冥王星について


太陽系の最も外側である冥王星は、宇宙全体の
意識を太陽系に持ち込む役割を担います。
本来の我々の意識も同じく宇宙全体の意識
ですから、この冥王星は我々の核の意識も暗示
することになります。
また宇宙意識は、もともと生命体などという
限定されたエネルギーではないため、その
エネルギーはとても強烈で、そのため死や毒
といった象徴としてとらえられることもあり
ます。
つまりエネルギーが強すぎるため取り扱いに
注意が必要だということです。
逆にいえば、無から有を生み出す宇宙エネル
ギーでもあるので、再生や創造のシンボル
でもあるといわれます。
この冥王星の意識は海王星よりさらに深く
なるために、その意識状態を体験するため
には、いったん生命活動が停止している状態
での臨死体験などの極限の状態になる必要
があります。
もちろん賢人や修行僧、たぐいまれなる超能
力者となると、それを扱えるようにもなりま
す。とにかくレベルの高いこの意識の力は
絶大なのです。
ただ占星術やサビアンの冥王星のシンボルが
暗示するものは、その核の意識により近づく
ためのヒントになっていることが多いので、
特に人生においての究極の力といったことの
暗示としてみるのもよいでしょう。
つまり個人の「奥の手」がこの冥王星にあた
ります。
ただこのエネルギーは激烈すぎるため、人生
経験から、その潜在的な意味を理解し、また
忍耐力やバランス感覚を持って、その力を
使わないと、冥王星のマイナス面をそのまま
受け取って、人生の破綻や生死にかかわる
危険をともなうので注意が必要だということ
です。
公転周期がちょうど2:3になる海王星と
冥王星は、数秘術的にも、音楽的にも
バランスの良い比率になっていて、実際
共鳴し合う関係としても知られています。
つまり、冥王星の激烈なエネルギーを
海王星とのバランスでとらえれば、ちょう
ど良い状態で利用できるでしよう。
この冥王星で10天体全て説明し終えた
わけですが、人生として成功するためには
この全10天体の惑星のエネルギーを、
有効に使い、松村潔氏の言われるとおり、
「全惑星意識」になる必要があるといえ
ます。

太陽系10天体

あんみんの西洋占星術

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