インド占星術 未来予測法ダシャーシステム第2弾 起点の出し方

この記事は、
インド占星術 ダシャーとはそもそも
何なのか?について

の続編です。

前回、インドが的中率を誇る
といわれるその秘密が、この
ダシャーシステムにあるという
事を説明させていただきました。

数多くあるといわれるダシャーの
中で、最も信頼され、最も一般的に
知られているのが、
ヴィムショッタリーダシャーという事
です。

そしてこれは、120年を人生の一つ
のサイクルとして、時期を分割して
いくという事で、なんと120歳まで
生きないと、全てのダシャーを経験
できないようになっているという事
です。

そのヴィムショッタリーダシャーは、
一つのダシャーシステムの総称
なので、細分化するために、
いくつもの、ダシャーに名称が
あります。

その最も大きな時期区分のダシャー
がマハーダシャーという事でした。

つまりマハーダシャーというのは、
120年の人生を、惑星期ごとに
分けた一番長い範囲でのダシャー
という事になります。

惑星期については前回の記事
ごらんくださいね。

さてわたくしの若年期のマハー
ダシャーというのがこちらに
なります。

つまり前回の記事でご紹介した
私のダシャーから、
マハーダシャーの分だけを
取り出したものがこちらです。

【Me期 1949年10月(-17歳) – 1966年10月
(0歳)】

【Ke期 1966年10月(0歳) – 1973年10月
(7歳)】

【Ve期 1973年10月(7歳) – 1993年10月
(27歳)】

まず、生まれて一ヶ月だけ、水星期
(Me)期だったようです。

まあたぶん、出生の瞬間のホロスコープ
をもとにして、占星術では人生のベース
として使用されるので、やはり出生の
タイミングで、どの時期にあたって
いたかというのはとても重要だと
思います。

つまり水星なので、やはり知性や
コミュニケーションが、人生の
テーマになっているのも、ちゃんと
このダシャーにある通りだという
事ですね。

西洋占星術をご存じの方は、私の
出生図で、水星がファイナル
ディスポジターだから、それが
反映されているという人もいる
でしょう。

ダシャーは、まったく別の方法で
水星がテーマだという事を見抜いた
わけです。

そして精神的な成長と、苦労を経験
するケートゥ期(Ke)が、
0歳から7歳までなので、その期間
は、精神的な成長が促される時期で、
思索的になったり、探求心が旺盛に
なったりするものですが、まさに
幼少、つまり3~5歳頃の頃のくせに、
「人生とはなにか?」「世の中のしくみ
とは、どういうものか?」という事を
考えていたのをはっきりと覚えて
いるのです。まさにそれこそ今
の自分に反映されているのがよーく
わかります。

それにその時に、おそらく肉体に宿り
人生を始めた時期がまだ浅かったので、
意識そのものであった頃の領域で
わかっていた事を少しは覚えていた
のでしよう、確かにその頃は、人の
知らないようなレベル?の事を
わかっていたという確かな記憶が
あります。

三つ子の魂百までもといいますが、
まさにその通りで、このケートゥ期
の事が、その後の人生を決定
づけていったのでした。

まあそんな影響を受けた次が金星期
(Ve)でしたが、また別の機会に
説明する事にしましょう。

で、みなさんのこの無料のチャート
結果をご覧いただければ、わかると
思うんですけど、自分のデータで
出て来た惑星期に生まれてくるのなら
その惑星の期間全部を経験してから
次へいくんじゃないの?と
思う人もいますよね。

そもそもこのマハーダシャーの起点って
何を基準にしているか、ご存知ない
ですよね。

なので、今回は、それをご説明します。
(ていうかタイトルに書いてるし)

まずは、ダシャーの起点って、
アセンダントだと思いますよねー、
実際西洋占星術もそうなっていますし、
ただインド占星術でも確かに
アセンダントを基準にして出生図を
書いていきますが、運気や、実際の
出来事を示すダシャーについては、
月が起点になっているのです。

なんだか混乱しそうでしょ?
ですが、本質を探究するのが私の
仕事なので、それも何故なのか
という事については、一つの推論を
成立させています。

そもそもインド占星術のベースに
なっている、ヴェーダという聖典の
思想が、そもそも人生とは、カルマ
の解消に向けたもので、カルマを
追体験して、それをいかに次の生に
活かすかというテーマで、しかも
最高の境地に達すれば、その
サイクルからも解放される解脱
というものを経験するようになる
という事です。

そうなると、人生の運気や出来事は
まさにそのカルマの表現そのもの
なので、あらかじめ設定されている
という事になります。そして月は、
私が記事に書いてきたように
私たちの肉体に生命サイクルと、
この物質的次元次元を経験するための
認識をプログラムする存在なので、
つまりそのプログラムがスタート
する事と同時に、人生も始まる
というように理解できるという
わけです。

まあただそのプログラムは、
これまで記事にしてきたように、
かなり制限された認識に意図的に
改ざんされてますけどね(^_^;)

さてその月の起点というのは、
みなさんも無料でだされた
ホロスコープの月の位置です、
まずはそれをご覧になって
ください。
無料のチャート作成リンク先はこちら
です。
Jyotish-ONE Chart 入力フォーム

私のはおなじみのこちらです。

これでいくと私の月は、
蠍座29:56ですね。

これが、どのナクシャトラに
あたるのかを観るのです。

さてナクシャトラの一覧が
こちらのリンク先にあります。

ナクシャトラ
一応私の
月の動きに合わせた27のナクシャトラ   
インド占星術の要素

にも、ナクシャトラの一覧を書いて
おきましたが、上の元のサイトの
方が見やすいと思います。

そこで、私の月のナクシャトラを
観てみますと、
蠍座29:56なので、ジェースタ
という事になります。

そしてそのジェースタの支配星が
つまり私の人生の起点の惑星期
になるという事です。

一覧では、支配星まで書いてない
ですよね、
ですが、上のインド占星術.com
様のナクシャトラのページには、
全ナクシャトラの詳細まで、掲載
されているので、支配星が自分の
支配星がなんなのかがわかる
という事です。

最初からページを見ていくと当然
時間がかかりますよね、このサイト
のナクシャトラの一覧のナクシャトラ
のそれぞれの名称をクリックすれば
その詳細の場所にすぐアクセス
できるようになっているのです。

私のジェースタの説明だけ、ミス
なのか空白だったので、調べたら
ジェースタの支配星は、水星
だったという事でした。

さて私のダシャーの起点が、水星
期からだったというのは、わかって
いただけたと思いますが、
では、なぜ水星の惑星期間である
17年間を経験せずに、わずか
一ヶ月しか経験せずに、次の
ケートゥ期に移行してしまったのか
という事ですが、それは
私の月が蠍座29:56だから
ジェースタの期間である
蠍座16°40′~
射手座00°00′
の範囲の一番終盤にあたるから
なのです。

つまり起点の支配星とその度数で
どの惑星期間の、どの期間中から
始まるかどうかが決まるという事
なのです。

どうでしょう?おわかりいただけ
ましたか?

次回はさらにダシャーについて
深めていきますね。

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持ち上がってきたようなので、
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インド占星術 ダシャーとはそもそも何なのか?について

インド占星術は、的中率の高い
占星術として、広く知られて
います。

それは、未来について、また
これまでの人生について、とても
詳細な事柄まで、言い当てて
しまう事が多いからです。

もちろん西洋占星術でも、読み
取り方が熟練した方は、同じように
言い当てる事ができますが、それは
特に占星術家の技量や感性にもよると
いったものだったりします。

ですが、インド占星術は、詳細まで
学んだ人なら、誰でも同様に
過去や未来について詳細に、明らか
にする事ができるそうなのです。

ならば学ぶのがとても楽しくなって
きますよねー(^^)/

ではダシャーという言葉の意味ですが、
それは、人生の全ての時間を示して
います。

つまりインド占星術でダシャーと
いえば、人生の特定の時期そのものを
示すと考えてください。

インド占星術には、人生の時期を見る
方法であるダシャー・システムが細かく
分けると100以上あるといいます。

しかし、全て学ぶ必要はないようです。
まずは、インド占星術で一番信頼されて
メジャーなダシャーシステムを
覚えるのが良いようです。

そのダシャーシステムとは、
ヴィムショッタリー・ダシャー
といいます。

今回の記事では、とにかくこの
ヴィムショッタリー・ダシャー
のかんたんな内容だけ覚えて帰って
くださいねー!(どこへ?)

このヴィムショッタリー・ダシャー
は、なんとダシャーの王様と呼ばれて
いて、しても正確に人生の出来事や
心の変化などまで、読み取る事が
できるという事です。

実はこのヴィムショッタリー・ダシャー
は、いつもの無料ホロスコープで
いくつものチャートの図にしっかりと
出してくれているのです。

たぶん気づかれていた方も多いでしょう。

1度ご自分で出した、そのダシャーを
眺めてみていただきたいです。

無料のチャート作成リンク先はこちら
です。
Jyotish-ONE Chart 入力フォーム

ご覧になればわかりますが、12も
ホロスコープがならべられたその
下にちゃんとご自分のその
ヴィムショッタリダシャー
が出ているのがわかっていただける
と思います。
その隣には別のダシャーシステムが
書かれていますが、今回はそこは気にせず
にいきましょう。

たとえば、私の人生の若い時期までの
ヴィムショッタリダシャーがこちらです。

【Me期 1949年10月(-17歳) – 1966年10月
(0歳)】

■Me-Sa期 1964年02月(-3歳)~1966年10月
(0歳)

【Ke期 1966年10月(0歳) – 1973年10月
(7歳)】

■Ke-Ke期 1966年10月(0歳)~1967年03月
(0歳)

■Ke-Ve期 1967年03月(0歳)~1968年05月
(1歳)

■Ke-Su期 1968年05月(1歳)~1968年09月
(2歳)

■Ke-Mo期 1968年09月(2歳)~1969年04月
(2歳)

■Ke-Ma期 1969年04月(2歳)~1969年09月
(2歳)

■Ke-Ra期 1969年09月(2歳)~1970年10月
(4歳)

■Ke-Ju期 1970年10月(4歳)~1971年09月
(4歳)

■Ke-Sa期 1971年09月(4歳)~1972年10月
(6歳)

■Ke-Me期 1972年10月(6歳)~1973年10月
(7歳)

【Ve期 1973年10月(7歳) – 1993年10月
(27歳)】

■Ve-Ve期 1973年10月(7歳)~1977年02月
(10歳)

■Ve-Su期 1977年02月(10歳)~1978年02月
(11歳)

■Ve-Mo期 1978年02月(11歳)~1979年10月
(13歳)

■Ve-Ma期 1979年10月(13歳)~1980年12月
(14歳)

■Ve-Ra期 1980年12月(14歳)~1983年12月
(17歳)

■Ve-Ju期 1983年12月(17歳)~1986年08月
(19歳)

■Ve-Sa期 1986年08月(19歳)~1989年10月
(23歳)

■Ve-Me期 1989年10月(23歳)~1992年08月
(25歳)

■Ve-Ke期 1992年08月(25歳)~1993年10月
(27歳)

でもこれだけ見てもなんの事やら
わかりませんよね。
ちなみにVeやKeなどと書かれている文字
は、それぞれ金星、ケートゥの略語です。
もう1度詳しく知りたい方のために、
ここにも書いておきますね。

ラーフ=Ra

ケートゥ=Ke

太陽(Sun)=Su

月(Moon)=Mo

水星(Mercury)=Me

金星(Venus)=Ve

火星(Mars)=Ma

木星(Jupiter)=Ju

土星(Saturn)=Sa

そしてヴィムショッタリーダシャー
とは、各時期をその惑星の期間で
区切られたものの事を言うという
わけなのです。

そしてヴィムショッタリーダシャー
は、一つのダシャーシステムの総称
なので、それぞれの時期を見ていく時
に使うダシャーには、また別の
名称が使用される事になるのです。

まずはヴィムショタリ・ダシャーの説明
をしておきましょう。
ヴィムショッタリーダシャーとは、
120年を1周期とするサイクルです。
そして出生図中の月の位置を基点として
惑星サイクルが展開します。
(なんと太陽ではなく、月が基点に
なっているという事です。インド占星術
では月は、心という象意ですが、さらに
母親という意味もあり、つまりは
母体から出た時点を基点にするという
事のようです。)

この120年という人生は、惑星の
サイクルが割り当てられています。
そして惑星サイクルの順番とそれぞれ
の惑星に割り当てられる期間が、
決まっているのです。

それぞれの惑星の期間は以下の通りです。

ケートゥ 7年

金星   20年

太陽   6年

月    10年

火星   7年

ラーフ  18年

木星   16年

土星   19年

水星   17年

つまりこのそれぞれの惑星の
期間を全て足すと120年の
人生をあらわすという事に
なるわけです。

さきほどヴィムショッタリーダシャー
は、一つのダシャーシステムの総称
なので、それぞれの時期を見ていく時
に使うダシャーには、また別の
名称が使用される事になるといい
ましたね。
今回は一つご紹介します。

まずは上の一番、大まかな惑星の
期間を示すのが
マハーダシャーといいます。
つまり【】で区切られた分です。

つまりこのマハーダシャーが
上記のような、惑星に割り当て
られた期間での、個人の人生
だという事になります。

まあ120年も生きる人は、現代
でもとても珍しいですよね。

つまり多くの人が、経験しない
惑星のマハーダシャー期間を
経験する事になるわけです。

そして上記の私のダシャーの
一番上に、最初の私個人の
最初のマハーダシャーの期間
が、書かれているという事です。

私の最初は、Meつまり水星期に
あたるというわけです。

でもこの水星期はすぐに終わり
ます。本来なら水星の期間である
17年が割り当てられるはずなの
では?
と思いますよね。

その秘密は、先にご説明した
ように生まれた時の月の位置
で決まるのですが、正確に
いいますと生まれた時点での
月のナクシャトラの位置が
マハーダシャーの期間の最初を
決定するのです。

さてその人生の基点を決定する
ための自分の月のナクシャトラは、
どの位置にあるのかという事を
調べる方法は、少し長くなるので
次回になります。

まずは今回は、ダシャーという
ものの意味、そしてその中でも
最も知られていて、しかも一番
信頼されているダシャーシステムが
ヴィムショッタリーダシャー
だという事。

また人生は120年と想定されて、
それぞれの惑星には、割り当て
られた期間がある事。

その惑星の期間で分けられた
ダシャーの事をマハーダシャー
と呼ぶ事。

さらにその期間の基点は、
個人の生まれた時点での月の位置に
なっているという事。
(これについては、次回に詳しく
説明します。)

というところまでわかっていただける
と満点です👍

では次回は、人生の基点となる月の
位置の割り出し方についてや
また他のダシャーの事について
記事にしていきます。

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インド占星術のアスペクトについて第3弾  アスペクトの意味最終章


この記事は
インド占星術のアスペクトについて 
西洋占星術とは大きな違いが!


インド占星術のアスペクトについて第2弾  
アスペクトの様々な意味

の続編になります。

インド占星術では、アスペクトを
観る時には、ハウス単位で観るので
西洋占星術のような、アスペクト
とは全く違うと説明していました。

しかし、このハウスのみを考えて
度数をみない解釈は占星術家によって
違うという事で、度数を考慮に入れる
インド占星術家の方も少なくないと
いう事です。

そうなると、私の本業のサビアン
シンボルと、インド占星術の融合の
足がかりを得る事になるので、また
別記事の流れで、サビアンシンボルと
インド占星術の関係を記事にして
いきたいと思います。

前回まででも、インド占星術の
アスペクトについていろいろ
学んできましたが、今回は、最後
にもう少し、アスペクトの意味が
残っていましたので、それを
引用させていただきます。

『』内が引用です。


ハウスの支配星としてのアスペクト

アスペクトを見るとき、特定のハウスの
支配星としての意味合いも重要になり
ます。支配するハウスの意味合いも、
アスペクトあるいはコンジャンクトを
形成することによって他の惑星に伝播
します。

 例えば、第9室の支配星とアスペクト
あるいはコンジャンクトを形成する惑星は、
第9室の強い肯定的なエネルギーと精神的
な良いヴァイブレーションの影響を受け
ます。
  第8室や第12室の支配星とアスペクト
あるいはコンジャンクトを形成する惑星は、
第8室や第12室が意味する破壊や損失
あるいは困難の影響を受けることに
なります

アスペクトがどのハウスに集中するか
 アスペクトの強さを見る簡単な方法は、
多くの惑星が在住するハウスに着目する
ことです。

 例えば、第9室に4つの惑星が在住
する場合、第9室の正反対に位置する
第3室はその強い影響を受け、その人の
人生のテーマとして第3室が象徴する
兄弟姉妹や芸術などの意味合いが強く
なります。もちろん、それらの意味合い
の吉凶は、アスペクトをつくる惑星の
内容によって決定されます。いずれに
しても、そのハウスのテーマは強調
されることになります。

惑星の品位とアスペクト
 惑星が、支配するハウスや
ムーラトリコーナ、高揚あるいは
減衰の星座とアスペクトを組むとき、
結果は少し違ってくるので注意が必要
です。

(引用注:↑の説明)
 例えば、火星が第2室とアスペクト
を形成し、その第2室が蠍座
(火星の支配室)の場合、そのアスペクト
により、第2室は財運に関して良い影響を
受けることになります。


(引用注:↑の説明) 
しかし人間関係を見るときには注意が
必要です。
 火星が蠍座の7室とアスペクトを形成
するときには、たとえそれが、自らの
支配するハウスであっても、火星の
もともとの凶星としての性質により悪影響を
受けます。さらに、12室・牡羊座の支配星
としての性質(障害・離別)により、この
アスペクトの影響でその人の異性関係や
結婚生活、対人問題に悪影響を生じやすく
なります。

 また、一般に最高星位のハウスと
アスペクトを形成するときは、良い結果を
期待できますが、
最低星位のハウスとアスペクトを組む
ときは悪い影響を受けるとされています。』

“出典:「東西占星術研究所」様のサイト
簡易レファレンス アスペクト
より”

まず、アスペクトを形成する場合
そのハウスの支配星やハウス自体の
象意も影響するという事です。

また多くの惑星が在住するハウスは、
アスペクトするハウスにその影響力を
与える事になるという事です。
上の引用記事の説明では、少しわかり
にくいですね。
第9室には4つも惑星が入っていて、
影響力の強いハウスになって
いるので、相互アスペクトする
第3室には、第9室の象意が大きく
影響するという事です。

つまり兄弟姉妹を示す第3室に、精神性
や富や、名誉などの最大吉意の9室の
影響があることで、自分の兄弟姉妹にも
幸運が宿り、また兄弟姉妹との関係も
良好で、さらに自分にも良い影響を
与えるという事です。

最後の最高星位と最低星位というのは、
以前の記事でご説明しました、惑星の
居心地に関する事です。
つまり惑星が高揚していれば、それは
最高星位という事になります。
そして逆に惑星が減衰していれば、
それは最低星位という事になります。
また高揚や減衰だけでなく、
ムーラトリコーナや自室つまりその
星座の支配星自身が在住する事、
などのハウスや惑星も影響を与える
という事です。
あと居心地としては、友好・敵対
というのもありますが、その影響力は
小さいので、これは気にしなくても
良いと思います。

以下は、それぞれ惑星が高揚・減衰
する位置の画像や、
それ続いて惑星がムーラトリコーナ
したり、自室となる位置です。




つまり人によっては、最高星位の
惑星が複数あったり、逆に
最低星位の惑星が複数あったり、
あるいは全くなかったりする、
という事にもなります。

さて以上のような事を踏まえて
私のアスペクトをかんたんに観て
みます。

みなさんは、こちらからご自分の
ホロスコープを出してご覧になる
と良いですよ。

無料のチャート作成リンク先はこちら
です。
Jyotish-ONE Chart 入力フォーム

でこれが私のラーシチャートです。

まず支配星のハウスの影響という事
で、私も吉意の強い第9ハウスと
第5ハウスのアスペクトをみましたが
私は関係ありませんが、第5ハウス
や第9ハウスとアスペクトする惑星
には、トリコーナハウスの吉意の
影響力があるという事です。

逆に困難を示す第4ハウスは、
第10ハウスとアスペクトしていて
悪い影響を第10ハウスの太陽や
水星に与えているようです。

次に惑星が多く在住しているハウスは
影響力が強いという事ですが、私は
第8室と、第10室に二つずつの
惑星が在住しているだけですので、
他のハウスよりは影響力が強い
という事でしょう。

たとえば第8ハウスは二つありますので
それについて観てみますと、まず、
富や死を示すマーラカハウスの
第2ハウスに対して、
第8ハウスの困難障害の影響が
与えられるという事です。つまりは、
生命力についても黄信号ですし、
また金運に関しても困難さが影響
するという事です。ですが、第8ハウス
は、人生の後半になると、凶意が薄れる
という事なので、後半の金運に期待したい
ところです。

最後の惑星の吉凶はたくさんあるので最高
星位である水星についてみてみますと、
水星の第10室とアスペクトするのは
第4室であり、また在住する土星
なので、それぞれに最高星位水星の
好影響がもたらされるという事です。

第4室は、家や乗り物など、生活の環境
に関する事ですが、水星の好影響を
受けて、恵まれたり、また水星の知性
や情報、コミュニケーション力も
良い影響を与えるという事です。
これは在住する土星に対しても同じ
事で、凶意を和らげる効果と、水星の
良い影響がもたらされるという事です。

これで3回も続いた、インド占星術の
アスペクトについてのシリーズが
終わります。
そして次回間に合えば、ダシャーに
ついてのご紹介をしたいと思います。

 

いつもありがとうございます(^^)

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インド占星術のアスペクトについて第2弾  アスペクトの様々な意味


この記事は、先週の
インド占星術のアスペクトについて 
西洋占星術とは大きな違いが!

の続編になります。

前回の記事では、インド占星術は
西洋占星術のアスペクトとは全く
違って、ハウス単位で、アスペクト
を観る事、そして通常は、対抗の
ハウスどうしでアスペクトとなる事
をまず覚えるのが良いという
事でしたね。

そしてその対抗のアスペクトは、
相互のハウスと惑星に影響を
与えるという事でしたが、
火星と木星と土星は、対抗のハウス
以外に、特殊なアスペクトを形成
したりするようで、それは、
火星、木星、土星から一方的に
影響を与えるという事でした。

さてインド占星術のアスペクトには
他にもさまざまに意味があるよう
なので、また前回のサイトから引用
させていただきます。

『』内が引用です。

●ハウスに対するアスペクト
 西洋占星術とのもうひとつ大きな
違いは、惑星は他の惑星だけでなく、
ハウスともアスペクトを組むことです。
このとき、ハウスに惑星が在住して
いるか否かは問われません。
この原則は、アセンダントと
アスペクトを組む第7室においては
特に重視されます。アセンダントは
ホロスコープ全体においてもっとも
重要であるが、7室に在住する惑星は、
アセンダントが表わす健康や容姿、
生活全般にわたって影響を及ぼす
ことになります。例えば、7室に
吉星があれば、1室に全く惑星が
在住していなくても、その人の外見、
容姿、全般的な運に良い影響を
与えますが、凶星があれば悪影響を
及ぼすとされています。

中森明菜さんのホロスコープ

(引用注:なんとあのカリスマ
中森明菜さんのホロスコープの
ようです。第7ハウスという主要
なケンドラハウスに二つも吉星が
あり、一つは、最大級の吉星
金星が入り、さらに対抗の第1
ハウスと相互アスペクトしている
ので、芸能・芸術・人気などに
大吉をもたらす金星が、容姿・
全般運を示す第1ハウスに影響を
与えている事がわかります。
これなら確かにカリスマ性充分
というわけですね。)

アスペクトによる惑星の相互作用

アスペクトとコンジャンクションの
働きは、ほぼ同じです。
 吉星の場合、アスペクトあるいは
コンジャンクトする相手を強め、
惑星がもつ吉の傾向をその惑星に
投影しますが、凶星の場合、逆に
相手の惑星を弱め、凶意を投影
します
 例えば、凶星である土星とアスペクト
あるいはコンジャンクトする惑星は
、惑星自体の影響力が弱まる他に、
土星がもつ自制的あるいは禁欲的な
傾向を帯びることになります。
 吉星である木星とアスペクトあるいは
コンジャンクトを形成する惑星は、
影響力が強まると同時に、木星がもつ
慈愛や精神的あるいは宗教的な要素を
併せ持つことになります。
 互いにアスペクトを組む惑星、
つまり正反対に位置する惑星同士は、
吉星同士であればお互いに良い影響を
及ぼしあい、凶星同士であれば悪い
影響を及ぼしあいますが、片方が吉星で
もう片方が凶星の場合、一方は良い
影響を受けますが他方は悪い影響を
受けることになります
 例えば、凶星である土星と吉星
である金星がお互いにアスペクトを
形成したり、コンジャンクトすると、
土星の凶意は金星の吉意により薄らぎ、
土星が在住するハウスや支配するハウスも
金星の良い影響を受けたりします。
しかし、逆に金星自身や金星が在住する
ハウスや支配するハウスは、土星の凶意
によって悪影響を受けることになります。
  つまり、インド占星術においては、
アスペクトの種類は関係無く、どの惑星と
どの惑星がアスペクトを形成するかで、
アスペクトの影響をみることになります。』

“出典:「東西占星術研究所」様のサイト
簡易レファレンス アスペクト
より”

アスペクトにつきましては、まだ続きが
ありますが、それは次回に持ち越す事
にします。
1度に詰め込みすぎるのは、記事として
どうかとも思いますので。
(おまえが言うかー💦)

今回は、アスペクトは、惑星だけでなく、
惑星が在住していなくても、もちろん
していても、ハウスそのものに影響を
与えるという事です。

中森明菜さんは、最も重要で容姿や
全体をあらわす第1ハウスに、対抗
の金星がアスペクトで、好影響を
与えている事によって、芸能界で
カリスマとなれるような資質が、先天的
にあるという事が証明されたりして
います。

そのあと惑星の相互作用で、吉星と凶星
の影響についての説明がありましたが、
これはとても重要だと思います。

具体的な説明もありましたので、私の
ラーシチャートで、主要な惑星の
アスペクトを観てみる事にします。

その前にみなさんも調べられる
いつもの無料のチャート作成のリンク
を貼り付けておきますね。
その下が私のラーシチャート(出生図)
です。

無料のチャート作成リンク先はこちら
です。
Jyotish-ONE Chart 入力フォーム

でこれが私のラーシチャートです。

まず一番目立つのは、ケンドラハウス
最強の10ハウスに太陽と水星が
コンジャンクションで同室している
事です。

水星は、弱い吉星で、太陽が弱い凶星
という事なので、互いに吉凶を相殺して
いると観てよいようです。太陽には
近すぎるとバースト(焼失)して、
近づいた惑星の効力を失わせる力が
ありますが、私の水星は、そこまでは
接近していないそうです。

そしてなんと土星が対抗の第7ハウス
に在住していますので、太陽にも水星に
も悪影響を及ぼすようです。
せっかく水星が高揚の位置にあるのに、
知性に土星の制限や自制的な影響だけ
でなく、ネガティブな思考まで
もたらしてしまうという事を意味
する事になります。
太陽の持つ象意である自信やリーダー
的資質もせっかく影響力のある
10ハウスに在住していたのに、
ネガティブな影響を与えるので、
自信が減退したり、リーダー的資質
にも欠けるような影響がもたらされる
という事です。

ただし、土星にも水星や太陽の影響が
与えられるので、土星のネガティブな
意識や自制的な象意に、逆に自信が
与えられたり、強められたりします。
これが太陽の影響ですね。
私は、実は、他人の深い悲しみや
物事のはかなさや、哀れといった感覚
を感じる事も一つの自分の長所だと
思っているのでそういうところなの
かも知れません。

それに水星の影響として、ネガティブな
意識を分析するのにも役立つという事
につながりますので、そういう意味なら
まさに私が神秘メッセージで紹介して
いるような、人類に先天的にプログラム
されたネガティブな意識が、どこから
もたらされるか、という事を理解
できた研究成果にもつながったのだろう
とも思えます。

そしてまたこの土星は、木星の特殊な
アスペクトである5番目に位置している
ので、これまた第8ハウスで高揚
している、木星の影響を一方的に受けて
吉意がもたらされているという事に
なります。

つまり木星の精神的な吉意の影響を
受けて、土星のネガティブな意識や
自制心に精神的な豊かさがもたらされる
ことを意味しています。

なるほど、それなら、他人の哀しみや
あわれ、はかなさなど、ネガティブな
意識に思いやりや深い理解という吉意が
もたらされているのは、確かに一生を
通じて、自覚している事です。

木星は他にも月に一方的に影響を与えて
いるので、月にも精神的な吉意が
もたらされますし、また木星は困難を
示す一方で解脱にもつながる12ハウス
にも影響を与えるので、困難には
精神性がもたらされて、少し救いがあり
また、解脱にもつながる可能性がある
という事です。

大吉星の木星は高揚していますが、
大凶星の火星とコンジャンクション
していますので、吉意が弱められます。
ただし火星も凶意が弱められて、
吉凶が相殺される事になります。

しかし、第8ハウスの火星は、
第8ハウスの支配星月が、第12
ハウスにあり、また第12ハウスの
支配星火星が、逆に第8ハウスと
なる事で星座交換しているために
互いに影響を及ぼしあい、月や
火星は自室の心地良さとなると
いいう事です。

月は、精神的な心を担当している
ので、火星にネガティブな影響を
与えられたりもしますが、月の
精神的な吉意も影響を火星に
与えるのでこれも吉凶相殺という
事になるのではないかと
思います。

火星は、さらに4番目のハウスにも
影響を与えますが、ケートゥとラーフ
は、惑星のアスペクトとしては
用いられないらしいので、ハウスに
影響を与えるだけのようです。

ざっと私のラーシチャートでの惑星
の相互作用を観てみましたが、
まだまだ細かく観ていけば、さらに
深い理解が得られるのではないかと
思います。

次回もアスペクトの他の意味について
ご紹介させていただきたいと思います。

 

いつもありがとうございます(^^)

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インド占星術のアスペクトについて 西洋占星術とは大きな違いが!


先週にも言ってましたが、ダシャー
という大きなテーマについて現在
学んでいる最中なので、今週は
アスペクトについて説明していきたい
と思います。

まずインド占星術の南インド式では
ホロスコープが、正方形になって
います。
そしてやはり西洋占星術のアスペクト
とはいくつもの点で大きな違いが
あるのです。
まず、インド占星術の場合は、惑星間
のアスペクトは、西洋のような細かい
度数単位で見るのではなく、なんと
ハウス単位という大ざっぱなもの
なのです。

つまりぼ全ての西洋占星術のアスペクト
が、ここで使用できなくなります。

またインド占星術のアスペクトという
のは、基本的には一つだけで、特殊な
例として、火星と木星と土星が
あるというだけのとても単純な
アスペクトというわけなのです。

インド占星術の大家として有名な
ラオ先生は、ホロスコープを解読する
時には、 順番があると言って
おられます。
それはPAC( ポジション、
アスペクト、 コンジャンクション)
という事だそうです。

ポジションというのは私がこれまで
記事にしてきたような、惑星の
生来的吉凶や、機能的吉凶、そして
ハウスと惑星との関係による吉凶
で、基本的に惑星自身が、どこの
ハウスかどの星座に在住しているかに
わよって変わる吉凶の事です。

惑星とハウスの関係での居心地
などもそうですね。
高揚、ムーラトリコーナ、定座、
減衰などがありました。

また惑星自身にも吉凶があり、
金星や木星は大吉の惑星であり、
また火星と土星は大凶星であると
いう事でした。

そしい今回の惑星のアスペクトが
惑星自身の配置の次に重要だと
いう事です。

さてとてもわかりやすく説明してくれて
いるサイトから引用させていただきます。

●対向のハウスにある惑星にアスペクト
 

一般にどの惑星も、その惑星の反対側の
ハウス(そのハウスから数えて第7番目
のハウス)に在住する惑星と相互に
アスペクトを形成します。

●特別なアスペクト:一方通行の
アスペクト

 火星、木星、土星の場合、対向の
ハウス以外の惑星に対してもアスペクトを
形成します。ただし、この場合は
一方通行のアスペクトであって
相互のアスペクトではありません。

火星のアスペクト

火星は対向のハウスに在住する惑星以外に、
火星が在住するハウスから数えて
4番目のハウスと8番目のハウスに在住する
惑星に対してアスペクトを形成します。

木星のアスペクト

木星の場合、対向のハウスに在住する
惑星以外に、木星が在住するハウスから
5番目9番目のハウスに在住する惑星
に対してアスペクトを形成します。

土星のアスペクト

土星の場合、対向のハウスに在住する
惑星の他に、3番目10番目のハウスに
在住する惑星に対してアスペクトを
形成します。

●コンジャンクション

また、インド占星術では、正確な言葉の
使い方をするなら、同じハウスに在住する
惑星とは、「アスペクトを形成する」
とは言いません。
  コンジャンクト(Conjunct)する、
あるいはコンジャンクション
(Conjunction)
を形成すると言います。』

“出典:「東西占星術研究所」様のサイト
簡易レファレンス アスペクト
より”

最後のコンジャンクションは、正確
にはアスペクトとは、インド占星術
では呼ばないようです。

インド占星術はハウス単位なので、
同じハウスであれば、度数が
離れていてもコンジャンクションと
呼びますし、逆に魚座30度と牡羊座
1度のように非常に接近していても、
ハウスが違うのでコンジャンクション
とは呼ばないようです。

このような事から、インド占星術の
アスペクトやコンジャンクションには
度数は、意味を成さないようです。

要するにインド占星術のアスペクト
というのは、まず対抗にある自身を
含めた第7番目のハウスに
アスペクトするようです。これは
相互アスペクトといって、互いの
惑星が影響を及ぼしあっている
という事です。

そして特殊な火星と木星と土星は
7番目のハウス以外に、一方通行に
影響を与えるという、特殊な
アスペクトがあるという事です。

それは
火星は、4番目と8番目のハウス。
木星は、5番目と9番目のハウス。
土星は、3番目と10番目のハウス。
とこのようになっています。

アスペクトについては、まだあります
ので、次の記事でご説明していこうと
思ってます。

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インド占星術 放棄・損失を示す第12ハウス 


前回の
インド占星術 収入や願望達成を示す
第11ハウス

に続いて今回は第12ハウスの
紹介になります。
とうとう最後のハウスになりました
ので、次回からは、
特定の時期での運気、象意、また
出来事などまで、的確に予想できる
「ダシャー」というものをテーマ
にしていこうと思います。
取りあえずある程度学んでから、
記事にしていくつもりなので、
来週に間に合うかどうかはわかり
ません。

ではハウスの流れをまたまた掲載します。

「1.誕生 → 2.家庭・衣食 → 3.訓練・
努力 → 4.人生の基盤を築く → 5.学習・
理想 → 6.障害や病 → 7.人間関係を築く
→ 8.悩む → 9.精神性に目覚める →
10.社会的な活動 → 11.達成 → 12.死
→ 1へ戻る」

“出典:インド占星術.com
「ハウスについて」より”

これによると、第12ハウスは、「死」
という事のようですが、「死」は
第2ハウスや第7ハウスというマラカ
ハウスが、象意としているものなので、
この12ハウスの場合は、単に人生
での流れで、次の誕生の1ハウスに
向かうための準備という事で、
いったん人生が終わるという意味
のようです。
ただし、タイトルにあるように放棄や
損失という意味が暗示されている
ので、とてもネガティブな感じがする
ハウスです。
というのも第12ハウスは、困難や
不運を示すドゥシュタナハウスに
属しているため、とてもネガティブ
な場所のようです。
そして第12ハウスは、ドゥシュタナ
ハウスの惑星の中で、2番目に
凶意が強いという事です。
ただし解脱を意味するモクシャ
ハウスでもあるため、精神的には
意義深いハウスのようでもあります。

ではいつものサイトから第12ハウスの
解説を引用してみましょう。

『』内が引用です。

12室
第11室で得た収入は、このハウスで
消費されます。そこから、損なうハウス
と呼ばれています。人生の最終段階の
ハウスでもあるので、死の準備のハウス
でもあり、解脱を意味する
モクシャハウスでもあります。
12番目のハウスは、損なうハウスなので、
そこからハウスの象意に新たな意味が
加味されます。 たとえば、生命を意味
する第8室から12番目のハウスである
第7室は、生命を損なうので、死を
意味するマーラカのハウスとされています。
第8室から8室目の第3室は、
第8室と同様に生命を意味します。
ですから、そこから12室目の第2室は、
生命を損なうので死を意味するマーラカの
ハウスとされます。 また、宗教性や
功徳を表わす第9室から12室目の
第8室は、宗教性や功徳を損なうので、
悪徳や隠れて何かをする(秘密)という
意味もあります。また、第8室は
モクシャハウスでもあるので、それに
モクシャハウスの意味合いが加味されて、
タントラやマントラという意味合いも
生じます。 人間関係を意味する
第7室から12室目の第6室には、
人間関係を損なうことから、競争、係争、
敵対関係などの意味が加わります。

12室の意味
(ウッタラカーラムリタより)
睡眠妨害。精神的苦悩。足。
敵が抱いている恐れ。投獄。苦悩と
借金からの開放。馬。象。父方の財産。
敵。 天国への上昇。四肢の損失。
愛人になること。結婚の解消。
家を出る。失業。精神異常。不幸。
束縛。 父方の伯父にとっての幸福の損失。
論争。怒り。身体の負傷。死。外国へいく
こと。あらゆる損失。妻の死。』

“出典:インド占星術.com
「ハウスについて」より”

えーと前半の解説部分は、なんだか
わけわからないという人も多かった
のではないかと思います。
まず第12ハウスの象意を損失だと
いう事を説明したあとは、今回
最後のハウスなので、これまでの
ハウスの意味の総括をしていますね。

確かにこの12ハウスには、12番目
という事で「損失」という意味が
加わるようです。

つまり全12ハウスの、どのハウス
からでも自身を含めて数えた12
番目のハウスは、もとのハウスの損失
というハウスになっているようです。

たとえば第8ハウスは、生命を表す
ハウスという事なので、そこから
自身を含めて12番目にあたる
第7ハウスは、第8ハウスの意味の
損失という事を意味するわけです。

そうなると第7ハウスは、生命を
損失する、つまり「死」という意味
のハウスになるという事ですし、
もちろんそうなっています。

ここで大事なポイントは、自身から
数えて12番目が、その象意を
損失するという意味になっている
という事なのです。

もう一つ第7ハウスの例を見てみると、
第7ハウスは人間関係を示すハウス
でもあるので、第7ハウス自身を
含めて12番目にあたる第6室は
逆に第7ハウスの象意である
「人間関係」を損なうという事なので、
競争、係争、敵対関係を第6ハウスが
意味することになるようです。

では私のラーシチャートを観て
みる事にしましょう。

第8ハウスでもご説明していたと
思いますが、この第12ハウスは
蠍座なので、支配星は火星となり、
火星は第8ハウスにありますが、
第8ハウスが蟹座で支配星
が月となり今度は、月が逆に
第12ハウスに入っているので、
星座交換となり、互いの室や惑星
を強め合う上に、支配星の吉凶は
相殺され、互いに自室の居心地と
なるようです。

また第12室は、第8室の木星から
アスペクトされていて、吉意を
もたらしてくれるという事です。
なので、第12ハウスの凶意も
月も困難ばかりを示すわけでは
ないし、またモクシャハウスとして
強められているので、秘密、隠遁
の意味が強調されるのと、精神的
には、解脱に至りやすくなる
という事でした。

確かに私は、現在仕事をやめてから、
数年間隠遁生活をしていたような
感じなので、よーーく当たって
ます。

実際戦国時代の竹中半兵衛も晩年
書物を紐解きながら、書斎一つで
隠遁生活を送りたいと願っていた
ようですが、一人の憧れの武将
でもありますからね。

さて長らくハウスについて、見て
きましたが、確かに、インド占星術が
読み取る象意は、確かにかなり正確
だと感じました。

次回からは、インド占星術の主役と
いっていいくらい重要なダシャーに
ついて、ある程度学び次第記事にして
いこうと思います。

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インド占星術 収入や願望達成を示す第11ハウス 


前回の
インド占星術   
社会的な活動・職業を示す
第10ハウス

に続いて今回は第11ハウスの紹介に
なります。

ではハウスの流れをまたまた掲載します。

「1.誕生 → 2.家庭・衣食 → 3.訓練・
努力 → 4.人生の基盤を築く → 5.学習・
理想 → 6.障害や病 → 7.人間関係を築く
→ 8.悩む → 9.精神性に目覚める →
10.社会的な活動 → 11.達成 → 12.死
→ 1へ戻る」

“出典:インド占星術.com
「ハウスについて」より”

これによると11ハウスは達成
という事で、とても良い運気を
もたらしてくれるハウスのように
一見思えますが、11ハウスは、
ウパチャヤハウスに属している
ので、困難を意味するハウスの
ようです。ただしウパチャヤハウス
は、時間が経つにつれて改善して
いくので、「達成」という感覚も
得られるような感じもします。
他にも収入や再婚などの意味も
あるようですが、なるほど苦労
したあとに得られるものという
意味でいえば、納得できますね。
またウパチャヤハウスの中では
11ハウスは最も凶意の強いハウス
のようです。

ではいつものサイトから第11ハウスの
解説を引用してみましょう。

『』内が引用です。

11室
第11室は、第10室から見て第2室
なので、第2室と同様に収入のハウス
を意味します。第10室でなにを
得るかは、このハウスで見ます。
また、それゆえに、達成を意味し、
称号(タイトル)、名誉なども意味
します。また、第3室は弟妹を意味
しますので、第11室は兄姉のハウス
でもあります。なぜならば、第11室
から第3室目は兄姉の弟妹、すなわち
自分自身を表わすからです。願望成就
のハウスと言われています。

11室の意味
(ウッタラカーラムリタより)
あらゆる取得。授受。悪い願望。依存。
長兄。父方の伯父。神々への礼拝と高徳。
学習。金。収入を得る上手な方法。
父方の財産。膝。宝石と装飾品の愛好。
王様の富。富の損失。美術。恋人のため
に装飾品を作ること。知性。聖職。
義理の兄弟。幸運の始まり。
願望の実現。料理。望み。母。長寿。
耳。すね。絵画。

“出典:インド占星術.com
「ハウスについて」より”

これまでのハウスの解説に比べて、
かなりあっさりとしたものですが、
それだけにわかりやすいという事
でもあります。
第2ハウスと同じく収入のハウス
だという事ですが、第2ハウスは
マーラカハウスで死のハウスという
事なので、こちらにも凶意がある
ようです。
なるほどここまで観てきてわかった
事があります。
インド占星術は、富というのは、
必ずしも良い意味というようには
捉えられていないという事でしょう、

たとえば、幸運な室と言われている
トリコーナハウスの中でも最高の
吉意を持つ第9ハウスは、良い行い
や長寿を意味していて、富裕という
意味もありますが、精神的な純粋さ
や博愛・美徳などという意味などから
精神的な豊かさが中心であるよう
です。
つまりインド占星術では精神的な豊かさ
こそ最も吉意が強いことで得られる
ものだというコンセプトなのだと
思います。

もちろん私も神秘メッセージで、本来
の意識とっては、実体のないものこそ
が、貴重なもので、実体がむしろ幻想
だと説明しているので、精神的な豊かさ
こそが私たちの魂にとっての宝で、
肉体を離れたあとにも、自分のもの
として有効なものであるという事を
説明してきましたので、それと共通
していると思います。

まあしかし、現世を生きる意味では、
多くの人は、収入による富を尊ぶので、
11ハウスの象意もまた注目される
ことなのでしょう。
なんせ願望達成という意味もあります
からね。つまりこの願望というのは、
現世を生きる上での願いという事です。

では私のラーシチャートを観て
みる事にしましょう。

私の11ハウスには、ケートゥが
在住しています。
つまり精神性を高めるという惑星
だという事ですが、ウパチャヤ
ハウスなので確かに人生の前半より、
後半の方精神性が高められて
いるのはよくわかります。

しかし、この収入のハウスに精神性
の惑星がいるあたり、すごく稼ぎには
向いていない性質のように思えます。

このケートゥが凶星で、ウパチャヤ
ハウスに在住しているという事なので、
とても凶意が強いように思えますが
以前ケートゥについての解説に
次のような事が書かれていました。
「ラーフやケートゥがケンドラか
トリコーナに在住するか、あるいは、
ケンドラかトリコーナの支配星とコ
ンジャンクト、あるいはアスペクト
されるなら、ラージャ・ヨーガ・カラカ
(ラージャヨガを形成する表示体・
吉星)になる」
という事なので、観てみると、
ありがたいことに吉意の強い
トリコーナハウスの第5室の
支配星は、火星ですので。火星
は4番目の室にアスペクトする
ので、ケートゥは、ラージャ・
ヨーガ・カラカで吉星になる
という事です。やった👍

さらに11ハウスは天秤座なので
金星が支配星となり、金星は
最大の吉意である第9ハウスに
在住していてまた金星そのものが
吉星でもあるので、第11ハウス
は、わりと恵まれたハウスに
なってくれるようです。

ただし以上の事から、私の第11
ハウスの象意を読み取ると、
人生の後半で、精神性が高まる
のでとても良いのですが、こと
11ハウスの収入という面から
観ると、つまりは精神性の
報酬が得られるという事でした。
喜んでいいのでしょうねー💦

では次回は、最後のハウスとなり
ました第12ハウスについてに
なります。

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インド占星術   社会的な活動・職業を示す第10ハウス


前回の
インド占星術 法・精神性・師を
示す第9ハウス

に続いて今回は第10ハウスの紹介に
なります。

ではハウスの流れをまたまた掲載します。

「1.誕生 → 2.家庭・衣食 → 3.訓練・
努力 → 4.人生の基盤を築く → 5.学習・
理想 → 6.障害や病 → 7.人間関係を築く
→ 8.悩む → 9.精神性に目覚める →
10.社会的な活動 → 11.達成 → 12.死
→ 1へ戻る」

“出典:インド占星術.com
「ハウスについて」より”

この流れでいくと第10ハウスは、
「社会的な活動」という事です。
このあたり、西洋占星術とほぼ
同じ意味になるようです。
つまりは、社会で自分がどのように
自己表現するかを示すハウスだと
いう事なのでしょう。
この第10ハウスは、強い影響力を
持つハウスの中で、最も吉意が強く
従ってその影響力も最大だという
事です。
つまり自分が、まわりにどんな印象を
持たれるかは、この第10ハウスに
かかっているといってもいい
でしょう。
またケンドラを支配する時は、
生来的吉凶を中立化するようです。
つまりこの第10ハウスの支配星
(在住している惑星ではない)が
吉星の場合吉意減少で、凶星で
あれば、凶意減少という働きに
なるようです。

ではいつものサイトから第10ハウスの
解説を引用してみましょう。

『』内が引用です。

10室
行ない(業:カルマ)のハウスです。
父親が子供を職に就かせたり、あるいは
自分で努力してキャリアを形成しようと
します。第10室は職業、名声の
ハウスです。南インドでは、父親は
宗教上の師というよりも職業上の師
として見るので、第10室は父親を
表すとされています。職業や
昇給・昇進はこのハウスを見ます。

アセンダントあるいは月から見て
10室に吉星が在住し、傷ついて
いないとき、すべての行いにおいて
道徳的で、それにより地位や名声を
獲得します。凶星が在住したり、
かつ吉星のアスペクトがあると、
理工系職への傾向を示します
(アマラ・ヨガ)。

10室の意味(ウッタラカーラム
リタより)
貿易と商業。王様からの名誉。
乗馬。運動。王様の義務。懲役。
農業。医者。名声。宝物。
蓄積された富。優れた献身。 教師
または年長者。機械。護符。呪文。
母。功績の拡大。薬。大腿部。神々。
マントラの完遂。富。養子。支配者。
自尊心。 道。名誉ある生き方。
君主。教育。権威の印章。征服と
命令。』

“出典:インド占星術.com
「ハウスについて」より”

自分が職に就くという意味だけ
でなく、子供を職に就かせるという
意味もあるようです。第10ハウス
は、それもあって、父親を示す場所
でもあります。
このハウスは、職業や出世なども
示すという事です。
意味に王様からの名誉とか、名声、
富、支配者、君主とある事から、権力
と密接に結びついているというハウス
という事もわかります。
まさに影響力絶大ですね。

では私のラーシチャートを観て
みる事にしましょう。

私の第10ハウスには、水星と
太陽が在住してます。
太陽は、弱い凶星で、近くにある
惑星に対して凶意をもたらすと
されています。
コンバーストといわれ、まあ
焼かれるという事のうですが、
私の水星は、近すぎるほどでは
ないという事なので、少し安心
できました。
そして水星はこの乙女座の支配星で
定座でもあり、また高揚の位置
でもあるので、吉意は強いように
思います。
さらに第10ハウスでもあるので、
傷ついてなければ、力を存分に
発揮してくれそうですが、
なんと土星と相互アスペクトして
いるじゃあないですかー💦

せっかく名声や地位を得るという
第10ハウスに水星の状態も
良く入っているというのに、
そんなとこに土星があったら台無し
でしょう。
まあ水星の象意である知性とか
言葉による表現力には、確かに
恵まれているとは思いますが
(すいません💦)、
それが職業として存分に活かせたり、
また名声や地位、富につながる事も
ないというのは、全てこの土星が
関係していたと思うと納得です。
「ほんまにいらん惑星やで💢」

まあそもそも地位も名声には全く
興味はなかったのですが、富は
いるぞーー💦

というわけでとてもしっくりこない
理解はできるけど納得のいかない
私の第10ハウスの解釈でした。

みなさんもこの最大の影響力であり、
ケンドラの中で最も吉意の強い、
第10ハウスについて調べられると
良いと思います。

リンク先はこちらです。
Jyotish-ONE Chart 入力フォーム

では次回は第11ハウスについてに
なります。

クリックしていただいた方本当に
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インド占星術  法・精神性・師を示す第9ハウス


前回の
インド占星術 生命・秘密・障害を示す
第8ハウス

に続いて今回は第9ハウスについての
ご紹介になります。

ではハウスの流れをまたまた掲載します。

「1.誕生 → 2.家庭・衣食 → 3.訓練・
努力 → 4.人生の基盤を築く → 5.学習・
理想 → 6.障害や病 → 7.人間関係を築く
→ 8.悩む → 9.精神性に目覚める →
10.社会的な活動 → 11.達成 → 12.死
→ 1へ戻る」

“出典:インド占星術.com
「ハウスについて」より”

この流れでいくと、第9ハウスは、精神性
に目覚めるという事ですが、高い精神性の
極である解脱や悟りは、第8ハウスで
得られるものなので、それよりは、
実用的なものではないかと思います。
というのも象意として、法や神への礼拝、
富裕などもあるので、究極の悟りという
よりは、社会や宗教に対しての精神性
というように、やはり実用的なものや
または宗教の教義の学びというような
ものである事が理解できます。
またこの第9ハウスは、吉意の強い
ハウスで、吉星ならよけいに吉意が
強まり、凶星なら凶意が弱まると
されているものです。また第9ハウス
はトリコーナハウスの中でも、最高に
吉意が強いので、つまり12ハウス中
で最も幸運な場所であるようです。
ではいつものサイトから第9ハウスの
解説を引用してみましょう。

『』内が引用です。

9室
やがて、良い行ない(宗教的な善行)に
よって長生きできるので、長寿の願望が
良い行ないを助長します。第9室は
宗教性のハウスです。また、伝統的に
家長は宗教の師にも擬せられました。
北インドでは、父親は第9室で表されます
(南インドでは第10室が父親を表わして
います)。
派生して、第9室は、教師、師の
ハウスです。

9室の意味
(ウッタラカーラムリタより)
博愛。美徳。巡礼。懺悔。年長者への
尊敬。薬。指導。精神の純粋さ。神への
礼拝。学習意欲。富裕。旅行。乗り物。
運。外交。武勇。道徳。宗教上の水浴。
栄養。高徳な仲間。世襲財産。子供。
8種類の繁栄。馬。象と水牛。戴冠式の
広場。 精神的(ヴェーダの)価値の確立。
宗教的儀式(いけにえの儀式)。宝。』

“出典:インド占星術.com
「ハウスについて」より”

なんだかこれまでのハウスについての
説明に比べて、拍子抜けするくらい、
ボリュームが、少ない感じですが、
以降のハウスの説明も似た感じのよう
です。
良い行いによって、長寿を得られる
という事での幸運をあらわしている
のが、この第9ハウスという事なの
だと思います。この良い行いという
のは、宗教的な善行という事ですが、
このあたりインドの文化の影響が
とても大きいのだと感じます。
つまり宗教の教義に従うという事で
精神性が得られるという事です。
そのため、意味には、学習意欲、
巡礼、礼拝、宗教的儀式などが
ありますので、精神性というのは、
その宗教の教えに沿ったもので
あるという事なのです。

私は本来の、究極の精神である悟り
というのは、教えられて得られる
ものではなく、内面を探求する事
によって得られるという理解を
しているので、それが第8ハウスの
象意だと捉えています。
つまり悟りや解脱は、学んでいく事
からは得られないという事です。

第9ハウスはそのために、実用的な
意味での精神性と捉えます。
意味の中に、宗教的儀式は
いけにえの儀式などと書かれて
いますが、もし儀式のために犠牲
とされる命が必要だというなら
それこそ、悟りはそのような精神
からは生まれません。

実用的だという意味で、富裕や
世襲財産などの意味につながります。

また外交や旅行が意味としてある
のは、西洋占星術でも第9ハウスが
海外や、長期旅行を示しているので
共通点があるという事になります。

では私のラーシチャートを観て
みる事にしましょう。

なんと一つ大吉星の金星が
在住しているではないですか、
最高のトリコーナハウスなので、
吉意もさらに強めてくれている
ようです。この金星に対して、
凶星のアスペクトもないよう
です。もしかしたら私にとって
一番恵まれた水星よりも、頼り
になる惑星かもしれません。
金星はまた入る質の象意に才能
や美しさをもたらすという事
ですから、やはり宗教的な
精神性、また実務的な精神性に
良いという事です。

ですが私は、宗教の教えには偏り
も感じていますので、教えの中に
役に立つものがあれば取り入れる
というスタンスでいます。
同じく大吉の木星が、精神性の
豊かさをあらわすのに対して、
この金星は、世俗的な豊かさ
つまり、贅沢や快楽、芸術など
を司るという事です。

しかし、私は西洋占星術で
高い意識レベルとなる天秤座の
支配星である事から、金星の
意識レベルの方が木星の精神性
より高いとみなしています。
実際インド占星術でも、金星が
高揚する魚座が精神性をあらわす
サインなので、金星は高い意識
レベルにつながるためにも有効
であると思われます。

また第9ハウスは獅子座にあるので
支配星は太陽ですが、太陽はケンドラ
ハウスに在住しています。
ケンドラハウスでは支配星は、吉星
は吉意減少で、凶星は凶意減少
という事です。太陽はインド占星術
では弱い凶星扱いなので、凶意を
減少してくれるようです。

というわけで、私の金星が最大の吉意の
第9ハウスにあるという事で良かった
のですが、ならばもっと贅沢をさせて
欲しいと願う私の精神性は、やはり
低いという事なのでしょうか?

みなさんもこの最大の吉意の第9ハウス
について調べられると良いと思います。

リンク先はこちらです。
Jyotish-ONE Chart 入力フォーム

では次回は第10ハウスについてに
なります。

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インド占星術  生命・秘密・障害を示す第8ハウス


前回の
インド占星術 結婚・人間関係を示す
第7ハウスについて

に続いて今回は第8ハウスについての
ご紹介になります。

ではハウスの流れをまたまた掲載します。

「1.誕生 → 2.家庭・衣食 → 3.訓練・
努力 → 4.人生の基盤を築く → 5.学習・
理想 → 6.障害や病 → 7.人間関係を築く
→ 8.悩む → 9.精神性に目覚める →
10.社会的な活動 → 11.達成 → 12.死
→ 1へ戻る」

“出典:インド占星術.com
「ハウスについて」より”

この流れでいくと、第8ハウスは、「悩む」
という事ですが、確かに第8ハウスは、
ドゥシュタナハウスといって、困難や
不運をあらわす室のようです。
しかもこのカテゴリーでは、8室が
最も凶意が強いという事から、悩む
という一言になるのもわかるような
気がいたしますが、第8室には、他にも
貴重な象意がいくつもあるようです。
つまり活かし方次第では有用な事も
あるという事ですが、いつものサイト
から第8ハウスの解説を引用して
みましょう。

『』内が引用です。

8室
伴侶と結婚し、人は長生きをしたいと
思います。また、人との関係を持つと、
悩みが生じます。隠し事も生じます。
第8室は、神秘的なもの、隠された
ものを支配するハウスで、生命、神秘、
秘密、突発性、意図しない出来事、
研究などの象意を持つ。
8室は、幸運の9室から12番目であり、
ドシュタナ最凶のハウスである。
悩みや障害、死などの不吉な象意が
ある。また、モクシャの室であり、
この困難さや悩みが、精神性を高める
方向に働く。
神秘かつモクシャの室なので、
この室が強いと、宗教的な事柄や
オカルトなどに興味を示しやすく
なる。
生命のハウスであることから、
8室や8室支配星が傷つくと、短命に
なる傾向がある。

7室の両脇の室はどちらもドシュタナ
(苦の室)であり、6室では人間関係を
失うと争いが生じるが、8室は人間関係
を得ると悩みが生じることを示唆します。

逆に9室(師・父親・法則性・精神性)
からは12室目で、この9室のを失うので、
不規則性や突発性という象意が生じます。
9室支配星が8室に入ると、無法者・
不誠実、グル(師)を持てない、父親
との仲が悪い、などの意味が生じる。

また、7室(配偶者)から2室(富)目で、
配偶者の財産、または遺産を示します。
また、配偶者の家族を見る時も使います。
2室や11室が絡むと、遺産や保険金、
宝くじ、棚ぼた収入の可能性が・・・
特に8室支配星が2室に在住しアスペクト
バック、または2室支配星が8室に入り、
アスペクトバックしてると、その可能性
は大きい。

一般に忌み嫌われる8室ですが、木星、
水星、Ke、土星の8室在住は精神性に
とって悪くないとされます。

8室の意味(ウッタラカーラムリタ
より)
寿命。幸福。挫折。故人の遺産。
苦悩の顔。死。災害。泌尿器の病気。
食糧を巡ってのケンカ。災難。兄弟の敵。
妻に対する悩み。髪の毛の房。敵の要塞。
怠惰。王による制裁。恐怖。富の損失。
債権者。長年積み立てた貯金。
意地悪い人の到着。犯罪。生き物の殺生。
四肢の切断。解雇。悲惨な話。不運または
不吉な前兆。残酷な行為をしたいという
衝動。 戦争。激しい精神障害。』

“出典:インド占星術.com
「ハウスについて」より”

意味のところを観てるとめまいが
しそうなくらい、確かにやばい
ものがならんだりしてますが、
感性が追いつかないのが、敵の要塞
とか、髪の毛の房というようなもの
ですね。
まあ困難や障害が立ちはだかるという
意味での象徴的なものとして、敵の
要塞ならなんとかわかりますが、
わざわざ、象意に書くようなもの
なのでしょうかね?

逆に第8室の性質として最初に取り
上げられている象意のポジティブな意味
を私は重要視しています。
つまり
第8室は、神秘的なもの、隠された
ものを支配するハウスで、生命、神秘、
秘密、突発性、意図しない出来事、
研究などの象意を持つ。

という事ですね。

私のサビアン的な解釈でも第8ハウス
が、神秘的なハウスで、特に現実の
裏にある潜在的な領域を探求する感性
は、この第8ハウスが担っていると
考えています。

もちろん人生の現実的な事に関しては
困難や障害を迎えやすいところは、
ありますが、それは常識の裏にある
真実に意識の波長を合わせる事が、
逆に現実的、物質的な現実の波長と
反作用する力を持つからです。

つまり真実を探求しようとするという
事は、それだけ困難を伴う事もある
という事で第8ハウスの象意に
つながるという事なのです。

この事が
また、モクシャの室であり、
この困難さや悩みが、精神性を高める
方向に働く。
神秘かつモクシャの室なので、
この室が強いと、宗教的な事柄や
オカルトなどに興味を示しやすく
なる。

の部分の真意だという事です。

モクシャの室というのは、当然
知らなかったので軽く調べておき
ました。

モクシャの室である
4室、8室、12室は、欲望から
はなれて、解脱・悟りに向かう
神秘性、霊性を示すグループ
だと
いう事です。
つまり第8ハウスの困難や障害は
むしろの解脱・悟りのために必要な
エネルギーだという事になります。
西洋占星術のプラシーダスハウスで
私は第8ハウスに5つも天体が
集中しているので、この室の意味が
よくわかります。

では私のインド占星術の、
ラーシチャートでの第8ハウス
を観てみましょう。
では私のラーシチャートが以下に
なります。

見事に惑星の数こそ二つでは、ある
けれども、精神性を示す木星が、
高揚の位置にあり、そして逆に
凶星である火星と同室です。
さらに木星は困難さを示す第8ハウス
に在住してますが、第8ハウスでも
上の説明で木星があるのは悪くない
という事です。
さらに木星は、凶星の土星とも
アスペクトしているので、凶星
二つの影響もある事で、8室
での高揚がどれほどの力を持てる
のか、とてもわかりにくいものと
なっています。

(ちなみに木星は、自身の室を含めて
対角の7番目の室だけでなく、5番目
と9番目の室にもアスペクトします。)

しかし土星の4室もモクシャの
ハウスなので、木星を介しての
アスペクトで、同じくモクシャ
ハウスとのつながりができて
います。これは、解脱という
意味では、役に立つという事
でしょう。
つまりは困難はあるけども、そのために
悟りも得やすい性質だという事です。
確かに私は、そういう経験が思い当たり
ます。

また木星は第12室の月ともアスペクト
しており、月は蠍座で減衰?(正確
には、月の減衰は蠍座の0~3度
ですが、私の29.56度も、同じ
星座にあるという事で、多少は
減衰の意味になっているのだと
思います。)

しかし木星は吉星なので、月は吉星
として働きます。(月は関わる惑星が
凶星だと凶星扱いになりますので)
つまりここでも吉凶混合ですが、
12室は困難を示すドュシュタナ
ハウスなので、やはりやや凶意の
方が強まるかも知れません。

しかし、この12室もまたモクシャ
ハウスなので、やはり悟り・解脱
を達成するために有効なハウス
という事です。
つまり木星を介して、3つのモクシャ
ハウス総なめ状態という事で、
なんと申し訳ない事にオレ自慢
発動です!

しかし、その解脱には困難が
つきまとうという事で、なるほど、
人生的には、大成功しない運気
なのに悟れるというパターンの
ようです。
大体人は、肩書きとか、その人が
人生で成功してるかどうか、または
有名かどーかで、その人の言葉を
信用したり、納得したりしますよね。
私は、パッとしない人生でも、有名
でなくても、研究成果が良いものに
なる好例でもあると思います。

要するにそんなわけだから、記事
読んでくださーい、というだけの
事でしたー(^_^;)

そしてまた火星も在住してます。
火星は当然凶星なので、困難さを
さらに増してくれるようです。
しかし蟹座の火星は、0~3度の
減衰以外は友好という事で、
私の火星の蟹座23.24度
は友好にあたります。少しは凶意も
軽減されるのでしょうか。
しかし、またまた奥の深いインド占星術
には、また別の読み取り方が用意されて
いたのです。
私の火星が在住するのは蟹座で支配星
が月にあたります。
そして私の月が在住する蠍座の支配星
が火星にあたります。
つまり互いに相手の自室の星座に在住
している事で、どちらの惑星も自室の
居心地になるという事です。
つまり火星は友好の上に自室の居心地
に、月は減衰?というより自室という
事になります。
また星座交換は、互いの室や惑星の
象意を強めるとあります。
そしてさらに月と火星の在住する
8室と12室はドゥシュタナハウス
ですが、逆に吉的効果をもたらす
という事です。
つまり高揚木星が、土星との
アスペクトで効果に陰りがあるかと
思っていたら、この星座交換の
おかげで、吉的効果を生んで
くれた影響も受けられるという
事でしょう。
また新しい事が覚えられましたね。

火星のアスペクトは、自身を含めて
対角の7番目以外に、自身の室を
含めて4番目と8番目の室とも
アスペクトします。
なんと5室のラーフと、11室の
ケートゥともアスペクトする
事になりますが、これは人に
よって実体がない感受点でしか
ない、ラーフとケートゥには
惑星はアスペクトしないという
事のようです。
参考にしている有名なラオ先生も
そういう考えらしいのでそれに従う
事にします。
アスペクトしてるとまたおもしろい
事になったのになとは、思いますが。

今度は、第8室の支配星です。
第8室は、蟹座なので、支配星は
月です。
月はさきほど木星とアスペクトして
いるとか、減衰かも知れない位置
にいるとか説明してました。
つまりは、木星のおかげで吉星と
して働くかと思えば、困難さを
示す12ハウスに在住していて、
逆にその困難を悟りに活かせる
モクシャハウスでもあるという
事でした。

というわけで、私の第8室は、かなり
長くなりましたが、自分の人生が
悟り・解脱に向かっているというのは
もう20歳くらいから意識してました
ので、やはりインド占星術が見事に
当ててくれました。ただ困難の方は
必要ありませんけどね(^_^;)

みなさんもご自分の第8ハウスを
以下のリンクでご覧になるといいと
思います。

Jyotish-ONE Chart 入力フォーム
今回の第8ハウスで学べたのは、
この第8ハウスの困難・障害は深い
精神性や神秘的な気付きにつながる
という事なので、どなたでも用い方
次第という室だという事です。

では次回は第9ハウスについてに
なります。

クリックしていただいた方本当に
ありがとうございます(^^)
おかげ様で上位継続中です💦

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