臨死体験者の言葉  その26      エベンさんの証言その8


前回、絶対意識である「オーム」の近く
まで到達しながら、叡知を受け取るだけ
で、それと一体化できずに、下降していき
もといた、「泥の世界」にまで落ちてきて
しまったエベンさんですが、もちろん
以前の意識とは違い、自分を客観的に見る
ことは、できるようになったようです。
また愛や知識を与えられたエベンさんは、
以前よりも、その次元を脱する事が容易に
なったようで、彼はやがて、その
「ミミズの目」の世界から次元を上昇させる
やり方を理解するようになります。
もちろん、なかなかそれを理解するのに
時間を要したといってますが、さてその上昇
する方法とは?

今回は、その時の様子からです。

「」内は全て引用で、~から~までが
中略という事です。

「それがわかったきっかけは、ふとあの
「回転する存在の調べ」を聴きたいと思った
ことだった。
最初は旋律が思い出せなかったが、やがて
あの荘厳な音色と、回転しながらそれを
奏でていた光の球が意識に戻ってきた。
暗がりを貫いて、その調べが届くと、私は
どんよりとしたその場所から上昇し始めた
のだ。
あちら側の世界では、何かを具体的に思い
浮かべれば、それに向かっていけることが
少しずつわかってきた。
「回転する存在の調べ」を思い浮かべれば、
それが出現した。もっと高次の場所へ移り
たいと心から願えば、そこへいくことが
できた。
肉体を離れていた間の私は、濁った暗がり
から光があふれるゲートウェイへ、さらに
は神聖な闇のコアへと、何度も行き来を
繰り返していた。」
“出典:「プルーフオブヘヴン」
   エベン・アレグザンダー著
          白川貴子訳
          早川書房刊”

このように、低次元から高次元まで、
何度も行き来していたというエベンさんの
臨死体験は、かなり珍しいケースのもの
です。もちろん七日間も昏睡状態にあった
わけなので、単純に時間があったともいえ
ますが、そもそも臨死体験中は時空を
越えているので、我々の次元での時間とは
ほぼ無関係のはずですが、おそらく彼の
肉体の状況は、医師などが測る事のでき
ないところで、一進一退の状況を繰り
返していたのではないかと思います。
つまり肉体に意識が戻りかけている場合は
我々の感覚でいう時間が、彼の意識に
戻り、また上昇して高次元の世界にいる
時は、彼の意識は時空を越えたと考えれば、
確かに、時間的な長さも臨死体験に関わって
くることになりますね。
つまり彼の肉体での意識状態というのは、
「泥の世界」の近くにあるという事なの
ですが、あとからこれが正しかった事が
裏付けられます。
またこの上昇と下降を繰り返したという
のは、彼の分離意識が下降のエネルギーに
なり、愛と知識を象徴する音楽が上昇
エネルギーになっているという事で、
とても理解しやすいものとなっています。
また

興味深いのが、彼が以前の肉体にあった
ときの潜在意識も、当然この臨死体験中に
つながっているので、それがやはり
表れている事がわかるというものです。

彼は、まだ若い時代にグライダーや
スカイダイビングを趣味としていて、
またスカイダイビングは、相当長い期間
に渡って続けていたという事です。
これを彼の潜在意識レベルでの描写に
するなら、地上また日常の感覚から、
スカイダイビングで空を経験する時に
解放されるというものになります。
つまり彼は、これを長い期間にわたって
何度も繰り返していたのですから、潜在
意識には、開放感をともなった上昇と
地上・日常の意識に戻る下降という
状況が、何度も刻み込まれていたという
事になります。
それがやはり、この臨死体験中にも表れた
という事でしょう。潜在意識は、生死や
肉体にかかわらず、永遠に存在する本来の
意識なので、当然、生きている間の
潜在意識と臨死領域での意識はつながって
いることになります。

またもっと奥深いところでの、潜在意識
として、彼の探究心があります。彼は
最先端の脳外科医でありながら、150
以上の論文を発表するような医学博士でも
あったため、探究心が非常に旺盛で
あったわけです。それが自然にあらゆる
次元での経験を、臨死体験中にする事に
つながったという事でもあると思います。

また上昇するために、音楽のエネルギーを
使ったという事なので、やはり高次元を
意識する要素のひとつとして、音楽が
非常に大事だったという事を裏付けて
くれています。
もちろんこれは、ふだんの我々の意識に
ついてもあてはまります。
宇宙の真理編の「五感にもレベルがあり
ます」というシリーズで、聴覚そして音楽
感性のレベルが、意識レベルの高さにつな
がるという事を説明していますが、やはり
臨死領域においても、それは有効だという
ことですね。それも肉体の耳を通しての
音楽ではないので、想像もつかない
ような感動的なメロディーなのでしょうが
ただ私たちの通常の現実世界の音楽でも
当然レベルの高い音楽というものがあり
ます。
それは以前にも記事に書かせていただきま
したが、心の琴線に触れるような、
ウェットな音楽という事です。なぜなら、
高次元の領域というのは、中心に愛がある
ので、乾いた心につながるようなドライな
音楽というものとは、真逆の性質になる
からです。
また私たちの現在が、そのレベルの高い
音楽で満たされているかというと、
それは逆に「誘導」されているという事
も確かなのです。鋭い方は気づいているで
しょうが、レコードからテープ、CD
そして、スマホなどで聴くようなデジタル
データと時代が進むに比べて、自然の
音、または音楽から遠ざかっているのが、
とてもわかりやすい図式になっています。
今でもレコードを私はたまに聴きますが、
その「あたたかい」音色や音の波動を
よく実感できます。
そして、またビートを効かした音楽や
金属音が響く音楽が、いかに高い意識
レベルから我々を遠ざけるか、鋭い方なら
わかっていただけると思いますが、どうで
しょうか?
このエベンさんの臨死体験でも「ミミズの
目の世界」にいる時は、リズミカルな鼓動
の音だけしか、聞こえなかったわけだから
ビートを効かした音楽が、やはり低い意識
レベルにつながるのがわかります。
そういえば、強烈なバイクの爆音、
カーステガンガンかけている車の外へ
聞こえてくる音も確かに「ビート」は効いて
いますよねー。

そしてきわめつけは、一部の人にしか
知られていない大事な事で、音律の設定が
高い意識レベルから我々を遠ざける
基準になっているという事です。
これはA=440Hzという、非常に微妙
な音の高さの設定というものですが、
これについては、また別の記事で書かせて
いただきます。

とにかく、音楽は我々を高次元の意識へ
導くための大事な要素の一つだという事
です。

長くなりましたね、すいません右脳的
解釈が私の記事のスタイルであり、ウリ
でもあるので、どうしても長くなります。
おつきあいいただいている方には、本当
に感謝しています<(_ _)>(^_^)

今回はエベンさんが、泥の世界と、高次元
の世界を、上昇したり下降したりするよう
になった様子を、紹介しました。

さて次回は、いよいよエベンさんが「長い」
臨死体験から肉体に戻っていく様子を
紹介します(^_^)

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スウェーデンボルグの到達した叡知



今回は、スウェーデンボルグと臨死体験の
続編です。
前回は、スウェーデンボルグが27年間も
体験したという霊の領域は、確かに臨死
体験者たちの証言と、多くの点で共通点が
あるという事を紹介しました。
またほぼ一回だけの臨死体験者と違って
スウェーデンボルグの場合は何度もその
霊の領域を体験することができたので、その
理解もより深いものがあったようです。

そして彼が霊体験で得た叡知というのは、
量子物理学で到達できた真理と、やはり
共通しているのです。

今回はそのことを、マイケル・タルボット氏
の著書から引用させていただきます。
「」」内が引用部分で、~から~が中略、
それ以外は私の考察です。

「最も興味をそそられるのは、
スウェーデンボルグの言葉の中で、現実の
ホログラフィックな性質について述べている
と思われる部分だ。
ひとつ例をあげれば、人間は互いに別々の
存在であるように見えるが、私たちは
宇宙的統合性で結びつけられていると彼は
いっている。そればかりか、私たち一人
ひとりが天国のミニチュア版であり、
それぞれの人間、いや物理的宇宙全体が、
さらに偉大な神の現実の小宇宙なのである。
これも見てきたように、彼はまた、目に
見える現実に隠されているのは波動物質で
あると考えていた。」

これは彼が古来からの賢人たちの教えにも
あるような宇宙は一つであるという事を
長年の霊体験から理解していたという事
であり、また現代の量子物理学が、ようやく
到達した、宇宙がフラクタルという事を
すでに理解していて、また我々の体験
する現実の根底に波動がある事もわかって
たというのですが、300年以上も前に
このスウェーデンボルグが到達していた
叡知というのは、まさに真理であるという
事がわかります。

ただ彼の遺した言葉は、キリスト教の考えが
根底にあるため、どうしても神と天界という
表現になりますが、私の理解する言葉で
置き換えるなら、絶対意識と高次元の領域
という事になります。
神が前提にあるといっても、教会の教える
キリスト教の世界観であったわけでなく、
まさに霊体験をもとにして独自のキリスト教
観を築いていったという事なのです。
そもそも彼は聖書のラテン語訳を手がけたり
して、教会の教義よりも聖書そのものの
言葉に感銘を受けていたので、自分は生涯
キリスト教だといいながら、教会の教える
世界観とは異なる理解をしていたという事に
なります。
そして霊体験から、天界の様子まで著書で
発表したスウェーデンボルグは、教会の
勢力から異端児として、非難を一身に浴びる
ことになったのです。

まあキリスト教の世界観は、根底にあると
しても、現代の量子物理学の研究成果と
共通する叡知を彼が得ていたが事実だと
いう事は確かです。
また全ての人やものが、宇宙全体を表して
いるというフラクタルな宇宙観も、私が紹介
してきた宇宙観と一致します。
ただ、彼はあくまでも私たちが、宇宙の
ミニチュア版としていて、神に比べては
私たちが小さな存在であるという概念は、
あったようですが、それだと分離意識に
なってしまうので、絶対意識にまでは残念
ながら到達していなかったようです。
極小のものは宇宙全体を投影していると
同時に、また宇宙大でもあるというのが、
私の紹介した
ビッグバンに変わる宇宙モデルという記事
です。

事実この事を裏付ける賢人たちの言葉や超常
能力者の言葉がありますのでまた紹介
しますが、物理的な意味でも我々は
宇宙大であるという事を、上の記事では
紹介しています。
さてスウェーデンボルグについての引用の
続きです。

「実は、一部のスウェーデンボルグの
研究者は、スウェーデンボルグの概念には
ボームとプリブラム(量子物理学の大家)の
理論と一致している点が多数あることを指摘
している。~
~(スウェーデンボルグの言葉)
「私たちはふたつの流れの交錯によって成り
立っている。ひとつは天界から直接きたもの
、もう一つが天界からきて、私たちの環境を
通ってくる間接的なものだ。私たちは自分を
干渉パターンと見ることができる。なぜなら
、流入しているのは波動現象であり、私たち
は波が出会うところであるからだ」
またスウェーデンボルグは、その幽霊然
としてつかみどころのない性質に反して、
実際は天界こそが私たちの現実よりも
根源的なレベルでの現実であると考えて
いた。
それは地球上の万物が生じてきた元型とも
言える源であり、すべてはまたそこに
帰っていく。
この概念も、ボームの内在/外在秩序の
考え方とそう大きくかけ離れてはない。
それに彼もまた、死後の世界と物理的現実
との違いは程度の問題であって、種類が
異なるわけでなく、物質界は、思考が構築
する天界の現実の個体版であるとも考えて
いた。」

これもまた、私たちが20世紀に入って
やっと辿りついた量子物理学の
ホログラフィック的世界観を300年以上も
前に彼が叡知として得ていた証拠ですね。
しかも、我々の意識が現実を投影すると
いう量子物理学の世界観も同時に彼は
述べています。
そしてまた、彼は霊的な領域の方が根本の
世界で、「自然界(物質界)は、霊界の投影
であって、逆ではない」といっていること
から、私たちの思考がこの現実を創造して
いる事まで、理解していたということです。

また量子物理学がホログラフィック的な
現実の事を、光の波動の干渉により説明して
いるのに対して、スウェーデンボルグの
方は、天界からの流れと私たちの環境
を通ってくる流れの干渉が、現実世界を
創造しているといっていることで、波動
の捉え方が、少し量子物理学と異なり
ますが、波動という現実の捉え方が
驚異的なのと、また我々の認識の
フィルターが、現実を投影している事
まで示唆しているという事だと思われ
ます。

とにかくスウェーデンボルグの得た叡知
のレベルが、とても参考になるだけで
なく、多くの賢人たちの言う世界観を
霊体験で裏付けてもいるというわけ
なのです。

今度はスウェーデンボルグの最後の
言葉です。

「スウェーデンボルグは自分の体験に
ついて二〇冊にものぼる本を著したが、
その死の床で何か自分の言ったことで
取り消したいことはないかと問われた。
彼は心をこめてこう答えている。
「私が書いたことは、いまここに見る
私の姿と同じく、すべて真実です。
許されていたならばもっと多くを
語ったでしょう。
死を迎えればみなさんにもすべてが
わかります。そうすれば、互いに
もっとこのことについて語り合う
ことができるでしょう」。」

“「」内すべて
出典:「投影された宇宙」
マイケル・タルボット著
川瀬勝訳 春秋社刊”

まさに真摯な彼の心を映したような言葉
ですね。まさしく彼のいったことの
多くが真理につながっている事を実感
できます。

さてスウェーデンボルグと同じように
高次元の叡知を得てきた人々は他にも
います。
この記事の続きは、
「意識と魂と思考 その3」
というタイトルになると思います。
ではまた(^^)/

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松果体と超常意識 その2


前回は、松果体についてご紹介するとともに
その松果体の活性化により霊体験を27年間
もしてしまったスウェーデンボルグを紹介
させていただきました。
私が、超常現象の事についてよく参考にして
いるBRAD OLSEN氏の
「Modern Esoteric」にも
松果体の事が詳しく書かれています。
松果体は松果線とも呼ばれていますが、
この原著を訳してくれているサイトの
「両性歩き」というサイトでは松果線と
書かれているようです。
ではその松果線(松果体)についての和訳
を引用させていただきます。
「」内は引用で~から~までが中略です。

「松果腺は小さな灰色の分泌腺で、
〔グリーンピースの〕豆粒ほどの大きさで、
左右の大脳の間で、脊髄が脳内に達する
部位に位置している。樹木の松の実も、
松果腺と同じ形をしているため、この名が
つけられている。松果腺の位置は、
脳の幾何学上の中心にほぼ重なっている~
~驚かされることに、松果腺は、古代
エジプトのシュメール人や、バビロニアの
芸術品や絵画の中に描かれており、私たちの
祖先がその意味に気付いていたことを忍ばせ
ている。さかのぼること紀元前2180年、
エジプトの王たちは、松果腺の活動を向上
させるためにschefa-foodを用い、感受性、
覚醒力、直観を高めていた。松果腺は長い間、
神聖な知恵の宿るところと呼ばれてきた~
~東洋の伝統の中では、第三の目を醒ま
させるということは、ヨガの鍛錬を通じて
達成されるとされている。ことに
クンダリニ・ヨガは、第三の目あるいは
アジナ・チャクラの存在を教えている。
二匹のヘビは松果腺をへて起こされる
クンダリニ・エネルギーを意味している。
古代サスクリット語の「クンダリニ」は
「解明」あるいは「啓発」を意味し、
第三の目が覚醒した時に修行者が経験する光
を指している。この体験は、その人に、
自分が誰であるかを悟らせ、内的魂との
会話を促す。
アジナ・チャクラとは、第三の目が宿る
場で、意識の源である。実際の両目は
過去と現在を見るが、第三の目は将来の
洞察を明らかにする。アジナという言葉は
「命令」を、ことに師匠の命令あるいは
霊性的導きを意味する。~
~エネルギーをチャクラの頂点から松果腺へ
と取り込む時、――私たちの体の70兆個の
細胞と直接に触れ交信する――根元設計図
あるいは神の部屋と称されるなにものかを
呼び起こす。
松果腺はまさしく主なる分泌腺である。
記述のように、それは両眼の間に位置して
いる。それは、千里眼の臓器であり、
エジプト文明におけるラーまたはヘルー「神」
の目である。仏教においては、両眼を閉じた
修行において、第三の目――仏陀の額の点に
象徴される――を開け、私たちの霊的内部
あるいは魂を見ることを可能とする。それは、
アンチ・エイジング効果を持ち自然の
抗酸化物質であるメラトニンを分泌する。
メラトニンの分泌はまた、私たちの皮膚の
色づけを助ける。

意識は、異なった周波数が作り出し、
私たちに、現実を表わし、異なった
イメージを作り、物事を違った風に
見ることを可能とする。人は、いったん
そのエネルギーの源――松果腺の活性化や
チャクラの瞑想――に入り込めば、真の
その人を発見し、このエネルギーが何で
あるかを知るようになる。まさしく、
すべてはエネルギーなのである。~
~プラトンは言った。「汝らは私を、
幾何学のような実行不可能な学問を課して
いると考えている」。だが「魂の目」が
覚醒するのは、こうした学問をつうじて
であり、その特別の目は、普通の目の
一万倍以上の価値をもつ、とプラトン
は続けた。プラトンをはじめ他の
ギリシャ哲学者たちは、松果腺は
「思想の次元」へと私たちを結びつける
ものだと考えていた。~
~生涯のほとんどをオランダですごした
1650年生れのフランスの哲学者
ルネ・デカルトは、プラトン、ソクラテス
そしてアリストテレスの著書から大きく
影響を受けた。彼は松果腺について、
「魂の座」であると述べ、
「それを取り巻くたくさんの毛細血管に
よってもたらされる動物感覚で満たされ
ている」と信じた。松果腺は、デカルトが
言うように、霊性の働きをつかさどる焦点
で、私たちを理性の五感を超えさせて
多重感覚へと導き、宇宙へと広がる
ホログラフィックな高次元な意識に
目覚めさせる」
“「」内すべて
出典:「両生歩き」様 両性空間

このBRAD OLSEN氏の松果体
(松果線)
に関する記述は、まだまだありますが、
抜粋させていただきました。
松果体は、やはり古代から、叡知の源、
高次元へのゲートとして考えられていて、
松果体を活性化させるために、様々な
試みがされていたようですね。
エジプトの王たちが松果体の活性化の
ために摂取していたscefa-foodとは
一体どんなものか、少し調べて
みましたが、検索してもなかなか
出てきませんでした。ですが、すでに
私たちは、松果体にとって良いモノと
悪いモノについてたくさん情報を
得られる状態にあり、ネットで、松果体の
の活性化とか、脱石灰化という言葉で
検索すれば、たくさんのサイトにヒット
します。
まあかんたんに取り上げますと、松果体
に良いものとは、自然の果物や、野菜などの
アルカリ性食品、クエン酸、カカオや太陽光
などです。
そして悪いものとは、歯磨き粉などに
含まれるフッ素、ワクチンに含まれる水銀、
そして農薬を使った果物や野菜などです。
これについては、ネットで検索された方が
より詳しく情報を手に入れる事ができる
でしょう。
松果体の活性化は、自分の潜在能力全てを
引き出す事ができるようになるので、松果体
にいい事はどんどん取り入れるべきでしょう
ね。

また覚醒した修行者が経験する光というのは、
松果体活性化のサインのようなもので、
前回ご紹介したスウェーデンボルグもその光が
脳内を貫く様子を証言しています。
私も体外離脱を経験した時、自分が光で
できた身体をしていた事をはっきりと確認
しています。

実際松果体は第三の目と呼ばれ、通常の目
と同じく光を感知する器官でもあります。
だから太陽光を取り入れる時、自分の目
より、松果体がその光を感知して、活性化
するという事なのです。
特に日の出、日没の朝焼け、夕焼けのような
オレンジ色の太陽光が、松果体活性化の
ために最適な光らしいです。
どうりで、私たちが朝焼け、夕焼けに惹か
れるわけですよねー。
魂の望みであったという事です。
また松果体活性化は老化を防ぎ、性的能力も
高めるという事で、まさに救世主の
ような存在です。
また松果体が活性化することによって
セロトニンというホルモンの分泌量も増え
ますが、これは幸福感を増進し、熟睡
効果もあるなど、これも多くの現代人に
とって大事な効果です。
そて逆にこのセロトニンが増えるように
食品を摂取することから、松果体が
活性化するという事にもつながります。
その食品とは、納豆や味噌、醤油、チーズ
、ヨーグルトといった発酵食品だという
事ですね。
そしてまたセロトニンを増やして松果体を
活性化させるためには、幸福感というよう
なポジティブな意識エネルギーが、有効
だという事です。

そしてプラトンが弟子たちに、松果体は
思想の次元へと私たちを結びつけると
いってますが、この思想とは、特定の固定
された思想という意味ではなく、本質の真理
につながる思考の働きという意味ですね、
松果体の退化した私たちは、本当に固定化
された既成の概念に完全にはまっている
のが、どんどんその曇りを取っていった
今の自分には、よくわかります。
ほんの少しではないです、とてつもなく
かけ離れた認識の違いを感じます。
おそらく通常の人は、それまでの概念を基準
にして、真理に対する貴重な知識を偏った
感性で、捉えてしまいます。
それに対して、少しずつその当然と思って
きた感覚を、取り払っていかなければ、
まさにプラトンのいうような思想の次元に
は到達できず、松果体も真の覚醒に至らない
と思います。
つまり真理に対して開かれた思考の働きも
松果体活性化にとって非常に大事だという
事なのです。これは右脳的思考といって
もいいですね。
つまり私たちの既成概念は左脳的思考を
基準にしていて、五感をもとに認識
しますが、それは松果体を活性化
させるどころか逆に退化させます。
なぜなら松果体は、右脳的思考と直結して
いて、右脳の働きが活性化することで
松果体にエネルギーが、供給されて
いくものだからなのです。もちろん
逆に松果体から右脳という逆のエネルギー
の流れも、当然あります。

松果体活性化が、人生のあらゆる事を解決
してくれるのなら、これら全部活用したい
ものですよね(^^)/

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臨死体験者の言葉  その25       エベンさんの証言その7


前回エベンさんが、絶対意識のような存在
「オーム」から、叡知を授けられたという
事を紹介しながら、絶対意識と悪と愛に
ついてコアなところまで解説させて
いただきました。
今回はエベンさんの体験に落ち着いて、
紹介していきたいと思います。

まずは、「オーム」から授けられた叡知
の続きです。

また「」内が引用で、~から~までが中略と
いう意味です。

「私はその場所で、無数の宇宙に豊かな
生命が息づいているのを見た。~
~数限りない高次の次元があることも
知った。高次の次元は、その中へ入り、
直接体験するかたちでしか知る方法がない
こともわかった。低次の次元空間からは、
高次元世界は、知ることも理解すること
もできないのだ。因果の関係は高次元にも
存在しているが、この世界の概念とは
異なっている。
またこちらの世界で体験されている時間
空間は、いくつもの高次元に複雑なかたち
で、密接に織り込まれている。
言い換えれば、高次元の世界は、この世界と
完全に隔離しているわけではない。
あらゆる世界がそれらすべてを包み込む
神聖な真理の一部分を構成しているので
ある。
そして高次の世界からは、こちらの世界の
時間や場所に自由につながることができる
のだ。」

このあと彼は、この体験中に得られた知識は
、今でも彼自身の中にあるが、その知識を
あのままに引き出すことができるわけでは
ないという事をいっておられます。
また世俗世界に戻ってきたいまでは、脳や
肉体により物理的な制約を経由しなくては
ならないからだともはっきり語られてい
ます。
さすがは、科学者であり、医者のエベンさん
なので、分析力が超一流ですね。
これは臨死体験者たちが、口々に体験した
事を言葉で表現する方法が見つからないと
いっているのとほぼ同じ意味ですが、この
ような表現だと、さらに理解が深まります。

「無数の宇宙に豊かな生命が息づいているのを
見た」というのは、生命の本質つまり意識の
事をいっているのです。このシリーズの
前回の記事でも書いたように、絶対意識から
分離してできた意識が生命の意識で、それ
自体多くの意識をさらに増やしていく性質を
持っています。
またこの高次元の世界には、多くのレベルが
ある事も理解できたという事ですが、この
それぞれの次元世界を空間で表現している
ところが、まだ世俗世界の認識の影響を
受けている証拠です。
この領域になるとそれぞれの次元は空間で
仕切られているわけではありません、次元
の移行はもっぱら意識のレベルによって
なされるだけなのです。

また「低次の次元空間からは、高次元世界
は、知ることも理解することもできない
のだ」といっておられますが、これは訂正
が必要ですね、低次元の次元空間からでも
意識レベルがあがるだけで、その高次元
世界を知ることも理解することもできる
というのが正しいという事になります。
現に、エベンさんは臨死体験中に意識の
移行により、たくさんレベルの次元の
世界を経験することができましたから、
意識の移行と、空間の移行を混同して
考えているエベンさんの感性が、肉体の
ある状態でのフィルターにより、少し
ずれてしまっているという事ですね。

また「高次の世界からは、こちらの世界の
時間や場所に自由につながることができる
のだ。」といっておられることは正しい
です。高次元の世界というより高次の
意識領域といった方が正確ですが、高い
次元の意識になればなるほど、より
自由度が増すという事になります。
高い意識ほど創造的な意識エネルギーが
強くなるため、自分をどの状態のレベル
にも対応できるように変えていくことが
できやすくなるという事なのです。
だから絶対意識レベルになって全ての意識
になったからといって、そこに留まら
なければならないという事ではなくて、また
自由な意識として経験するために、自分
の分離した意識を創造し独立させて、
生命体などとして経験させる事も可能です。
ただ、うっかり我々の現在の地球の人類の
ように、絶対意識を忘却させられ、不自由な
人生に誘導させられる生命体として、再び
戻ってくるのは、少し考えものかもしれま
せん。
(これは私のサビアン占星術の解釈にも再三
出てくる土星や月のエネルギーのネガティブ
な干渉によるものです。)
別の時間軸では影響のない世界も
あるでしょうし、また時代も天体も
選べるので、そのあたりは高い意識に
なってから選べばいいだけの話です。
輪廻転生するような人は、そういう
仕組みがわからないレベルのまま、この
人生に戻ってくるという意識がほとんど
なのです。

さてこれまでは、彼が絶対意識の存在である
「オーム」から叡知を授かったという事
でしたが、結局彼自身はその絶対意識とは
分離した意識のまま下降していくことになり
ます。
今回は、その最初の部分を紹介して終わり
たいと思います。

「何かに引っ張られているような気がした。
~私はコアの世界を離れ、来た道を戻って
いた。眼下には大地が広がり、コアの輝く
闇が絢爛とした緑に溶けていった。下方には
、村の人々、木々やきらめく小川や滝が見え
、頭上には弧を描いて飛んでいるあの天使
に似た存在たちが見えた。連れの女性も
そこにいた。コアへの旅の間も、光の球体の
オーブになってずっと私のそばにいたのだ。
いまは再び人間の姿をしていた。~彼女に
会えたことが嬉しかった。彼女の存在に感謝
した。「いろいろなものを見せてあげます。
けれどもいずれは帰ってもらいます。」コア
の闇へ入っていくときに、言葉を使わずに
伝えられてきたメッセージが思い出された。
そして帰るということの意味が、そのときに
なって理解できた。
それは旅の出発地点の「ミミズの目」の世界
を指していたのだ。
再びその暗がりに降りていきながら、高次の
世界に何があるのかを承知していた私は、
もう以前のように狼狽することはなかった。
~泥。垂れ込めた闇。浮かんでは消えていく
無数の顔。上から垂れ下がる動脈に似た
木の根。そうしたものが、もうなんの恐怖
も呼び起こさなかった。自分はその場所
には属しておらず、ただ訪れるだけなのだと
-言葉には頼らずにすべてがわかる方法で-
わかったからだ。」
“出典:「プルーフオブヘヴン」
   エベン・アレグザンダー著
          白川貴子訳
          早川書房刊”

なんとエベンさんは、コアと一体になれ
ずに分離意識のままだったために、その
自分の意識の重みにより、低次元の
世界へどんどん逆行して、また地獄に近い
ような世界に戻ってきてしまったのです。
ただ、以前よりも意識レベルが高くなった
状態でなのですが、さてこの先エベンさん
がどうなるのか、興味津々の次回を
お楽しみに(^^)/
なんだか、昔のアニメっぽいナレーション
ですかねこれ💦

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驚異の催眠術編のまとめ

今回は驚異の催眠術シリーズのこれまでの
記事のまとめをしたいと思います。
くわしくは、元の記事が以下にあります
のでそちらをご覧くださいね。
宇宙の真理編が、当初の予定とは全く
違ってとんでもない量になってしまった
ので、ほとんどの人に真意が伝わって
いない気がするので、またこのような
シリーズ別のまとめ以外にも、総合的に
まとめて、わかりやすく伝えていくための
シリーズも作成していこうと思います。
今でも一部の方は、この私のややこしい
記事についてきていただいているよう
なので、本当に感謝していますが、できる
だけ多くの人に理解していただきたいと
いう思いで、まとめの記事も充実させて
いこうと思っています。
今回は以下の記事のまとめです。

驚異の催眠術その1

驚異の催眠術その1

驚異の催眠術その3

驚異の催眠術その4

驚異の催眠術その5 驚異の暗示

まずシリーズその1では、催眠術と聞くと
ドラマや映画などで、結構イロモノ扱い
されて出てくる事が多いのですが、それは
催眠術をかけられた人が、かかったふりを
するというような子供だましのようなもの
として、出てきたりするというものです。
これは、このような扱いをするのも一つ
の誘導なのですが、それはともかく本物
の催眠術はとても理にかなった、れっきと
した、人間の潜在能力に働きかけるもの
なのです。
それは、我々が低い脳波の時に、シータ波
という7Hz以下の状態では、ほとんど
睡眠状態または、半睡眠状態のトランス
状態に移行するのですが、その時には、
顕在意識である左脳に邪魔される
事なく、右脳が活発に働く潜在意識
のみ覚醒しています。
その潜在意識は、宇宙の無限の潜在
エネルギーや、我々の潜在能力とつな
がっているので、その意識に暗示を
与えるだけで、その力が発揮されると
いうものなのです。
このように、催眠術もとても理にかなった
ものだったという事なのです。

その2では、トムという人物が熟練の
催眠術師にかかって、多くの偽の現実
の暗示を与えられ、通常の催眠術と
同様「トムに部屋の中にキリンがいると
信じこませ、驚きで息を詰まらせたり、
ジャガイモをリンゴだと思わせて本気で
それを食べさせたりもした。」のですが
もっと驚くべきことに、目覚めた時に
自分の娘が見えなくなるという暗示を
トランス状態で受けたトムは、完全に
目を覚ましているにもかかわらず、
催眠術のかけられる以前のトムとは
違い、実の娘を見ることが全くできま
せんでした。彼本人は、そのような
暗示をかけられた事もトランス状態で
の事なので全く知らず、ただ本当に
目が覚めた状態で、これまでの現実とは
違い、実の娘を見る事が不可能になって
しまったのです。
しかも見えないだけでなく催眠術師が娘
の後ろにまわり、本来ならトムから
みえないはずの娘の背中に時計を押し
つけて、何が見えるのか尋ねると
、なんと娘がみえないトムは、娘の
身体に隠れて見えないはずの時計を
言い当ててみせたばかりか、その時計
に刻み込まれている文字まで読み込む
ことができたのです。
これは、我々の通常の感覚では、すぐ
には信じることができないものです。
つまり催眠術によりトムは、透視能力
まで発揮してしまったという事なのです。
もし、同じように別の暗示をかけられ
れば、人はもっといろんな超常的な潜在
能力を発揮できるかも知れないという事
まで、推測させられるような事例だった
というわけです。

その3では、バーゲンシュティッヒア
というドイツ人医師が、自分としては
信じていなかった催眠効果というものが、
マリア・デ・ジェロルド夫人には、
あてはまるというかも知れないという
事で、確かめようと実験をしてみたら、
本当に彼女は能力を発揮しだしたという
事です。
彼女は催眠術をかけた、このバーゲン
シュティッヒアと同じ感覚を共有した
という事を、彼は知る事になったと
いうわけです。
(この時注目したい事の1つは、この医師が
催眠術に熟達していたわけでもないという
事です)
以下がその時の夫人の能力についての
引用部分です。
「マリア・デ・ジェラルドは、次のよう
に断言している。「深いトランス状態に
はいっているあいだ、私の五感はすべて
閉ざされる。ただ閉ざされるだけでなく、
催眠術師のほうに転移される。私は彼の
耳が刺された痛みを感じ、彼の舌にのせら
れた塩や砂糖を味わい、彼の耳に近づけた
時計の音を聞くことができる。そして
彼の指にマッチが近づけられると、私も
火傷(やけど)をしそうに感じるのだ。~
~奇妙なことに、マリアはバーゲンシュ
ティッヒアとの距離が遠いほど、強く彼を
感知した。~
~さらに不思議なことに、彼女は、自分の体
と彼の体が発光性の「電気的」性質を帯びた
「紐」によってつながれていることに気づく
ようになった。」
“出典:「サイキック」
       コリン・ウィルソン著
   荒俣宏監修・解説 梶元靖子訳
           三笠書房刊 ”
これは彼女が催眠をかけた人物と意識と感覚
を共有する事を示していて、また空間の
認識も我々のものとは逆になり、遠いほど
相手との一体感を味わうという事でした。
実はこのことと、最近書いた
ビッグバンに変わる宇宙モデル
つながっているのです。
その記事では、科学的にな実験により
コンノケンイチ氏が、この我々の現実
世界では、空間は逆転・裏返しになって
いると看破しておられるという事を
紹介しました。つまりこのマリアの
遠いほど相手をより近く感じるというのは
潜在意識領域というより真実に近い領域
の意識では、空間が我々の認識とは逆転
しているという事を示しているという事
で、見事にコンノケンイチ氏の結論を
裏付けることになっているのです。
また彼女はトランス状態で、我々の
身体が、電気的な性質をおびたプラズマ
であることまで見てとることができた
という事なのです。
これについては生命エネルギーもプラズマ
という記事をご覧ください。

その4では、その3と同じくマリア夫人が
今度は、サイコメトリーという、手にした
ものの感覚とビジョンを得るという超常
能力を発揮したという事例を紹介してい
ます。
なんと彼女は海底の石になって海の重みを
感じたり、隕石になって大気圏に突入する
時の感覚まで体験する事ができてしまった
のです。なかなか信じがたいかもしれま
せんが、彼女の様子からとても演技して
いるようなものではなかったようだし、
そもそも海岸で拾った種を海草の種だと
思ったプリンス博士(このときの実験者)
がトランス状態にいるマリア夫人に
その種を渡すと、彼女は海草の種に
ついて語るのでなく、川辺の密林に
生い茂る背の高い熱帯植物について
語ったというのですが、それを
二人の植物学者に見せたところ二人
とも、それが熱帯雨林に成育する木の実で、
海岸で見つかったのは、川を流されてき
たためだろうと語ったため、彼女が
正しかったという事が裏付けられたと
いうわけなのてず。
これは確かに彼女が物質とも意識を共有
することができ、しかもその体験を
五感で鮮明に感じる事ができたという
ことなのです。
つまり宇宙の全ての物質にも意識があり、
もちろん我々のような感じ方はしないの
でしょうが、もしマリア夫人のように
一体化すれば、その物質の次元を超えた
意識を共有し、人間の感覚に「翻訳」して
体験することができるという事を示して
いるというわけなのです。

その5では、プラヴァツキー夫人の終生の
仲間だったヘンリー・スティール・
オルコット大佐についてのエピソードを、
紹介しています。
この大佐は、当初自分の暗示効果が、人々
の隠された能力を引き出し、奇跡的な
治癒を発揮できることを、自分の能力では
なく、一種の暗示によるだましの効果で
その奇跡的な治癒が発揮されると信じて
いましたが、やがて自分にその奇跡的治癒力
を引き出す力があるという事を、理解する
ようになったという事です。
彼の暗示効果によって病気や怪我を治療
された人の数はとてつもなく多人数になり、
食事の時間や着替えの時間まで、人々に
押しかけられるようになったという事
です。
そんな時彼は海水に自身を浸すことによって
エネルギーを回復したという事ですが、
これは、さきほどの私の
生命エネルギーもプラズマ
という記事で書かれている事を裏付ける
事例となっています。
そしてこの大佐の調子がよく、また暗示効果を
信じる人たちのおかげもあって、いっぺんに
12人も治療してみせたことがあったという
ことです。
その能力はすさまじく、
「部屋の一方の端にいて、他の端にいる
顔面麻痺の若いインド人に、片腕を
あげ、ベンガル語で「治れ」といった
だけでその若者を治療してしまったほど
だった。」
“出典:「オカルト」
    コリン・ウィルソン著
         中村保男訳
         平河出版社刊”
という驚異的なものだったようです。
この暗示効果は、催眠状態にある患者に
ではなく、起きている間にその暗示を
かけていた様子なので、通常の催眠術
よりも能力よりずば抜けて能力の
高いものだったようです。
もちろん患者の潜在意識に働きかけた
という点では共通しているので、この
シリーズに加えさせていただいたと
いうわけです。ここでも注目したいのは
起きている間、確かに自分の意識して
いる主体は顕在意識ですが、潜在意識
が働かなくなったのではなく、顕在意識
に、自分が囚われているだけだという事
です。だから起きている間も潜在意識と
右脳は、自覚のない部分で働きづけて
いるという事です。

以上これまでの催眠術シリーズの記事に
ついてのまとめは終わりましたが、
これからも増える可能性がありますので
増えてきたら、またこのシリーズの
まとめの記事も書かせていただこうと
思います。

驚異の催眠術編一覧

宇宙の真理編一覧

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スウェーデンボルグ

先日投稿した松果体と超常意識 その1
で、スウェーデンボルグという歴史的な
霊能力者の事を簡単にご紹介しましたが
彼が体験した霊界の領域というのは、
臨死体験者が入る領域と同一のもの
です。
つまり、人体の生命にとって危機的な
状況にならずとも、能力を開花させれば
健常な肉体のまま臨死領域の霊界に
入ることができる事を彼が証明して
くれているというわけなのです。

さてスウェーデンボルグについての簡単
な紹介をもう一度と、彼の霊体験が
臨死体験者のものと同じである事を
丁寧に解説してくれているマイケル・
タルボット氏の著書から引用させて
いただきます。
「」内が引用です。~から~は中略
という事です。

「一六八八年に生まれたスウェーデンボルグ
は、その時代のレオナルド・ダ・ヴィンチ
であった。
若い頃は科学を学ぶ。スウェーデンでも
指折りの数学者であり八カ国語を話し、
彫刻師、政治家、天文学者、そして事業家
でもあり、趣味で時計や顕微鏡を制作する
ほか、冶金学、色彩理論、商業、経済学、
物理学、化学、鉱業、解剖学などに関する
幅広い著作があり、そればかりか飛行機や
潜水艦の原型とも言えるものを発明すること
までしている。
(引用注:ひょええー歴史的なというか
ほぼ最高に近いくらいの大天才ですよねー
あらためてびっくりです)
こうした活動をしながらも、彼は毎日瞑想し
、中年となる頃には深いトランス状態に入る
術を習得した。瞑想状態の中で身体を離れた
彼は、天国と思われるような場所を訪れ、
「天使」や「精霊」と会話を交わしたのだ。
スウェーデンボルグがこのような旅の最中に
何か深遠なものを体験していたことに疑いの
余地はない。
彼のこの能力は大変な評判となり、
スウェーデンの女王からも、亡くなった
兄が、なぜ自分が死の直前に書き送った
手紙に返事をくれなかったのか調べて
ほしいと頼まれたくらいだった。
(女王ったら、お兄さんが死の床で大変
なのに、返事を要求って💦)
スウェーデンボルグは故人にたずねてみる
ことを約束し、翌日にはメッセージを
携えて女王のもとに戻ったが、その
メッセージには、女王と亡くなった兄しか
知らないはずの情報があったことを女王自身
が告白している。
彼のもとに助けを求めてくる人たちのために
、スウェーデンボルグは故人とのこうした
接触を何度か行ったが、ある未亡人には、
亡くなった夫の机にあった秘密の隠し場所が
どこかを教え、彼女がどうしても必要と
していた書類がそこで見つかるという例も
あった。~
~だが、スウェーデンボルグによる死後の
領域についての報告で最も驚くべきなのは、
それが現代の臨死体験者による描写と
いかに合致しているかということである。
たとえば、スウェーデンボルグもまた、暗い
トンネルを抜けていくこと、精霊に迎えら
れること、地球上のどこよりも美しく、
しかも時間と空間がもはや存在しない風景
のこと、愛を放つまばゆい光、そしてすべて
を包み込む平和と静穏に抱かれることなどに
ついて語っているのだ。また彼は新たに
亡くなった人が天国に到着するところを直接
見ることを許されたとも語り、彼が
「人生の書の開巻」と呼ぶ人生回想の
プロセスを彼らが受けるところも見させて
もらったという。このプロセスで、人は自分
の人生で「してきたこと、そしてどんな
人間だったかということすべて」を目の
当たりにするとも彼は語っているが、独自
の解釈も加えている。
スウェーデンボルグによると、人生の書の
開巻の際に出てくる情報は、その人の霊体
の神経系統に記録されている。したがって、
人生回想を喚起するためには、一人の
「天使」がその人の身体全体を調べる必要
があり、これを「手の指から始め、全身に
進めていく」のだという。
スウェーデンボルグは、天使たちが意思を
伝えるのに使うホログラフィックな思考
ボールについても語っており、それは、
彼が人のまわりにある「波動体」の中に
見る画像と変わらないものだという。
ほとんどの臨死体験者と同様、彼も
このテレパシーによる知識の激流は、
超高密度の情報が入った絵画的な言語で
、それぞれの画像が1000もの考え
を内蔵しているほどだと説明している。
これら一連の画像が伝達される過程は
かなり長いものになる場合もあり、それが
「数時間続くこともあって、その順序、
配列にはただ目をみはるばかりだ」という。
しかし、ここでもスウェーデンボルグは
興味深い解釈を加えている。
画像を使うほかに、天使たちは、人間の
理解を超えた概念を含んだ言語も用いる。
そもそもなぜ天使たちが画像を使うのか
というと、自分たちの思考や概念を
なんとか人間に理解させるには、多少
質が落ちるとしても、その方法しかない
からだという。
スウェーデンボルグの体験は、臨死体験の
中では、あまり語られていない要素も
いくつか裏づけている。彼は精霊の世界
ではもはや食べる必要がないことを記して
いるが、そのかわりに情報が栄養源と
などもつけ加えている。」

“出典:「投影された宇宙」
    マイケル・タルボット著
       川瀬勝訳 春秋社刊”

このあともスウェーデンボルグが霊的
領域で得た叡知は続きますが、長いの
で次回にまわさせていただきます。

さすが、一回程度の臨死体験者たちと
違って、27年間も霊的領域を体験して
きたスウェーデンボルグは、しっかりと
その領域の事を理解しているようですね。
確かに、彼が臨死体験者が経験するような
霊的領域に、何度も移行することができて
いたことがこれでよくわかりますね。
しかも客観的な理解まで、できている
ようで、天使と呼ぶような存在が、霊体の
神経系統に保存された情報を読み取ると
いうような描写は、臨死体験の当事者
の視点にはなかったものですからね。
人生回想の時に、第三者の立場で
いれたスウェーデンボルグならでは
の視点というものだったのでしょう。
思考ボールという概念もまた興味深い
ですよね、彼が人のまわりにある波動体
と変わらないものだという事ですが、
そもそも波動体というのは、いつも私が
いっている心臓を中心とした、半径
数メートルくらいのオーラ場のこと
ではないかと思います。実際、思考ボール
が情報を凝縮したものであるのと同様に
私たちの波動体(オーラ場)もなっている
という事は、やはりそこに我々の人生で
得てきた情報にあたる記憶や、魂がすで
に保持していた圧倒的な情報もそこに
保存されているとみるべきでしようね。
で、個人特有の人生の記憶は、特に
その霊体の神経に保存されているという
事ですね。
これらの知識は、プリブラムが研究の
成果として得た、「記憶は脳の中に
収まっているのではなく、もっと広い
領域に全体的に収まっている」という
結論を裏付けるものでもありますよね。
そしてその神経オーラ場に保存されて
いる記憶というのは、人が記憶を取り
出すときのような、断片的なもので
なく、鮮明な立体動画のような状態で
しかもそれを客観的に、あらゆる角度
から眺める事ができるというものの
ようです。
だから、臨死体験者は、それを人生回顧
の時に見ることができるのだという事
なのですね。
まさに、スゥーデンボルグの著書の和訳の
記述をみても、まさに科学的に彼が霊体験
を分析しているのが、よくわかります。
淡々となんの気負いも飾り気もなく、日常
の現実を語るように霊界の事を詳細に紹介
する著書を多く残してくれています。
当然ですが、精霊の世界では食べる必要が
ないということと、また代わりに情報が
栄養源だと彼は語っていますが、これは
臨死体験者も何人か、霊的領域では知識が
重要だと証言しています。
あの世では、「愛と知識」がこの世から
待っていける唯一のものともいってますが、
えーと唯一ではなく、最重要な二つという
事ですね。
特に霊的なレベルにとって重要なのは、
その愛と知識のそれぞれのレベルだという
事でもあります。
スウェーデンボルグも、地獄と天界という
ように、霊のいくコースが別れると
はっきり述べています。
ただ閻魔のような裁定者は皆無で、人は
自らの霊の重みや質といったもので、
自然とそのコースにしかいけないように
なっているらしいです。
知識はもちろんですが、愛が希薄な霊が
いかにまっすぐ地獄へのコースを辿るか
よくわかるような気がします。
スウェーデンボルグが霊体験で得た知識は
他にもありますのでこのシリーズの次回
にという事にします。
ではまた(^^)

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前世記憶(転生)について その1

今回また別の超常体験というテーマで、
みなさんもよくご存知の「生まれ変わり」
について書かせていただきます。
深く広く研究していくと、主流の科学で
「非科学的」として片付けられる超常現象
や超常体験のほとんどが、「科学的」な
ものだったという事がわかってきます。
私は、その事を徹底して神秘メッセージの
宇宙の真理編で記事にしてきました。
今さら、「前世記憶?それは非科学的だよ」
なあーんて、いうはずがありません。

その前世記憶つまり転生の裏付けとなる
事例に徹底して、厳しい調査を繰り返して
きた科学者で、最も有名で信頼されて
いるのが、イアン・スティーヴンソン教授
という人物です。
この人の凄いところは、徹底した研究の
仕方で、共同研究者たちとともに、その
前世記憶を持った子供(たいていのケース
では7歳頃までになくなるらしいです。
これって月の影響の年齢までという事
ですよね。実はこの事は別の重要な事と
つながります。また別に書かせていただ
きます。)を尋ねて現地までいき、その
証言の裏付けを徹底する事にあります。
なんとそのような事例を2000以上も
集めたというのです。
これは、まさに前世記憶が、れっきと
した真実であるという事を完全に裏付けて
いるではありませんか!
しかし、このイアン・スティーヴンソン氏
の凄いところは、これだけの証拠事例を
集めておきながら、前世記憶が転生を
裏付けるという事を主張してはいない
と明言しているという事です。
なんという謙虚さでしょう。例の
公式のアレとは比べ物になりません。
あちらは、「一見赤方偏移が遠ざかって
いる星の動きに想定できる」という
理由だけで、他の光の屈折などの可能性を
勝手に排除して、そこからの類推で
宇宙の起源とビッグバンをでっちあげて
完全な真実として、喧伝し続けて、
いつのまにか常識にしてしまうような
公式のアレとは比べ物になりません。
とにかくその謙虚で真摯な同氏の著書が
邦訳で出てましてそれが、
“「前世を記憶する子どもたち」
    イアン・スティーヴンソン著
            笠原敏夫訳”
です。これが今私の手もとにあるという
わけですね。
このシリーズではその徹底した研究ぶり
のいくつかを紹介させていただこうと
思いますが、最初はやはりこういった事例
に対して、懐疑的や否定的な人たちのために
物理的な証拠も合わせて見られる事例を
取り上げることにします。
例によって「」が引用で~から~までが
中略です。

「コーリス・チョトキン・ジュニアの事例

 アラスカに住むトリンギットの老漁師
ヴィクター・ヴィンセントが姪のコーリス・
チョトキン・シニアに向かって、自分が
死んだらおまえの息子として生まれ変わる
つもりだ、と語ったことが本例の発端に
なっている。

ヴィクター・ヴィンセントは姪に小さな
手術痕を二つ見せた。ひとつは鼻柱の
近くにあり、もうひとつは背中にあった。
その痕を見せながら姪に、このふたつの
痕跡と同じ場所にあざがあるから
(来世では)すぐ見分けがつくはずだ、
と語ったのである。
ヴィクター・ヴィンセントは、一九四六年に
死亡した。
その一年半ほど後
(一九四七年一二月一五日)、
チョトキン夫人は男児を出産した。その子は
、父親の名前を襲名し、コーリス・
チョトキン・ジュニアと名付けられた。
コーリス・チョトキン・ジュニアの体には
母斑がふたつあった。母親のチョトキン夫人
によれば、その母斑は、以前伯父の
ヴィクター・ヴィンセントが見せてくれた
手術痕と全く同じ部位にあったという。
私がこの母斑を見たのが一九六二年で
あったがチョトキン夫人の話では、生まれた
時にあった位置からはふたつとも既に離れて
しまっているとのことであった。
とはいえ、ふたつともまだかなり明瞭
であり、特に背中の母斑は印象的であった。
長さ三センチ、幅五ミリほどの大きさで、
周囲の皮膚に比べて黒ずんでおり、わずか
に盛り上がっていた。手術痕が癒えた時の
状況とよく似ており、大きな母斑の両側
の、手術で切開した皮膚を縫合する糸が
あるはずの位置に、小さな丸いあざが確かに
ついていたため、手術の痕に似ているという
印象をますます深めたのである。
 コーリスが一歳一ヶ月になったばかりの頃
、母親が名前を復唱させようとしたところ、
コーリスは腹立たしげに、「僕が誰だか
知っているよね。カーコディだよ」と
言った。これは、ヴィクター・ヴィンセント
の部族名であった。コーリスが自分のことを
カーコディだと言った話をチョトキン夫人が
ある叔母にしたところ、その叔母は、
コーリスが生まれる直前、ヴィクター・
ヴィンセントがチョトキン一家と暮らす
ようになる夢を見た話をしてくれた。
チョトキン夫人によれば、ヴィクター・
ヴィンセントが自分の息子に生まれ変わると
予言していた話をそれまでその叔母に一度も
したことがなかったのは確かだという。
 コーリスは、二、三歳の時に、ヴィクター
・ヴィンセントの未亡人を筆頭として、
ヴィクターが生前知っていた人物数名を独力
で見分けている。コーリスは、通常の手段
で知ったとは考えにくい、ヴィクター・
ヴィンセントの存命中に起こったふたつの
出来事についても言い当てているという。
また、コーリスはヴィクター・ヴィンセント
とよく似た行動特徴もいくつか示している。
たとえばコーリスは、髪の梳かし方が
ヴィクター・ヴィンセントと瓜ふたつで
あったし、ふたりとも吃音があり、船や海
の上にいることを非常に好み、きわめて
宗教心が強く、しかも左利きだったので
ある。コーリスはまた、小さい頃から発動機
に関心を示し、発動機を操作・修理する技術
も持っていた。母親の話では、コーリスは
船の発動機の操縦法を独学で習得したと
いう。コーリスが父親からこの技術を受け
継いだり学んだりした可能性はない。
父親には発動機に対する関心も発動機を
操作する技術もほとんどなかったから
である。」
“「前世を記憶する子どもたち」
    イアン・スティーヴンソン著
            笠原敏夫訳”

まあこれは間違いなく、過去の人生で
老漁師だったヴィクター・ヴィンセント
の霊または意識または魂が、このコーリス
・チョトキン・ジュニアという子に
宿ったといえる事例でしょう。
ただ懐疑派の人は、これは暗示効果だと
いう場合を指摘するかも知れませんね。
ヴィクター・ヴィンセントが、その子を
産むことになる姪に自分がその姪の息子
として生まれ変わるという事を聞いた
姪の潜在意識が、DNAに作用し、その
言葉の内容をその特有の言語として
書き込んだため、それが出産に影響した
という事だとする言い分がありますよね。
ですが、その子が、前世の知人の記憶を
持っていた事、ヴィクター・ヴィンセント
の体験の記憶や何より、性質や特技、
また身体的な癖や行動特性まで同じ
という事になれば、もはやDNAに
書き込まれたという説明だけでは、全く
筋が通らなくなる事になりますよね?
つまりやはりこの場合の結論は、霊や
魂や意識となったヴィクター・ヴィンセント
が、姪の息子の肉体に宿り、生まれ変わった
というものにしかならないと思います。
でも懐疑派なら、なんだかんだいってき
そうだなー。
たぶんそういう人は、「あり得ない」と
思い込んでいるから、むしろ妥当でない
可能性にもしがみつくのではないかと
思うのですか、いかがですかね。
また全ての人が必ず生まれ変わるという
わけではなく、この次元での転生を望んで
いたり、また肉体による生命だけが、現実
だと思っている意識または霊または魂が、
次の肉体によく宿る事になるという事
ですね。基本的にそういう人は、未来に
生まれ変わりますが、それは時間を連続
したものという認識で生きていた人に
限るので、もしそこを柔軟に捉えられる
人であれば、自分が死んだ時よりも、
過去に生まれ変わる場合もあります。
ではまた前世記憶について取り上げたい
と思います(^^)/

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臨死体験者の言葉  その24       エベンさんの証言その6


前回、絶対意識領域という到達点に
あと一歩というところまでいけたエベン
さんが、絶対的な存在に対して、
「自分はなんとちっぽけな存在だろう」と
感じてしまった事で、その領域から大きく
下降してしまう事になるわけですが、
それは絶対的な存在と自分を分離させた
ものとして捉えてしまった事が原因だった
のです。
それに対して、絶対意識として一体となった
アニータさんは、肉体に自分の選択で戻る
まで、その領域に留まったままだったという
事を前回書かせていただきました。
そしてエベンさんは、その領域から下降して
しまう前に、自分とは分離したその絶対的
存在である「オーム」と彼が呼ぶ存在から
いろいろ貴重な事を教えてもらったという
事で、今回はその事を紹介させていただき
ます。
彼がその絶対的存在「オーム」から
「オーブ」という媒介を通して、受け取った
叡知というものです。

また「」内が引用で、~から~までが中略と
いう意味です。
“以下「」内すべて
出典:「プルーフオブヘヴン」
   エベン・アレグザンダー著
          白川貴子訳
          早川書房刊”

「宇宙は一つでなく理解できないほど数多く
 の宇宙がある」

この宇宙というのは、私たちが感知観測
できる宇宙と、さらに観測できない領域まで
の空間的な全体を一つとして捉えたものが
いくつもあるという事をいっているのか、
それともアニータさんのように時間軸全て
を一体として、パラレルワールドのように
別々の時間軸として捉えたものが、いくつも
あるのかという事がはっきりしていません。
おそらく前者の空間的な宇宙の事をいって
いるのだと思われます。
というのは、彼がまだ肉体にある間に
感じていた時間に囚われていて、時空が
一体となった宇宙としては、捉えることが
できていなかったのではないかと思います。
おそらく受け取った時点では、その時間軸
として一体となった宇宙が、いくつもある
という真理を伝えられたはずですが、
エベンさんの意識のレベルでは、それを
肉体にある間の感覚で捉えて、単に
物理的な宇宙としてだけ、捉えてしまった
という事なのだと思われます。
つまりそれは時間軸として一体となった
宇宙としての数え方とは別のものになり
ます。
どうやら、エベンさんは時間としての感覚
は固定されたままで、私たちの感知できない
領域での、空間的な別の宇宙が無数にある
という解釈をしたのだと思われます。

「すべての宇宙がその中心に愛を持って
いる」
エベンさんは、高次元の意識領域に入って
以降、「無私の愛」と彼が呼ぶ、絶対的な
愛を感じていました。
そしてそれはすべての宇宙の中心にあると
いう事を、「オーム」からあらためて
伝えられたという事です。
これは真理で、高次の意識に到達した人
たちが口々に愛が本質というように伝えて
くるのは、それが真実だからという事なの
です。これも私たちが逆を刷り込まれている
事に気づかなければならないと思います。
サスペンスドラマやハロウィンなどもその
一貫です。なんて書くとまた反発をくらい
そうですが、しっかり罠にはまっている人
ほど、反発するものですからね。
ハロウィンは、もともと古来の人間を
生け贄とする悪魔信仰が原点となってい
ます。でもそんな事ほとんど誰も意識
してませんよね。でも本性が愛である事の
真逆を印象づけるのにひと役買っていると
いうわけなのです。いやあ直前かな?水を
さしてますね完全に(^^)💦
なんで逆を刷り込まれるのかって?その
理由が下記の超コアな『』内の部分に
書かれています。我々のネガティブ
エネルギーが、そのまま我々に返って
きてしまうからくりが、そこにあります。

事実、絶対意識は絶対愛と言い換えてもよく
それこそが全ての創造の中心にあるのだと
いう事です。つまりあらゆる宇宙もあらゆる
時間軸も絶対意識が自身の愛の表現として
投影したにすぎないという事なので、
それゆえ全てのものの中心に「絶対愛」が
あるわけです。

ですが、では邪悪なものはどうなので
しょう。その中心に愛を持つのでしょうか?
自身の存在のために、他の存在の命や富や
権利を奪ったり、ネガティブなエネルギー
を与えて、他の存在が中心である愛の恩恵
を受けられないようにするような邪悪な
存在は、中心に愛を持つのでしょうか?
それは全然違います。邪悪な存在そして
邪悪な意識というものは、分離された意識
そのものだという事で、それのみで完全体
というわけではないのです。
ここは非常に重要ですが、難解です。
なんとか説明しますが、わからなかったら
とばしていただいてもいいです。
そうですね、真理をとことん知ってみたい
人は挑戦してみてください(^_^)
私はそんな人とつながりたいです。
そこまで詳細でなくてもいいと思う人が
この超コアな部分を飛ばせるように、
『』でくくっておきますね

『まず絶対意識は、無限の意識のもとで
ありながら、全ての意識でもあり、また
全ての意識を創造していきます。
自身の意識と分離させた意識を創造する
事で、さらに意識の領域を広げる事が
できるので、どんどん意識を創造しよう
とします。
絶対意識の愛が投影した全ての意識が、
またそれぞれ自分の意識を投影していき、
その意識が孫意識という事になります。
そしてその孫意識もまた自分の意識を
あらゆる分離した意識として投影できる
ので、さらにひ孫の意識ができます。
(これらの分離意識は全て生命の本質
という意味でもあります。肉体=生命
ではないのです。肉体に生命が「宿る」
というでしょ?)
だんだんとそうやって無限に絶対意識から
遠ざかっていくうちに、中心である絶対愛
を忘れた意識になっていくのです。
絶対愛を意識できているような分離意識で
あれば、必ずその意識は絶対愛に回帰して
また中心の絶対愛と一体になりますが、
分離意識としての存在としては終わります。
そして絶対愛を忘却した分離意識は、
一つの意識としての経験、例えば肉体での
人生を終えると、霊的なレベルにまでは、
回帰しますが、それ以上の意識には回帰
せず、そのレベルでの分離意識に共鳴して
は、またそれを体験しようとします。
この一つのレベルが、「輪廻転生」という
ものです。もちろんこれは無限にある
多様な意識の一つのレベルでしかありま
せん。
そしてこの仕組みを知った分離意識が、
絶対愛に戻って、分離された自分という意味
では存在できなくなる事を恐れて、その
分離された意識として永続的に存在しよう
とするようになります。それが邪悪な
意識の原初のものだという事になるのです。
ただこの邪悪な意識の原初の元型と呼べる
ものには、まだ邪悪そのもののネガティブ
エネルギーが、完全にあるわけではなく、
単に分離された意識として存在し続けたい
という思いと、分離された自分を失う事を
恐れる意識があるだけなのです。
さて分離された存在が自分を失う事を
恐れて、なおその絶対愛に回帰する仕組みを
知っていた場合、自分を継続的に存在させる
のに適したエネルギーを知る事になります。
それが、「絶対愛」とは真逆の「絶対悪」と
いうエネルギーなのです。
これはいわば当たり前の事で、絶対愛に同化
する事で、一体化して回帰するわけで、その
時に分離された個としての存在もなくなる
わけですから、絶対悪では当然絶対愛とは
同化できないので、その「分離された個」
としての自分は、継続的に存在できるように
なるわけです。
これが、真理の理解の非常に大事なポイント
ですね。
ただ本来の自分が絶対愛から派生したもの
だと知るその原初の絶対悪のエネルギーを
手にした分離意識は、そのままではやがて
絶対愛に回帰していってしまいます。
(ていうか帰れよおまえ!という感じ
ですが)
だから、ネガティブエネルギーの絶対悪を
維持し続けるために、永続的にそれを
吸収していかなければなりません、
これがありとあらゆる邪悪な子エネルギー
また孫エネルギーとして、自身を投影して
いく事につながり、そこからまた邪悪な
エネルギーを受け取ろうとしていく事に
なるのです。
そしてたとえば、我々の地上の世界でも
ネガティブエネルギーが、どんどん生み出
されるような状態が最適となるという
わけなのです。これが、我々に本性が悪
などという逆の刷り込みをしたり、世の中
に悲惨な状況が生まれるように誘導して
いく本来の目的だというわけなのです。
これわかるようになるためには、そう
ですねデービッドアイク氏の訳されて
いない原著を読むのが一番かな?
とにかくこれが邪悪なものの正体なのです。
説明が、すっきりわかりやすくないかな?
でもこれ本当にあらゆる事の本質をついて
ますからね。
だから邪悪な意識そのものは、個として存在
できなくなる事を恐れたちっぽけな分離意識
を中心に持つだけのもので、絶対愛を中心
に持つ完全体ではなく、分離意識の
投影した、分離意識というだけにすぎません。
このネガティブエネルギーによる個として
の存続という仕組みはあらゆるレベルに
応用可能ですが、さらに複雑になるので
やめておきますね。
この真理は、長年の間に培った私の探究の
一つの到達点です。
わかっていただけたらうれしいです。』

さてとんでもなく超コアな事を挿入して
しまいましたが、
「そこまで必要ない!」と思われた方は
ここからまた再開です。
とにかく全ての宇宙の中心には愛がある
という事でしたね。
エベンさんも、「無私の愛」という言葉で
表現していますが、高次の意識領域で、
その愛を存分に体験できたという事です。
ですが、アニータさんのように自分自身が
愛と一体化し、自分が愛そのものだと気づく
ことは、なかったようです。アニータさん
は、全ての人も愛そのものの存在であると
いう事に気づくようになりますが、
エベンさんの場合は、自分そのものが愛と
いう事までは、気づかなかったようです。
これが、絶対意識と一体になりなかった
エベンさんのもう一つの理由だという事
になります。

さらにエベンさんは、「オーム」から
叡知を授けられましたが、その事に
ついては次回に書かせていただきます。
そしてそこから下降していく様子も
合わせて紹介できたらいいなと思います。
では(^_^)

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ビッグバンに代わる宇宙モデル


これまで、ビッグバン理論がすでに破綻して
崩壊した過去の理論だという事を再三に
わたって、正当な観測結果をもとに説明して
きました。
かなりの科学者がこのことを知っていて、
世界でもそのように理解している人も多く
なってきたと思いますが、ここ日本では教育
やマスコミによる常識をうのみにした人が
ほとんどなので、私のこれまでの記事の
ような事を知らないで
「ビッグバン理論はすでに過去のもの」
といわれてもピンとこない人がほとんど
だと思います。
そんな人は、私の以下の過去記事を読んで
いただければ完全に納得していただける
と思います。
以下の記事です。

ビッグバン説と宇宙モデルその1

ビッグバン説と宇宙モデルその2

ビッグバン説と宇宙モデルその3

ビッグバンから真の宇宙モデルへ

また先日、別の記事の件で引用させて
いただいたIndeep様という、
ネットでも超有名で、人気のあまり
ネット記事を本にして出版されている
ような方も、やはりビッグバンを否定
されていたという事をこの前初めて
知ったのですが、私のこれまでの記事
にもなかったビッグバンを否定できる
確固とした証拠を記事にしておられます。

たとえば
煙と消えゆくビッグバン理論という記事
など、他にも多数あるようです

とにかく星の数ほどある反証を全部
スルーするのが、主流の科学というもの
ですから、まあよくぞこれがいまだに
多くの人が常識としている理論で通って
いるものだと感心します。
これまで私があらゆる事を記事にして
きましたが、それらも結局常識の嘘を
見破るような記事になっているのは、
真理や真実は多くの人が思っているのと
だいぶ違って、多くの場合真逆を信じ込ま
されているという事だからなのです。

さてビッグバンに代わる宇宙モデルと
タイトルに掲げたからには、それを
披露してみせなければなりませんよね?
ではどうぞこれです

“出典:「はーとふるユニバース」様”
「え?どれ?」
だからこれですって


“出典:「末日聖徒イエス・キリスト教会の会員の聖典研究」様」”

「これってトーラスモデルじゃないの」
その通りです。
なんだか一般の人の声が聞こえて
きましたが、みなさんきょとんとなるだろう
と思って、セリフを入れてみました。
「トーラスモデルが宇宙モデルなんてそんな
事あるわけないじゃない」と普通思われる
でしょうね。

ではお聞きしますが、量子物理学では、
すでに宇宙はフラクタル(相似形)で
極大から極小まで全てトーラスのエネルギー
形態をしているという事は常識とされてい
ます。
えーとその事もきょとんな方は
宇宙エネルギーの基本形態はトーラス
という記事をご覧ください。

そこで、最先端の物理学で常識とされて
いる(主流の科学界の常識ではなく本物
の知識を求める科学者たちの間での常識
という意味です。)そのフラクタルな
トーラスとは、極大の銀河から極小の
素粒子まで同じ形態だといっているわけ
です。
さてでは、極大とは正当な意味で、宇宙大
でもあるわけです。
だから上のモデルなのです。
もちろん宇宙の果てを見たものはいません
し、証拠となるものを目に見える形で、
提示できるわけではありませんが、これは
きちんとした観測結果にもとづく結論
なのです。
それに対して、同じく宇宙の果てを確認も
していないのに、しかもこちらは数々の
観測結果によりすでに破綻している
机上の空論であるビッグバンモデルの
宇宙の方が当然、意味がないという事に
なりますよね。
だから、観測結果と宇宙のフラクタルな性質
そして、全てトーラスのエネルギー形態
である事を合わせれば、私の最初に
示したような宇宙モデルになるという事
なのです。
つまり「宇宙はトーラスの形をしていた」
という事です。

まず過去のビッグバン説と宇宙モデル
シリーズで説明してきましたように、
我々の宇宙の果てを観測すれば、遠い
位置にあるものほど赤方偏移を示して
いるという事で、これがビッグバン理論の
唯一の基盤となる証拠です。
ですが、ビッグバン理論では、あらゆる
観測結果に矛盾が生じてしまい、すでに
破綻している事はすでに説明してきまし
たが、それは赤方偏移の解釈の仕方が
間違っていたからなのです。
つまり赤方偏移は、離れて遠ざかっている
場合にのみ見られるのではなく。
光の屈折(空間の屈折)によっても観測
されるのです。
この視点がビッグバン理論では無視されて
いたため、勝手に離れて遠ざかっている
というように解釈して、ビッグバン理論
という誇大な妄想の産物ができあがった
という事なのです。
これまでの記事で紹介させていただいた
コンノケンイチ氏がいうように、光の屈折
つまり空間の屈折によって赤方偏移が
観測されるというのが正解だったと
いうわけなのです。
そしてその赤方偏移を分析すると、なんと
全ての赤方偏移は、観測場所が違っても
また観測時間が変わっても、常にその
観測者を中心としたものになっている
という事が明らかになったのです。
つまり宇宙のありとあらゆる場所がその
屈折する空間の中心になっている事が
わかったという事なのです。
コンノケンイチ氏が、このことから宇宙
モデルを考え出された時点で、トーラス
構造という概念はまだ一般的でなかった
ためなんとかグラフィックでその形態を
著書で紹介してくださったのですが
それが以下のようになります。

“出典:「宇宙論の超トリック
      暗黒物質の正体」
       コンノケンイチ著
        ヒカルランド刊”

少し小さすぎて見にくいという方は、
左端にある丸い感じの画像を拡大して
ご覧ください。
これは4方向からの観測結果をもと
にしたモデルだそうで、それが全方位
に当てはまるのが宇宙モデルだという
事です。
つまりこの4方向に広がってまた中心
に回帰してできたこのモデルが、
全方向としてあらわされるというと
それは当然トーラスの形そのものになる
ではないですか!
コンノケンイチ氏には、トーラスの概念
がまだなかったので、上記のモデルまで
の描写でしたが、我々にはすでにトーラス
モデルという、宇宙の普遍的なエネルギー
形態としての概念がありますから、
すでにお亡くなりになっているコンノ
ケンイチ氏の意志を受け継いで、私が
完成させたというわけです。
「こらこらおまえ程度のものが、なにいう
とんねん。おまえの肩書きはなんや
いうてみろ」
とまあこわい感じの方に、勝手におどされ
てみますが、さてみなさんに問いたいです
「肩書きがなかったらすごい発見をして
はいけませんでしょうか?」
という事です。別に名声とか欲しくも
ないし、どこかでこれをパクった人が
発表しても対抗して裁判とかする気も
おきません。誰か応援してくれる人が
力を持っていたら別ですが。
ただしパクった人も日の目を見ないで
しょうね。
だって、真実は徹底的に隠蔽されます
から、これくらいの規模で自由に書かせて
いただいている方が、気楽でいいですよ。
さてトーラスでは極小は極大とつながって
いるわけだから、中心でもあり全体
でもあるわけです。
なかなかイメージするのが大変かも
知れませんが、拡大していったエネルギー
は全て、ねじれて裏返しになりまたもとの
位置に帰ってきます。
コンノケンイチさんはその事に気づいて
くれていたというわけですね。
この奇妙な空間を示す宇宙モデルをすでに
コンセプトではお持ちであったコンノ
ケンイチ様の宇宙モデルの根底にある
構想を表現した記述を、同氏の著書から
引用させていただきたいと思います。

“逆転・裏返しの宇宙が「非局所性」を
出している!

この信じがたい現実を、ファンタジックの
ひと言で片付けることはできない。
ベルの定理は比類ない正確さに基づいて
おり、ボーアの予言が正しかった事を
明確に証明したからである。
筆者は「無限宇宙の正体」で、宇宙は
ミクロとマクロが逆転・裏返しになって
いると述べた。つまり逆転・裏返しの
宇宙構造こそが、量子物理学がいう
「非局所性」を現出していたのだ。
アスペの実験が示唆していることは、
私たちを含めたモノすべては、非局所
的に全宇宙へと広がっており、すべてが
一体で結び合っているという事実だった。
宇宙はメビウスの輪のように内側も
外側も存在せず、全体はクラインの壺の
ように逆転・裏返しになっている。
そして自分自身が宇宙であり、それが
また個の自分となっているのだ。”
“出典:「逆説の宇宙論」
      コンノケンイチ著
            学研刊”

最後の自分自身が宇宙であり、それが
また個の自分となっているという結論は
まさに、臨死体験で絶対意識に到達した
アニータさんの言葉と完全に一致して
いるのです。その言葉が以下です。

「それは次第に、私の身体や物質世界を
超えて広がっていき、この世の存在だけ
でなく、時間や空間を超えた別の領域まで
も広がり、同時にその一部になりました」
「私は、身体を通して表現しているすべて
の考え、感情、行動が、宇宙全体に影響を
与えるのだとわかりました。
実際すべてが一つである領域では、全宇宙
が私の延長であるように感じられたの
です。」

“出典:「DYING TO BE ME」
アニータ・ムーアジャニ著 
           hay house 刊
邦訳「喜びから人生を生きる」
    アニータ・ムーア・ジャニ著
       奥野 節子訳
      ナチュラルスピリット刊”

この境地の言葉は、他にも多くの人の証言
にもあるのでまた紹介したいと思います。
まるで禅問答のように思われるかもしれま
せんが、これが真理です。
その事をなんと物理的な理論として、また
正当な観測結果にもとずく宇宙モデルとして
コンノケンイチ氏が提唱してくれたという事
なのです。そしてそのモデルのコンセプトが
トーラスの事だとわかった私が今回、記事
にしたという事です。
つまりほとんど私は、なんにもしてません。
ただコンノケンイチ氏のコンセプトを
形態にするなら、トーラスが最適だと
気づいただけです。
トーラスの形状にも、実は大きな理由が
隠されています。それについては、また
別の記事で書かせていただきたいと思い
ます。
またコンノケンイチ氏の概念の根拠にも
なっているアスペの実験などについても、
また別の記事で説明していこうと思って
ます。
ではまた(^_^)

ビッグバン説と宇宙のモデル編一覧

宇宙の真理編一覧

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史上最高の霊媒ヒューム(ホーム)の驚異の力 その1


超意識編では、以前に20世紀最大の霊媒
アイリーン・ギャレット女史の能力について
ご紹介させていただきましたが、今度は
19世紀最大にして、史上最高と目される
ダニエル・ダングラス・ホーム(ヒュームは
自称)についてご紹介させていただきます。
この前空飛ぶ高僧ヨセフで、空中浮遊をする
聖ヨセフの事を紹介しましたが、この
ヒュームは、なんと生涯公認のものだけで、
100回以上の空中浮揚をしただけでなく、
物を勝手に動かすというテレキネシスや、
肉体伸張などあらゆる超能力を披露して
みせたのです。

このヒュームについて詳しく説明して
おられる、コリンウィルソン氏の著書
からまた引用させていただきたいと思い
ます。

“彼は一八三三年三月二十日にスコット
ランドのエディンバラ市の近くのカリー
という村に生まれた。彼の母親は高地人
(ハイランダー)で、「見者」の長い
系譜につながっており、いつも友人や親類
の死を予言していた。ダニエルは四歳のとき
 に「ヴィジョン」を見始め、他の場所で
起こっていることを「見」られるように
なった。
  (中略)
彼は繊細な子供で、よく気絶することが
あった。早くから結核も病んでいた。
明らかに音楽的な才能があり、ピアノを
上手に弾いたり、澄んだソプラノの声で
歌ったりした。記憶力も抜群で、詩や説教を
まるまる暗証することができた。
    
      (中略)

母親が死んでから、テーブルがひとりでに
部屋の中を滑り回ったり、朝食時に部屋の
あらゆる部分から物を叩く音が聞こえて
きたりすると、一家の人たちは断然不幸に
なった。
クック夫人は、悪魔をわが家にもたらした
といって甥を責め、椅子を彼にぶつけた。
バプティスト教会の伝道師がダニエルに
自分の横にひざまずいて祈りなさいと
いうと、物を叩く音が、拍子をとっている
音楽教師のように二人のお祈りに伴奏を
つけた。
もっと激しく家具が動くという現象が
起こってから、叔母は彼に別の家庭を見つけ
なさいと要請した。
世の中に出ていくのに、これ以上良い瞬間を
選ぶことはとてもできなかったろう。彼自身
の最初の「物を叩く音」(ラッピング)が
起こったのは、フォックス姉妹が心霊術流行
の口火を切る二年前の一八四六年であった
ので、一八五一年に家を出たときには、
世の中には、彼に寝泊まりする場所を提供
して彼の能力をためそうとしている熱心な
人たちがうようよいた。
 彼の能力はまもなく人の度肝を抜くような
ものであることが分かった。
詩人ウィリアムス・カレン・ブライアントを
含むハーヴァード大学派遣の調査委員会は、
自分達がその周囲に坐っていたテーブルが、
真っ昼間に、自分たちを後ろに押しやるほど
動いたばかりか、床から数インチも上に浮か
びさえしたと証言した。床は、大砲を
ぶっぱなしたときのように震動し、テーブル
は、馬が後足で立つように二本の脚で立った
。その間、ヒュームは出席者たちに自分の腕
と脚にしっかりしがみつけと命じ続けた。
これが本物であったことには何の疑いも
ない。
 ヒュームについて最終的に人を納得させる
のは、証拠の量が圧倒的に多いということ
である。彼は右(この記事の場合は上)の
ような離れ業を死ぬまで演じつづけ、何百人
-いや、何千人-という目撃者がその現象は
本物であったと保証しているのである。
ヒュームの能力は非常に強大だったので、
彼は明かりを暗くするようにと頼んだこと
は一度もなかった。必要とあれば、自分が
縛りつけられるのを許しもしたが、しばしば
彼は衆人環視の中でメインテーブルから
離れた椅子に坐り、彼が自分の手や足で
テーブルを傾けさせたり、浮かび上がらせ
たりすることができないようにさせた。
 彼は決して「雰囲気」についてとやかく
いわなかった。出席者たちは、何でも雑談
していてかまわないといわれた。
現象はテーブルの震動で始まり、その震動
は部屋全体に及ぶこともあった。彼の
能力が強いときだと、どんなことが起こる
かも分からなかった。鈴が鳴り、タンバリン
が振られ手が空中から現れてハンカチを振り
、大きな家具がまるで重さのないもののよう
に動いた。グランド・ピアノが浮きあがって
部屋を横ぎったり、椅子がその上に跳び
乗ったりした。音楽が奏でられ、水が
吹き出し、鳥が歌い、家鴨ががあがあいい、
霊の声が喋った。”

“出典:「オカルト」
    コリン・ウィルソン著
         中村保男訳
         平河出版社刊”
ヒュームについてはまだまだありますので
また別の記事に書いていきます。
とにかく偽の超常現象やトリックを見破る
事にかけても一流のコリンウィルソン氏が
本物だと断言しておられるくらい、彼の
能力は本物だということですが、ありと
あらゆる超能力を彼が発揮していたのが、
わかりますね。
水がふきだすというところなど、ハチソンの
公開したプラズマ現象の一種のようですが、
実際このような霊能力も電磁気エネルギー
を媒介としているものです。
また真空には無限のエネルギーがある
という事は、宇宙は全てまさかの真空です
という記事でも説明しているので、遠隔で
物を動かすという事も可能だという事です。
テーブルの震動で始まるという事は、やはり
波動レベルの次元で、パワーが及んでいる
という事で、まずはもっとも基本的な波動
パターンから入るという事ですね。
地震は数十Hz以下の振動数で、大きな震動
ほど、振動数が低くなるという事です。
という事は、やはりヒュームの体験している
波動が低く、霊の領域ももちろん低波動だと
いう事になります。
(この波動また振動数が低い事が、霊的領域
また高次元の領域により近い事については、
五感にもレベルがありますシリーズと
意識とトーラスその1 到達点の一つで
詳しく説明しています。)
つまりその力が最初震動となって現れたと
いうことですね。
それにしてもまったくの日常の現実そのまま
の雰囲気に突然そのような霊能力が発現する
のだから、ヒュームの能力が確かにずば抜け
ていた事を示すものですよね。

ヒュームについては、また別の記事で追加
していきます。
では(^_^)

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