下町ロケットは終わらない その3      最後はみんな一つに(^^)


すいません前回のその2
例によって長くなりすきたため続きを
翌日の今回の記事に回しました<(_ _)>

えーと前回を思い出してみましょう。
ギアゴーストがダーウィンリコールの
危機の原因である事がわかり、しかも
その原因であるシャフトは佃製作所が
特許を取得しているものだという事で、
伊丹社長が、無理だとわかっていても
佃製作所に頼み込みにきました。
でも当然のことながら追い払われます、
そりゃそうでしょ、自らの危機も
顧みず自分達を救ってくれた佃社長たち
を、伊丹社長は事もあろうに裏切った
のですから。しかも精一杯の憎まれ口を
冷たく言い放ってです。

ですが、他の社員たちと違って島津さんは、
ギアゴーストのトランスミッションは、
自分が設計したもので、不具合に責任を
感じていたのと、以前自分と苦楽をともに
したギアゴーストの社員たちの事を思い
悩み出します。
そうです、彼女は伊丹社長の非人間的な、
佃製作所への裏切り行為を認められなくて
退職したのであり、ともに働いていた社員
には、全く問題がなかったわけです。
ですが自分達が努力してきた結晶を、裏切り
続けてきた敵であるギアゴーストに譲り渡す
なんて、信じられないと、立花君は激昂し
ます。では自分たちの気持ちはどうなるん
だ!と。
そりゃまあ当然ですよねー。
佃社長も当然その気持ちはわかるわけです
が、島津さんの気持ちもわかっています。
このあたり、まだ人間的に成長途中である
立花君との器の差が出てるかなー。
彼はそんな事を言い出す、島津さんや
佃社長に怒りをぶつけて、会社を
出て行く決心をします。
そして追いかけた島津さんも、彼の
気持ちを変える事はできませんでした。

というところからでしたねー。
え?前置きが長い?
すいません進めていきます。

不具合で苦情が殺到し始めたダーウィンに
対し、実は性能でかなり上だと知られる
ようになった帝国重工のランドクロウが
どんどん売り上げを伸ばしてきました。
佃製作所のメンバーも喜ぶなか、悩み
続ける島津さん、そしてそれを思いやる
社長でしたが、やはり立花君をはじめと
した社員の気持ちを考えると、伊丹社長
からの特許使用の申し出を断り続ける
しかありません。

で、実は前回の最終回から特別編まで一年
以上ドラマでも時間が経っていて、
このあたり年明けに特別編を持ってきた
演出が生きてますねー。
で、今度はしっかり収穫できそうなほどに
トノさんちの米も育ってきました。
ですが、また去年と同じ様な、大型
台風がやってきます。
しかし、今度はトノさんちの新潟と大きく
方向が違う関東に向かうと予報が出てい
ます。もちろんそれでもトノさんと親父
さんは、万が一の事を話し合っています。
台風が予想進路を変える事がよくあると
いう事をわかっているからですね。
ただ、あと一週間あれば、米の実り方も
最高になり、最高の米ができあがるので、
台風を避けて早めに収穫したら、味も
最高でない上に、収穫量も1割ほど減って
しまうというじゃないですか。
まあ台風も方向が違うことだし、取り
あえず様子見をしようとひきあげかけた
ところ、空を見ていた親父さんが、
雲行きを見て、急遽「刈り入れるぞ!」
といって、収穫に取りかかります。
当然従うトノさんでした。
そして今回は力強い味方である帝国重工
製のコンバインがあるのです。

これは的場の発案でしたが、刈り取り機
であるコンバインは、ダーウィンとの
差別化という意味でも大きいため、
藤間社長も賛成し、事実このような時に
こそ役に立つものだったのです。
また的場にすみっこに追いやられていた
財前さんは、水原本部長とともに復活し、
無人農業ロボット開発のプロジェクト
リーダーに抜擢されています。
いやー本当に良かった。なんせ財前さん
のような誠実であたたかく、人の痛みを
わかる佃社長や野木教授とともに
ナイスガイな人でしたから、あの悪の
コンビ的場と奥沢に痛みつけられるのを
胸がしめつけられるような思いで見な
がら、いつも心配で見てたんですよ。
良かった、本当にこのプロジェクトに
ふさわしい財前さんが、復活したことで
帝国重工も生まれ変わる事になります。
悪の帝国重工から、日本を救う帝国重工
への変身です。
財前さんは、ヤタガラスの通信システムを
利用し、万が一台風などの災害にあった
時に、自社のコンバインを緊急出動
させ、田んぼが被害に合う前に、刈り取り
の作業を変わりに行うという救援策を
全国の各自治体に打診していたのです。
なんだか、やっと財前さんの実力が
みられるようになってきましたね。
しかも全て「日本の農家」を救うと
いう崇高な目的が根底にあっての事です。
そして了承を得ていた自治体からの依頼
により、当初関東に出動していた財前
さんのコンバインをのせた超大型トラック
は、関東での進路がそれた事により、
結局今回は何もせずに引き上げる事に
なりました。
しかし台風の進路は、なんとトノさんちの
新潟の方向に変わったのです。
その事を知った財前さんは、急遽まだ契約
もしていない自治体の新潟に向かう事を
決断。コンバインの司令塔も兼ねている
ハイテクトラック内部のプログラマー
たちは、会社の業務とは関係のないこの
財前さんの決定に反対するも、いつもの
財前さんの「全責任は私が取る」という
一言で、新潟行きが決定したのです。
これを知った水原本部長は当初猛烈に
反対するも、あくまで人道的立場
と帝国重工の社会的責任をたてに、
救援に向かうと主張する財前に、ついに
折れて、財前さんに任す事にします。
実はこの時水原本部長の脳裏に、
帝国重工の地に墜ちたイメージを回復
させるという計算が働いたのは確か
でしょう。やはりこの人だけはこわい!
最後まで、できすぎな人でした💧

そして一方でやはりトノさんの緊急事態
に駆けつけた佃製作所のメンバーが、
トノさんの収穫を手伝い始めます。
佃社長や山崎さん、島津さん、アキさん
にもう一人トラックに乗れるという事
で、すでに乗り気でなかった立花君も
のせられてついてきてます。
ただもちろん現場についた彼は、トノ
さんを救うという気持ちには、変わりが
ないので、刈り取りを必死に手伝い始め
ます。このあたり、私たちもふだん現場
を知らないだけに、そのイメージは大事
に記憶しておきたいところですよね。

で、また一方で常にトノさんの敵であり
続けた、同じ農家の友人稲本は、台風と
聞いた時点で、あわてて刈り取りを始める
もコンバインが故障して動かなくなり
ます。同業者に頼んで回るも、誰も
手を貸してくれません。
もう自分の米を守るために必死の稲本
は、もうわらをもすがる思いで、
トノさんちに頼みにいく事にしたのです。
到着した時には、トノさんちの米は、
親父さんの的確な予測により早めに
刈り取り始めた事と、佃社長たちの手伝い
によって、かなりの量をすでに収穫して
いました。
泣きつく稲本に対して、トノさんは、
それまで稲本や農協の吉井に受けた
ひどい仕打ちの報復に、申し出を
はねのけるに違いないと思いきや、
なんと稲本に自分ちの旧型のコンバイン
を貸してあげるといってあげます。
なんというやさしいトノさん、
これは全てのシリーズでトノさんが
多くのファンの心をつかまえてきた
性質がよく表れている場面ですよね。
彼は、これまでの事より同じ農業仲間を
救うという事のために、稲本を助け
ようとしたのです。実はこの時トノさんの
脳裏にあったのは、以前佃社長から聞いた
言葉でした。
「俺たちはダーウィンやランドクロウ
などという争いの前に、農家の方々を
救うためにやってるんだという事を
忘れちゃいけないと思うんだ」と
佃社長から聞かされいたのです。
その事が彼の心に変化を起こし、稲本を
救うという行為につながったという事
を、トノさんが後で佃社長に告げます。

そしてとうとうかっこよく財前さんの
無人コンバインを載せた、超大型
ハイテクトラックが到着します。
無線マイクを身につけた財前さんの
かっこよい事(^^)
帝国重工のイメージとダーウィンの
不具合から、性能を疑っていた稲本の
前で、刈り取りを始めた帝国重工製の
コンバインは、も目をみはるような
スピードで稲本の田んぼの稲を刈り
取っていきます。
驚愕の表情を浮かべながら、感動と
感謝の思いで見つめる、稲本と、
彼を救うために駆けつけたトノさん
と佃社長と島津さんと立花君。
「やったこれで全て刈り取れると
みんなが思った時に、非常事態発生!
なんと同時に別場所で稼働していた
コンバイン機同士が、悪天候のため
なのか、通信システムに誤差が生じ、
正面衝突の危険があるという事態に
なったのです。
なんせ一台が、とても高価な上に、
会社の業務違反を追求される立場に
ある財前さんは、特に窮地に立たされ
ます。もともと悪天候のためセンサー
の電源は切ってあり、コンバイン同士
は、停止する事はできまん。
緊急停止で刈り取りを中止するしか
ないと思った時に、やはりひらめきの
天才島津さんがやってくれました。
通信システムの誤差を逆利用し、
通信設定をその誤差分だけ修正して、
回避させるという方法を発案、それが
功を奏し、なんと寸前で、コンバイン
同士が進路を変えて、衝突は免れた
のでした。その時の設定変更は、
野木教授にしかできないため、佃社長
が野木教授に電話して、野木教授が
農家のために立ち上がって設定変更
作業をしてくれていたのです。
ナイスガイ揃い踏みの、みんなの力で、
緊急事態を打開していくシーンは
今回の圧巻のシーンでしたね。
その超大型トラックのみんなの前で
トノさんを始めとしたナイスガイ
(女性含む)に涙ながらに感謝する
稲本、そして立花君の手を取って、
感謝する稲本に、農家の人の心を肌
で感じた立花君は、ここで意識の大転換
をすることになります。

そしてまた象徴的にも、電話で助けて
くれた野木教授と喜びをわかち合い、
感謝する佃社長に、野木教授が、
「俺たち少しは農家の方たちの役に
立てたかな?」と話します。
その言葉に佃社長もハッとして、また
意識が変わることになります。
もちろん手伝いにきたメンバーたちも
全員、トノさんと稲本さんが協力し合う
その姿に感動し、農家のためにできる
事をしたいという思いに変わっていき
ました。

そして後日トノさんちから届いた米で
作られたおにぎりに、にぎわう佃製作所の
社員達の中で、一人自分の意識が変わった
事を言い出しにくい立花君の迷う気持ちを
察して背中を押したのが島津さんでした。
えー上司やなー(^^)
やっぱりオレ佃製作所に入るわといった
全国のおとぼけ若者が大勢いたという事実
は・・・・・ない💧
で、社長室に入った立花君の背中をさらに
押すように、立花君に続いて、山崎さんや
島津さんやアキさんも入ってきて、
ギアゴーストに特許使用を認めることを
希望します。もちろん賛成する社長は、
立花君に最後に聞いてみたところ
やはりこれまでの自分が間違っていた事を
認めて、潔くあやまるかのように彼は、
「お願いします!」
と告げたのでした。
また佃製作所が一つにまとまってめでたし
めでたしでした。
で、終わりません。この特許使用に関して
は、当然帝国重工の許可も得なければ
ならず、財前は快諾するも、帝国重工の
重役会議で、それが認められるはずは
ありません。これまで、さんざん痛めつけ
られて、自社の無人農業プロジェクトに
試練を与え続けてきたダーウィン側を
助けようなどという事を誰も許すはずは
ないからです。
しかも先日の業務違反の責を問われる
立場の財前さんが、提案したところで
認められる可能性は全くなかったはず
です。そんな事を百も承知の財前は、
進退をかけて、しかし潔くいつもの誇りに
満ちあふれた、堂々とした口調で、農家の
ために特許使用をギアゴーストに認め
させる事を主張します。
完全に孤立無援の財前さんには、しかし
一人の復活した最高の発言権を持つ
藤間社長という味方がいました。
しかし、それでとてつもなく援護
しにくい主張を繰り返す財前さんを
救おうとしますが、他の重役連中を
納得させる事ができなければ、自分の
立場が危うくなる事もやはり、充分に
理解した上で、財前さんを救おうと
したのです。えーー社長やー😭
いつもの威厳に満ちた話し方で、重役
一人一人をにらみ据えながら、
「心と会社の理念」を軸に、力で無理矢理
会議を承認に持っていったのです。
退室していく時に小声で財前さんに
「言えばなんでも通るとおもうなよ、
今度ばかりは本当に危なかったぞ」と
告げたのです。
これは、つまり財前さんも社長である
自分もという意味だったのは明らか
です。
にしてもこの時財前さんの胸ポケット
から、辞表を取り出し、ビリッと破いた
早業は、本職のスリもびっくりだったに
違いありませんね(^^)💧

そして場面は変わって、関連企業などが
集まる、一連のダーウィンプロジェクトの
不始末騒動の責任を問われた、重田社長と
伊丹社長は、原因がギアゴーストの
トランスミッションの欠陥にあったと発表
します。その場にいた全員から避難を
一身に集めた伊丹社長は、その欠陥を
修正する技術が自社にはなく、特許を
持っている佃製作所に使用させてもらえ
ないと事態は打開できないと頭を
下げるばかりで、非難のボリュームは
一向に下がりません。
そしてそこに、佃社長が颯爽と現れた
のです。それでも帝国重工の下請けと
いう事で、やはり非難を浴びせられ
ますが、日本の農家のために自分たち
がやってきたという事を、せつせつと
語り、みんなを黙らせる事に成功。
そしてギアゴーストに特許使用を認める
事を発表し、これは会社の遺恨などとは
関係の無い農家を救うためであると力説し、
最後は会場を感動の拍手に変えてみせたの
です。いつもながら、人情味あふれる、
佃社長の言葉は感動しますよねー。
もちろんまさかの事に呆然もしながら
も涙を流して感謝する伊丹社長に、
「これまでの事はいいじゃないか、
これからもお互い、多くの農家の方々
のために、競い合いながらがんばって
いきましょうや」と声をかけてあげる
佃社長、本当に涙を誘う素敵なシーン
でした。
佃社長に二度も大ピンチを救って
もらった伊丹社長は、なんという果報者
でしょう。また佃社長についてきていた
島津さんも、伊丹社長の肩に手をやり、
思いやりの態度を示します。
伊丹社長は、まだ呆然としながら
こんな事をいいます。
「あれが下町の心意気ってやつかあー、
長らく忘れていたよ」と人間の心を
取り戻します。
ていうか、伊丹社長見事にダークサイド
に堕ちてましたからねー。これは、
本当に良かったでしょう。
ギアゴーストの社員たちもこれで
救われましたね。

そしてとうとう感動のラストシーンは
佃社長と社員と利菜が見守るなかの
ロケットの打ち上げシーンです。
これは、なんだか最終回のお決まりの
シーンのようですね。見事に打ち上がり、
視界から消えてしばらくして、帝国重工
から成功の報告を受けて喜び合う社員
たち、軽部までロケットに興味を
持ったようです。軽部もすっかり、
佃製作所の社員となじむようになって
ほほえましいですが、なんだか変わった
しゃべり方は、最後まで変わらずでした
ねー。この演じている徳重聡さんという
役者さんは、こんな話し方をする人
なのか、役作りなのか、知りたいと
思いましたが、そりゃ役作りのための
演技でしょうね(^^)💦
そして藤間社長も成功にガッツポーズ
財前さんも、以前の宇宙開発プロジェクト
リーダーであった頃の自分と同じように
小声で、指示をつぶやいています。
そして打ち上げ成功を喜び、しぶく少し
微笑んでみせるだけ、最後までやたら
かっこいい人でしたね。
そして技術者としてさらなる高みに
のぼり、父を越えてみせると宣言した
利菜に対しても、寛大に盛り上がって
みせる佃製作所のメンバーたちと、
堂々と受けて立つ事を宣言した佃社長。
なんだか、これからも熱い戦いが待って
いそうなところで、ドラマはめでたく
終了しました。

あーーー長かったあー!すいません
これだけ長くても書き足りないところが、
まだまだありましたが、これでいったん
ドラマ編は終了です。
ですが、あんみんは終わらせません👍
今度は原作を読み始めているので、
それを読んでの記事がこれからも続きます
のでよろしくお願いしまーす。
ドラマを観た後に原作を読むと楽しい
ですよー。ドラマの登場人物たちが、
イメージとして蘇り、また原作ならでは
のリアルな描写も楽しめ、ドラマの
登場人物たちが、別のストーリーを演じて
くれるというありがたい錯覚をもたらして
くれるのです。原作を読まれてない方は
是非一度お試しくださいねー。
それと今回のドラマで農家の方々に感謝
する気持ちが強くなった人たちも大勢いる
と思いますが、忘れないでいただきたいの
が、このような無人農業用ロボットも
買えないような農家の方々にも深く私たち
は感謝と尊敬の念を送るべきだという事
です。
それができてはじめて、このドラマの
価値が本当にわかったという事だと思い
ます。
ではまた(^^)

そうそう忘れてました、ヒトコトマニアさんというサイトが似顔絵つきで、
原作ストーリーを説明してくれて
ます。原作を読む予定のない方や、また
原作を読む前にストーリーがわかっても
かまわないという方はどうぞー。
これ確かに面白いですよー(^^)

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私たちが永遠で一体である事の証明その6     アニータさんの証言その6改 完結分


このその6でアニータさんの証言シリーズは、
いったん完結しますが、アニータさん
から学べる事は、まだありますので、また
記事に書いていきたいと思います。
私たちが全てとつながっていて、孤独な存在
でなく、宇宙全体そのものでもあり、また
時空の全て、また別の無限のタイムライン
まで含めた一体である「意識」という存在
なので、これは長らく多くの人々が信仰して
きた、多くのおおいなる存在と同じという事
になります。
まさか、とほとんどの人が思うでしょうが、
真実は、自分達とは別におおいなる存在を
つくりあげてきたのは、人類の囚われた
意識だったという事です。
そしてこれは傲慢な意識などではなく、
全ての人や存在に共通する事なのです。
今回のアニータさんは、その境地に達し
ますが、彼女はこれまでのように変わらず
謙虚です。
まずは、先入観や固定観念を脇において、
彼女の言葉に耳を傾けてみてください。

では元記事です。

前回の記事で、アニータさんが絶対意識領域
に到達したことで、時空を越えて、さらに
過去・現在・未来を同時に俯瞰できる
時間軸を認識する事ができ、その上その
時間軸が無数に存在するパラレルワールド
まで感知して、しかもその世界を「体感」
することができたという、
あまりにも気の遠くなるような、高いレベル
の意識に到達できたことを紹介させていただ
きました。これがまさに、これ以上の境地が
ない意識レベルだと思われますので、比類
のない、最高のものという意味をこめて
「絶対意識」と名付けさせていただきま
した。
全てが一体のものという意味の「ワンネス」や
「超意識」というような言葉とほぼ同じ意味
になりますし、アイク氏の著書の訳者為潔氏の
翻訳だと、「根源意識」と呼ばれているもの
と同一になります。
ただし私は、根源意識だと、奥の方に眠って
いる、究極のポイントというような意味に
取れてしまうので、全ての意識を含んだ
ものという意味での「絶対意識」とは、違う
ようなものに感じられしまうので、この言葉
は使いません。
絶対意識は、意識の中の一つのポイントでは
なくて、全ての意識を含んでいる総合体
でありながら、その意識のレベルの最高の
境地という意味になります。まあこれは
言葉に対する人それぞれの感性によるの
で、言葉よりもその意味する事が伝われば
いいと思います。

さてその絶対意識に到達したアニータさんの
境地は、無限の種類ある時空を俯瞰できた
だけではありませんでした。
アニータさん編の最後に、その境地をご紹介
させていただきます。
いつものようにアニータさんの著書からの
引用と私の考察という形で進めていきたいと
思います。
「」内が引用部分になります。

  ~以下引用~

「拡大した領域での気づきは、どんなに
説明しようとしても、言葉では言い表せ
ません。その明快さは驚くばかりでした。
「宇宙は理にかなっていた!」と、私は
理解しました。
さらに、どうして自分が癌になったのか
とうとうわかったのです。私はその瞬間の
すばらしさにあまりにも夢中になり、
しばらく病気の理由について考えられな
かったのですが、やがて、深く探ってみる
ことにしました。
そして、そもそもどうしてこの世に生まれて
来たのかも理解できるように思えました。
自分の真の目的について悟ったのです。
「どうして突然、すべて理解できたんだ
ろうか?」私はそれが知りたいと思いま
した。
「誰がこの情報を与えてくれたんだろう?
神様かしら?それともクリシュナだろうか?
それともブッダ?キリスト?」
その時、「神は存在ではなく、存在のあり方
なのだ。そして、私は今、そのような存在の
あり方をしている」という悟りが得られ、
その感覚に圧倒されたのです。」

   ~引用終了~

これは、絶対意識に達した、アニータさん
ならではの特別な境地で、他の臨死体験者の
ほとんどが、神にあってきたとか、絶対的
な存在を感じたなどと、証言してます。
つまり自分はあくまでも神や絶対者とは別
の意識で、やはり自分はそれに比べて小さな
存在だとか、劣った存在だと認識してしまう
のです。
(ただ臨死体験を大規模な調査で統計的に、
研究されたケネス・リング氏などは、やはり
その絶対的存在や、光の存在が臨死体験者
本人の事であると著書に書かれています。)
ですが、アニータさんの場合、自分以外の
他者は存在せず、全て一体で、神やブッダの
ような絶対的存在そのものに自分がなって
いるという境地に達したという事なのです。
実は、真理はこちらの方になります。
神や絶対的な存在がいるという前提に
立つ宗教は、そもそもが当時の支配者が
人類に対して与えた幻想だったのです。
それを何世代にもわたって、我々に刷り
込んできたために、潜在意識の奥深い
ところまで、そのような概念が身について
しまったのです。臨死体験者の多くが、
自分よりはるかに高いレベルの存在を感じた
というのは、その潜在意識に刷り込まれた
概念が、肉体を離れた意識にも投影された
という事なのです。
肉体を離れれば、多くの人が肉体に囚われて
いた時よりもはるかに認識力は増大します
が、意識のレベルは、そのままその領域に
持ち出されるのです。
つまり死んでも意識は無くならず、自分
と一体であり続けるのです。
多くの人が、生前と同じような感覚を、臨死
体験時に持ち込むのは、そのためなのです。
特に、絶対的な存在に対する、ちっぽけな
自分というのは、何千年もの太古から、人類
に刷り込まれ続けてきたコンセプトなので、
そう簡単には、打ち消すことができないの
です。
この神と一体になった自分を認識できた臨死
体験者も数は少ないですが、おられます。
そして、その絶対意識の境地に到達した人物
の一人が、臨死体験はされていませんが、
著書からたびたび引用させていただいている
デーヴィッド・アイク氏なのです。
この神と一体であるというコンセプトは、
東洋の思想では、むしろ一般的です。
臨死体験者の報告の実例報告が西洋人に
偏っているので、神のような存在に
出会ったという報告が多いのではないかと
思います。
臨死体験者の実例が西洋人に多いのは、
東洋人に臨死体験者が少ないという意味
ではありません。レイモンド・ムーディ氏
が、著書で「臨死体験」という言葉を使って
から、本格的に調査したのが、西洋人たち
で、調査対象も西洋の人々に偏ったから
です。

我々は、全知全能の絶対的存在とつながって
いるばかりでなく、意識レベルが究極に
なれば、その絶対的存在そのものになれる
という事なのです。
まあ信仰の篤い方々には到底受け入れられ
ないでしょうが、これは真理だというしか
ありません。
全てが一体であるというのが真実なので、
それであれば自分と分離した存在という
ものがある時点で、矛盾してしまう事に
なるからなのです。
神などの絶対的存在を、意識するように
なった時点から、自分自身の絶対的な
力を、その存在に譲渡する形になります。
なぜなら、そのような力が「ある」のは
その神などの方で、自分には「ない」
という強力な裏の意識が、自分自身の
ものとして、潜在意識に刻み込まれて
しまうからです。

このアニータさんの究極の境地はまだ
続きます。

  ~以下引用~
自分のユニークな本質を表現することは、
自分自身への、自分が出会ったあらゆる人
への、そして人生そのものへの義務である
と理解しました。自分以外のものになろう
とすれば、良い状況がもたらされる
どころか、真の自己を否定することになる
のです。他の人たちは真の私を体験する
機会を失い、私自身も人々と真実の
関わりを持てないでしょう。本当の自分
にならないことは、わたしがここにやって
きた目的を宇宙から奪い取ることなのです。
    (中略)
この時私には身体がなく、身体的特徴は
ありませんでしたが、私の純粋な本質は
存在し続けており、それは完全な自分と
なんら変わりませんでした。実際それは
身体よりはるかに大きく、強烈で、包括的
でした。それはすばらしい感覚だったの
です。
自分は永遠の存在であるような気がしま
した。まるで、始まりも終わりもなく、
自分は存在していて、これからもずっと
存在し続けるという気がしました。自分
はただすばらしい存在だという気づきで
あふれていたのです。」

    ~引用終了~
この自分が永遠の存在である事に気づくと
いうのは、臨死体験や覚醒する人には、よく
ある真理ですが、そもそも肉体が自分で
ないと気づいた時点で、肉体の持つ有限性
には囚われなくなるので、これは自然な
感覚です。また肉体が自分自身だと思って
いるような通常の人たちにとっては、自分
が永遠だと知る事は、いろんな恐れや心配
などを吹き飛ばすのに、よい事だと思われ
ます。
そしてまた自分の本質は、宇宙の意志その
ものなので、それを表現する事は、宇宙の
理にかなっているというのは、とても
素晴らしい境地です。
私たちは、あまりにも、他人基準で生き
ようとしすぎて、他人に合わせていいたい
事もできず、したいことも抑えて生きて
ますが、それは宇宙の意志に反すること
だというのです。我々はありのままで
いる事こそが、宇宙そのものの意志で
あり願いであるので、それをそのまま
人生で表現するだけで、愛される存在
だという事なのです。
(ただし、ありのままといっても、他人
に害を加えるような事とは、全く次元が
違います。
アニータさんは、もうすでに悪意などを
全く感じないような絶対意識にいるため
そのことについては、盲点ですが、
ありのままというのは、本質の自分の
ままに、という事であって、肉体に
囚われての意識に対して欲望のままに
という意味では、全くありません。
もちろん自然な欲求は、肉体にある
うちは良いのですが、それが他人を不幸
にしたり、自分自身の意識をゆがめて
しまうような欲求は、本質から離れる
事になります。たとえば性欲や食欲は
いいけれども、それが他人を不幸にして
もかまわないというような意識や、自分
の健康のリズムをこわしてもいいという
ような意識が、本質から離れていく事に
なるわけです。)
つまり私たちは、自分を抑えず、ありの
ままに生きるというだけで、運も引き
寄せ、健康になり、自分自身そのもの
である宇宙エネルギーを最大に発揮
できるという事をアニータさんはいって
くれているというわけです。
なるほど、そういう事であれば、みなさん
全員が、誇りを持って人生を送る事が
できますね。
しかも一度きりの人生などという虚しい
ものでなく、永遠の存在としての自分の
一つの貴重な体験というように、今
を生きることができるというわけなの
です。
なんだか力が湧いてきましたね。
振り返って、アニータさんの言葉を、
確認していくと、いかに我々にとって
大事な境地に達してくれたかがよくよく
わかります。

最後にアニータさんが教えてくれた私たち
が一体である事がよくわかる証言を取り上げ
たいと思います。

  ~以下引用~

「私たち全員がつながっている事にも気づき
ました。その織り込まれた統合体は、人間や
生物の範囲を超えて、もっと外へと拡大して
いき、全ての人間、動物、植物、昆虫、山、
海、生命のないもの、そして宇宙全体まで
含んでいるように感じられました。宇宙は
生きていて、意識で満たされており、すべて
の生命や自然を包み込んでいるのだと悟った
のです。
あらゆるものが、無限の全体に属していま
した。
私も、すべての生命と複雑に絡まり合って
いました。
私たちはみんな、その統合体の一つの側面
なのです。すなわち、私たちは一つであり、
一人ひとりが、集合的“全体”に影響を与えて
いるのです。」
“「」内全て出典:「DYING TO BE ME」
アニータ・ムーアジャニ著 
           hay house 刊
邦訳「喜びから人生を生きる」
    アニータ・ムーア・ジャニ著
       奥野 節子訳
      ナチュラルスピリット刊”

宇宙は、一体で全て意識で、別個のように
見える我々は全て一体だという事です。
なるほど!という事は、自分に対する愛情と
同様の愛情を他人にも、自然にも、ものに
でさえ向けることができるようになります
ね。全て自分なんだから当然でしょう。
「宇宙に意識があるから自分にも意識が
ある」というのは、前の記事にも書いた
私の20年ほどの前の気づきの言葉です。
今回のアニータさんの言葉で、裏付けて
いただいたのがとてもうれしいですね。
これで、世の中に私たちの生活を脅かす
権力者や邪悪な存在がいても、宇宙
そのものが自分であり、味方という意識が
あればこれほど心強い事はないですよねー
(^^)
最近は、山にも海にもありがたい存在
として、感謝しながら、愛情を感じるよう
になりました。
つまり自分にはこんな広大な自然の味方が
いるんだなという感覚です。

さてアニータさんの絶対意識での最高の
境地には教えられる事かたくさん、あり
ましたが、自分自身の臨死体験を著書に
して、また大ベストセラーを記録した
、エベン・アレグザンダー氏の体験は、
しかしアニータさんのものとは、かなり
違う点が多いことに気づかされました。
次回のこのシリーズからは、そのエベン
さんの体験を詳細に紹介しながら、それに
ついて考察していきたいと思います。

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