サビアンシンボルは、サインの特徴も
よく表現していますが、私の場合、
サビアンシンボルをサインの解釈の
一つの大きな基準にしているのです。
つまりこんなシンボルがあるから
サインをこう解釈していこうという
形ですね。
今回の射手座のシンボルからも、
やはり射手座の性質を読み解くのに
有効だと思います。
さて射手座には、子供のシンボルが
6つもあります。もちろん12サインの
中で最多です。
そして二番目は、山羊座の4つですが、
今回は射手座についてだけ取り
上げます。
ではそのシンボルを並べてみますね。
射手座4度
「歩く事を学んでいる小さな子供」
射手座9度
「階段で子供たちを連れている
母親」
射手座18度
「日除け帽をかぶっている子供たち」
射手座21度
「借りた眼鏡をかけている
子供と犬」
射手座25度
「玩具の馬に乗った小太りの少年」
射手座29度
「芝を刈る太った少年」
果たしてそれはなぜでしょうか?
射手座は、行動力や自由奔放などという
性質と合わせて、探究心を象徴して
高度な学びなどとよく解釈されて
います。
その影響が、対応するハウスである
第9ハウスにも表れて、第9ハウスを
高次の学びという解釈が一般的です。
ですが、この子供のシンボルの多さは、
そういう解釈にとって不自然です。
なぜなら、子供は、社会へ出るため
とか、将来の人生に役立つとか、
そういう実践的な学びを象徴している
存在だからです。
また社会を象徴する山羊座の直前の
サインという事で、まさに社会に
出るための準備をしている子供を
暗示しているともいえるでしょう。
また射手座のシンボルマークは、矢
ですが、まっすぐに飛んでいきます
よね。
つまり子供の純真さ、まっすぐな心、
素直な心を示しているといえますよね。
そういう意味で、射手座に6つも子供
のシンボルが集中しているのが
とても自然になってくるのです。
その学びという意味でいえば、
射手座4度
「歩く事を学んでいる小さな子供」
射手座9度
「階段で子供たちを連れている
母親」
の二つが象徴的ですが、射手座4度
は、高度な学びどころか、生き方
そのものを学んでいる段階なので、
基本的なレベルの学びです。
同じように、射手座9度があります。
射手座9度は、母親の立場からいうと
教育やしつけという意味になりますが、
サビアンシンボルでは、主体と客体に
区別はありません。
そのイメージで象徴される人であれば、
どちらの立場の象意も含まれる事に
なるのです。
だから、子供からすれば、階段という
一つのコースをまっすぐに生きる
ようにしつけられているわけです。
これも基本的なレベルの学びで、
高度な学びや哲学などのような解釈
とは、別次元なのです。
また
射手座21度
「借りた眼鏡をかけている
子供と犬」
というシンボルも、眼鏡が社会を暗示
していて、社会というフィルターを通して
世の中を学ぼうとしている姿だという
わけです。
このようにまっすぐな子供の性質が、
自由奔放な行動、エネルギッシュな性質
ともつながるわけです。
また今度は、山羊座にも多い子供の
シンボルについても記事にしていきます。
ではまた(^^)/