オポジション(180°)について


まずは、西洋占星術のアスペクト(角度)の
中でも、とてもメジャーなものとして知られ
ているオポジションについて説明したいと思
います。
これはメジャーアスペクトといって、占星術
で有効とされている角度の中でも、特に重要
だとみなされているものという意味になり
ます。
しかし、あんみんは、西洋占星術の伝統の
知識、また現代の西洋占星術界で、一般的
だとみなされている常識に、全て従順に
なってはいません。ベースの中で、納得
できるもののみ取り入れているといった
スタンスを取っています。というわけで、
この180度のアスペクトを特にメジャー
という分類の仕方はしません。

そして、アスペクトの場合、感受点
(天体のある位置の度数やサビアンシン
ボルの度数の事)同士が角度が多少ずれ
ていても、その影響を受けるという、
オーブ(許容範囲)の数字が認められて
います。大体メジャーアスペクトなら
6度から8度の範囲で認められていま
す。あんみんの場合は、メジャーも
マイナーもまた天体としての格(一般
には太陽や月を特別扱いする場合が多い
ですが、あんみんの解釈では全て同じ
格だとみなしています。)も考えま
せん。
そして許容範囲(以下オーブ)は2度
から3度の範囲までとしています。
これは全てのアスペクト、全ての天体
また全てのサビアンシンボルに対して
適用されます。
一般より厳格なのは、サビアンシンボルの
神秘の力で、宇宙の意識エネルギーを
読み取る時に、あまり範囲を広げすぎる
と意味がぼやけてしまうという事と、そも
そも神秘的な感じがなくなりますので。

さて一般には天体同士、また特別な感受点
AscやMcなども含めたものの関係を、アス
ペクトといいまして、たとえば、180度
の関係にあれば、全て同じ意味での影響を
与え合うという考え方が通常の占星術です
が、あんみんのサビアン占星術では、それ
ぞれの感受点のサビアンシンボルの意味も
加えて解釈することになります。
180度のオポジションとして、ほぼ共通
する関係性はもちろん重視しながら、また
感受点のサビアンシンボルの独自の解釈も
加えることになるのです。
つまりオーブなしのオポジションが、
えーと(今から計算するんかーい)180
種類あることになりますね。
このように従来の西洋占星術とあんみんの
サビアン占星術はアスペクトの解釈でも
違いがあるとうことです。

ではようやく「オポジション」のサビアン
シンボルにほぼ共通する関係性を説明
します。
180度の角度にある場合、それは表裏
一体で、対称のエネルギーを持つもの
であるというのが、共通する意味となり
ます。
表裏一体というのは、ほぼ同じもの、
(または同じテーマ、種類のものという
意味もあります)であり、対極には、
あるけれど、一体のものであるという
事です。ただ表現の仕方や、表面にあら
われる現象が変わるだけで、根本的には
同じものであるということです。
また対称というのもほぼ同じ解釈ですが、
これもエネルギーの向きやあらわれ方が、
好対称となることを意味します。
これは次に説明する90度のアスペクト
の逆向きのエネルギーと混同しやすいの
ですが、大きく違うのは90度の場合
は、互いのエネルギーを打ち消し合う
という意味が強く、また全く別のもので
あることが多いのです。
対してこの180度のアスペクトは、
対称的だけれども、打ち消し合うわけで
なく、表裏一体なのでどちらか一方が、
即相手のエネルギーに変わる事も容易
だという意味になるのです。

簡単な例を取り上げてみましょう。
牡牛座11度「花に水をやる女性」
蠍座11度「救助される溺れた男性」
この2つはオポジション(180°)の
関係にありますが、どちらも「救う」
「救助」という点で同じテーマとなって
います。そして一方は助ける側で、もう
一方は助けられる側という点で対称
的となっています。
また90度のシンボルが
獅子座11度「大きな樫の木にある
ブランコに乗る子供たち」
水瓶座11度「自分のひらめきと
向き合う男性」
これらは、何かを助けたり助けられたり
するというテーマにはなく、対象との
一体感から、豊かなものを感じたり
取り入れたりするという意味ですが、
まずは、テーマが全く違うというのと、
自らの方へエネルギーを取り込んでいる
という意味が逆のエネルギーとして働いて
いるということになります。

いくらでもありますがもう1つ取り上げて
おきましょう。
牡牛座13度「荷物を運ぶ男」
蠍座13度「実験をしている発明家」
これも180度のオポジションの関係です
が、どちらも主体となって働いている姿
という意味で同じテーマになります。
そして、かたや肉体労働で働き、かたや
知的な研究として働いているという意味
で、肉体と頭脳という意味で対称的な
意味になります。
この2つに対して90度にあたるのが
獅子座13度「揺れている年をとった船長」
水瓶座13度「バロメーター」
これは上の2つのテーマとは、全く次元が
異なり、というか逆のテーマとなり
「客観性」という意味になります。
どちらも働かないという意味で真逆の
エネルギーとなっています。
バロメーターは、計れば数字として出てく
るだけで、そこに研究者の働きは関係
ありません、データとして利用することは
あっても、パロメーターには、科学的意味
も知識も必要ありません。バロメーターに
主体的な考えや、建設的な方向に数値を活
かそうという意志は全くありません。
そういう意味で、発明家のように、新しい
科学的発見や発明をしようとする意志とは、
真逆のエネルギーというわけなのです。
また完全に無機物としての働きである
ということが、荷物を運ぶという人間
の労働と逆のエネルギーなのはよくわかり
ますよね。
また全く働かないでリラックスしている
船長の方は説明しなくても逆だといのは
明らかですよね。

このように2つの例だけとってみても、
オポジションの関係性がよく表現されて
いるのが、サビアンシンボルのアスペクト
というわけです。

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魚座だけ特別扱いみたくなっているので、
また書けたら、他のサインの画像もアップ
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