前回
占星術家向きのサビアンシンボルとは?
徹底比較その19
という記事で
乙女座18度
「ウィジャ盤」
についての徹底比較をご紹介しました
が、これは西洋版こっくりさんの事で、
霊感などで、占いやお伺いをたてるもの
でした。
つまりサビアンシンボルがそのまま
占いになっているので、このシンボル
を主要な天体や感受点に持っている
いる人は、占い師などにとても向いて
いるという事でした。
そして今回もう一つ同じく占いそのもの
をあらわしているサビアンシンボルを
比較研究したいと思います。
それが次のサビアンシンボルです。
牡羊座9度
「水晶を凝視する人」
こちらも占い師そのものを、表して
います。
このシンボルは、私の毎日の
シンボル解説でご紹介しているので
まず転載します。
この水晶は高次元の意識にアクセス
する事ができるアイテムで、
世界中のシャーマンが、超常的な
領域にアクセスするために愛用して
いる事が多かったり、古来から
占い師が、未来からのメッセージ
などを受けとるものとしても重宝
されてきました。
なんちゃっての見せかけの小道具
なんかではなくて、占い師に
本当に高次元からのメッセージが
届いている場合も多かったという事
なのでしょうね。
さて牡羊座は、直前のサインが
潜在意識の領域の海の魚座だった
こともあって、そういうレベルでの
直感が働きやすいという事でも
あります。
また水晶というのは、ケイ素からできて
いて、電磁気の送受信に最適でも
あり、クォーツとしてラジオ、テレビ
パソコン、時計などに使われてきまた。
そしてまた高次元のレベルからの信号
もキャッチできるという事なのです。
私たちの人体でも、そういう高次元の
領域からの信号をキャッチできる器官
として松果体がありますが、やはり
ケイ素からできています。
という事で占いなどをする時に、この
ケイ素からできている水晶が、とても
重要であるという事ですね。
つまりこのシンボルは、そういった
受信能力をもたらすエネルギーを持って
いるという事です。
さてこれに対して松村潔氏の解釈を見て
いく事にしましょう。
こちらは、ルディヤー氏のシンボルタイトル
です。
「」内が引用で、~が中略です。
「
牡羊座9度・・水晶占い師
水晶球という球体は、全体性というもの
を意味していて、ものごとを全体的に
見つめることの象徴だ。透視したり、
集中・凝視、熟考したりする能力の発達を
暗示している。ものごとをトータルに
直感できる不思議な能力が内在していて、
人間のいろいろな性格とか、世界の
いろいろな原理、動向をすばやくつかむ。
ここに惑星を持つ人は、やはり透視能力
などが発達してくるケースも多いようで、
占い師にも多くみられる度数だ。~
一方、ものごとの動きに対して、参加
しないで、傍観者として外から観察する
という傾向も、この度数の人格の特徴だと
いえる。」
“出典:「神秘のサビアン占星術」
松村潔 著
Gakken 刊”
これは、個人にあてはめるなら私もこの
ように解釈します。私は、毎日のシンボル
解説では、シンボルそのもののエネルギー
だけを読み取る解説をしていますが、
個人としての資質にあてはめて解説して
おられるこの松村氏の解釈は、私の
解説を個人的にあてはめれば、ほぼ同じ
だといえます。
ただもう一冊の
「決定版!!サビアン占星術」という松村氏
のもう一つの解説書では、このシンボルには
そのような超常能力を持つというのではなく、
全体像として世界や物事を理解できる
視野や能力を獲得できるとのみ解説して
おられます。
さて今度は直居あきら氏の解説を見てみま
しょう。
ちなみにエリーズとは牡羊座の事です。
「」内が引用で、~が中略です。
「
エリーズ九度
「クリスタル・ゲイザー」
シンボル課題
【全体の把握・思考の構築力・先見力】
~シンプルに言えば、自己の領域を
しっかりと持っており、それを通じて
世界や宇宙を見ようとしているので
ある。
部分とは全体のことでもあるから、一つ
の専門分野にも人間世界の全てに共通
する全体を見ることが出来る。またこの
魂の人は、自己の世界や目前のことを
よりシャープなピントで見ようとする
ので、将来像や変化を予測する能力を
持つことができる。」
“出典:「定本サビアン占星学」
直居あきら著
魔女の家®BOOKS刊”
これは、世界を俯瞰して理解する能力
だけでなく、予知や先見力なども合わせ
持つという事で、あらゆる面での能力を
持っているというように解釈しておられ
ます。ただそれは自分の領域を通じて
もたらされるという事なので、経験より
あくまでも、観察というのが、この
シンボルを持つ人の特徴だという事です。
これは松村氏のいう傍観者的な態度である
という解釈にも通じているものだと
いえます。
そして私も、私たちの本質は意識であり、
全てを内包した全体であるという理解を
しているので、三次元的な行動でなく、
物事や世界を俯瞰する能力は、自らの
内側にこそあるという見方をしています。
つまり傍観者で、実際に経験していない
からわからないという常識的な見方では
なく、意識レベルを高めてみれば、
俯瞰するだけで、世の中の動きの本質や
物事の真理を理解する事ができるように
なるという事なのです。
世の真実を探求するお釈迦様が、
ひたすら瞑想に励んだのは、そのような
コンセプトが頭にあったからだという
事です。
この牡羊座9度の水晶は、まさにその
広大な現実に直結した内面世界を見せて
くれるアイテムだといえると思います。
今回の解釈では三者ともこのシンボルが
もたらす、物事を俯瞰するまたは把握する
能力が高いと解釈している事がわかりまし
たね。
さてここでいつものように、サビアン
シンボルの原典の著者であるマーク・
エドモンド・ジョーンズ氏のこの
シンボルのキーワードを紹介しま
しょう。
キーワードは
「鋭さ」
です。
とーってもシンプルですねー💧
まあこのシンボルの能力の高さを示して
いる言葉だといえます。
ではまた(^^)/