究極の万能薬とは潜在意識にある!最強の二枚看板「暗示」と「思い込み」の偉大なる治癒力とは?


当ブログで再三語らせていただいた事
で、もう心の耳のタコができている
読者の方も多いですが、私たちは、
全宇宙のエネルギーと一体どころか
全宇宙の一部でもなく、まさに
全宇宙自身だという事です。

もっとわかりやすく端的に言って
私たちみんな全宇宙そのものなの
です。

今回も前置きが長くなるといけません
ので、お馴染みの究極の臨死体験で
絶対意識(究極の私たち自身)に
到達したアニータさんに語って
もらいましょう。

「私たちの中に、全宇宙が存在します。
私が求めている答えは、自分の中に存在
し、あなたの求める答えも、あなたの中
に存在します。外部で起こっている
ように見えるらゆることは、私たちの
中にあるスイッチを押して、自分を
拡大し、真の自分を思い出させるために
起こっているのです。

私は“ハイヤーセルフ”“魂”“スピリット”
のかわりに“無限の自己”という言葉を
よく使っています。もう少しはっきり
させるために言えば、それは私が
臨死体験中に、自分が身体だけの存在
ではないと気づき、あらゆる存在と一つ
であると感じたものを指しています。
私は、無限のすばらしい存在として
純粋な意識と一つになり、なぜこの
身体と生命を得たのかはっきり理解
したように感じました。~
無限の自己は、人生の航海に必要な
ものをすべて備えています。
なぜなら、私たちは宇宙エネルギー
と一つだからです。
事実私たちは宇宙エネルギーその
ものなのです。~
私は宇宙エネルギー
と一つになっていたので、気づいて
いないものはありませんでした。
まるで自分が全体を包み込んでいるか
のように、すべてがはっきりと
わかったのです。
自分があらゆるものになり、あらゆる
ものの中に存在している感じでした。

自分のすばらしさを知り、宇宙と自分
が一つで同じものであると理解したこと
が、私の病気を治してくれたのです。
自分から分離した外部の創造物など
存在しないと気づくようになりました。
この気づきのおかげで、今では、強さ
や愛や勇気を持って物質世界と関われて
います。

“出典:「DYING TO BE ME」アニータ・
ムーアジャニ著 hay house 刊”
“邦訳「喜びから人生を生きる」
    アニータ・ムーア・ジャニ著
       奥野 節子訳
      ナチュラルスピリット刊”

これは、医者も完全に見放した状態で
末期癌で亡くなる寸前というか、
むしろ臨床的には亡くなった状態から
この究極の意識に到達したという
だけで、完全に回復し、もちろん
癌も完全消失させて、その後
元気に体験本も二冊(私の知っている
範囲で、もっと書いておられるかも
知れませんが)を書いて、また世界中を
講演しながら、精力的に活動できるよう
になったアニータ・ムーアジャニさんの
言葉だからこそ説得力があるわけです。

アニータさんの言葉の中で最重要なのが
「自分のすばらしさを知り、宇宙と自分
が一つで同じものであると理解したこと
が、私の病気を治してくれたのです。」
という部分。

つまり私たちには、万能の治癒力が
備わっているという事です。

ここで、多くの人が、
「それは究極の絶対意識とやらに
到達したからでしょ、凡人の私
たちには、到底無理な境地だわ。
何、そういう万能の治癒力とやらを
使うためには、いっぺん死にかけ
ちゃいけないの?もしくは日本じゃ
許されていないアヤワスカを服用
するとか、または気功師にでも頼む
わけ?」
というような反論を投げかけてくる
のは、わかりきってます。
そこです、そこがポイントなのです。
みなさんそういう意識が身に沁み
ついているからこそ、万能の力が
発揮できないのです。

アニータさんの語っているのは、
私たちが全てその全宇宙と一体で
あり、全宇宙自身であるという事
です。
つまり私たちは、究極の絶対意識に
これからなるのでないのです。
私たち自身がすでにその究極の
絶対意識そのものである
」という事
です。

そこで今回唯一無二のテーマ
「何の無理をしなくても私たちには
万能の治癒力が備わっている
それを活かすための魔法が「」

ですが、私たちの日常意識が、それを
曇らせていて、そうは思えないのは
当然です。私も日常意識では、貧血
だの、寒がりだの、食欲がないなど
皮膚がかゆい時は、描きだしたら
止まらないなど、のどのつまりが
気になるなど、いろいろと心の中で
またしばしば人にも、社交辞令の
ように文句を言い合ってます。
これ日本人の悪い癖
ほんとは良くない事なのですが
ネガティブな健康状態を共有する
ような会話が日常会話の通常の
光景です、ほんとは自分は元気で
相手も元気だという事を共有して
いれば、互いにエネルギーの交換が
できて、より健康を保ちあえるのに
「私も年いって、腰が悪くてねー」
に「私も年齢のせいか、最近肝臓が
悪くてねー」など返してしまい。
互いに不健康同志という安心感?を
共有して、不健康状態を交換
しあっては互いの不健康状態を強化
してしまう結果になるのです。

というわけで、日常意識では、私も
みなさんと、全く同様なのです。
ですが、アニータさんの言葉に
あるような究極の意識のメカニズム
を知っているので、
その事に思い当たったら自分には
万能の力が宿っているとイメージ
するだけで、たいていなんとか
なるので、現在はた目には
機嫌よく生活しているわけです。

私たちは究極の絶対意識
であり、全宇宙自身であり、その
全エネルギーそのものであり、当然
万能の治癒力も自身の内にある
というのが、その究極の意識の
メカニズム(機能)です。

つまり、私たちが、病気やケガなどで
不自由な健康状態になった時に
この事を頭に入れておくだけで、
結果が、完全に変わるという事
なのです。

前置きがこれでも身近い方なのが
自分的には悲しい性ですが、私たちが
その万能の自然治癒力を発揮できる
二つの魔法を今回ご紹介したいと
思います。

それが「暗示」と「思い込み」という
非常に単純なものです。

ですが、私たちには万能の治癒力が
備わっていると頭に、またはハートに
刻み込んでおくだけで、または
むしろその事も知らなくても
勝手にその万能の自然治癒力が
その「暗示」と「思い込み」が、
その効果を究極にまで引き上げる
という実例を今回ご紹介したいと
思います。

マイケル・タルボット氏の著書より

それまでの経緯はわかりませんが、
心理学者である
ブルーノ・クロッファー
という人物が、癌患者を治療して
いた時の貴重なエピソードです。
この癌患者は現代医療を心から
信じる日本人なら平均的な人と
全く変わらない思想の持主だった事
にも注目です。
最初に断っておきますが、癌の
特効薬というものは実際には
なんの効果もなく、むしろ寿命を
縮めるだけのものだという事は
そもそも癌という病気自体が
ないという事からも明らかなの
ですが、その事はこちらの記事で
説明しています。

あと全ての医薬品は毒でしか
ないという事の参考になるのが
こちらの記事

要するに下のエピソードにある
クレビオゼンという癌の特効薬も
毒でしかないのですが、意識
一つで、毒にも薬にもなるという
事が語られているのです。
もし効果があるのなら、現在でも
世界中で有名になっているでしょう
し、その薬だけでなく、一切
そんな結構な特効薬は存在しません。
実際以下のエピソードでもアメリカ
全土での研究により、このクレビオゼン
には、癌の治療効果がないと発表
されてもいます。
たぶん相当強い毒性なので、むしろ
製薬会社が責任回避のために
そうさせたのではないかとも
思いますが。


クロッファーは、かなり進行した
リンパ球の癌に冒されていたライト
という名の患者を治療していた。
通常の治療手段はすべて使い果たし、
ライトに残された時間はわずかしか
ないように思われた。
首、脇、胸、腹部、腿のつけ根の
すべてにオレンジ第の腫瘍ができて
おり、脾臓、肝臓の肥大がひどく、
胸部から毎日二リットル近くの液体
を吸い出さなければならないほど
だった。
だがライトは死にたくなかった。
彼はクレビオゼンというかなり効く
らしい新薬のことを聞きつけて、
ぜひ自分に試してほしいと医師に
懇願したのである。
当時この薬は寿命が三カ月は残されて
いる人たちだけに試験的に投与されて
いたものだったので、医師は最初
それを拒んだ。だがライトが決して
譲ろうとせずに懇願し続けたため、
医師はついにこれを聞き入れた。

(引用注:ここで注目すべきところが
あります、それは寿命が三カ月は
残されている人達限定という事に
なっているのは、つまりその
特効薬の毒に耐えられず、速攻で
患者が死亡してしまうケースが
考えられるため、薬の副作用が
問題視されるのを製薬会社が
回避しようとしていた意図が
はっきりとわかる点です。)

彼は金曜日にこの薬をライトに注射
したが、心の底ではライトが週末を
越せるとは思っていなかった。

驚くことに、明くる月曜日、ライト
は、ベッドから出て、歩き回って
いた。クロッファーの報告によれば、
ライトの腫瘍は「熱いストーブの上
の雪の玉のごとく溶け去って」、
大きさも以前の半分になっていた
のである。
これは、最も強いX線を使った
治療で達成できるよりはるかに
速い退縮のスピードである。

(X線などの放射線治療も結局
一時的に癌を退縮させる事も
ありますが、結局放射線による
免疫低下で、再び癌が増殖したり
癌転移がひんぱんに起こるため
全く根本治療にいたらない事で
知られています。)

ライトが最初にクレビオゼンの
投与を受けてから10日後、
彼は退院し、医師団が見るかぎり
ガンはなくなっていた。
入院したときには、呼吸するのに
酸素マスクが必要なほどだったが、
退院時にはすっかり元気になり、
自家用飛行機を自分で操縦して、
4000メートルの高度まで上昇
してもなんともにないくらいに
なっていたのである。
 ライトは二か月ほど健康状態を
保ったが、その頃から、クレビオゼン
は実はリンパ球のガンに対して効果
がないのだと主張する記事が現れ
はじめた。あくまで論理的で
科学的な考え方の持ち主だった
ライトはひどく落ち込み、ガンが
再発して再び入院すことになった。

(引用注:ここも重要な点なのですが
ライトは、現代医療を心から
信じていて、その特効薬が癌を
消滅させると「信じ切っていた」から
こそ、ガンが完全消失して、
あとわずかの命という状態から
健康体になれていたのです。
たからこそ、その薬に対する
信頼がなくなったらどうなるか
という事がわかったという事
です。
そして次からがこのエピソードの
真骨頂なので、注目していただき
たいですね。医師の嘘と偽薬と
ライトの意識の変化と癌の状態が
ポイントです。)

今回は担当医師はある試みをして
みることにした。
彼はライトに対し、クレビオゼン
には実際に当初思われていたとおり
の薬効があるのだが、最初に納入
されたものは、流通の過程で品質が
劣化していたのだと告げたのである。
しかし、有効成分を多く含む改良
した新製品があるので、これを投与
できると医師は説明した。
もちろん真クレビオゼンなどは存在
せず、ライトにはただの水を注射
しようと医師は考えていた。
それらしい雰囲気を出すため、ライト
にプラシーボ(引用注:偽薬の事)を
注射する前に、わざわざややこしい
手順をあれこれ行うことまでやった。
 またしても結果は劇的なものと
なった。腫瘍のかたまりは溶け去り、
胸部の液体も消えて、ライトは
すぐにもとの元気を取り戻した。
その後さらに二か月間、ライトは
症状なしで過ごしたが、今度は
アメリカ医学協会が、アメリカ全土で
行われた研究の結果、クレビオゼンは
ガンの治療らには効果がないことが
判明したと発表したのである。
今度という今度はライトの信念も
完璧に打ち砕かれた。
ガンがまた新たに広がり、彼は
二日後に死亡したのである。
 ライトの話は悲しいものではあるが
そこには強力なメッセージが隠されて
いる-信じまいとする自分を
飛び越えて内なる治癒力を喚起する
という機会に恵まれれば、
私たちには一夜にして腫瘍を溶かし
去ってしまうことさえできるのだ。』
“出典:「投影された宇宙」
  マイケルタルボット著
      川瀬 勝訳
       春秋社刊”

医薬品が毒であると理解しておられる
ような方には、最初の本物の
クレビオゼン投与の段階で、余命
一週間もない状態のライトが、その
特効薬の毒性で、より寿命を縮める
はずだと思われると思います。
ですが、ライトがその医薬品を
信じて、ガンがすっかり治ると
意識に刻み込んだため、その意識の
力で、万能の治癒力が働き、
その薬の毒も作用せず、その上に
身体中の癌も完全消失させて
しまったのです。

そして今度は、単なる水を注射
されただけで、それを存在もしない
特効薬を信じ切ったライトが
また自分のその「これで治る」
という強固な意識の力で、またしても
万能の治癒力を発揮して、ガンを消滅
させてしまったのだという事です。

絶対意識で、自分が万能の意識の力
を使えば治ると理解していた
アニータさんも、同様に末期癌を
完全に消滅させたというエピソードは
以下の一連の記事に書かれています。

記事の一節
「アニータさんは、臨死体験の絶対
意識領域から、未来の自分が、回復
不可能と呼ばれた末期癌の状態を
絶対意識の叡智とともに短期間で
完治できるというビジョンを得て、
自分の身体に戻りました。」

ガンだけでなく意識の力だけで
万能の治癒力を発揮させた
ケースは、タルボット氏の
「投影された宇宙」いくつも
エピソードが収められているので
また読まれると良いと思います。

とにかく私たちには、万能の力が
宿っていて、意識の力だけで
末期癌さえ完全消滅させる事が
できるのだという事が、理解
していただけたかと思います。

この事から、私たちには
「思い込み」という大きなカギと
なる言葉が示されました。
要するに偽薬であっても、また
万能の意識の気づきであっても
「自分は完全に回復する」という
強い「思い込み」という意識が
あれば、どんな病気も治せる
という事なのです。

医療を信じ切っている人には
ライトの「偽薬効果」が奏功する
だろうし、医療が役に立たないと
正しくも理解されているような
人には、意識の万能の力を理解
してもらうだけで、その
「完全回復する」という「思い込み」
を現実のものとする事ができるように
なるという事です。

次は、「暗示」というものの効果に
ついてですが、すでにここまでの
エピソードも「暗示」の威力が
示されていた面もありますね。

「思い込み」究極の「自己暗示」
でもありますから。

しかしたいていの人は、自分に
万能の治癒力が宿っているなどと
信じ切る事ができていないので
この手人から示される「暗示」が
威力を発揮するのです。

その事についてはこちらの記事で
取り上げていました。
2020年2月の記事なので、
ほとんどの人には、逆に真新しい
ものと映るでしょうから、
記事ほとんどまるまる転載
しておきますね。

記事より

神智学の創始者としてその名を知られた
プラヴァツキー夫人の終生の仲間だった
ヘンリー・スティール・オルコット大佐
についてのエピソードを、
コリンウィルソン氏の著書から引用して
ご紹介したいと思います。~から~は
中略の意味です。

“一八八二年の七月、大佐はセイロン島の
コロンボにあって、ある仏教活動の
復活活動に従事していた。~
~それまでのところは、まだ奇跡は
起こっていなかったが、大佐は、集団
暗示が作用しはじめれば、奇跡が
始まり、仏教の信者は半減してしまう
だろうと悟った。
そこで彼はくだんの高僧に、あなた
ご自身で奇跡を働くことに尽力した方が
いいですよ、と告げた。~
~そのすぐあとで、大佐は、片腕が麻痺
していて、片脚も半分麻痺にかかって
いるコーネリウス・アプという男に
あった。
大佐は、これなら暗示の効き目を
ためしてみてもよかろうと決め、
いくつか神秘的な動作をその男に対して
行い、これで良くなるかもしれないと
男に告げた。
 同じ日の後刻、アプ氏が戻ってきて、
もう気分が良くなった、もっと治療を
施してくれといった。大佐はまたその
男に神秘的な動作を行った。
コーネリウス・アプは、みるみる
うちに病気が良くなり、会う人ごとに、
大佐は奇蹟を働く人だといいふらした。
大佐は、麻痺していた手に対する
治療の仕方を記した文書を書いた。
それは-おそらくは地元の新聞にー
発表された。アプ氏は麻痺患者の友人を
連れてきたので、大佐がまた暗示療法を
繰り返すと、それは効き目をあらわした。
 ところが、大佐を滅入らせたことに、
大佐はあらゆる種類の病気にかかった人々
の大群に押しかけられて、にっちも
さっちもいかなくなった。
人々は群れをなして押しかけたのである。
大佐は、たいそう忙しい目にあったが、
まもなく、自分の治癒能力を用いる
ことが、自転車に乗るこつを覚える
ようなもので、あくまでも自信と練習
しだいでどうにでもなるものであるのに
気づいた。大佐は自分の治癒力を信じ、
病気で苦しんでいる人たちもそれを
信じたので、治療はいっぺんに十二人
もの人に作用した。
人々は彼の食事を妨げ、着替えをして
いるときにも押し入ってきた。
彼の記録によると、彼は一定の間を
おいて外に出、家の裏手にあたる港の
塩水につかることを欠かせなかった。
そこで彼は「新鮮な活力が潮のように
入ってきて私の身体を再び強める」の
を感じたのだ。
彼の能力は非常な程度にまで発達した
ので、ある日の朝、とりわけすがすが
しい気分でいるときに(「私は
ほとんど像にも催眠術をかけられそう
だった」)
部屋の一方の端にいて、他の端にいる
顔面麻痺の若いインド人に、片腕を
あげ、ベンガル語で「治れ」といった
だけでその若者を治療してしまったほど
だった。
「そのインド人の身体に痙攣が走り、
その眼は閉じ、再びあけられ、長い
あいだ痙攣していた舌が自由に突き
出されたり、ひっこんだりして、
荒々しい歓喜の叫びをあげるなり、
インド人は前に走り出て、私の足元に
身を投げ出した」
 大佐は理想的な条件のもとで自分の
能力を開発したのである。
たとえコーネリウス・アプに対する
治療が失敗していたとしても、そんな
ことは少しも問題にならなかったろう。
というのも、彼が自分の相手に
「詐欺を働く」ことによって相手の
病気を治してやろうとしているのだと
しっかり信じていたからである。
彼は、これが単なる暗示でしかないと
信じ続けていたが、そのうちに、自分
が治癒能力を持っていて、それが自然に
それなりのペースで発達しているのだと
がもはや間違いようのないものに
なった。~
~人間が自分の意志と称している
ものは、たいがい自己分裂している。
それだからこそ、たとえば、誰かが
あんたはかゆいと暗示しただけで私は
かゆくなるのである。私はかゆく
なりたいとは欲せず、かゆくなること
への不安が私の内部の天邪鬼(引用注:
あまのじゃくと読みます)な否定的意志
を、無意識で用いられていない意志を、
目覚めさせ、それがじっと坐っている
ことに飽きてくるのである。
(私は、多くの病気-潰瘍から癌まで
-を引き起こすのは、この否定的な意志
だという持説を持っている。)
もしオルコット大佐がコーネリウス・
アプをどうしても治したいと思っていた
ならば、大佐の緊張と神経のとがりが、
彼が自分の真の意志を呼び覚ますのを
妨げたであろう。その真の意志とは、
意識的な意志と無意識的な意志との結合
であり、それこそが「魔術的」な力の
基盤なのである。”
“出典:「オカルト」
    コリン・ウィルソン著
         中村保男訳
         平河出版社刊”

さすが、これまでの人類史上に見られた
超常現象の数々を、とてつもなく多く集めた
著書をたくさん書いておられるコリン・
ウィルソン氏ですね、考察まで非常に
鋭い見解だと思います。
ちなみに「オカルト」という言葉は意味を
誤解されている事が多いですが、
「超自然的」というのが本来の意味です。

オルコット大佐の最初の奇蹟は、神秘的な
動作を行っての成果のようにもとれますが、
おそらく暗示療法を助ける役割を果たして
いたものと思われます。
オルコット大佐が深く関わっている神智学
協会は、東洋の神秘に学ぶところが大き
かったので、その時に神秘的な動作も
覚えたものと思われます。
ですが、基本的に「暗示」療法が効き目を
あらわしているという事が後半の奇蹟で
明らかになっていますね。
もちろん最初の時にも「これでよくなる
かもしれない」という暗示をかけています
よね。
実は、近代でも暗示効果による治療効果が
認められつつあって、プラシーボ「偽薬」
を絶対的な効果のある薬だと信じた患者
の病気が完治したという例はいくらでも
あるのですが、それも一種の暗示効果
だといえると思います。
「単なる水」でもはっきりとした治癒効果
があらわれたという事例もあります。
もちろんオルコット大佐の時代には、
そういう概念はなかったのですが、
この本にも書かれているように、
「大佐は自分の治癒力を信じ、病気で
苦しんでいる人たちもそれを信じた
ので、治療はいっぺんに十二人もの
人に作用した」
とあることから、やはりオルコット大佐
の治癒力を信じる患者たちの潜在意識の
能力も同時に発現しているという事なの
だといえますね。
しかし、部屋の端にいるインド人に
ベンガル語で「治れ」といっただけで、
その若者の麻痺していた舌を完治させた
のだから、オルコット大佐の暗示
能力も、とてつもなく高いのも事実です。
この場合の暗示は特に催眠効果を伴って
いないので、催眠術とは厳密にはいえない
かも知れませんが、逆に覚醒時に潜在意識
に働きかける事ができているという事で
オルコット大佐の能力が、ずば抜けている
ともいえます。
この能力を自分の「意志」で開発したの
ではなく、つまり自分の能力でなく
「暗示効果」のおかげであると信じた
オルコット大佐の無意識が、本来の能力
を覚醒させたという事を、ウィルソン氏は
ここで解説してます。

私は、無意識と潜在意識をはっきりと区別
しているので、オルコット大佐の能力を
目覚めさせたのは、「無意識」の力では
なく「潜在意識」の力によるものだと解釈
します。
無意識というのは、むしろ潜在意識も
働かないロボット的な意識なので、むしろ
本来の真の意識の力から最も遠いもので
あるという事なので、オルコット大佐の
能力を目覚めさせる事はできないという事
なのです。
だから、ウィルソン氏の「真の意志とは、
意識的な意志と無意識的な意志との結合
であり、それこそが「魔術的」な力の
基盤なのである」といっておられる
ように、無意識という言葉を使って
おられますが、私の言葉で書き直させて
いただくとしたら
「真の意識とは、顕在意識(表面にあらわ
れて容易に自覚できる意識)と潜在意識
(目覚めている時には容易に自覚できない
右脳や松果体で、ようやく感知できる無限
に近い意識領域)との融合であり、
それこそが私たちの本来の万能な潜在能力
の基盤なのです」

という事になります。え?私の方が
わかりにくいですって?そこをなんとか
お願いしますよ(^_^)💦

また興味深いのが、オルコット大佐の奇跡
を聞きつけた人々が、オルコット氏の
着替えや食事のときにも押しかけてきて
とても忙しくなって、オルコット大佐が
へとへとに疲れた身体を癒やすのに、
なんと家の裏手の海(塩水)に浸かって、
見事にエネルギーを復活させる習慣を
身につけたということですが、これは
私が生命エネルギーもプラズマ
で書いているように、塩水が人体の生命
エネルギーを支えるプラズマエネルギー
循環を助けて、その電磁気的エネルギーを
「通電」させるのに役立っているからと
いう事が、ここからでもわかるという事
ですね。
どんな時にも真理はすべてつながって
います。

この記事のエピソードの一節
「オルコット大佐
の治癒力を信じる患者たちの潜在意識の
能力も同時に発現しているという事」

ここは非常に大事な部分で、暗示を
かける人は、かけたい人に対して
その言葉が完全に信じられる
状態にしてあげるという事が大事
です。

たとえば、こんな感じ
「これは、ネットで大騒ぎになって
いる事なんだけど、実はある方法を
使えば、どんな病気でもたちどころに
治るという方法があるらしいの。
それで末期癌やワクチン後遺症も
すっかり良くなって、完全に健康を
取り戻せたみたいよ。
ダメ元なんだから試してみない?」
と持ち掛けて、水になんかそれらしい
抹茶のような味を加えたものを
飲ませて、それらしい呪文を唱えて
みせるとかするとか。
はたから見てもあほらしいと思われる
ような行為でも、藁をもすがる
気持ちの病人が「これで治る」と
信じてくれれば、その時点から
今回観ていただいたような万能の治癒力
が働き始めるという事です。

もちろん私の下手な応用より、
いろんな手をみなさん使えるはず
ですから、ぜひいろいろ試して
みていただきたいと思います。

ではまた(*´▽`*)

いつもありがとうございます(*^_^*)

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投稿者:

あんみん댊

滋賀県在住で、 神秘についてや、精神世界について 長年研究を続けています。 携帯アプリなどでサビアン鑑定も 行っております。 神秘的なことなど一緒に探求したい という方、集まってくださいねー。 あとスポーツライターも目指して いることもあり、口数は人の 100倍はあろうかという自己評価 ですが、かなりまわりから、 「盛りすぎ!!」と批判されております。

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