神秘のペンタグラム的解釈その4は
上の図のように乙女座29度を基点と
したペンタグラムです。
その流れのままに並べますと
乙女座29度
「読んでいる書類から秘密の知識
を得る男性」
牡牛座5度
「開いた墓の前にいる未亡人」
射手座11度
「寺院の左側にある物質的悟りを
もたらすランプ」
蟹座17度
「知識と生命に成長する微生物」
水瓶座23度
「座ってすべての手足を振っている
大きな熊」
とこのような形になります。
これが、神秘的なペンタグラムの
アスペクトでどのようにつながって
いるかみていきましょう。
乙女座29度は、男性が霊的なインスピ
レーションを使って、書物に隠されている
貴重な知識を得たということを示してい
ます。これは、おそらく個人的なものと
いうよりも多くの人にとって貴重なもの
という意味で、普遍的な知識のことだと
思います。
そういう知識を本から読み取るときには、
文を無感情に字づらを追っていくだけ
では不可能です。つまりこれまでの先入観
が邪魔して、その貴重な知識を感知する
ことができないからです。
ですが、この男性は完成された個人の乙女座
と宇宙意識の目覚める天秤座の影響を大きく
受け始める乙女座の終盤のシンボルにいる
ので、霊性を働かせて本から貴重な知識を
得る事に成功したということなのです。
そしてその流れを受けた牡牛座5度は、
ご主人を無くした未亡人が、悲嘆にくれて
夫へのつのる思いから霊的な世界を覗き
込んでいるという姿を暗示しています。
もちろん夫の後を追おうとして、お墓を
開けている姿にもとれますが、どちらに
しても意識は霊界にあります。霊界と
いうのは、臨死体験者の証言にもある
ように知識の宝庫です。
つまり乙女座29度で男性が得た知識も
その霊界にあるので、やはり未亡人も
心ならずも、その知識のある霊界に意識
がいっている状態だということなのです。
またこの流れを受けた射手座11度は
物質的悟りをもたらすランプなのですが、
ランプの火は霊性をあらわすものです。
つまり未亡人や夫の魂が、霊界で悟りを
得たということを象徴しているのが、
この「悟りをもたらすランプ」なのです。
このランプが寺院の左側にあるということも
寺院の鎮魂の意味と、左側の霊性の意味が
あらわれています。
またこの一つ手前の射手座10度は
「金髪の幸運の女神」であり、未亡人の
牡牛座5度から145度のバイクイン
タイルのオーブ(許容範囲)にあたります。
これは、未亡人の夫を思い悲嘆にくれる心
または霊を、祝福する存在が、墓の向こうに
待っているという事を示しています。
もちろんこれは、未亡人に対して、夫の分
まで力強く生きなさいというメッセージと
捉えます。
さらにこの流れを受けた蟹座17度は、
射手座11度の悟りによって、霊的に進化
した微生物が、知識のある生命に成長する
という事です。
これは、蟹座の支配星が月である事の影響
を受けているのです。その月は、生命に
対するプログラムを担っているので、
そのプログラムに対して、悟りを得た魂が
書き換えを行ったということなのです。
そしてこの流れを受けた水瓶座23度は、
大きな熊が神秘的な動物とされているため
まさに、微生物の進化した姿となっている
ということですね。もちろん熊はさらに
霊性を高めようと手足を振って、自分を
コントロールしているわけです。
水瓶座は、宇宙意識による変革の意味を
持っているサインなので、霊的な進化を
遂げてなおかつ、さらなる高みに登ろう
としているわけです。
そしてまた乙女座29度に戻るわけで
すが、個人として完成された乙女座は、
ついにさらなる知識を、霊性を働かせて
読み取るということなのです。
この場合、霊的に進化した熊が、この
個人として完成された乙女座の男性に
なり、求めていた知識をついに得たという
事です。
このように、ペンタグラムの表現する
右回りの霊的上昇の流れを、サビアン
シンボルは、とてもよく表現していると
いえると思います。
また知識を求めたり、霊的な進化を遂げ
ようとする存在に対しては、宇宙の
神秘的なゲートが開きますよという事も
暗示しているのです。
まさに臨死体験者の多くの人が証言して
いるように、愛とともに知識も霊界では
重要であるということでしょう。
もちろんこの知識は、普遍的で本質的な
意味での知識です。
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