サビアンシンボルのヘキサグラム的解釈
で説明させていただいたように、この
二色の逆向きの三角形は、対称または
逆向きのエネルギーとなるということ
でしたが、これからシリーズで、実例を
取り上げながら説明していきたいと
思います。
図のように牡羊座1度を基準にして、
120度のトラインの関係にある二つの
シンボルは
獅子座1度「脳溢血の症状」
射手座1度
「共和主義キャンプファイヤーの
威厳ある軍隊」
でこれが橙色の三角形になります。
この三角形の事はこれから正トライン
と呼ぶことにします。
この正トラインのシンボルに共通する
暗示は、つまり生命エネルギーの上昇
という事です。
牡羊座1度は、生命のもとである魚座の
海から、生命が産声をあげた瞬間で、
生命エネルギーが、海から上昇してきた
というシンボルです。
獅子座1度は、生命エネルギーの中心
である心臓から、生命エネルギーの血液
が、一気に上昇してきたことにより、
脳溢血のように、頭に血が上りすぎて、
血管が耐えられないような事態に
なったことを示しています。
射手座1度は、生命エネルギーを集団
の目的の中で活かそうと、キャンプ
ファイヤーの炎とともに、自分の気持ち
を高めようとしている暗示です。
これも生命エネルギーの上昇ととらえて
もいいでしょう。
そして牡羊座1度とセクスタイルの関係
にある二つのシンボルと、対称の180度
のシンボルで逆向きの紫の三角形ができま
すが、そのシンボルは
60度にあたる二つが
双子座1度
「静かな水に浮くガラス底ボート」
水瓶座1度
「古いレンガ造りの伝道所」
です。
そして対称の180度が
天秤座1度
「突き通す針により完璧にされた蝶」
です。
これら三つが紫色の逆三角形を成して
います。
この逆三角形のことを、これから
逆トラインと呼ぶことにします。
逆トラインのシンボルに共通している
暗示は、生命をコントロールしている
内面または潜在意識へ向かうエネルギー
ということになります。
双子座1度は、水の中をのぞいている
意識というシンボルですが、水という
のは、潜在意識を象徴しています。
つまりこれは、自分自身の潜在意識に
目を向けているという意味と、知的
好奇心を満たそうとしているという
意味の二重の暗示があるということに
なります。
水瓶座1度は、宗教の布教によって、
人々の内面、潜在意識を改革していこう
という意識のあらわれです。
古いということは、その場所で、人々の
心に教えが刻み込まれてきたということ
になり、当然それは潜在意識として、代々
受け継がれてきたということになります。
そして天秤座1度は、針に突き通されて
標本になってしまった蝶はすでに生命体
ではありませんが、意識としても完成
された形となっています。
生命体としてあるうちは、潜在意識だった
ものが、肉体を離れると、それが完全な
意識となります。
もちろんこの逆トラインの潜在意識の
完成形としての意味となっています。
さて正トラインと、逆トラインのそれぞれ
に共通する意味は、生命エネルギーの上昇と
潜在意識へ向かうエネルギーということで
したが、その意味ですでに対称的であること
を証明していますよね。
そして、それが我々のいる物質的世界の
完成された形の一つの見方だということ
です。
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