サビアンシンボル徹底比較 その17   浄化のための雷雨


今回比較研究するサビアンシンボルは

水瓶座2度
「予期されなかった雷雨」
です。

このシンボルは、私の毎日の
シンボル解説でご紹介しているので
転載します。

「これこそ水瓶座が支配星天王星の
影響を受けて、既存の山羊座の社会を
変革させるための「浄化」エネルギー
だといえるものです。
雷雨は、全てを洗い流してくれる
エネルギーの象徴でもあります。
雷も雨もブラズマエネルギーつまり
電磁波の一種ですが、水瓶座のシンボル
マークのように見えますよね。
水瓶座が宇宙の巨大な電磁気エネルギー
そのものであれば、山羊座の社会を
浄化させる事も可能だという事にも
つながるというわけです。」

私は、土星の真実編で、土星のリンクが
人工的なもので、意図的に地上の人類に
対して、認識に制限をかけるエネルギー
をもたらしているという驚愕の説明を
しています。
これは、しかしアイク氏によって提唱され
たものですが、私も別の情報からも、それを
裏づけられるという事で、それが真実だと
認識しています。
つまり支配星土星のつくりあげる社会が、
山羊座のエネルギーであり、それを
土星の影響力から解放される天王星が
浄化するエネルギーをもたらすという
のが、私の解釈です。
この水瓶座2度はまさにそれを、そのまま
表現しているシンボルだといえます。

さてこれに対して松村潔氏の解釈を見て
いく事にしましょう。
松村潔氏は、土星を安定したものとして
ある程度好意的に解釈しておられます。

「」内が引用で、~が中略です。

「理想の生き方を求め、型にはめられた
生き方から逃れようとすると、古い
さまざまな習慣は崩れてゆきます。
この度数の人は、これまで頼りにして
いた何かが崩れる体験をするかも知れま
せんが、真の生き方の発掘にはそれも
必要です。~

~理想や愛や信念の証しとしてモノや
形があると安心はできますが、しかし
そのことでいつのまにか本質的な要素は
忘れられて行きます。形となり、安定
するのは占星術的には土星の作用であり
、その土星は山羊座の支配星です。

(引用注:私の解釈では、土星は私
たちの物質という認識を安定させる
てための制限エネルギーで、そこに愛
などのポジティブなエネルギーの
安定化という解釈はありません。)

一方の水瓶座の支配星の天王星は、瞬間
的なひらめきなどを意味します。

(私の解釈では、天王星は革新または
浄化のエネルギーで、しかも強い継続的
な意志というように解釈しています。
通常の占星術的な解釈でも「瞬間的」
だという解釈は少し特殊だと思われ
ます)

なぜ瞬間的かというと、ものごとが
安定して恒常的になると途端に天王星は
力を失い、安定を司る土星にその役割が
移るからです。
つまりいかにすばらしいものでも、
それが恒常的なものになると、土星を
支配星とする山羊座の管轄となるのです。
それは山羊座への退行を意味しますので、
そうしないために、天王星を支配星と
いする水瓶座2度の人は、自分を形の中
に閉じこめる安定した場所や環境、
また理念などを、ことごとく形のない砂
へと戻ような体験をするのです。」

“出典:「決定版!!サビアン占星術」
          松村潔 著
        Gakken刊”

最後の自分を形のなかに閉じこめる
安定した場所や環境、理念などを
浄化するのが水瓶座2度のシンボルの
暗示だという事で、根底にある
エネルギーの読み取りとしては、私の
解釈と共通するものがある事がわかり
ますね。
まさに形つまり物質という認識に閉じ
込めて安定させるのが土星のエネルギー
だと私も解釈しているので、それから
自分を解放させるために、この水瓶座
2度のシンボルの浄化エネルギーが
あるという事です。
ただ私は、山羊座の土星社会を浄化
するための、ダイナミックな
エネルギーをイメージしているのに
対して、松村氏は、個人の内面の
意識の浄化エネルギーとして解釈して
いる点に違いが見られるという事です。

さて、それでは直居あきら氏の解釈を
見ていきましょう。

「」内が引用で、~が中略です。
またシンボルはディーンルディヤ氏の
意訳によるものです。

「 アクエリアス二度
「予期されない雷鳴」
です。

シンボル課題
【カルマ的な出来事・危機・過去を
捨てること・未知に向かう】

~〈現実の傾向〉カルマ的現実や過去
を捨てること。

〈学習の意図〉強い意志力で危機を乗り
切ること。受難やトラブルに耐える
こと。未練を持たないこと。外部から
のプレッシャーに対応すること。

〈創造性〉上昇を心がけること。夢を
見ること。新しい環境を作ること。
客観的な分析力。行動すること。」

“出典:「定本サビアン占星学」
          直居あきら著
      魔女の家®BOOKS刊”

このシンボルに関しては、直居氏はあまり
多くの解説をしておられません。
ただ意図は明らかで、魂のカルマつまり
業の浄化、過去の浄化などを解釈の
主体としておられるのがわかります。
こちらは、土星が支配星である山羊座の
サインの影響ではなく、前世からの
カルマの浄化や、今生での過去の清算
などを示していると解釈しておられ
ます。つまり、自分の内面に対する
浄化という事で、松村氏の解釈と
共通するものがありますね。
解釈に魂という意味でのアストラル体
という、霊体の意識をひきあいに出す
直居氏らしい解釈といえるでしょう。

さて今回は水瓶座2度の「浄化」と
いう意味で三者の解釈に共通点が
見られましたが、サビアンシンボルの
原典の著者であるマーク・エドモンド・
ジョーンズ氏のこのシンボルの
キーワードを紹介しましょう。

キーワードは
「不測の出来事」
です。

不測の出来事は、浄化としての解釈
よりも不意のエネルギーなので、
コントロール不可という事を示して
いて、強制的なニュアンスがあり
ます。これは、浄化を受け身の形と
して解釈しておられる松村潔氏と
直居あきら氏の解釈に近いもので
しょう。

今回も共通点や相違点などを比較
検討する事ができたので、実りの
あるものになったと勝手に思って
ます。

ではまた(^^)/

この独特の解釈につきあって
いただいたありがたい人に
よければこれもよろしく
お願いします(*^_^*)

サビアンシンボル比較一覧

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神秘のスクエアシンボルその17    真逆の飛行状態イラスト

今回ご紹介するスクエア(90°)の
アスペクト(角度)を形成している
サビアンシンボルは

魚座10度
「雲の上の飛行家」

双子座10度
「落下する飛行機」
です。

スクエアといえば、逆または障害
のエネルギーですが、これほど真逆な
シンボルどうしの組み合わせもない
くらいですよねー(^^)💦
まさに裏向けてバラバラにしかも自由
にイメージしただけのエリス女史の
チャネリングが、いかに神秘的な
エネルギーを発揮していたかを、証明
してくれています。

これを毎日のサビアンシンボルで
すでに解説していますので
掲載しておきます。

「今日の太陽のサビアンシンボルは
魚座10度
「雲の上の飛行家」
です。
これは魚座が、宇宙意識の流れの
完成形という事で、高い意識レベルを獲得
したという事です。
つまり潜在意識の海の中でも高い意識の海
にいて、自由になっている様子を示して
いるのが、この飛行家だという事なのです。

逆向きのエネルギーの90度のシンボルは
双子座10度
「落下する飛行機」
です。

双子座10度の落下する飛行機は、世間に
染まるために、人々の意識に埋没する
という事や、誘惑や欲に負けて堕ちて
いく意識などを象徴しています。
これは高い意識レベルを保って空を悠々と
飛んでいる、魚座のシンボルとは逆の
エネルギーであることがわかりますね。」

というわけで今回も、サビアンシンボルが、
アスペクトの意味通りでつながっている事
の例をイラストつきでご紹介しました。

では(^^)

神秘のサビアンアスペクト一覧

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天球の音楽とピタゴラスその2改    ピタゴラスの定理だけじゃない!


これは再投稿になりますので、読み切り
です、しばらくして再度読まれる場合は
上の画像をクリックして一覧からお入り
くださいね(^^)/

前回の記事「天球の音楽とピタゴラス
で、ピタゴラスが天球の音楽を歴史上
初めて聴いたというお話をしましたが、
そのときに、すでにピタゴラスは
これまた歴史的な偉業となるドレミ
ファソラシドの音階を発見していま
した。その時の経緯を紹介してくれて
いるサイトから引用させていただき
ます。冒頭にピタゴラスは、世の中の
ものを数学で解き明かしたいと考えて
いたと説明されいますが、正確には
ピタゴラスは、宇宙は数字で出来て
いるというコンセプトを持っていた
ので、全ては数学的に説明できるはず
だという信念を持っていたということ
です。

“ピタゴラスは、世の中のいろいろな
ものを数学で解き明かしたいと考えて
いました。まず彼は、音を出す「弦」と
その長さに注目します。弦とは、
代表的な楽器だとギターやバイオリンに
張ってあるもののことで、弾くと音が鳴る
糸状のものが弦です。弦はその長さに
よって、弾いたときの音が変わりますが、
まずピタゴラスは、ドの弦の長さを1と
した場合、1オクターブ高いドの弦の長さ
の比は、1/2であることに気づきました。

さらにそこから、弦の長さには美しく
響きあう比があることに気づきました。
彼はこの発見により、弦をいろいろな
長さにして、相性のいい音色を探そうと
努力します。例えば、1本の弦の長さを
2/3にしたときの音色は、ドの音色と
非常に相性が良く、美しく聞こえたため、
2/3の長さの音色をソとしました。
このようにしてピタゴラスは、弦の
長さを調節することで、1オクターブの
中に、相性よく聞こえる複数の音を発見
してきます。この相性のいい音=協和と、
その逆にあたる不協和の現象の発見が
もととなり、ドレミファソラシドの音階は
生まれていったのです。”
“出典:「進路のミカタ」様
音楽家ではない!? ドレミファソラシドを
つくったのは数学者だった?
より”

これは音と音の調和に対して、
ピタゴラスが優れた感性を持っていた事
を示すエピソードです。それも人類の
歴史の中でずば抜けていたという事です。
人の耳に心地よい、美しい音の調和と
いうものを感じる感性を彼は、とんでも
ないレベルで持ち合わせていたという
事なのです。
しかも彼が凄いのは、それを自然法則の
根底にある数学につなげていったところ
にあるわけです。
事実、古代より近代にかけて、いや現代でも
音楽を数学的な比率関係で理解するように
なっているのは、全てこのピタゴラス
のおかげといえるのです。

その音楽と数学の関係を発見した彼の
エピソードを今度は鏡リュウジ氏の
著書から引用させていただきます。
ピタゴラスにまつわる伝承やその影響
をまとめたキティ・ファガーソンの論述
ということです。

“天球の音楽に興味を持つ僕たちにとって
重要なのはここからだ。

 竪琴(リラ)をかき鳴らし、なぜ美しい
音を立てる弦の組み合わせもあれば、
そうでない組み合わせもあるのか考える
うちに、ピュタゴラス(あるいは彼に
励まされ、触発された人々)は気づいた。
リラの弦の長さと音の聞こえ方の関係は、
決してでたらめなものでも偶然の産物
でもないのだ。音のハーモニーの
根底をなす比は、じつに単純な規則に
基づいている。

そう、人間の耳に美しく(魂によって)
聞こえる音程は、数学的な規則、つまり
比例関係に基盤を持つ。
    (中略)
 
驚くべき閃きの瞬間が訪れ、ピュタゴラス派
の人々は、一見すると多様で混沌とした自然
がその裏にパターンと秩序を秘めていること、
そして我を通してそれを理解しうることを
知った。言い伝えによれば、宇宙が理に
適っていることを発見したとき、彼らは
文字通り、そしてまた比喩的な意味でも
思わずひざまづいた。”

“出典:「占星術の文化誌」
       鏡リュウジ 著
         原書房 刊”

上の説明を見ると、音階を発見したのは
ピタゴラスなのか、その弟子たちなのかは、
わかりませんが、天球の音楽が聞こえる
ような感性を持つピタゴラスが、
音階を発見する感性を有していたとする方
が妥当だと思います。

とにかく自然界は数学的に秩序だった
パターンになっている事を、音階の発見に
より感性を発達させた事により発見した
という事です。
つまり自然界は数字的な比率のパターン
によって秩序づけられているという
わけです。
実際にギリシャ時代に発見されていた
神聖幾何学は、現代においてなお貴重な
知識だし、これまで黄金比についてみて
きたように自然界は、黄金比と関係の深い
比率で支配されているという事も、
ギリシャ時代にすでにあったコンセブト
なのです。

次回はピタゴラスが天球の音楽を聴いた
時のエピソードです。

こちらもたまによろしくですm(_ _)m

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神秘のサビアンセプタイルその2     喜びをもたらすアスペクト



前回、最近注目されるようになって
きたアスペクトであるセプタイル
(51.4度)という角度について、
ご紹介しました。
これは、とても良い相性を持つもの
同士というアスペクトで、喜びを
もたらすアスペクトという事です。
前回このアスペクトについて詳しく
説明しましたが、今回も最後にその
説明を、掲載させていただきます。
占星術に詳しくない方には、ピンと
来ないアスペクトでしょうから、
丁寧に解説してありますので、また
最後を読んでから、今回の実例をご覧
いただいてもいいと思います。

今回ご紹介するのは
乙女座7度
「ハーレム」
から見て、両サイドのセプタイル
(51度か52度になります。)
にあたるのが、

51度で
天秤座28度
「輝く影響の最中にいる男性」

また逆サイドの52度で
蟹座15度
「ありあまるほどの食事を楽しんだ
グループ」
です。

これらは確かにお互いの相性がとても
良い事がわかりますね。
乙女座のハーレムは、個人的な享楽
という意味では、恵まれた環境にある
わけですが、その恵まれているという
要素が蟹座15度の豊かな食事を楽しむ
事につながるわけです。
こちらの場合は、個人ではなく集団で
喜びを共有しているという点が違い
ますが、アスペクトにポジティブな
つながりがある事は充分に証明できた
わけです。

また乙女座7度のハーレムは個人と
しては、欲が満たされ満足した環境
にいるわけですが、個人的な満足と
いう意味でつながるのが、
天秤座28度の輝く影響の中にいる
男性だという事です。こちらは、
自分の欲望を満足させている乙女座
と違い、もう少し高い領域での、
意識を満たしている状態ではあり
ますが、個人的な満足という意味で、
やはりしっかりとつながっている
というわけですね。
というわけで、今回もセプタイルの
アスペクト(角度)で、サビアン
シンボルが、その意味通り相性の良い
意味でつながっている事を表現して
くれているという事を紹介できました。

実はあちこちでセプタイルのつながり
の好例を見つける事ができて、一つ
だけおまけに紹介しておきますね。

双子座19度
「大きな古典書物」

獅子座11度
「大きな樫の木にあるブランコに
         乗る子供たち」

この二つが52度のセプタイルの
関係にあるわけですが、大きなと
いう言葉からしてつながっている
のがわかりますね。
双子座11度の古典書物は、時間を
越えて伝わる叡知を示していて、
後の世代に良い影響を与えてくれ
ます。
同じく獅子座11度の大きな樫の木
も長い間生きてきて、世代を越えて
生命に恩恵をもたらしてきました。
やはりこれも時間を越えて恩恵を
もたらすという事で、双子座19度
のシンボルとつながっているのが
わかります。
という事でおまけでまた一つ、
セプタイルのつながりを示している
サビアンシンボルを、ご紹介でき
ました。

では前回のセプタイルについての
説明を再掲載しておきますねー。

マイナーアスペクトの中で、
とても重要視されはじめている、
セプタイル(51.26度)をご紹介
します。
これは全天360度を7分割して
できるアスペクトで、つまりは
7分の1の角度だという事です。
アスペクトとして、ホロスコープなどに
表記される場合は、1/7またはSeと
なります。

またその倍数をバイセプタイル2/7
(102.52度)
3倍をトリセプタイル3/7
(154.18度)
といいます。

このアスペクトについては英国占星学
教科書という本に詳しく説明されている
ので、引用させていただきますね。

「数字の七はとても重要な数で、宗教的
な文献にはこれを扱ったものが多い。
数字の七は、カルデアの七人の天使、
黙示録の七人の天使、七つの王冠と
七つの教会、そして一週間の曜日などに
例が見られる。七のシンボリズムは、
自分には人生からの最高の贈り物が
与えられていること、そして成長と
発展へと向かう精神の旅に出るのだと
いう認識を示す。同じくセプタイルは、
自分にとってたいへん喜びをもたらす
何かを見つける、すぐれた能力を
示す。
占星術家はハーモニクスの手法で、
第五と第七のハーモニックを用い、
自分が持つ才能とそれが開発される
かどうかを見分ける。」
“出典:「英国占星学教科書」
    コーディリア・マンサル著
         青木良仁/訳
     魔女の家®BOOKS刊”

つまりは、セプタイルは喜びをもたらす
何かを見つける能力を示すという事で
ポジティブなエネルギーだという事
ですね。
最後の第五と第七のハーモニクスと
いうのは、第五のハーモニクスが
つまりは1/5のクインタイルや
2/5のバイクインタイルを指して
いて、第七のハーモニクスが、この
1/7のセプタイルや2/7の
バイセプタイルなどの事を示している
という事で、これらのアスペクトが、
活かされ合う関係だという事なのです。

7という数字は、数秘術でも神秘性、
霊性を示す数で、これを生命数などに
持つ人は、五感を越えた領域に強く関心
を持って、研究に没頭するような場合も
あるとの事です。

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よろしければ(^^)/

神秘のスクエアシンボルその18      ひそむ危険イラスト


今回ご紹介するスクエア(90°)の
アスペクト(角度)を形成している
サビアンシンボルは

天秤座19度
「隠れている泥棒集団」

山羊座19度
「大きな買い物袋を下げた
        五歳の子供」
です。

スクエアのアスペクトは、逆または
障害のエネルギーになりますが、
これもとてもわかりやすいシンボル
どうしのつながりですね。

五歳の子供は、まだ弱く手に持った
荷物や預かった財布などを守る力が、
ほとんどありません。
そこへ隠れている犯罪集団が、襲い
かかかったら、あっという間に奪われて
しまうでしょう。
もちろんそれが見つかったら、彼らは
罪に問われ、逮捕される事になるので、
双方にとって危険であり、また障害
であるという組み合わせというわけ
なのです。

この天秤座19度の泥棒集団は
単に悪いものというだけの意味に
見えますが、実は占星術的には、
さらに奥深い意味として、読み取れる
のです。
その事をすでに毎日のサビアン
シンボルで説明しているので、転載
します。

「今日の太陽のサビアンシンボルは
天秤座19度
「隠れている泥棒集団」
です。
このシンボルは、一つ前の天秤座
17度の「逮捕された二人の男性」
と見事に意味がつながています。
これもまたよくあるサビアンシンボルの
神秘のなせるわざですね。
これは天秤座17度のように、潜在
意識のルールを社会に持ち込もうと
すれば、逮捕されてしまうので、仕方
なく隠れているという事を示している
のです。
自分としては、潜在意識にあるものを
世間に対して表現したいと思っているのに
それを社会が許さないという事も暗示
しています。
まあ簡単な例を挙げれば、戦争をしている
最中で、さらに国民の戦意を高揚させよう
としている国家で、平和の歌をメッセージ
として届けたいミュージシャンたちがいれ
ば、ちょうどこのシンボルがあてはまる
ことになります。」

このようにイラストでの意味の取り方とは、
全く別次元の解釈もできてしまうという
わけです。

そして山羊座19度の解説もまた奥深い
ので転載します。

「今日の太陽のサビアンシンボルは
山羊座19度
「大きな買い物袋を下げた
        五歳程度の子供」
です。
また子供が出てまいりましたね。
山羊座15、16、17度と子供が
シンボルにあらわれて、この19度
にも出てくるというのは、逆にいかに
サビアンシンボルのチャネリングが、
神秘的に確かなものであるかという
事を示しています。
今回の子供も、やはり山羊座の影響を
強く受けています。
買い物という、親からの指示に素直に
従っている子供を示し、それがまた
大きな買い物袋を下げている事から、
その義務が重荷になっているという
事です。
親は子供に対して、ある程度支配的な
立場にもなれるという事から、これは
大人の社会を暗示しているのだと
思います。
私たちは、社会的な責任(重荷)を
背負い、自分に対しての社会からの
支配的な抑圧や制限に耐えていかな
ければならない一面があるという事を
示しているシンボルだともいえます。
つまり、義務を果たしていくという
エネルギーを意味しているというわけ
ですね。」

つまり深い意味でいえば、社会に対して
異種の意識を持ち込もうとしているのが
天秤座19度で、
逆に社会の義務や、責任を果たそうと
努力しているのが山羊座19度
となるわけです。
しかし、この深い意味どうしでも、この
二つのシンボルは逆の意味となっている
から不思議ですよね。
というより、サビアンシンボルが確かに、
占星術的なエネルギーを表現している事
を証明しているという事です。

ではまた(^^)

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サビアンシンボル徹底比較 その16      集合意識の強制?


今回比較検討するサビアンシンボルは

蟹座5度
「列車に破壊された自動車」
です。

前回の蟹座2度の時にも、ご説明
しましたが、宇宙には、ポジティブな
エネルギーもあれば、ネガティブな
エネルギーもあります。
私のシンボル解釈はそのエネルギー
をそのまま解釈していったもので、
個人としてのエネルギーに変換される
時、個人に届けられる10天体の
シンボル全ての総合エネルギーや、
そのアスペクトやシンボルのオーブ
(許容範囲)も含めた調整がされる
ので、単独のエネルギーがそのまま
個人に投影される事はありません。
なので、私は、毎日のサビアン
シンボルの解説のように、シンボル
そのもののエネルギーについての
解釈をしていっているというわけ
なのです。
ですが、もっとわかりやすいのがいい
という方々のために、個人的な影響として
のサビアンシンボルを、簡略化して
説明しているのが、あなたのサビアン
シンボルというシリーズになるわけ
です。まあ個性をイメージさせるのに
助けになるものなので、それをそのまま
受け取る必要はありませんが、参考には
なると思います。

さて私は、そのように純粋な宇宙
エネルギーとしてのサビアンシンボルと
いう観点から解説しているのに対して、

松村潔氏と直居あきら氏は、個人的
な意味を含めて解説しておられます、
なので、いくぶん私の毎日のサビアン
シンボルの解説よりは、好意的な解釈
になっているものと思われます。

では蟹座5度
「列車に破壊されて自動車」の私の
解説をまず転載します。

集合意識の強制力の最後のぶり返しの
ような、気持ちの良くないシンボルでは
ありますが、月の弱肉強食の生命システムが
人類社会では、自然に対するエゴに変わり
機械化文明を生み出し、自然破壊につな
がっていることで、このような惨事を
生み出したという暗示ですから、現代文明へ
の警鐘のようなシンボルでもあります。
列車はしかし、集合意識の象徴で、自動車
は個人の乗り物だということになると、
やはり集合意識に打ち砕かれてしまう個人
という、蟹座序盤の月の暗示がここでも
活きています。

つまり蟹座の支配星である月が集合意識を
表していて、その影響により、個人の
意識が抑圧されている事が、この電車
(集合意識)に破壊される自動車(個人の
意識)という事なのです。

さてこれに対して松村潔の解釈はどう
でしょう。

「」内が引用で、~が中略です。
また()内は私の引用注という事です

「蟹座の第1グループは、個人を超えた
より大きな価値基準の中に吸収される
という、蟹座の生き方としての姿勢を
はっきり打ち出すとともに、この目的の
ために個人のプライドを捨てるプロセス
が進行します。5度では、この最後の
仕上げのようなシンボルが進行します。

(奇しくも私の解説と酷似している
部分がこれですね。なぜ蟹座5度
なのに最後の仕上げというのか、
それは、月のネガティブな影響は
双子座の終盤から始まっていて、
ネガティブなエネルギーという意味
では、双子座の終盤と蟹座の序盤が
最も大きいという事なのです。
ちなみに、双子座終盤のネガティブ
エネルギーというものを象徴している
ものを一つあげれば、双子座28度の
「破産宣告された男性」という
シンボルがそれにあたります。)

「列車」は多くの人が乗るという意味
で集団性であり、4度のシンボル
(蟹座4度「ネズミと議論する猫)も
参考にすれば、この「列車」の中には
たくさんの「ネズミ」が乗っています。
「自動車」は個人の運転でどこにでも
行くことができる、個人を守る金属の
箱で作られた乗り物であり、それは
個人としてのエゴを象徴するものです。
個人を表す「自動車」は、自分の
行きたい方向に走ろうとして、思い
切って「列車」の線路を横切ってしまい
、大破してしまいます。~
~ここでは決定的に個人が蟹座という
集団的な価値へ吸収される事態を示して
います。」
“出典:「決定版!!サビアン占星術」
          松村潔 著
        Gakken刊”

今回のこの松村潔氏の解釈は、久しぶりに
私の解釈とほぼ一致するものとなって
いますね。集団意識による個人意識の
抑圧という事てす。

では直居あきら氏の解釈はどうでしょう。

「」内が引用で~が中略です。
シンボルはディーン・ルディヤー氏の
意訳によるものです。

「キャンサー五度
「踏切で車が列車とぶつかる」

シンボル課題【個と集団の不一致・
個のエゴの敗北・挫折】

このディグリーの人は環境との不一致を
乗り越えることが大きなテーマになろう。
個の場合の環境とは職場などのグループ
、家庭や社会制度を指す。この人には
自己のエゴを持って、こうした集合を従属
させようとする意志があるが、それは個
の敗北に終わる。~
~しかし個が集団に圧迫される状況は辛い
ものである。時には自己のアイデンティティ
を失う状態になる危険がある。~
~しかし、アストラル体レベルからは
落ち込む、苦しい思いをするときほど、
エネルギーを貯めることができるもので
ある。ちょうど水に潜るように、時が
来れば解放されるようになるだろう。」
“出典:「定本サビアン占星学」
          直居あきら著
      魔女の家®BOOKS刊”
これも私と松村潔氏とほぼ同じ、集合意識
による、個人意識(エゴ)の抑圧という事
ですね。
最後のアストラル体というのは、直居あきら
氏の解説ではおなじみの、魂とほぼ同じ
意味のものになります。
魂の学びのために、この世に生まれてきて
、サビアンシンボルによって鍛えられ、
また魂に回帰するというコンセプトを
基にしておられるという事ですね。

今回は三者ともにほぼ、意見の一致を見ま
したが、これもまた比較研究の一つといえる
でしょう。逆に解釈の裏付けに互いがなって
いるという事です。

さていつものようにサビアンシンボルの原典
である、マーク・エドモンド・ジョーンズ氏
の、シンボルキーワードを見てみましょう。
「分散・四散」という事ですが、これは
自動車が破壊された様子を示していて、
ジョーンズ氏の解説を読んでいくと、個人
のむこうみずな行動か、個人の突出した才能か
を表しているという事です。
ただ分散・四散という言葉からは、むこうみず
な行動としか、とれず個人のエゴを強調して
いるだけのような気がします。
ここからは、蟹座の集合意識による抑圧の
意味は感じとれませんね、逆にジョーンズ氏
の解釈が、今一つ浅いような気もします。

また他のサビアンシンボルについても徹底
解釈していく事にしまーす(^^)

サビアンシンボル比較一覧

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神秘のオポジションその14   イラスト 全て好対称の二人


今日はオポジション(180°)の
アスペクト(角度)を形成する、
サビアンシンボルをご紹介します。

牡牛座16度
「神秘を証明するために虚しい
         努力をする老人」

蠍座16度
「突然笑顔になる少女」
です。

これらの2つのシンボルが、対称的
な意味である、オポジションの位置に
意味通り配置されているのです。
神秘というより、これはもはや神
としかいいようがありません。
裏向けてバラバラにシャッフルした
ものが、360枚のカードの中で
このような関係になる事は、ほとんど
無理であるばかりか、イメージは文字
通り無限なので、完全に神の領域で
あるとしかいえません。これまで見て
きたように、このような事が無数にある
のがサビアンシンボルというものなの
です。

上の二つのシンボルを見ていきましょう。

牡牛座16度と、蠍座16度は、それぞれ
老人と少女です、年齢、性別、また表情、
感情など全てが、好対称になっているの
です。
これだけ完璧だともうお手上げですね。

牡牛座16度は、サインの中盤の度数で、
対抗の蠍座の影響を受けています。
蠍座の支配星は冥王星で、自分の核への
回帰つまり、人生の終盤を象徴する天体
ですが、本来個人の成長途上にある
若いイメージの牡牛座に、この冥王星を
背景にした蠍座が入り込んできたために、
老人のシンボルになったのだという事
なのです。
しかもこの老人、神秘を他人と共有したい
ために、一生懸命他人に証明しようと
しますが、忙しい人々はそんな事に
かまってられません。そんな孤独な晩年
を示しているのが、この老人だという
事なのです。
困っても悩んでもいませんが、伝えよう
として、努力している点が、なんだか他人
だとは思えない私でした。いやまだ老人
じゃあ全然ないですよー💧

蠍座16度は、これまたサインの中盤の
度数で、対抗の牡牛座の影響を受けて
いるので、本来自分の核への回帰の
ような、老成した意識を持つ蠍座が、
若い意識を持つ牡牛座の影響を受けて
いきいきとした少女のシンボルになって
いるのです。
このように中盤の度数で、互いのサイン
の影響を受けているところまで
見事に好対称という事です。
そしてこの蠍座16度の少女は突然
笑顔になっています。きっといつでも
心の中が新鮮で、笑える準備ができて
いるような、いきいきとしたエネルギー
を持っているという事なのです。
まさに牡牛座16度の苦悩している
老人とは好対称というわけですね。

このようにありとあらゆる面で好対称な
サビアンシンボルが、見事にその意味
通りのオポジションに配置されている
という好例をご紹介しました。

ではまた(^^)/

神秘のサビアンアスペクト一覧

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神秘のサビアンセプタイル(51.26度)喜びをもたらすアスペクト



さて今回はマイナーアスペクトですが、
近年世界中の占星術家で、とても重要視
されはじめている、
セプタイル(51.26度)という
アスペクト(角度)をご紹介します。
まずはセプタイルの説明をしますね。
これは全天360度を7分割して
できるアスペクトで、つまりは
7分の1の角度だという事です。
アスペクトとして、ホロスコープなどに
表記される場合は、Seまたは1/7と
なります。

またその倍数をバイセプタイル2/7
(102.52度)
3倍をトリセプタイル3/7
(154.18度)
といいます。

このアスペクトについては英国占星学
教科書という本に詳しく説明されている
ので、引用させていただきますね。

「数字の七はとても重要な数で、宗教的
な文献にはこれを扱ったものが多い。
数字の七は、カルデアの七人の天使、
黙示録の七人の天使、七つの王冠と
七つの教会、そして一週間の曜日などに
例が見られる。七のシンボリズムは、
自分には人生からの最高の贈り物が
与えられていること、そして成長と
発展へと向かう精神の旅に出るのだと
いう認識を示す。同じくセプタイルは、
自分にとってたいへん喜びをもたらす
何かを見つける、すぐれた能力を
示す。
占星術家はハーモニクスの手法で、
第五と第七のハーモニックを用い、
自分が持つ才能とそれが開発される
かどうかを見分ける。」
“出典:「英国占星学教科書」
    コーディリア・マンサル著
         青木良仁/訳
     魔女の家®BOOKS刊”

つまりは、セプタイルは喜びをもたらす
何かを見つける能力を示すという事で
ポジティブなエネルギーだという事
ですね。
最後の第五と第七のハーモニクスと
いうのは、第五のハーモニクスが
つまりは1/5のクインタイルや
2/5のバイクインタイルを指して
いて、第七のハーモニクスが、この
1/7のセプタイルや2/7の
バイセプタイルなどの事を示している
という事です。

7という数字は、数秘術でも神秘性、
霊性を示す数で、これを生命数などに
持つ人は、五感を越えた領域に強く関心
を持って、研究に没頭するような場合も
あるとの事です。
そりゃそうですね私が生命数7
(1966年9月21日生まれ)
なので、まさに神秘研究などをする
事になるわけです。

さてそんな神秘的アスペクトである
セプタイルをサビアンシンボルで見たら
すぐに、一番上の画像の関係を見つけ
ました、セプタイルは51.26度
なので、51度と52度を見ればいい
というわけです。
(またはどちらか一つでもいいし、
許容の53度、50度なんかも当然
含まれます。)

つまり蟹座12度
「メッセージを持った赤ん坊をあやす
           中国人の女性」
から見て、

51度が
乙女座3度
「保護をもたらす二人の天使」

52度が
乙女座4度
「白人の子供達と遊ぶ黒人の子」
というセプタイルのアスペクトに
なります。

これは全てがポジティブなつながり
であるという事は明らかですよね。

アスペクトのイメージを膨らませて
いただくために簡単に説明しておきま
すね。

蟹座12度のメッセージを持った
赤ん坊というのは、叡知を天界や
高次の領域で受け取って、生まれて
きたという事になりますね、そうする
と、セプタイルの乙女座3度の天使が
そのメッセージを持たせたという
イメージができます。
また蟹座12度の赤ん坊のメッセージは
当然人類に幸福をもたらすはずのもの
なので、博愛というメッセージであれば
世の中の平和や豊かさに通じますよね。
そこで、乙女座4度の人種を越えた
交流をしている子供達という事になる
わけです。また赤ん坊が成長しての
子供という意味でもつながりますね。

というわけで、セプタイルという神秘的
なアスペクトにおいても、サビアン
シンボルは、つながっているという
事がわかったという事です。

しかもまだ終わらない
バイセプタイル(2/7)の102.52
つまり102度と103度でも神秘的な
つながりがありました💦

蟹座12度から見て
102度が
天秤座24度
「蝶の左側にある三番目の羽」
103度が
天秤座25度
「秋の葉の象徴が伝える情報」
という事で、簡単に説明
しますと、
天秤座24度が、霊的の象徴である
蝶の、左側(人間でいえば、高次の
領域につながる右脳にあたります)
の3番目の羽なので、3が統合を
象徴する事から、高次元の領域と
自分を統合させるといえますね、
そうなると、蟹座12度の赤ん坊の
高度なメッセージにつながります。
天秤座25度の秋の葉の情報も
そのメッセージにつながるもの
があります。
なんとバイセプタイル2/7
でもサビアンシンボルはつながって
いるのです。

まさかと思って154.18度(2/7)に
あたるトリセプタイルもみてみたら
155度が
射手座17度
「復活祭の日の出の礼拝」
と出ました。
もはや説明不要でしょう。
第七のハーモニクス、1/7の倍数
のつながりは、サビアンシンボルでも
明らかになったというわけです。

ではまた(^^)

神秘のサビアンアスペクト一覧

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土星の運気からの脱却 トランスサタニアンの運気の流れ

図1

図2

これまで図2の運気の流れをベースに
10天体の影響する年齢域について

月の保護の運気から太陽の意識の
運気への流れ改微加筆

という記事を書いてきました。
その第3弾として、この記事では
土星の内側へのネガティブエネルギー
からの脱却のための、天王星から
冥王星までのトランスサタニアンの
運気の流れを、説明させていただきたい
と思います。

私は、土星の真実編一覧の一連の記事で、
土星が、自然現象とは全く別の干渉の
仕方で、土星の軌道の内側に向かって
、ネガティブエネルギーをもたらし、
私たちの地球の生命体にも、それを
届けているという事を説明しました。
正確にいうと月もそれにひと役買って
いて、土星のエネルギーを受け取り、
それを増幅して、またそれを地上に
届けているという、アイク氏の見解を
支持しています。
月の働きについては、真実の月編一覧
の一連の記事でご説明しています。

土星のネガティブなエネルギーに
ついては、必要な制限だとか、教訓
だとか、とにかく自然体であるもの
には全てポジティブなエネルギーが
存在しているという概念で、現在の
日本の占星術家のほとんどの方が、
見解を一致させている中で、私の土星
と月に対する見解は異端であるといえ
ましょう。しかし、古来からの占星術
家は、逆に土星を不幸の星、不運の
星としてのみの見方で、ほとんど見解
を一致させているのです。
これは、私が土星の真実 その1 
太古の姿
で説明させていただ
いた事が、その理由になると思います。
現在の占星術家の方々の概念は、しかし
土星のエネルギーが自然体のもので
あるという事を前提にしておられる
のですが、私が土星の真実編の記事で
ご紹介してきたように、土星のエネルギー
は、自然体のものとして、地上に届いて
いるわけではなく、なんらかの知生体の
影響を受けて、意図的に届けられている
という事なのです。
多くの占星術家の方の中でも、土星を
必要な自然エネルギーとしながらも、
エネルギーをとてもよくみてとって、
その性質を言い表してくださってるのが
松村潔氏の次の土星の説明です。
自身の事は著者と呼んでおられます。

“そこで著者は太陽をライオン、土星を
ライオンの檻という言い方をします。
太陽の力は土星の柵まで行くと、力尽きる
のです。
逆にこの柵がなければ太陽の力をどの
ような方向に向けていいかわからない
のです。 
  ~中略~
土星は否定法で、してはならないこと、
従わなくてはならないルールなどを
決める天体で、それは太陽の創造力を
禊ぎするので、太陽は作る、土星は減らす
という正反対の作用を持つ天体として、
両方協力しあうことでうまく機能している
と考えるとよいでしょう。”
“出典:「決定版!!サビアン占星術」
         松村潔 著
           Gakken刊”

意図があるなしに関わらず、純粋に土星の
影響を観てとって、私の見解とほぼ一致
しているのが、とてもありがたいので、
再掲載させていただきました。

さてこのような土星のエネルギーは、土星
の軌道の内側に向けたものであり、土星の
外側の天体、トランスサタニアンでは、
その影響から脱却できるという事です。
そのため、天王星は、比較的土星の近くに
あるため、それを浄化するための意識を
もたらしてくれるのです。
これが、一般の占星術の見解として知られる
天王星の革新エネルギーでもあるという
事です。
ただし何故そのようなエネルギーを持つのか、
という事を説明する人はほとんどいません。
そこで運気の流れという私の観点からの
説明は、天王星の革新エネルギーの理由
として納得のいくものになるのではないで
しょうか。単に一般的に言われてきた
ので、それをそのまま受け取って、天王星
に革新エネルギーがあるという解釈をして
おられる占星術家の方も多いのではない
かと思うのです。
だからここで私は、はっきりとしたその
理由を提示しているというわけなのです。
つまり土星の軌道の内側へのネガティブ
エネルギーを、その外側の天王星が浄化
エネルギーとして、打ち消そうとしている
ので、地上では革新・革命エネルギーと
いうものに変換されるというのが、私の
見方です。

また私が、神秘メッセージの宇宙の真理編
の一連の記事で説明させていただいた
ように、私たちの認識できる宇宙は、
電磁気のもとのエネルギーであるプラズマ
エネルギーをベースとしているという事
です。
それは宇宙はプラズマ
という記事でもご説明していますし、また
電磁界異常が超常現象をもたらすという
超常現象と電磁界異常編一覧
一連の記事で、私たちの認識している宇宙
は、安定した電磁界で成立している事を
裏付けています。

つまり土星の内側で安定してしまって
いるネガティブエネルギーを浄化させる
ための具体的な天王星のエネルギーと
いうのは、プラズマエネルギーを
ベースとした強力な電磁界エネルギーで
あるという事になります。
そのため、天王星からのエネルギーが
電化製品などのテクノロジーに影響を
与えているという見解につながるという
わけなのです。

そしてその浄化エネルギーの天王星の
さらに外側の海王星になると、土星
のエネルギーから完全に脱却して
いく事になります。
実は、土星は私たちの顕在意識を支配
していて、現実の認識を五感をもとに
した狭い領域に閉じこめる働きを
しています。
ですが、海王星では、そのような認識
の影響を受けなくなるため、潜在意識の
領域を活性化するためのエネルギーを
私たちの地上に届けてくれているわけ
です。
だから五感の認識に囚われている左脳
型のタイプにとって、海王星は、現実
感覚のない幻想的な天体だと捉える事が
多いですが、スピリチュアルな感覚に
優れた右脳型、または松果体が活性化
しているような人にとって、本来の
意識であると認識できるというわけ
です。
そして実のところ、五感をベースに
した左脳での現実認識こそ、土星の
もたらした干渉エネルギーによる
偽の感覚だという事なのです。
これが太古からの賢人たちが、私たち
が幻想の世界に生きていると、口を
揃えてきた本当の理由だという事
です。
つまり私たちは、出生図の海王星の
シンボルやサインをとても重要視
するべきなのです。それが示すのは
わたくしたちの潜在意識を活性化
させて、内なるパワーを引き出す
ものだという事なのです。
そして、先の天王星の出生図での
役割は、やはり現状打破または
変化をもたらすために最適な
エネルギーだという事になります。

そしてさらに軌道のほとんどが、10
天体の中で、一番外側に位置する
冥王星は、本来の宇宙意識に回帰する
というエネルギーになります。
これは、私たちの空間認識そのもの
が、土星からの偽の五感によるもの
なので、一番外側に移行するのに
「回帰」するという説明におおいに
違和感をもたれる事だと思います。
ですが、本来の空間認識は、実は
表裏逆転の世界なのです。
これは、ビッグバンに代わる宇宙モデル
という記事でも説明している事
でもありますし、
臨死共有体験者が、臨死体験者と
ともにトランス状態に入った時に
空間が歪んでくるという証言をした
事も、ヒントになります。
また催眠術をかけられて、感知能力
が拡大した事を説明している先日
再投稿した記事
驚異の催眠術 その3改
紹介されている証言を再掲載します。

「奇妙なことに、マリアはバーゲンシュ
ティッヒアとの距離が遠いほど、強く彼を
感知した。」
“出典:「サイキック」
       コリン・ウィルソン著
   荒俣宏監修・解説 梶元靖子訳
           三笠書房刊 ”

この証言からも、本来の認識では、表裏
逆転しているという事が、推測できます。

つまり私たちの一番外側にある冥王星の
エネルギーというのは、私たちの中心の意識
とつながっているという事なのです。
冥王星についてでも説明
していますが、冥王星は私たちの核意識と
解釈しています。
それじゃあ太陽はどうなるんだといわれ
そうですが、太陽も中心意識です。
実は、宇宙エネルギーの
基本形態はトーラス改
でも説明しました
が、宇宙のすべてのエネルギーは、中心で
回帰するようになっているのです。
つまり太陽と冥王星が中心としてつながる
という事なのです。
ただ、方向性だけが違って、太陽は生命の
誕生時点からのエネルギーで、冥王星は
最終的に霊的な本来の姿に戻るための
エネルギーなのです。
だから、死を司るといわれているので、
ここに不吉な意味は全くありません。
そしてまた、出生図の冥王星は、生命
としてエネルギーに満ちていても、有効に
使えるものだという事なのです。そもそも
太陽は土星の内側に収まっているので、
当然影響を受けないわけにはいきませんが、
この冥王星は、土星の影響から独立した
エネルギーとして存在しているのです。
つまり使えたら、自分の核からのエネルギー
なので、とてつもない力を秘めている
という事なのです。
ただ使えたらというのは、実は土星と月の
干渉により、この冥王星のような核の意識
を普段の顕在意識では、なかなか感知でき
ないようにさせられているのです。
だから、精神的な訓練をするか、
いったん強烈にネガティブな経験をして、
気づかされるようになるのがこの
冥王星の意識だという事なのです。
冥王星に破壊的なエネルギーがあると
いわれるのはこのためなのです、自分
では気づいていない核の意識を発動
させるためには、強烈にネガティブな
エネルギーを経験して、魂を目覚め
させなければならないからなのです。
これも一つの浄化エネルギーというわけ
です。
だから、出生図にある冥王星が示す事を
自分の核の意識だとして、大事に活か
そうとすれば、ネガティブな経験をする
事もなく、自分の本来のとても強い
エネルギーを使えるようになるという
事なのです。
つまりは一石二鳥だという事ですね。

長く説明する事になってすいません。
ただ今回のトランスサタニアンの意識
が、とても重要だという事を説明する
のに、言葉足らずな方が申し訳ないと
考えるのが、私という奴です。

ではまた(^^)/

サビアン占星術解釈一覧

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天球の音楽とピタゴラス改


この記事は再投稿なので、読み切りです。
再度ご覧になる時は、占星術歴史編一覧
からどうぞー(^^)

以下が元記事です

いきなり占星術の歴史編の最初に
天球の音楽を持ってきたのは、ちゃんと
理由があります。古代から知識人は、
宇宙の天体から発せられるエネルギー
が、自分たちの魂と深いところで
つながっているというコンセプトを持って
いたのです。それは、占星術の一つの
思想として受け継がれているもの
なので、今回この天球の音楽という
ものを取り上げたわけです。
もちろん古代バビロニアに起源を持つ
といわれる、占星術の源流からの
話ではありませんが、そもそも現代に
伝わる占星術は、古代のあらゆる叡智
が、集められているものなので、一つ
の流れだけで、説明できるものでは
ないので、このギリシャ時代の叡智も
また重要だと思われるから取り上げ
ました。

さてこの「天球の音楽」という言葉
ですが、発端はピタゴラスがその
天球の音楽を聴いたと言って、弟子
達に教えたというところから始まる
のです。
ピタゴラスについては、
宇宙の真理編の記事に書かせて
いただきましたが、星が奏でる
音楽を初めて、ピタゴラスが聴いた
ということなのですが、彼がホラを
吹くような人物でないことだけは、
確かなようです。
なんと我々の現在使っている音階
つまりドレミファソラシドを発見した
人物なのですから、その感性は常人の
レベルをはるかに越えているのです。
しかし聴覚で、それだけ遠くの音が
聞こえるものかと、ほとんどの人が疑い
ますよね。
でも聴覚というより知覚という意味で
なら可能なのです。
これはまた神秘メッセージに理由を書く
予定なのでそちらをご覧ください。
要するにピタゴラスが、瞑想などで、
脳波がθ波になれば、その天体の音楽
が聞こえる領域になるということ
なのです。
ピタゴラスの記事にもあったように、
40日間も断食と、呼吸を整えた瞑想を
していたピタゴラスなら、相当レベルの
高い意識レベルにあったと、思われるの
で、天球の天体との一体感を獲得して、
その奏でる音楽を感知できたのだと思わ
れます。
このことが、後の世にまで、「天球の
音楽」という言葉を伝えることに
つながったといわけです。
しかもそれが天文学者としても歴史に
名を大きく残すケプラーに伝わっていた
ともなれば、占星術にもつながるという
ことがおわかりいただけるのではないか
と思います。
次回は、天球の音楽につながった、
ピタゴラスのエピソードをもう少し
詳しくみていくとこにします。

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