天候まで左右するインディアン


これまで、超常現象を引き起こす
人物を何人も紹介させていただき
ましたが、現実全体を一変させる
という少女の実例の記事、つまり
現実自体を変えられる超常能力
奇跡の少女の事例
では、森を
何度も消したり出現させたり
できるという少女の話だったので
これには本当に驚かされました。
しかしそれに匹敵するような事例は
他にもいくつかあるのです。

今回ご紹介するのは、天候を左右
できる人物の話です。
アメリカ・インディアンのまじない師
で、ローリング・サンダーという
人物ですが、まさに超常能力を発揮
して雷でも起こせそうな名前ですよね。
実際、その能力からつけられた名前
かもしれません。

その事をコリン・ウィルソン氏の著書
から引用させていただきます。

「」内が引用で、~が中略です

「人類学者のダグ・ボイドは、科学者
の一行とともに、ローリング・サンダー
というアメリカ・インディアンの
まじない師が治療にあたる現場を視察
した。結果は「ローリング・サンダー」
(一九七四)に記されているとおり、
この呪医の〈魔術的〉な力はまぎれも
ない本物だと判明した。ボイドは、
インディアンにはテレパシーをもちいて
コミュニケートする能力と天候を
コントロールする能力があることを確認
している。(引用注:なんと天候を
コントロールする能力というのは、
インディアンに、わりと備わっている
ものなのだという事なのでしょう)
ボイドの目の前で、ローリング・サンダー
はカメムシを杖でつつき、激しい嵐を
起こしてみせた。ローリング・サンダー
がカメムシをひっくりかえして仰向けに
するたびに、
 
・・・大きな破裂音がした。稲妻だった。
・・・カメムシを仰向けにする行為は
何度も繰り返され、そのたびに稲妻が
はしった。・・・それはちょうど虫の
動きと一致しているように思えた。まるで
誰かがバッテリー・ポールにスクリュー
ドライバーをこすりつけるか、電気の
とおった二本の電線をショートさせて
いるところを見ているようだった。
この現象が繰り返しつづいたので、異常
ではあるが、これは確かに因果関係に
基づいた自然現象だということが
はっきりした。

数分後どしゃ降りの雨となった。
ローリング・サンダーはその力を発揮
して、ヴェトナム徴兵回避で刑務所に
いれられていたインディアンを釈放
させたこともある。ボイドは直接その
場に居合わせなかったが、何人かの
信頼すべき証人から話を聞いて確認を
とった。
ローリング・サンダーに同行して
リーヴェンワース刑務所を訪れた
ジョンウエルシュという人類学者が、
ローリング・サンダーが看守に向かって
、あるインディアンを故郷につれて
かえるために迎えにきたと告げたときの
模様を証言している。
ようやく中からでてきた刑務所職員は、
二人にその男は面会謝絶だと告げた。
ローリング・サンダーがしつこく
くいさがっていると別の職員があらわれ、
問題のインディアンはすでに違う刑務所
に送られたといった。
ウエルシュとローリング・サンダーは、
その晩は近くのモーテルに泊まった。
ところが、真夜中に突然、ローリング・
サンダーが猛烈な勢いで怒りはじめた。
ウェルシュにむかって、いま監獄を
訪れたのだが、職員が嘘をついていた
のがわかったという。(引用注:これは
ローリング・サンダーが、夜中に思念を
とばしたか、幽体離脱をしたかで、監獄
に引き返して真実を知ったという事を
言っているわけです。)
もし相手が自分たちのやり方を通すために
嘘を利用するなら、こちらは恐怖を利用
してやると。
翌朝、ローリング・サンダーはウェルシュ
に、川べりで一緒にパイプを吸い詠唱する
ようにといいはった。しばらくすると、
パイプの火から真っ黒な煙があらわれ、
空中に立ち昇っていった。やがて雷鳴が
轟き、雲が集まってきた。大きな漏斗型を
した一塊りの黒雲が、ふたたび刑務所へと
向かう二人のあとを追いかけるようにして
ついてきた。刑務所につくと、ローリング・
サンダーが激しくわめきだしたので、看守
はいそいで中から刑務所職員をつれてきた。
彼らはローリング・サンダーに立ち去る
よう命じた。それに対して、ローリング・
サンダーは漏斗型の雲をさし、あれを見て
いろといった。看守と職員が見守るなか、
その雲は彼らのほうにやってきた。と、
砂と岩が降り注ぎはじめて、二人とも
竜巻に取り囲まれてしまった。刑務所の
門は蝶番からもぎとられ、空中に飛んで
いった。ここまできて、ようやく
刑務所職員は思い知らされた。彼らは
囚人をつれてくると、ローリング・
サンダーと一緒に帰ってもよいと許可
したのである。
ボイドによれば、ローリング・サンダー
の力は、地球は生きているという認識に
もとづいた彼と自然との特別な関係から
生まれてくるものだという。」
“ 出典:「超オカルト」
      コリン・ウィルソン著     
       風間賢二+阿部秀典訳
         ペヨトル工房刊”

ここまで来ると、まるでSFのようです
が、割と慎重に事例を吟味するウィルソン
氏なので、ほぼ間違いないことだと思われ
ます。
しかもインディアンには、テレパシーや
このような天候をコントロール能力が
あることを、ダグボイド博士が確認
しているという事なので、今回の事は、
ローリング・サンダーだけができて
いたわけではないという事です。
それにしても、名前のように稲妻を
はしらせることができ、また黒雲を
発生させてターゲットを襲わせたり
できたのだから、インディアンたちの中
でも傑出していたのではないかと思い
ます。

なぜこんな事が可能かという事について
人類学者でもあるダグ・ボイド氏は、
ローリング・サンダーが地球が生きて
いるという認識を持っていて、それが
天候をコントロールする能力につながる
といってるという事です。これは
地球も生命であり、私たちとともに
生きているので、一体感を持てて、
意志も通じ合わせる事ができて、
それが天候をコントロールする能力と
なったという事のようです。

また別の見方では、雲も雷もプラズマ
のエネルギーとしてみれば、私たちの
意識も当然それを利用できる事に
なります。意識はプラズマエネルギー
に直接作用を及ぼせるので、雷や
雲を発生させることもできるという
事なのです。

今回このローリング・サンダーと
いうインディアンのまじない師に
刑務所が翻弄されることになりましたが、
同じ刑務所でまた別の人物が、それ以上
の能力を見せた実例があるのです。
次回はその人物についてご紹介させて
いただきます。

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投稿者:

あんみん댊

滋賀県在住で、 神秘についてや、精神世界について 長年研究を続けています。 携帯アプリなどでサビアン鑑定も 行っております。 神秘的なことなど一緒に探求したい という方、集まってくださいねー。 あとスポーツライターも目指して いることもあり、口数は人の 100倍はあろうかという自己評価 ですが、かなりまわりから、 「盛りすぎ!!」と批判されております。

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