神秘のサビアンアスペクト      クインタイルその5

今回も神秘のアスペクト(角度)、
クインタイル(72°)の紹介です。
シンプルに一例だけ取り上げます。

山羊座30度
「秘密のビジネス会議」
こちらからみて、クインタイルのオーブ
(許容範囲)の71度と73度にあるのが、
71度
牡羊座11度「国の支配者」
73度
牡羊座13度
「成功しなかった爆弾の爆破」です。
どちらもビジネス会議が象徴する、決定権
を持つ少数の者が、コントロールするもの
ということでつながっています。
国の支配者が首相や大統領というような
見方は、すでに過去のものとなっている
という人も多いでしょう。多くは語りま
せん。わかる人にはわかるからです。
そういう人にこのクインタイルのアスペクト
の神秘的なつながりがわかっていただければ
それでいいです。
成功しなかった爆弾というのも、ビジネス
会議の企ての一つといえば、ピンとくる方
も多いでしょう。世の中の真実の面を
サビアンシンボルは明らかにします。

神秘のサビアンアスペクト一覧

あんみんのサビアン占星術

トップページ

サビアンシンボル徹底比較その3

今回比較研究するのは、
牡牛座17度
「剣とたいまつの戦い」です。
あんみんは、これを男性エネルギーと
女性エネルギーの葛藤と単純に解釈しま
した。以下がすでにご紹介している
牡牛座17度の解説です。

「これは個人にあてはめるなら、
剣(戦い、実行力)の象徴する男性の
エネルギーとたいまつ(祈り、調和力)の
象徴する女性エネルギーの葛藤ということ
になります。
人は男性であれ、女性であれ、それぞれ
男性エネルギーも女性エネルギーも
両方持つといわれています。
たとえば最近の肉食女子なんかは、
男性エネルギーが強く出ている女性
ということでしょう。もちろん草食男子は
その逆ですね。」
個人にあてはめるならという書き出しでし
たが、基本的に一つのサビアンシンボルでは
個人をあらわすことができないとあんみん
は解釈しているので、毎日のサビアン
シンボルの説明では、このシンボルの人
というような書き方はしません。
(かんたん解釈のあなたのサビアンシンボル
は特別にそのような書き方になってます。)
その点、松村潔氏や直居あきら氏や
ディーンルディヤー氏の解説とは少し
説明の仕方が異なります。

まずは松村氏の解説をみてみましょう。
今回は松村氏のディーンルディヤー氏の
解釈をもとにした解説としてまとめて
おられる「神秘のサビアン占星術」
からの引用です。

“牡牛座17度・・・
「剣」と「たいまつ」の象徴的な戦い

伝統的な教師からなにも学ぶことが
できないことを自覚した魂は、彼自身
の方法で戦う準備をする。
霊というものは、それだけでは、個人
の本当の生き方の鍵とはならない。
それを知っているのは、人間が生活
する上で行使する具体的な意志力や
知性だ。個人に内在する霊と、生活に
埋もれた意志は、どちらも片方だけ
では半欠けのものでしかなく、この2つが
協力してはじめて霊肉二元のような象徴的
な葛藤を繰り返しつつ、新しいその人の
生きた価値を形成することになる。”
“出典:
「増補改訂版 神秘のサビアン占星術」
    松村潔著  Gakken刊”

これは、わたくしの真理探究のコンセ
プトと大きく違いの出た解説になっていま
すね。
霊肉二元という時点でまずは違います。
我々が肉体だと思っているものは、霊
または潜在意識の投影でしかなく、いわば
五感に囚われた人間特有の感知の仕方で
しかないということです。
これは「宇宙は全てまさかの真空」
を読んでいただければ、わかって
いただけると思います。
この物質世界と精神世界を分けて
考えるのは、世間一般の考え方で、
それが人類の目を曇らせる原因の一つ
になっているということを、
神秘のヘキサゴン的解釈その2
説明しておきましたのでご覧くだ
さい。
そして、このシンボルの解釈においては、
どちらかというと、生活に合わせての
霊の葛藤という意味で、霊が主体である
あんみんの解釈とは異なります。
あんみんは、このシンボルに対しては
男性エネルギーと女性エネルギーの葛藤
という解釈なので、生き方までは問うて
いません。

次は直居あきら氏の解説です。
“ このディグリーの人は非常に強い
自己実現への意欲を持って生まれてきて
いる。
その自己実現は平凡に地位が向上する
という類のものではなく、特定の価値に
自らを賭けてゆくことで成される。
    (中略)
テーマや価値という旗が立てられて、
初めて人生は生きるに値するものとなる
ということをよく知っていて、ただ息を
しているだけという生活を激しく否定
するだろう。
このことは私たち人間の意識構造に、
ある示唆を与えている。
人間は価値という幻影を追求してこそ、
人と成り得るのかということである。
価値をもつことで人は情熱を持つもの
であるし、そこには火のような生命力
が育つ土壌が生まれる。この人の人生
の目的は対象としての価値そのものと
いうより、この活性化されたエネルギー
を生きることにあるのではないか。
価値は時の流れの中で消滅しても、
充実した生命力のエネルギーは
アストラル体に残されていくの
だから。”
“出典:「定本サビアン占星学」
      直居あきら著 
   魔女の家®BOOKS刊”
こちらは、物質と霊というような
分け方はされていませんが、少し難解
ですね。剣とたいまつが何を象徴して
いるか、説明されていないうちに、
価値を求める人生に、解説がまとめ
られています。ただ最終的に
アストラル体(霊体)に残る生き方を
するわけなので、個人の意志に従った
価値を選択して生きるという意味
なのだと思います。こちらは葛藤では
なく、強い意志を読み取っているという
解釈になりますね。
ただあんみんの場合は、個人意識の
完成に向けての発展途上にある牡牛座
にそれほどの深い意識の覚醒を読み
取ることはないので、冒頭の通り、
男性エネルギーと女性エネルギーの
葛藤というように、単純に解釈
しました。
今回も三者とも、別の解釈になりま
した。比較研究をすることによって
意識が高まり、良い点を補い合って、
サビアンシンボルの力を引き出せる
ようになると思います。
ではまた次回です。

サビアンシンボル比較一覧

あんみんのサビアン占星術

トップページ

神秘のペンタグラム的解釈その3

今回のペンタグラムは上の図のように
なります。牡羊座2度を基点とする。
五芒星の形ですね。
72度で順に並べると、
牡羊座2度
「グループを楽しませている
        コメディアン」
双子座14度
「テレパシーでの会話」
獅子座26度
「虹」
蠍座8度
「湖面を横切って輝く月」
山羊座20度
「歌っている隠れた合唱隊」
です。
これは正五角形の形でのつながりで、
72度で順番につなげても、意味が
つながります。
五芒星でも正五角形でも同じく神秘的
なゲートの意味があるので、どちらで
意味を取ってもかまいません。
ただあんみんは、この五芒星での
144度のつながりの方により神秘を
感じるというだけの事です。
ちなみに正五角形での意味のつながり
を見てみると、
牡羊座のコメディアンで、人々と笑いで
コミュニケーションを取ろうとし、
双子座のテレパシーでのコミュニケー
ションにレベルアップします。
獅子座の虹で、心と心にかけられていた
橋が、自然界に現れる虹の橋に変わり
ました。
そして蠍座での湖面という潜在意識に
無意識の象徴である月が横切るのですが、
月の軌道も天空を虹のような曲線を描く
ので、潜在意識にかけられた橋のよう
なイメージにつながります。
そして山羊座の合唱隊は、人々の潜在
意識に語りかける歌が、人々をつなぐ橋
であり、また次のコメディアンにつなが
るコミュニケーションにもなっています。

今度は五芒星的な流れで見てみますと、
牡羊座のコメディアンは、人々の潜在意識
になじみある波長で笑いをとり、共感を
得ます。
そして蠍座の潜在意識である湖面に、
なじみのある月が、やはり共感をもたらし
ます。月は幼少の頃から無意識に影響を
及ぼしているので、常に安心できる場所
なのです。
このあと双子座のテレパシーで、お互いの
潜在意識に共感をもたらします。
さらに山羊座の合唱で、潜在意識の共感
を音楽で広げていきます。
そして音楽で拡大された共感は、虹のような
巨大な架け橋となって、人々の共感をつなぎ
ます。
このようにペンタグラムの神秘的なつながり
によって人々の潜在意識での共感をサビアン
シンボルが、とてもよく表現してくれて
います。
つまりこのことから、人々の潜在意識での
共感、そして音楽、笑いなどは、高次元への
ゲートを開くという、宇宙言語の読み取りが
できるわけです。

神秘のサビアンアスペクト一覧

サビアン占星術の神秘メニュー

トップページ

神秘のヘキサグラム的解釈その3

今回はヘキサグラム的解釈その3です。
ヘキサグラムの二つの逆向きの三角形は、
逆向きまたは対称のエネルギーとなって、
二つのエネルギーが相反することによって
我々の人生での現実世界、五感の世界を
安定させているという事でした。
さて3回目となる今日のヘキサグラム
解釈は上の図のように牡羊座9度を
基点としたヘキサグラムです。

橙色の三つのシンボルは、
牡羊座9度「水晶を凝視する人」
獅子座9度「ガラス吹き」
射手座9度「階段で子供たちを
       つれている母親」です。
これらは全て「創造」に関するエネルギー
です。
水晶は占いの道具でもありますが、高次元
からの信号を読み取りまたそのエネルギーを
受け取る役割だけでなく、見ている人間から
信号を発して、またエネルギーを「創造」
する力も持っているのです。
つまり双方向の媒体だということですね。
そしてガラス吹きは、ガラス工芸をつくって
いるので、当然「創造」を示しています。
階段の子供たちも、これからの未来への
夢や希望を「創造」しようとしています。
ただこちらの場合は母親につれられて階段
を上っているので、人生での学びもこの
シンボルの暗示になります。
ただし母親も、子供たちの未来を「創造」
する役には立っています。
このように橙色の三角形の意識エネルギー
は「創造」を示しています。

とくれば、今度は「破壊」ですよねー。
紫色の三角形は
双子座9度「矢で満たされた矢筒」
天秤座9度「アートギャラリーに
        掛けられた3人の巨匠」
水瓶座9度「鷹に変化する旗」
これらは全て「破壊」に関するエネルギー
となります。
このうち60度のセクスタイルは、
アスペクトの紹介で説明した通り逆向きか
または対称のエネルギーなので、特に
創造に対する破壊としてのエネルギーの
強いものとなっています。
それが双子座の矢筒であったり、水瓶座の
好戦的な鷹であったりするわけです。
つまりこの二つのシンボルは、戦争や
戦いにつながり破壊エネルギーをもたらす
ということですね。
そして180度の水瓶座の巨匠たちは、
すでに亡くなっています。これは、破壊
のもたらすものが「死」という事を暗示
しているということで、上向きの橙色の
「創造」がもたらす生命と対称的になって
いるということです。ただエネルギーとし
て破壊のエネルギーが強いというよりは、
その破壊の結果を意味しているという
事で、180度のエネルギーの「対称」
という表れ方をしています。
というわけで、この二つの三角形が
逆向きのエネルギーで「創造」と「破壊」
ということを説明しましたが、
これが我々の物質世界として安定させる
のにどう役立っているかというと、
実は高次の世界では、「創造」と「破壊」
は一体のもので。全て意識一つで自由にで
きます。
ところが、我々の世界では、創造するとい
うと、ガラス吹きがするように、丁寧な
物理的手順を踏まなければなりませんし、
射手座の階段のように、物質を段階的に
変化させたりしなければなりません。
また破壊すれば、もとには戻りませんし、
奪われた命も還りません。
しかし高次の世界では、それらは全て
自由自在になるのです。
その様子は、臨死体験者の証言にもありま
すが、それはまた別記事で書かせて
いただきます。
つまり我々の世界では、「創造」と「破壊」
のエネルギーが分離していて、真逆の
エネルギーとして拮抗しているために、
意識一つで自由にできる高次の世界から
意識が離れてしまっているのです。
というわけで今回もヘキサグラムの
エネルギーによって、我々の意識が
どのようにして物質世界に囚われて
いるかを、サビアンシンボルがよく
表現しているという事を説明しました。

神秘のサビアンアスペクト一覧

あんみんのサビアン占星術

トップページ

神秘のサビアンアスペクト    バイクインタイルその4

今回は、サビアンシンボルの
バイクインタイル(144°)の
アスペクト(角度)の神秘的な
つながりを2例だけとりあげさせて
いただきます。
クインタイルのその4でも、説明
しましたが、やたらと長いあんみんの
記事を少しでも読みやすく、簡潔にしよう
と短くできる記事は短くしようと思った
わけです。

魚座23度
「精神主義的な現象」から見て
バイクインタイル(144°)のアスペクト
(角度)にあたるのが、
天秤座29度
「互いの知識の範囲に橋をかける方法を
         模索する人類」です。
確かに魚座の精神主義が、そのまま天秤座
の知識の範囲に橋をかけようとしている
人類にあてはまるので、神秘的なつながり
がみられるといっていいと思います。
また同じく魚座23度から143度という
バイクインタイルのオーブにあたる
アスペクトが
天秤座30度
「哲学者の頭にある三つの知識のこぶ」
です。これも魚座の精神主義と同じく、
高度な知性を表すものとして神秘的な
つながりを見せています。

今回はもう一例です。
乙女座23度
「動物のトレーナー」からみて
バイクインタイルのアスペクトにあたる
のが、
水瓶座17度
「ガードをしている番犬」です。
つまり乙女座のトレーナーにより訓練
された犬が、水瓶座でガードをしている
番犬として役に立っているという
ストーリーができますので、これも見事
に神秘的なつながりです。
また同じく乙女座23度から進行と
逆の方向にあたるバイクインタイルの
オーブ143度には
牡羊座30度
「アヒルの池とそれが育む子供たち」
があります。
まさにこれも動物つながりです。
こちらは人間の手によらず、自然の池
に育てられているアヒルの姿があり、
動物が育つというテーマで乙女座23度
と神秘的につながっています。

神秘のサビアンアスペクト一覧

あんみんのサビアン占星術

トップページ

神秘のサビアンアスペクト      クインタイルその4

今回は、またクインタイル(72°)の
アスペクトの神秘的なつながりをご紹介
します。
今日は、一例だけ取り上げますね。
いつもできるだけ見やすくしたいという
気持ちがありながら、だらだら長くなって
いるのが、気になっていたので、短く
できる記事は短くしようと思いました。

水瓶座9度「鷹に変化する旗」からみて
クインタイル(72°)のアスペクト
(角度)にあたるのが、
蠍座27度「行進している軍楽隊」
牡羊座21度「リングに上がる拳闘士」
です。

水瓶座9度は、国家や団体を示すシンボル
でしかなかった旗が、好戦的な鷹に
変わったという事で、「戦う」主体を
表現する暗示になっています。
そして蠍座27度は、軍楽隊が行進する
ことで、国家の「戦う」意思を表現し、
大衆に広げる様子を描いています。
牡羊座21度のリングにあがる拳闘士は
まさにこれから「戦う」男の意思を表現
しています。
つまりこのクインタイルのアスペクトの
3つのシンボルは、「戦う」というテーマ
で見事に神秘的につながっていることが
よくわかります。

神秘のサビアンアスペクト一覧

あんみんのサビアン占星術

トップページ

神秘のペンタグラム的解釈 その2



さて今回は、サビアンシンボルの
ペンタグラム的解釈の第2弾です。
今回もサビアンシンボルのペンタグラムの
アスペクトになる実例を用意しました。
上の図のようになります。

これも五芒星を描く時の線である144
度のシンボルが神秘的につながっている
ようですね。

まずは牡羊座9度の水晶を凝視する人は、
占い師によくみられる光景ですが、実際
水晶には、高次元と物質次元をつなぐ
パワーがあります。
水晶とはクォーツのことで、我々に身近な
パソコンやテレビ、携帯などに使われてい
る、シリコンチップの材料です。
水晶はこのようにアンテナやアンプとし
ての役割も果たしますが、高次元への
ゲートの役割を持つものとして、
スピリチュアルな世界では知られ
ています。超常能力を持つ、世界中の
シャーマンにとっても、彼らがパワーを
発揮するのに、水晶は大事なアイテムだ
とされています。
とにかく水晶を凝視するというのは、
単なる占い師のパフォーマンスではなく
て、異次元にチャンネルを合わせて運命
や予知をするのに、必要な事だったのです。
そして、この水晶を凝視する牡羊座の
流れを受けて
蠍座15度の五つの砂山のまわりの子供達
につながりますが、五つといえば、異次元
のゲートであるこのペンタグラムにつながり
ます。つまり水晶がこの場合、五つの
砂山に変わったということですね。
そして無意識のうちに遊んでいるうちに、
子供たちの潜在意識に高次元からの波動
が伝わりました。そしてその流れを受けて
今度は大人の世代になると社会の制限を
受けて自由に遊べません。
しかもこの大人達は、潜在意識に高次元
からの波動が刷り込まれている人たち
なので、社会の制限が本来の自然界から
みてバランスを崩していることが、よく
わかってしまうのです。
そこで彼らは、本来の権利や社会のあり方
などを、社会の上部にいる人たちに主張
するのです。
その流れを受けて、今度は山の巡礼になる
わけですが、当然デモが社会に受け入れられ
ない事がわかった時点で、社会を捨てるか、
主張せずに、信仰という道に入るのです。
これは高次元の意識を受けた人の流れと
して、非常によく表現されています。
そして信仰心が深くなったという流れを
受けて、それを祝福するような天使が、
保護しにやってきてくれるわけです。
そしてまた、そのような救いが、別の
ゲートへの問いかけを行う牡羊座の
エネルギーにつながっています。
このようにこのペンタグラムは、非常に
よく異次元とのつながりを示してます。
しかも流れまで、ぴったりでしたね。
ではまた次回ということで。

神秘のサビアンアスペクト一覧

あんみんのサビアン占星術

トップページ

神秘のヘキサグラム的解釈その2



今回はヘキサグラム的解釈その2です。
このヘキサグラムの解釈は、実はトラインと
セクスタイルの説明のときにも、一つ説明
したので三つ目です。
ヘキサグラムの二つの逆向きの三角形は、
逆向きまたは対称のエネルギーとなって、
二つのエネルギーが相反することによって
我々の人生での現実世界、五感の世界を
安定させているという事でした。
太古からの賢人や超常能力を発揮した人
たちは、自分自身を肉体の呪縛から解き
放つことの重要性を常に指摘してきました。
そのために断食や瞑想などで、五感の
意識から解放されるような修行や訓練を
してきたのです。
我々が五感の世界に囚われるような
エネルギーはこのヘキサグラムに強く
あらわれているので、サビアンシンボル
の暗示にもあらわれているだろうと
例をとりあげて説明しているわけです
が、確かにサビアンシンボルのヘキサ
グラム的な解釈で、物質世界に囚われる
我々の意識の仕組みが少しずつわかって
きました。

今日は、我々が物質世界に囚われている
大きな原因の一つに、物質と精神的なもの
とを分けて考える習性があるという
ことです。
高次の意識に到達した人、またその理解者
は悉く、精神と物質が一体であり、また
物質は精神の投影でしかなく、逆ではない
という結論に達しています。
逆に五感の世界に囚われている多くの人は、
物質と精神が分かれているものであると
いう考え方で固定されている上に、全ては
物質から生じていると信じて疑いません。
ヘキサグラムは、そんな人類の意識を投影し
またそれをパワーアップさせるような
エネルギーなのです。

さて今回はそのヘキサグラムのパワーを
頭に入れながら、また上の図の実例を
みていきましょう。

上の図をみると、橙色の正三角形
(トライン)は、人生を生きる姿、
つまり肉体のある間の経験の普通の場面
です。
牡羊座4度では親密な恋人との関係、
そして双子座4度では、男性の収穫物の
アピールによる虚栄心の満足、そして
射手座4度では、歩く事を学ぶ子供、
みんな世代は違えども、人生を普通に
生きていることには、変わりありません。
ただし、霊性をアップさせるような目的
も微塵も感じられません。
これがおそらく日本も含めた先進国の
平均的な人々の意識だと思います。
ところが、紫色の逆三角形、逆トライン
は、霊性につながっているものばかり
です。双子座4度のヒイラギとヤドリギ
はどちらも魔除けとして知られている、
神秘的なパワーを持つ、クリスマスの
アイテムです。つまり霊的なパワー
ということですね。
天秤座4度のキャンプファイヤーは
霊性の火を象徴していて、仲間と
霊的につながっていることを象徴して
います。
また水瓶座4度のインドのヒーラーは、
もちろん霊的なパワーを使って、人々
を救済する人です。
確かにこれらは全て霊的なパワーに
つながっています。
ここで大事なことに気づいていただきた
いのが、私たちに届くヘキサグラムの対称的
なエネルギーは、物質と精神、人生と霊性
が分離した、対称的なエネルギーとして
届いているということなのです。
つまりこれで、我々は物質と霊的なものが
あたかも分離したものであるように
思い込み、また先進諸国の教育の成果とし
て唯物主義のような偏った考え方に陥って
しまっているということなのです。

神秘のサビアンアスペクト一覧

あんみんのサビアン占星術

トップページ

サビアンシンボル徹底比較その1

当然この比較研究も360度全て
行うのには、無理があります。
解釈の説明は、あんみんのオリジナル
でも、誰がどうみても、同じような
意味合いになるシンボルについての
解釈は、どなたの解釈も似てくる
ことになります。
なので、違いの出やすいシンボルに
的を絞って、取り上げていきたいと
思います。
その第1回目として、最適だと思えたのは、
双子座17度
「知力に溶けていった健康の頭」です。
これは、一見してなんのことやらわから
ない人が出てくること必至のシンボル
なので、解釈する人によって絶対に
違いが出てくるだろうと読んで、まだ
サビアンの大家の先生の解釈を再度
吟味する前から書きだしています。
あんみんとは、そういう男ですね。
ダッシュしたは、いいけどいきすぎて
しまったり、道を間違えたり、寄り道で
余計に時間をとられたりする性質なので、
このようにホームページもテーマがばら
ばらなのです。
「いろいろあってかえって楽しい」と
思ってくれる人、あなたは即私の大切な
人です(*^_^*)
さて本題に戻りましょう💦
この双子座17度はあんみんが以前、
毎日の太陽のシンボルで取り上げたもの
です。それをコピーしてまいりましたの
で、ご覧ください。これは引用とはいわ
ないですよね。自分から自分へなんだか
ら。
「今日の太陽のサビアンシンボルは
双子座17度
「知力の頭に溶けていった健康の頭」
です。
知力は頭から生まれるものだという考え方
だと、こんがらがりますよね。
確かに知力は頭から生まれるともいえます
が、頭の働きはそれだけではありません。
心や感情、感性などをベースにした働きは、
知力とは別のものだといえます。
つまり利口な頭の使い方が知力で、賢い頭
の使い方が智力という見分け方でもいいで
しょう。
つまり両者のバランスが取れているのが
理想的なのに、利口な頭の使い方である
クレバーに偏ってしまい、心や感情を使う
賢い頭の使い方であるワイズな状態から
遠ざかっているということです。
利口だというのは、利己的だといっても
よく、賢いというのは博愛的な感覚とも
いえます。
ということは、少し注意したいシンボル
ですよね。
というのも、シンボルとしてエネルギーは
あってもそのままを使用すればいいもの
なのではなく、悪い暗示のシンボルであれば
まさに賢明な使い方をしなければ、危険が
ともなったり、運を落とす事につながると
いうわけなのです。
その場合、180度のシンボルや90度の
シンボルの暗示にある意識を使うと、悪い
方向にエネルギーが向かうのを修正したり、
相殺して逆にいい方向にエネルギーを
向けてくれたりするのです。
とりわけ表裏一体の対称のエネルギーが、
とても扱いやすいことが多いです。
表裏一体というのは、意識の扱い方を
変えるだけで、比較的簡単に表裏逆転
することができるからなのです。」
とまあこんな感じなのですが、やはり
サビアン占星術の日本の第一人者の
松村潔氏、また同じ格でおられる
直居あきら氏の解釈は私のとは違うよう
です。
ちなみにお二方とも、このシンボルの人
とか、この度数の人といった説明の仕方
をされますが、あんみんはホロスコープ上
の全天体のサビアンシンボルとAscやMcの
ような感受点のサビアンシンボルの全てが、
個人の性質に反映すると考えているので、
この度数やシンボルの人といった表現は、
一切使用しません。

まずは松村潔氏の著書「決定版サビアン
占星術」からの引用です。

「意味のつかみにくいシンボルですが、
強力な主張で人々を洗脳する人々が
登場した双子座16度(熱弁する婦人
参政運動家)の次の度数では人の意見を
聞いて生き方も考え方も感情も大きく
変貌してしまう人があらわれます。
これは16度に対する反動かというと、
そうではありません。16度の演説で
人々に影響を与えようとした人が、その
行為を繰り返していくうちに、一番変化
したのが実は内面だったということを
物語るのです。知性的な活動は繰り返さ
れると、やがては感情や情操の資質までも
変えていきます。
16度のような派手なアピールよりも、
人間の内部の変化ということに関心を持つ
ようになると、意思の伝え方やアピールの
方法も違ってきます。
たとえば、頭ごなしに自分の考えを言うと
たいていの人は反発します。しかし、同列
の立場から自分自身の意思として伝えると
、それは共鳴するように人に影響を与える
ことができます。言葉よりも熱意、意思と
して伝えるのです。この度数の人は、特定
の思想や考え方になじむにつれて、情操面
や心理面でもそれに影響を受けて変貌
します。」
“出典:「決定版 サビアン占星術
松村潔 著 Gakken刊”
()内は私あんみんです。
これは、健康の頭を感情や情操と捉える
点ではあんみんの解釈と共通しています。
ですが、こちらは、健康的な情操や感情の
頭に変化していったと捉えているのに対
して、あんみんの解釈では、知力の頭に
溶けていくのだから、むしろ知力の頭が
健康の頭を飲み込んでしまったという
ことになって、利口さが賢明さを上回る
シンボルという解釈となっています。
つまりあんみんの解釈の方がネガティブ
な捉え方をしているということですね。
また松村氏は時系列的な変化をとても
大切にされる方なので、前の度数の影響
をよくひきあいに出されます。
前の度数が政治運動家の熱弁なので、
だんだんとその熱弁を繰り返していく
うちに情操や感情が発達していったと
いう流れを説明されています。
これは、潜在意識は、自分の声と他人
の声の区別がつかない習性を、知識とし
て持っておられるからだと思いますが、
自分の声に自分で感化されるということ
ですね。
なるほど、あんみんとは健康の頭が勝つ
か負けるかという点で逆の解釈になって
いますが、理にかなった解説をして
おられます。

今度は直居あきら氏の著書からの
引用です。こちらはエリス女史に立ち
合ったマーク・エドモンド・ジョーンズ
氏の描写したシンボルの表現ではなくて
サビアン占星術の生みの親ディーン・
ルディアー氏のシンボル描写をもとにし
た解説をしておられます。
ちなみに私あんみんは、神秘的なチャネ
リングをしたエリス女史のそのままの
イメージを描きとったジョーンズ氏の
表現をもとに解釈しています。

「ジェムナイ17度(双子座17度)
「若者の粗野な頭が豊かな思索家の
          それに変わる」
  (中略)
この人はこの人生で思考力を発展させよう
としている。一言で言えば、簡単に聞こ
えるが、今回の人生で大脳の限界を突破
することはかなり大変なことだ。多くの
人々が、今の程度でよいと思い込んで
いるので、滅多なことではメンタルな
進歩は起きにくい。このディグリー
(度数)の人はこの人生でその限界に
挑む。アストラルレベル(霊的な段階)
で考えれば、この人の人生がどのような
ことであれ、非常に勇気のあることだ。
意識が変わらなければ、世界は変わら
ない。世界は目の前にいつもそびえて
いるが、それをみる意識の波動はなかな
か変わらない。それまでの波動のレベル、
特に肉体のレベルだけで生きることは
この人には無味乾燥な地獄なので、この
人のアストラル体は現象的、精神的に
も苦しいことを味わおうとする。
それによって考え尽くさなければなら
ない状況が招来されて来る。
この人は、人生の一時期血が出るほど
考え、悩み、迷い、そして脱皮するで
あろう。その結果、仕事や社会的飛躍も
設定されている人生だ。」
“出典:「定本サビアン占星学」
直居あきら著 魔女の家®BOOKS刊”
()内はあんみんの注釈です(^^)
なんと!これは、松村氏のとも私の
とも違う、この直居氏がいっておられ
るのは、もともとある人間の肉体の
知力の限界を超えた知性を獲得する
暗示ということのようです。
この直居あきら氏の解説は、ご覧の
通り大体が難解なのですが、いろいろ
ためになる解釈もよくしてくれます。
我々人類が、肉体に備わった知力に
甘んじているのは、波動のレベルが
変わらないからというのは、同感
です。私も五感のレベルのままでは、
能力の飛躍は望めないと常にいっている
ので、ただ大脳の限界といっておられる
のは、物質的感覚が強いと思わざるを
えません。脳も肉体も固定された物質なの
ではなく、意識レベルが変わればDNA
のプログラムも変更できて、よって
意識レベルの変化により、限界などは
本来ないというのがあんみんの研究成果
による結論ですから。
それはともかく、この直居氏の解釈では、
松村氏のように感情や情操を発達させる
のではなくて知性そのものを大変化させる
ようにこの度数の宿命をとらえておられる
ようです。
そのために自らに、思考や知性を発達さ
せるために人生にネガティブエネルギーを
もたらして、それによって自分の知性を
鍛え、やがて仕事や社会的に活かされる
というシンボルだという解釈です。
つまり知性の限界を突破するという解釈
だということですね。
なるほど三者三様になりました。

私は、賢明さを失う知性と読み取り、
松村氏は情操や感情の発達と読み取り、
直居氏は、知性の限界の突破と読み取って
いるということです。
どれが正解という事もないでしょうが、
なかなか意義深い比較になったのでは
ないかなと思います。

ちなみに、エリス女史に立ち合って、
シンボルの原型をそのまま描いた
マーク・エドモンド・ジョーンズ氏の
解釈は、知性も感情もともに発達する
という意味で、キーワードは「発達」
だそうです。
こうしてみるとあんみんの解釈が特に
ネガティブな解釈になりますね。
では一応いいわけをしておきましょう。
双子座の支配星水星は、純粋な知性を
あらわすもので、情感や感情の発達は
金星なので、この場合のシンボルと
しては、知性が情操や感情を上回る
と考えたのです。
まあそれでも牡牛座のあとにこの双子座
が来ているのだから、牡牛座の支配星
金星も、勉強済みなんじゃあないの?
っていわれたらキューっといわざる
を得ないかな?
それでも、エリス女史の言ったことを
そのまま書き留めた言葉が、冒頭の
「知力の頭に溶けていった健康の頭」
なら、あんみんの解釈が最も正しいと
思いますけどね。
そのために利口と賢明の説明をした
わけですから。

サビアンシンボル比較一覧

あんみんのサビアン占星術

トップページ

神秘のペンタグラム的解釈その1

今回は、図のようにサビアンシンボルの
はじまりのシンボルである牡羊座1度を
基点にしたペンタグラム的解釈をしていき
たいと思います。
ペンタグラム的解釈の説明の記事で、
五芒星を描く時の、右回りの流れが、
高次のゲートにつながると説明しました。
というわけで、その流れでのシンボル
の意味のつながりと、全体的な意味を説明
していたきたいと思います。
図を見ていだきたいのですが、全体のシン
ボルに共通するテーマってなんだと思い
ますか?
それは背負っているもの、または持って
いるものです。
この全体の意味を気にとめながら、流れ
でのつながりをみて活きましょう。
牡羊座では、アザラシが女性を「持って」
います。
これは、新しい生命を得たということを
示しています。
そしてこれが、次の生命のもとである
海につながります、ここで注意したいのは、
われわれの通常の時間の流れでは、潜在
意識の海に存在した魂が、肉体に宿ること
で、生命を得るのですが、これは高次の
ゲートへの流れなので、逆に生命のもと
である潜在意識の海へ戻り、生命体で
ありながら、高次の意識へ向かう事に
なるのです。
そして蠍座の深海潜水夫は、その潜在意識
を探究していきます。
潜水夫は海の巨大なプレッシャーを受けて
いるので、それを「背負っている」ともいえ
ますし、海の潜在意識を「持っている」状態
ともいえます。このような潜在意識を探究
して、次の双子座の偉大な音楽家につなが
ります。音楽というのは、宇宙の高次元
へとつながる鍵なので、古代から天球の
音楽を解明することが、宇宙の真理を
知るために必要なこととされてきました。
実際臨死体験や臨死共有体験でも、音楽
を聴くというのは、とても多くの証言に
残されていて、しかもそれが聴いたこと
もないような、美しく感動的な音楽で
あるというのが共通する特徴の一つ
です。
つまり蠍座で潜在意識を探究してたどり
着いたのが、この音楽というわけなので
す。それがこの双子座の音楽家につな
がるわけです。ここでは、また現実世界
に戻ってきましたが、すでに音楽という
高次元への上昇エネルギーをもった状態
なので、今度はそれを広める役割が
ある事になります。それがこの大衆を
前にしているような暗示のシンボルだ
というわけなのです。
ここでは、自分が得た音楽の才能を
「持っている」状態ですし、大衆に
それを伝えなければならないプレッシャー
を「背負っている」という状態でもあり
ます。
そして今度は、山羊座の買い物をして
いる子供につながります。
これは、双子座から受け継いだ意識を
世代を超えてつなげるという意味に
なります。つまり買い物袋を「持って
いる」だけでなく、世代を受け継ぐ
という重荷も「背負っている」ことに
なるのです。
そして今度は獅子座の砂漠のラクダ
につながりますが、今度は、子供が
成長して仕事としての荷物を「持って」
運んでいるというのと同時に、自分の
意思を持ち続けるというプレッシャー
を「背負っている」という暗示に
なっています。
(一見社会での義務を負っているように
見えますが、これは獅子座なのでより
個人的な意思という意味になります。)
そして、また新しい生命を得るという
牡羊座に戻るわけですが、これは
これは獅子座の意思と創造エネルギー
が新しい生命体となることを意味してい
ます。獅子座の支配星太陽の意思を受け
て、生命を得るというのは、高次の
意識の流れから見た場合正しい方向
になるのです。
そしてアザラシは、新しい生命としての
女性を「持っていて」、女性は新しい
生命体としての期待を「背負っている」
ということになったのです。
この高次元の流れで、音楽家の双子座
から、子供を経て、獅子座のラクダに
いたるまで、だんだんと義務や労働と
いった重荷を背負う度合いが強く
なっていってますよね、これは、高次
へのゲートにいたる道というのは、
現実界では、肉体的にも、精神的にも
負荷が必要だということを示している
のだと思います。その中から新しい
獅子座の意思が生まれ、そしてそのあと
生命の原点、そして潜在意識へとつな
がるということなのです。
こうしてみていくと、ペンタグラムの
解釈はヘキサグラムのように我々の
現実世界の構造として安定している
状態を読み解くより、相当
な感性の働きを求められます。
解釈の説明も大変でしたが、それを読ま
れる人はもっと大変ですね。
これからは、もっとうまく説明できる
ようにがんばります。

神秘のサビアンアスペクト一覧

あんみんのサビアン占星術

トップページ