インド占星術の惑星の性質と働きに
ついてご紹介していますが、
今回は土星についてです。
さていつものようにその性質と働き
について引用させていただきます。
「」内が引用です。
「土星-山羊座・水瓶座の支配星
土星は凶意が強い惑星です。奴隷や召使、
障碍者、労働者階級をあらわします。
性的に衰退した老人の星ゆえに、性別は
中性です。努力を示すの3室目と仕事を
示すの10室目にもアスペクトします。
土星の象意には、障害、病気、惨めさ、
不幸、重労働、抑圧、苦悩、困難、
悲しみがあります。これらは土星の教師的
な役割で、結果的に人は哲学性や忍耐力、
責任感や改革、自己犠牲や世俗・欲望からの
厭離、カリスマ性をもたらします。偉大な
聖者には、状態の良い土星が多く見られ
ます。シュリ・ラーマ、シュリ・クリシュナ
、ラーマ・クリシュナ、アマチなど、
土星がいずれも高揚しています。また大衆・
労働者階級を示す土星は民主主義に関わる
星です。太陽が貴族であるとするなら、
火星は専制家で、土星は民主主義者です。
マンデーンにおいて、国家がある期間に
とる政治体制について予言する場合、
これは役に立つでしょう。職業としては、
火星が関係してくれば、建築家や産業資本家
。木星が関係するならば心理学者、
金星なら芸術家、水星なら彫刻家などの
傾向があります。
トランジットの土星の位置が悪い時は
苦しい時期になります。 トランジットで
土星が12室、1室、2室に来る時期を
サディ・サティといいます。
サディサティは「7年半」という意味で、
この時期は比較的苦しみが訪れやすい時期と
言われます。また土星が平和を示す
4室(7室、8室、10室)を通過している
時期もダヤと呼ばれ、身内の不幸や平安が
奪われやすい時期といわれます。
一般象意
疾病、苦悩、悲しみ、貧困、奇形、恐怖、
遅延、否定、破壊、障害、犯罪、農業、
改革、建設、損失、安定、寿命、労働、
民主主義、奉仕、科学、伝統や常識に
基づかない行為、青色、黒色
関連職業
サービス業・重労働・肉体労働・鉄鋼業
(などの金属関連)・木工・石工・建築業
・採掘業・羊毛・皮革・刑務所・苦行者・
召し使い・乞食・詐欺師
身体
神経系統・骨
病気
関節炎やリューマチ、胆石、
虫歯など、神経・間接・骨に
関係する病気
人間関係 召し使い
色 黒
性別 中性
宝石 サファイヤ
方角 西
金属 鉄
“出典:インド占星術.com様
「惑星」より”
インド占星術は、土星をとくに強い
凶星としているという事です。
これは、古来からの西洋占星術とも
共通し、私のサビアン占星術でも
まさにネガティブエネルギーの最大の
ものとして解釈しています。
しかし最近の西洋占星術家の潮流は、
土星を厳しめの父親や教師といった
ように、学べる天体という見方が
一般的になっています。
しかし私は、研究から土星という
より、土星のリングが、テクノロジーに
より造られたもので、現在も増設、修復
している証拠画像なども紹されています。
超古代の世界中の伝承にも、土星に
リングがなかったとしているものが多く
ある事から、現在の土星のリングは、
ある時期を境に、創造されたものだと
いう見方をする研究家もいます。
その中の一人がデービッド・アイク氏
です。
私も、アイク氏の提唱されている事の
裏付けとなる情報が多く得られた事から
その土星についての見方にほぼ同意して
います。
つまり土星は、私たちの認識領域を
著しく制限するように働いているという
事です。
土星から受けるエネルギーは、古来からの
占星術家が感じ取ったように、制限・
ネガティブなものとして働くものなので、
土星のエネルギーから学ぶのは、土星の
エネルギーを受け取り、より制限された
認識や意識となるので危険だという見方を
しているのです。
そういう点で、インド占星術での解釈には
大いに共感しているというわけです。
しかも土星がもたらす奴隷などの象意が
インド占星術の解釈としてあるのも、その
土星のリングを創った、別の生命体として
の意図から言えば、とても的をついている
という事になります。
解釈を深く観ていくと、インド占星術では
土星の性質は障害、病気、惨めさ、
不幸、重労働、抑圧、苦悩、困難、
悲しみという事で、見事にネガティブ
一辺倒の性質を示しています。
ただやはり私とインド占星術とが違うのは
最近の西洋占星術家と同じように、土星を
教師としても捉えているという点です。
そして土星の状態が良い場合は、その教師的
な象意などのポジティブな側面が活かされ
聖者のようになる人も多いという事です。
しかしそれは良い状態の時という事だけで、
象意に犯罪があったり、職業に刑務所が
あったりするという意味で、通常では
学べないという事なのではない
でしょうか?
しかも民主主義という象意まであるという
のがインド占星術という事ですが、
それだと、奴隷的な意味が完全に失われ
ますし、私は納得がしにくい部分では
あります。
また現在のホロスコープを示す
トランジットで、土星が
12室、1室、2室に来る時期を
サディ・サティというという事で
それが意味する「7年半」の時期は
比較的苦しみが訪れやすい時期だと
いう事です。
インド占星術の天中殺などのような
ものでしょうか?
どうやってトランジットを見るの
でしょう?また調べておきます。
また土星が平和を示す4室(7室、
8室、10室)を通過している時期も
ダヤと呼ばれ、身内の不幸や平安が
奪われやすい時期という事です。
さて今度は土星の居心地です。
“出典:インド占星術.com様
「惑星」より”
土星が高揚と、友好という最高の
居心地の良さを示すというのが、
天秤座というのが、とてもよく理解
できます。
なぜなら私のサビアン占星術では、
天秤座では、最も意識レベルが高く
なるという解釈をしているので、
土星のポジティブな教師、聖者と
いう面にもつながるのではないか
と思います。また天秤座の支配星が
金星であるという事もまた興味深い
です。なぜなら、金星の吉意が土星の
ネガティブエネルギーを打ち消して
しまえるくらい強いと読み取れます。
つまり私の解釈するように、木星より
金星の方が吉意が強い最大の幸運の
エネルギーを持つという事も裏付けて
いる事になります。
また土星が山羊座も水瓶座も支配する
というインド占星術ですが、水瓶座
での方が、ムーラトリコーナという
二番目の居心地の良さになるという
事で、西洋占星術での解釈では支配星
である天王星の影響を受けている
可能性が、暗示されているようにも
とれますね。
つまり土星のネガティブなエネルギー
に変革をもたらすエネルギーが入り
込むという事が、この場合
ムーラトリコーナのような居心地の良さ
として現れているという事です。
また牡羊座の室に敵対と減衰があり、
最悪の居心地を示していますが、
牡羊座の意味する制限のない、衝動的な
拡大エネルギーが、土星のもたらそう
とする秩序や制限を、破壊するように
働くからではないかと思います。
しかし土星の中の秩序や制限を、衝動的に
破壊する場合、当然、犯罪や傷害などの
土星のネガティブな性質を刺激する
という事でもあるのでしょう。
さて私のラーシチャートでの土星
の位置は次の通り4室魚座です。
4室は、時期的には、良くないものの
ようですが、出生チャートには関係
ありませんね。
あと魚座での居心地というのは、
中立という事で、聖者になるわけ
でもなく、犯罪をするわけでもない
つまりは凡人という事で、良かった
・・・・のかな?
次回は、とうとうインド占星術特有の
ラーフという天体についてになります。
ではまた(^^)/