この記事は、
時を読み、オーラやプラズマも見える
アイリーン・ギャレット
の続編にあたります。
今回も、驚くべき超能力者をご紹介
しますが、本来の私たちは、さらに
無限の潜在力を持っているという
事も、また間違いないのです。
ただしマトリックスの仮想現実の
中で、それを発揮できたのは、
確かに歴史の中でもとても少ない
限られた人物だけだったという事
になります。
まあアイリーン・ギャレットや
ヒュームだけでなくても、世界中に
そうとう能力を持った人もいるのは
確実ですが、とにかくこの二人は
超有名でもあるという事なのです。
二人は当時の表現で言うと、霊媒
や霊能力者という事ですが、現代の
私たちにわかりやすい言葉に変換
すると超能力者または、超常能力者
という事になるわけです。
ではヒュームについて観ていき
ましょう。
前回の記事
時を読み、オーラやプラズマも見える
アイリーン・ギャレット
のように、20世紀最大の霊媒と言われる
アイリーン・ギャレット女史の能力について
ご紹介させていただきましたが、今度は
19世紀最大にして、史上最高と目される
ダニエル・ダングラス・ホーム(ヒュームは
自称)についてご紹介させていただきます。
この前空飛ぶ高僧ヨセフで、空中浮遊をする
聖ヨセフの事を紹介しましたが、この
ヒュームは、なんと生涯公認のものだけで、
100回以上の空中浮揚をしただけでなく、
物を勝手に動かすというテレキネシスや、
肉体伸張などあらゆる超能力を披露して
みせたのです。
このヒュームについて詳しく説明して
おられる、コリンウィルソン氏の著書
からまた引用させていただきたいと思い
ます。
“彼は一八三三年三月二十日にスコット
ランドのエディンバラ市の近くのカリー
という村に生まれた。彼の母親は高地人
(ハイランダー)で、「見者」の長い
系譜につながっており、いつも友人や親類
の死を予言していた。ダニエルは四歳のとき
に「ヴィジョン」を見始め、他の場所で
起こっていることを「見」られるように
なった。
(中略)
彼は繊細な子供で、よく気絶することが
あった。早くから結核も病んでいた。
明らかに音楽的な才能があり、ピアノを
上手に弾いたり、澄んだソプラノの声で
歌ったりした。記憶力も抜群で、詩や説教を
まるまる暗証することができた。
(中略)
母親が死んでから、テーブルがひとりでに
部屋の中を滑り回ったり、朝食時に部屋の
あらゆる部分から物を叩く音が聞こえて
きたりすると、一家の人たちは断然不幸に
なった。
クック夫人は、悪魔をわが家にもたらした
といって甥を責め、椅子を彼にぶつけた。
バプティスト教会の伝道師がダニエルに
自分の横にひざまずいて祈りなさいと
いうと、物を叩く音が、拍子をとっている
音楽教師のように二人のお祈りに伴奏を
つけた。
もっと激しく家具が動くという現象が
起こってから、叔母は彼に別の家庭を見つけ
なさいと要請した。
世の中に出ていくのに、これ以上良い瞬間を
選ぶことはとてもできなかったろう。彼自身
の最初の「物を叩く音」(ラッピング)が
起こったのは、フォックス姉妹が心霊術流行
の口火を切る二年前の一八四六年であった
ので、一八五一年に家を出たときには、
世の中には、彼に寝泊まりする場所を提供
して彼の能力をためそうとしている熱心な
人たちがうようよいた。
彼の能力はまもなく人の度肝を抜くような
ものであることが分かった。
詩人ウィリアムス・カレン・ブライアントを
含むハーヴァード大学派遣の調査委員会は、
自分達がその周囲に坐っていたテーブルが、
真っ昼間に、自分たちを後ろに押しやるほど
動いたばかりか、床から数インチも上に浮か
びさえしたと証言した。床は、大砲を
ぶっぱなしたときのように震動し、テーブル
は、馬が後足で立つように二本の脚で立った
。その間、ヒュームは出席者たちに自分の腕
と脚にしっかりしがみつけと命じ続けた。
これが本物であったことには何の疑いも
ない。
ヒュームについて最終的に人を納得させる
のは、証拠の量が圧倒的に多いということ
である。彼は右(この記事の場合は上)の
ような離れ業を死ぬまで演じつづけ、何百人
-いや、何千人-という目撃者がその現象は
本物であったと保証しているのである。
ヒュームの能力は非常に強大だったので、
彼は明かりを暗くするようにと頼んだこと
は一度もなかった。必要とあれば、自分が
縛りつけられるのを許しもしたが、しばしば
彼は衆人環視の中でメインテーブルから
離れた椅子に坐り、彼が自分の手や足で
テーブルを傾けさせたり、浮かび上がらせ
たりすることができないようにさせた。
彼は決して「雰囲気」についてとやかく
いわなかった。出席者たちは、何でも雑談
していてかまわないといわれた。
現象はテーブルの震動で始まり、その震動
は部屋全体に及ぶこともあった。彼の
能力が強いときだと、どんなことが起こる
かも分からなかった。鈴が鳴り、タンバリン
が振られ手が空中から現れてハンカチを振り
、大きな家具がまるで重さのないもののよう
に動いた。グランド・ピアノが浮きあがって
部屋を横ぎったり、椅子がその上に跳び
乗ったりした。音楽が奏でられ、水が
吹き出し、鳥が歌い、家鴨ががあがあいい、
霊の声が喋った。”
“出典:「オカルト」
コリン・ウィルソン著
中村保男訳
平河出版社刊”
ヒュームについてはまだまだありますので
また別の記事に書いていきます。
とにかく偽の超常現象やトリックを見破る
事にかけても一流のコリンウィルソン氏が
本物だと断言しておられるくらい、彼の
能力は本物だということですが、ありと
あらゆる超能力を彼が発揮していたのが、
わかりますね。
水がふきだすというところなど、ハチソンの
公開したプラズマ現象の一種のようですが、
実際このような霊能力も電磁気エネルギー
を媒介としているものです。
また真空には無限のエネルギーがある
という事は、宇宙は全てまさかの真空です
という記事でも説明しているので、遠隔で
物を動かすという事も可能だという事です。
テーブルの震動で始まるという事は、やはり
波動レベルの次元で、パワーが及んでいる
という事で、まずはもっとも基本的な波動
パターンから入るという事ですね。
地震は数十Hz以下の振動数で、大きな震動
ほど、振動数が低くなるという事です。
という事は、やはりヒュームの体験している
波動が低く、霊の領域ももちろん低波動だと
いう事になります。
(この波動また振動数が低い事が、霊的領域
また高次元の領域により近い事については、
五感にもレベルがありますシリーズと
意識とトーラスその1 到達点の一つで
詳しく説明しています。)
つまりその力が最初震動となって現れたと
いうことですね。
それにしてもまったくの日常の現実そのまま
の雰囲気に突然そのような霊能力が発現する
のだから、ヒュームの能力が確かにずば抜け
ていた事を示すものですよね。
ヒュームについては、まだまだあるのですが
とても紹介しきれません。
それでも本来の私たちの潜在力は、さらに
無限なのです。
ワンネスそのものの意識にさえなれば、
邪悪なマトリックスの現実から、
人類ごと解放されるはずだと思います。
私はもちろんその境地にはほど遠いですが、
まだあきらめてませんし、誰か凄い
意識レベルの方が、みんなのために、
マトリックスからの解放を実現して
くれないかと考えたりします。
ではまたー(^^)/