望み通りの現実を投影する事が
可能になっていくという事です。

ではまた(^^)/

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投稿者:

あんみん댊

滋賀県在住で、 神秘についてや、精神世界について 長年研究を続けています。 携帯アプリなどでサビアン鑑定も 行っております。 神秘的なことなど一緒に探求したい という方、集まってくださいねー。 あとスポーツライターも目指して いることもあり、口数は人の 100倍はあろうかという自己評価 ですが、かなりまわりから、 「盛りすぎ!!」と批判されております。

「人生は思考の産物その3     望む現実は明日にではなく、現在にある」への3件のフィードバック

  1. 望む未来を実現したければ、今それを経験する必要があるとのことですが、それは視覚化やイメージにより仮想経験するということではないのですか?

    つまり、現在をいい気分で過ごしつつ望む未来を視覚化すると・・・

    1. ありがとうございます謙信さん(^^)
      これは少し、ほんの少しだけニュアンス
      が違いますね、仮想体験というのはその通りです。
      そして、現在をいい気分で
      過ごすのはもちろんですが、視覚化を
      イメージして、さらにあたかも自分が
      今体験しているかのように仮想体験
      するという事ですね、つまりイメージで
      本当に体験しているような思い浮かべ方をする
      という事です。これは、視覚化のようなイメージ
      を実現させた人達の証言をもとにしています(^^)

    2. ありがとうございます謙信さん(^^)
      追加です(^^)
      いいたい事がわかりました、夢の中に
      いるように、それが現実の体験であると
      信じ切れるくらい没頭してしまう。
      没我没入してしまうという事がいいたかった
      のでーす(^o^)

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