物質世界にとらわれない心理学その4      古代の叡知とつながる心理学


この記事は物質世界にとらわれない心理学
物質世界にとらわれない心理学その2
と物質世界にとらわれない心理学その3
という記事の続編になります。
前回までで、トランスパーソナル心理学
というものが、西洋科学に対して、
いかにインパクトを与えるものであった
かを説明してきました。
しかしこの心理学は、古代の叡知の再発見
であったという事なのです。
つまり、シャーマニズム、ヨガ、仏教や
道教の東洋の偉大な霊的哲学、ユダヤ教、
キリスト教、イスラム教の神秘主義的諸派
などで伝えられてきた事が、真実だと
いう結論に至ったのがこのトランス
パーソナル心理学というわけなのです。
なんせ、これらの結論に対して西洋科学
だけが、物質至上主義、五感で感知または
確認できるもののみが実体だとしている
わけです。
そしてそれは、私たちの教育そのもので
あり、また主流の権威ある世界の科学界
アカデミックそのものでもあるという
事です。当然マスコミもそれに従った
見解になっているわけですが、そもそも
西洋科学だけが、正しいように教育され、
科学界もそのコンセプトで統一されている
のは何故か?それは英米による世界的な
支配力によるものだという事です。
英語もそうですね。世界の公用語と誰が
決めたかって?そりゃ戦争などで勝って、
世界に対して支配的な権力を手に入れた
からです。文化的に優れていたからなど
では全くないという事ですね。
五感シリーズのその3の聴覚についての
記事で、日本語の周波数の方が、意識
レベルの高さに通じているという事を
紹介していますが、文化レベルという
意味でも、英米より高いという事は、
明らかです。江戸時代後期の日本人の
識字率は、70~86%以上だった
のに対して、当時のイギリスでは、
大都市で20~25%、それ以外の
地域では、1割程度にすぎなかった
といわれます。フランスはさらに低い
状態ともいわれていて、日本がダントツ
で識字率や就学率が高く、文化レベルも
高かったということです。
またアメリカでセンセーションを、
引き起こしたマクガバンレポートでは、
世界で最も健康的な食事は江戸時代の
日本の食事だという結論を議会で発表し
のちの日本食ブームの引き金になり
ました。
さらに江戸時代では数学的なレベルでも
世界初といえるものがいくつもある
という事も現在明らかになっており、
日本が、江戸時代ですでに、世界最高
水準の文化レベルであった事を裏付ける
事がわかってきました。
なのに「明治維新」という言葉ですよ、
これは、軍事力を誇る欧米、特に
アメリカが、日本に自分たちの文化を
押しつけてきただけのものであったと
いう事です。

さて今回の記事では、いかに西洋科学
の物質至上主義が、真理とずれている
かを、また前回に取り上げさせて
いただいたサイトから引用させて
いただきます。
まずは、前回ご紹介したスタニスラフ・
グロフの自身の過去生体験も含めた、
多くの臨床例により、輪廻転生を真実
だと認めたところからです。
当然主流のの西洋科学界は認めて
いませんが、太古から世界中で確かな
ものとして伝えられてきたという事も
紹介されています。

「」内が引用で、~が中略です。

「グロフの過去生
また、過去生の存在について、グロフは
その数多くの臨床例から強く確信するに
至りました。
これはいままで多くの人に否定されて
きた輪廻転生について、科学的に
アプローチし、その存在を認めざるを
えないという大きな事実なのです。
グロフ自身も何回も過去生の体験を
しており、その中でも特に不思議な
体験があります。
彼が1961年にロシアに行ったとき、
キエフのロシア正教の修道院、
ペコルスカヤ・ラフラのことを知り、
強く引きつけられどうしてもそこに
行きたいという気持ちになりました。
そこは訪問予定には入ってなかったの
ですが、どうしても行きたくなり、
一人でタクシーで行ったのです。
そこには数世紀の間そこで生活し、
死んでいった修道士全員のミイラが
並んでいました。
そして、そこにいるときにこの場所を
知っているという明確な感覚を抱いた
のです。そしてその中で変わった位置に
手をおいた一つのミイラに出会い、
不思議な感情を抱いたのです。
それから何年か後に催眠を使った
前世療法で彼は過去世に遡ることに
なりました。
そのときグロフは自分がロシアの
少年になり、大きな家のバルコニーに
祖母がいて手が不自由だったのを見ま
した。やがて彼は自分が顔に大きな
やけどをおおい、そのせいで屈折し、
満たされない思いと、みにくいやけどの
痕で拒絶される苦しみを味わっているのを
感じました。そして修道士になって、
ペコルスカヤ・ラフラで人生を終えようと
決意したことを思い出したのです。
彼は年をとるにしたがい、両手がひどく
変形していきました。死んだとき不具の
手は祈りの形に組むことができなかった
のです。グロフがロシアで気になって
見た修道士のミイラは、なんと驚くべき
ことに過去生の自分自身だったのです。
この前世療法でグロフは長年彼を悩ませて
いた官能性と霊性との間の葛藤が解消
されたのでした。

●過去生の体験の効用
グロフは過去生の体験のあと、
慢性的な鬱病、心因性の喘息、
さまざまな恐怖症、ひどい偏頭痛などの
症状が軽減されたり、解消されるのを
みてきました。そして、多くの情緒障害は、
現在の人生よりもむしろ過去生の体験に
その原因があり、その原因のある過去生の
体験を再体験すると消滅されるか軽減
されるといっているのです。
これは非常に仏教の教えに酷似しています。
過去生のカルマによって病気や、心の病が
おこるといわれています。~

~グロフは輪廻転生については観察可能な
事実があり、西洋文化における輪廻転生に
対する否定的な態度はニュートン的な科学
によって強くなったが、輪廻転生やカルマ
を説く宗教や思想は世界中にたくさんあると
いっています。
グロフは以下のような宗教をあげています。
ヒンドゥー教
仏教
ジャイナ教
シーク教
ゾロアスター教
チベット密教
日本の密教
多くの南アジアの仏教の諸派
ピタゴラス学派
オルフェウス教
プラトン主義者
エッセネ派
パリサイ人
ユダヤ教カライ派
ユダヤ人および半ユダヤ人のグループ
新プラトン主義
グノーシス派
中世のユダヤ人のカバラ的神学体系
アフリカの部族
ジャマイカのラスタファリアン
アメリカインディアン
新大陸発見以前の文化
ポリネシアのカフナ
ブラジルのアンバンダの従事者
古代ガリア人ドルイド僧
現代の西洋の神智学者、人智学者
初期の神秘的なキリスト教の一部
また、旧約聖書にも新約聖書にも
輪廻転生は説かれていましたが、
政治的理由から500年代に
コンスタンスチヌス帝によって
削除されてしまったという事実が
あるといっています。
こうしたグロフの研究は科学的にも
輪廻転生があるという事実を提唱し
つつあるのではないでしょうか。
これまで宗教でしか語られなかった
分野について、一心理学者として
まじめに研究しています。しかも、
LSDという薬を使用してなのです。
この薬がいままでの意識よりも別の
多くの意識が存在することを西洋人に
経験させたのです。」

“出典:「21世紀の思想の創造
          光の輪
」様”

まず輪廻転生ですが、世界中の宗教や
思想家、超常能力者などがこれを真実
だと、説いているのがこれでよくわかり
ますよね。逆にいえば、これで世界で、
西洋科学だけが特殊なもののように思え
ます。太古からの世界中の賢人たちが、
みんなピントがずれてて、真理に対して
鈍感なのでしょうか?
とんでもない、その逆だと思いますね。

また自身の過去生の体験と多くの患者の
過去生体験の事例からグロフ氏が
身体的な、また精神的な病状に改善が
見られたと言っているところもまた
重要だと思います。
「グロフは過去生の体験のあと、
慢性的な鬱病、心因性の喘息、
さまざまな恐怖症、ひどい偏頭痛などの
症状が軽減されたり、解消されるのを
みてきました。そして、多くの情緒障害は、
現在の人生よりもむしろ過去生の体験に
その原因があり、その原因のある過去生の
体験を再体験すると消滅されるか軽減
されるといっているのです。」
という事ですが、これらの過去生体験の
多くは、前回もご紹介したように、LSD
を多い目に服用した場合に起こるという
事から、LSDが危険な薬物どころか、
人体や精神に対して、非常に良い効果を
もたらすという事がこれで明らかになって
いるという点ですね。では何故禁止された
か、それは我々に覚醒してもらいたくない
からというのが、一番の理由で、しかも
健康にもなってもらいたくないからと
いう理由まで真実だと思います。
また過去生体験により、現在の病状や疾患
などの原因につながる過去の体験を
追体験すると、現在の自分の病状や症状が
軽減されたり解消できるというのですが、
これは仏教のカルマに相当するという事
です。さすがに仏教は、このレベルの真理
まで得ていたという事ですね。
また西洋占星術でも、また多くの占術の概念
でも、人生においてのネガティブな体験や
経験は、「浄化作用」があり、自身を解放
させるためのものだという考えがあり、
やはりこれも仏教のカルマや、過去生の
追体験と共通している概念だという事です
ね。

やはりスタニスラフ・グロフ氏は、多くの
トランスパーソナル心理学で、多くの
貴重な真理を提供してくれているのが、
これでよくわかります。

最後にスタニスラフ・グロフ氏のこの
心理学の中核となり真理ついて述べた
言葉を、再掲載させていただきます。

「それだけが、独立・分離してあるような
物質や物質的自我は意識のつくり出す
幻にすぎないことが自覚され、時間も
空間も絶対的なものではなく、自己は
五感を通さなくても、宇宙のあらゆる
場所に接近できる。
同じ一つの空間を同時に数多くの物が
占めることがありうる。
過去は過ぎ去ってもうないのでも、未来は
もう来ないものでもなく、今の瞬間に
体験的に引き寄せることができる。
人は、同時にいくつかの場所にいる自分を
体験することができる。
一つ以上の時間的枠組みを同時に体験
することも可能である。
部分でありながら全体であることができる。
形態と無、存在と非存在は互換可能である。」

これで、全ての時空が同時に存在し、全て
がつながっていて、全ての私たちは、
全時空の全存在であるという、私の
これまでのブログで申し上げた通りの
結論に達しておられるのがよくわかります
よね。少なくとも多くの点で共通していて、
そしてまたほぼ同じ真理を言っている
わけです。
もちろんこれは世界中の古代からの叡知
でも裏付けられているという事です。

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月の保護の運気から太陽の意識の運気への流れ

図1

図2

以前「10天体の影響する年齢域について
という記事で、太陽系における運気の
流れを、天体毎の影響を及ぼす年齢域
をもとに説明しましたが、今回は、太陽の
影響を受ける年齢域までの間の運気の
流れについて、説明したいと思います。

松村氏もマドモアゼル・愛先生も月の意識
に囚われていては、太陽の運気を充分に
活かす事はできないと、解説しておられ
ます。
私も全くその通りだと思います。
今回は、その事を運気の流れの点から、
ご説明したいと思います。

私たちが、自分の肉体に宿るという事は、
自分の魂を肉体に宿らせるという事を意味
します。
そして当然魂の領域であった自分の意識を
生命体に投影しようとするのです。
それが本来の魂としての意識である
太陽意識という事です。
つまり太陽の意識は直接、誕生時に肉体に
届けられるはずだったという事です。
しかし、ここで月が介入してくるわけです。
つまり本来の太陽意識に対して、月の意識
(プログラム)が「干渉」してくるという
事です。
これが0歳から7歳まで、月の影響を受けて
しまうという事の本当の意味なのです。
つまり運気の流れとしては、太陽意識から
スタートするはずだったのが、月の保護下
におかれてしまう事により、月の運気の
流れにいったん身を預ける事になるという
事なのです。
月の運気は、母親や家庭の保護という運気
でもあるので、生命は守られる運気なの
ですが、本来の太陽の運気によるものでは
ないという事です。
で太陽の意識による太陽の運気は、月に干渉
されないルートから、肉体に意識と運気を
届けなければならなくなったので、同心円
のように、時間の経過とともに意識が自然
と広がっていくエネルギーを使う事になった
わけです。
それが、水星そして金星への流れという事
です。
つまり別のルートからの運気は時間が、
かかりますが、宇宙のエネルギーの流れ
なので、確実に自分自身に届けられます、
それが届き始めるのが、太陽の意識の
影響する年齢域26歳から35歳だという
事なのです。
この時期に、自分はこの世で本当は何を
したかったかなどに気づく事になるわけ
です。
これは、みなさんも思いあたる事がある
と思います。そしてここで月の運気から
太陽の運気に、生命はシフトするという
事になるのです。

ここまでが、図1で示している太陽と月の
意識を伴った運気の流れという事の説明なの
です。

わかりますでしようか💦
多くの人が20歳以降に社会人になります
よね、つまり月の保護下の運気である
家庭を離れる事になります。
もちろん適齢であれば、女性は結婚をする
事になる場合もありますが、いずれに
しても生まれ育った家庭を離れる運気を
受け取る事になるわけです。
そして太陽の運気が流れこんでくるという
わけです。
つまりこの運気の流れにおいて重要な事は、
月の運気の流れにある時は、月の意識を
大事にしていても、エネルギーを得られ
ていましたが、太陽の運気に変わって以降
は、太陽の意識を中心にしていかないと、
運気のエネルギーを得られにくいという
事なのです。
これが、いつまでも月の意識に囚われて
いてはだめだという事の本来の意味だと
いう事です。
ただ、もちろん月の意識は、自分の生命の
ベースに干渉してきたものなので、全てを
捨てるというのは、なかなか難しいので、
自分の生来の長所として保持していても
いいので、意識の中心を太陽の意識に
持っていくのが大事だという事なのです。

さてこれで太陽意識とともに力強く自分の
人生を歩み始められると思ったら、今度は
別の干渉が入る事になるのです。
それが土星の意識エネルギーというもの
なのです。
図2にもありますように、土星の影響する
年齢域はまだまだ先の話のように思えます
よね。ですが、これはより強く影響する
という意味であって、実際には社会に出る
ような年齢域になってから、私たちの人生
に大きく影響を及ぼし続けているのです。
なぜならば、この社会というのは、土星の
意識が投影されたもので、いわば土星の
社会だからなのです。そしてまた自分が、
同心円として広がる意識に、土星が自身より
も内側に発しているエネルギーが、影響する
ようになってきたということですね。
(近年の観測結果で土星は太陽から受け取る
よりはるかに大きいエネルギーを発している
事がわかっています。)
つまり土星と月は影響を及ぼすエネルギーを
内側と外側から影響を与えているという事
なのです。
月の影響が終わって、土星の影響を受け
始めるのがつまり、特にサターンリターン
である29歳頃からという事なのです。
月の運気の干渉が終わったら逆に地球の
外側の土星の運気の干渉が入ってくる
という事です。
ただし、当然太陽の意識がありますので、
そのエネルギーを使って、土星の
制限エネルギーと戦いながら、人生を
歩いていく事になるというわけなの
です。

そして土星の影響を強く受ける年齢域で
ある56歳~70歳を越えたら、とうとう
意識的には自由になれる太陽系より外から
入ってくる宇宙の意識を直接受け取れる
事になるというわけです。
それがトランスサタニアン(天王星・
海王星・冥王星)の運気だという事なの
です。
だからその最初の運気である水瓶座は
土星社会を浄化するエネルギーとして
働くというわけですね。
ただし、土星を通過したあと私たちは、
肉体的には衰えていき、せっかくの運気を
使うのに充分なエネルギーが得にくい
状態にあります。何故でしょう?
それが、土星や月による干渉エネルギー
による老化のプログラムの発動だという
事なのです。
このようにどこまでもしつこい干渉
エネルギーである土星や月の影響を
受けないで、人生を自由に過ごそうと
思えば、どうしても、太陽の意識と
トランスサタニアンの意識を、比較的
若い時期に自分のものとしていく事
が大事だという事なのです。
このトランスサタニアンの運気と役割に
ついては、また別の記事に書いていこうと
思っています。

ではまた(^^)

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