インド占星術・室(ハウス)について 「グループによる分類」


今回からはインド占星術の室(ハウス)に
ついてになります。
インド占星術では、前回までご紹介した
惑星の吉凶まで左右する、この室を
とても重要視しています。
そのハウスの順番も、西洋占星術が
反時計回りなのに対して、時計まわり
で数えられていきます。

これはもちろん一番メジャーな、
南インド方式でのことですが、
星座サインの進行も西洋占星術とは
逆に時計まわりという事でしたね。
ただ室の性質については、西洋占星術
の解釈との共通点がみられます。

ではいつものようにインド占星術.com様
のサイトから引用させていただきますが
最初のマンダラ図は、画像をリンクでき
ないようなので、自作してみました。

この室の位置は、もちろん個人によって
違います。

この画像は、室の
性質⇒人間関係⇒グループ

という内容になっています。
最後のグループというのは、ハウスの
性質によって分けられている区分
で、下の引用で説明されています。

西洋占星術との類似点と相違点は、
やはりあるようですね。

では引用です。


ハウスは人生の流れになっています。しかし  

1.誕生 → 2.家庭・衣食 → 3.訓練・努力 →
4.人生の基盤を築く → 5.学習・理想 →
6.障害や病 → 7.人間関係を築く → 8.悩む
→ 9.精神性に目覚める → 10.社会的な活動
→ 11.達成 → 12.死 → 1へ戻る

各番号が室の番号であり、その室の大きな
テーマとなります。人生はこの流れ・
サイクルで進んでいきます。

ハウスの分類
ハウスには以下のような分類があります。

トリコーナハウス

1、5、9室はトリコーナと呼ばれます。
1室を頂点とした三角形の室です。
ラクシュミ・スターナ(スターナ=場所)と
呼ばれます。西洋占星術ではトラインハウス
です。過去に積んだ功徳の結果として
もたらされる幸運のハウスです。
ここに在住する惑星は、凶星なら凶意が
弱まり、吉星なら吉意が強まります。
トリコーナハウスに多くの惑星が集中
する場合、宗教性や道徳性が高くなり
ます。

吉意の強さは、第9室>第5室>第1室と
なります。
ケンドラハウス

1、4、7、10室をケンドラハウスと
呼びます。1室を軸とした十文字の室に
なります。このハウスはヴィシュヌ・
スターナ(スターナ=場所)といい保護を
与え強い影響力をもつハウスです。
西洋占星術ではアングルハウスに
当たります。非常に重要なハウスで、
チャート全体の健全性を見る時に
使われます。ラオ先生曰く、ここに吉星が
あると高潔で精神性に大きな役割を示す
とのことです。逆に凶星ばかりだと、
悪意があり、不誠実になりやすいとの
こと。ケンドラを支配する時は生来的吉凶
の働きを中立化します(吉星は吉意減少・
凶星は凶意減少)。

吉意の強さは、第10室>第4室>第1室>
第7室となります。

ウパチャヤハウス
ウパチャヤ・ハウスは、3室、6室、
10室、11室を指します。西洋占星術
ではカデントと呼ばれます。
ウパチャヤ・ハウスに惑星が在住すると、
最初は困難があるが、時間が経つにつれて
努力によって改善されるとされています。
ウパチャヤ・ハウスを支配する惑星は、
やや凶星化するが、ドゥシュタナほどの
悪影響はないとされています。

凶意の強い順番に並べると、
第11室>第6室>第3室となります。

ドシュタナハウス
第6室、第8室、第12室はドシュタナハウス
と呼ばれ、困難や不運と関係します。
このハウスに惑星が在住すると困難を
もたらします。但し、支配の場合は、
第8室と第12室は中立となります。
ドゥシュタナに多くの惑星が集中する
場合、異端性や反社会性が強くなります。

凶意の強さは、第8室>第12室>第6室
となります。

マーラカハウス
 
死・病気に関わるハウスです。第2室、
第7室が相当します。7室は、生命を表す
8室から12室目(損失)、2室は生命を表す
8室からさらに本質の8番目の室(=3室)
から、12室目(損失)で、それぞれ、
死を表すとされます。このハウスが絡む
ダシャー期に病気の時期、死期等が表示
されます。

凶意の強さは、2室>7室になります。』

“出典:インド占星術.com
「ハウスについて」より”

なるほどーグループ分けで、吉凶がわかり
やすいですねー・
とにかく幸運なのが、トリコーナハウスで
1、5、9室だという事です。

また1、4、7、10室のケンドラハウスも
惑星の性質を強くする働きをしてくれる
という事で、これも大事にしたいハウス
ですよね。

しかし努力や困難の後に、克服できる
というのが、3室、6室、10室、11室
のウパチャヤハウスです。

さらに不運や困難そのものを示すのが
ドシュタナハウスで6、8、12室
だという事です。

では私の出生チャートで見てみましょう。

トリコーナハウスに、ラーフや金星があり
ます。ここにある事でラーフの凶意は吉意
になり、金星の吉意がより強調される
という事で、とにもかくにも、私にとって
ラーフと金星は救いのようです。

またケンドラハウスでも土星や太陽・水星
があります。
なにより私が、サビアン占星術での解釈で
特に凶星としていて、インド占星術でも
強い凶星とされている土星が、この場合
保護を与えられているという事で、少し
救われるような感じです。またこれは支配星
というものとの関連でも観るようです。
土星は魚座にありますので、支配星は
木星です。
つまり木星がケンドラを支配している
ので、木星の吉意が減少するようです。
しかもこの木星は、不運のドシュタナ
ハウス在住なので、せっかく高揚して
いるのにもかかわらず、その吉意が
活かせないようです。
ただし土星が木星と絡むと心理学者が
適しているようで、その点は良い
事のように思えます。

なるほど熟達者さんがいわれていた
複雑さってこれの事かー(^_^;)

それと太陽や水星も保護を与えられる
というのは心強いです。
しかも第10室が一番強い吉意と
いう事です。

しかし最初困難で努力次第で克服できる
というのが、ウパチャヤハウスですが、
もっとも凶意の強いのが、第11ハウス
という事で、なんと私のケートゥがここに
あります。高い精神性をあらわす
ケートゥの良さを活かすために相当な
困難があるという事です。
これよーくわかるのが、人生の前半は、
実は私の精神性は超真っ暗闇だった
のです。まわりからは少し見えにくい
のは、私は意地でも明るく見せよう
とはするタイプだったからですが、
そのために精神的な学びや、真理探究を
した事により、すっかり救われて、
元気な精神を獲得できたという事は、
長い間の困難が活きたという事です。
それとケートゥの在住する11室の
支配星の状態も、その吉凶に大きく
影響するので、この11室の支配星
の金星は、先ほどいいました、吉意の
最高のトリコーナハウスにあるので、
その点でも、ケートゥに吉意が
もたらされるという事のようです。

とここまではいいのですが、最も不運で
困難を示すドュシュタナハウスに
しっかりと惑星が在住していました。

なんと月と、木星と火星です。しかも最も
凶意の強い、8ハウスとその次に凶意が
強い12ハウスにあるので、この惑星
には特に気をつけた方が良いようですね。
木星は、せっかく高揚していたのに
これでだいなしです。
また月は、心を示しているという事で、
このドシュタナハウスにある事で、
とにかくネガティブになるという事
のようです。
あーなるほど、今でもまだ完全に
ポジティブ一辺倒になれてないのは
こちらの影響かー。
つまりケートゥの精神性の高さだけは
得られて、まだ落ち込みやすいとこは、
残ってしまうという事かー、
あーあ落ち込みましたー。

じゃなくて、これはあくまでも囚われて
いる身体による吉凶で、本来の意識は
まったく関係なく万能です。
つまりみなさんも、基本的にこの身体
に刻まれた吉凶をすべてと捉えないで
くださいね。

この人生においては、そういう影響を
受けるというだけの事で、意識によって
吉意のみ活かす事もまた可能だと
いう事です。

あーなるほど、努力のおかげで、
落ち込みを自分の言葉で慰められる
ようになってるー👍

次回からは、それぞれの室(ハウス)に
ついて観ていきます。

ではまた(^^)/

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ありがとうございます(^^)
おかげ様で上位継続中です💦

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投稿者:

あんみん댊

滋賀県在住で、 神秘についてや、精神世界について 長年研究を続けています。 携帯アプリなどでサビアン鑑定も 行っております。 神秘的なことなど一緒に探求したい という方、集まってくださいねー。 あとスポーツライターも目指して いることもあり、口数は人の 100倍はあろうかという自己評価 ですが、かなりまわりから、 「盛りすぎ!!」と批判されております。

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