サビアンシンボル徹底比較その1

当然この比較研究も360度全て
行うのには、無理があります。
解釈の説明は、あんみんのオリジナル
でも、誰がどうみても、同じような
意味合いになるシンボルについての
解釈は、どなたの解釈も似てくる
ことになります。
なので、違いの出やすいシンボルに
的を絞って、取り上げていきたいと
思います。
その第1回目として、最適だと思えたのは、
双子座17度
「知力に溶けていった健康の頭」です。
これは、一見してなんのことやらわから
ない人が出てくること必至のシンボル
なので、解釈する人によって絶対に
違いが出てくるだろうと読んで、まだ
サビアンの大家の先生の解釈を再度
吟味する前から書きだしています。
あんみんとは、そういう男ですね。
ダッシュしたは、いいけどいきすぎて
しまったり、道を間違えたり、寄り道で
余計に時間をとられたりする性質なので、
このようにホームページもテーマがばら
ばらなのです。
「いろいろあってかえって楽しい」と
思ってくれる人、あなたは即私の大切な
人です(*^_^*)
さて本題に戻りましょう💦
この双子座17度はあんみんが以前、
毎日の太陽のシンボルで取り上げたもの
です。それをコピーしてまいりましたの
で、ご覧ください。これは引用とはいわ
ないですよね。自分から自分へなんだか
ら。
「今日の太陽のサビアンシンボルは
双子座17度
「知力の頭に溶けていった健康の頭」
です。
知力は頭から生まれるものだという考え方
だと、こんがらがりますよね。
確かに知力は頭から生まれるともいえます
が、頭の働きはそれだけではありません。
心や感情、感性などをベースにした働きは、
知力とは別のものだといえます。
つまり利口な頭の使い方が知力で、賢い頭
の使い方が智力という見分け方でもいいで
しょう。
つまり両者のバランスが取れているのが
理想的なのに、利口な頭の使い方である
クレバーに偏ってしまい、心や感情を使う
賢い頭の使い方であるワイズな状態から
遠ざかっているということです。
利口だというのは、利己的だといっても
よく、賢いというのは博愛的な感覚とも
いえます。
ということは、少し注意したいシンボル
ですよね。
というのも、シンボルとしてエネルギーは
あってもそのままを使用すればいいもの
なのではなく、悪い暗示のシンボルであれば
まさに賢明な使い方をしなければ、危険が
ともなったり、運を落とす事につながると
いうわけなのです。
その場合、180度のシンボルや90度の
シンボルの暗示にある意識を使うと、悪い
方向にエネルギーが向かうのを修正したり、
相殺して逆にいい方向にエネルギーを
向けてくれたりするのです。
とりわけ表裏一体の対称のエネルギーが、
とても扱いやすいことが多いです。
表裏一体というのは、意識の扱い方を
変えるだけで、比較的簡単に表裏逆転
することができるからなのです。」
とまあこんな感じなのですが、やはり
サビアン占星術の日本の第一人者の
松村潔氏、また同じ格でおられる
直居あきら氏の解釈は私のとは違うよう
です。
ちなみにお二方とも、このシンボルの人
とか、この度数の人といった説明の仕方
をされますが、あんみんはホロスコープ上
の全天体のサビアンシンボルとAscやMcの
ような感受点のサビアンシンボルの全てが、
個人の性質に反映すると考えているので、
この度数やシンボルの人といった表現は、
一切使用しません。

まずは松村潔氏の著書「決定版サビアン
占星術」からの引用です。

「意味のつかみにくいシンボルですが、
強力な主張で人々を洗脳する人々が
登場した双子座16度(熱弁する婦人
参政運動家)の次の度数では人の意見を
聞いて生き方も考え方も感情も大きく
変貌してしまう人があらわれます。
これは16度に対する反動かというと、
そうではありません。16度の演説で
人々に影響を与えようとした人が、その
行為を繰り返していくうちに、一番変化
したのが実は内面だったということを
物語るのです。知性的な活動は繰り返さ
れると、やがては感情や情操の資質までも
変えていきます。
16度のような派手なアピールよりも、
人間の内部の変化ということに関心を持つ
ようになると、意思の伝え方やアピールの
方法も違ってきます。
たとえば、頭ごなしに自分の考えを言うと
たいていの人は反発します。しかし、同列
の立場から自分自身の意思として伝えると
、それは共鳴するように人に影響を与える
ことができます。言葉よりも熱意、意思と
して伝えるのです。この度数の人は、特定
の思想や考え方になじむにつれて、情操面
や心理面でもそれに影響を受けて変貌
します。」
“出典:「決定版 サビアン占星術
松村潔 著 Gakken刊”
()内は私あんみんです。
これは、健康の頭を感情や情操と捉える
点ではあんみんの解釈と共通しています。
ですが、こちらは、健康的な情操や感情の
頭に変化していったと捉えているのに対
して、あんみんの解釈では、知力の頭に
溶けていくのだから、むしろ知力の頭が
健康の頭を飲み込んでしまったという
ことになって、利口さが賢明さを上回る
シンボルという解釈となっています。
つまりあんみんの解釈の方がネガティブ
な捉え方をしているということですね。
また松村氏は時系列的な変化をとても
大切にされる方なので、前の度数の影響
をよくひきあいに出されます。
前の度数が政治運動家の熱弁なので、
だんだんとその熱弁を繰り返していく
うちに情操や感情が発達していったと
いう流れを説明されています。
これは、潜在意識は、自分の声と他人
の声の区別がつかない習性を、知識とし
て持っておられるからだと思いますが、
自分の声に自分で感化されるということ
ですね。
なるほど、あんみんとは健康の頭が勝つ
か負けるかという点で逆の解釈になって
いますが、理にかなった解説をして
おられます。

今度は直居あきら氏の著書からの
引用です。こちらはエリス女史に立ち
合ったマーク・エドモンド・ジョーンズ
氏の描写したシンボルの表現ではなくて
サビアン占星術の生みの親ディーン・
ルディアー氏のシンボル描写をもとにし
た解説をしておられます。
ちなみに私あんみんは、神秘的なチャネ
リングをしたエリス女史のそのままの
イメージを描きとったジョーンズ氏の
表現をもとに解釈しています。

「ジェムナイ17度(双子座17度)
「若者の粗野な頭が豊かな思索家の
          それに変わる」
  (中略)
この人はこの人生で思考力を発展させよう
としている。一言で言えば、簡単に聞こ
えるが、今回の人生で大脳の限界を突破
することはかなり大変なことだ。多くの
人々が、今の程度でよいと思い込んで
いるので、滅多なことではメンタルな
進歩は起きにくい。このディグリー
(度数)の人はこの人生でその限界に
挑む。アストラルレベル(霊的な段階)
で考えれば、この人の人生がどのような
ことであれ、非常に勇気のあることだ。
意識が変わらなければ、世界は変わら
ない。世界は目の前にいつもそびえて
いるが、それをみる意識の波動はなかな
か変わらない。それまでの波動のレベル、
特に肉体のレベルだけで生きることは
この人には無味乾燥な地獄なので、この
人のアストラル体は現象的、精神的に
も苦しいことを味わおうとする。
それによって考え尽くさなければなら
ない状況が招来されて来る。
この人は、人生の一時期血が出るほど
考え、悩み、迷い、そして脱皮するで
あろう。その結果、仕事や社会的飛躍も
設定されている人生だ。」
“出典:「定本サビアン占星学」
直居あきら著 魔女の家®BOOKS刊”
()内はあんみんの注釈です(^^)
なんと!これは、松村氏のとも私の
とも違う、この直居氏がいっておられ
るのは、もともとある人間の肉体の
知力の限界を超えた知性を獲得する
暗示ということのようです。
この直居あきら氏の解説は、ご覧の
通り大体が難解なのですが、いろいろ
ためになる解釈もよくしてくれます。
我々人類が、肉体に備わった知力に
甘んじているのは、波動のレベルが
変わらないからというのは、同感
です。私も五感のレベルのままでは、
能力の飛躍は望めないと常にいっている
ので、ただ大脳の限界といっておられる
のは、物質的感覚が強いと思わざるを
えません。脳も肉体も固定された物質なの
ではなく、意識レベルが変わればDNA
のプログラムも変更できて、よって
意識レベルの変化により、限界などは
本来ないというのがあんみんの研究成果
による結論ですから。
それはともかく、この直居氏の解釈では、
松村氏のように感情や情操を発達させる
のではなくて知性そのものを大変化させる
ようにこの度数の宿命をとらえておられる
ようです。
そのために自らに、思考や知性を発達さ
せるために人生にネガティブエネルギーを
もたらして、それによって自分の知性を
鍛え、やがて仕事や社会的に活かされる
というシンボルだという解釈です。
つまり知性の限界を突破するという解釈
だということですね。
なるほど三者三様になりました。

私は、賢明さを失う知性と読み取り、
松村氏は情操や感情の発達と読み取り、
直居氏は、知性の限界の突破と読み取って
いるということです。
どれが正解という事もないでしょうが、
なかなか意義深い比較になったのでは
ないかなと思います。

ちなみに、エリス女史に立ち合って、
シンボルの原型をそのまま描いた
マーク・エドモンド・ジョーンズ氏の
解釈は、知性も感情もともに発達する
という意味で、キーワードは「発達」
だそうです。
こうしてみるとあんみんの解釈が特に
ネガティブな解釈になりますね。
では一応いいわけをしておきましょう。
双子座の支配星水星は、純粋な知性を
あらわすもので、情感や感情の発達は
金星なので、この場合のシンボルと
しては、知性が情操や感情を上回る
と考えたのです。
まあそれでも牡牛座のあとにこの双子座
が来ているのだから、牡牛座の支配星
金星も、勉強済みなんじゃあないの?
っていわれたらキューっといわざる
を得ないかな?
それでも、エリス女史の言ったことを
そのまま書き留めた言葉が、冒頭の
「知力の頭に溶けていった健康の頭」
なら、あんみんの解釈が最も正しいと
思いますけどね。
そのために利口と賢明の説明をした
わけですから。

サビアンシンボル比較一覧

あんみんのサビアン占星術

トップページ

投稿者:

あんみん댊

滋賀県在住で、 神秘についてや、精神世界について 長年研究を続けています。 携帯アプリなどでサビアン鑑定も 行っております。 神秘的なことなど一緒に探求したい という方、集まってくださいねー。 あとスポーツライターも目指して いることもあり、口数は人の 100倍はあろうかという自己評価 ですが、かなりまわりから、 「盛りすぎ!!」と批判されております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です