臨死体験者の言葉その8     人生回顧とホログラムその1

こちらは、臨死共有体験の共通要素の
人生回顧についての、前回の続きです。
我々が現実をホログラムという形で
読み取り、記憶そしてオーラ場に刻み込
んでいる証拠として、臨死体験および
臨死共有体験での人生回顧を、前回の
記事でとりあげました。
しかし、私が説明した人生回顧で相手の
気持ちまでわかるとか、360度の視点
があるというような証言は取り上げて
いなかったので、いまいち説明不足
だったような気がしたので、他の臨死
体験者の人生回顧についての言葉を
とりあげながら、そのオーラ場の
ホログラムというものがどんなものなの
かということを説明していきたいと思い
ます。これも一つの記事では終わらない
ので、シリーズ化します。

まずはレイモンドムーディー氏の著書から
の引用で、大学院卒業直後、23歳の誕生日
に臨死体験をした女性が、やはり高次の存在
(文中ではあの方と呼んでおられます)に
出会い、人生回顧をしたあとの言葉です。

“自分の行動の責任は、全て自分にある
というのが、この体験から私が学んだ
いちばん大事なことでした。
あの方と一緒に自分の一生を振り返って
いたとき、言い訳することも、はぐらかす
こともできませんでした。
   (中略)
こうして一生を振り返って見た中で、覚えて
いる出来事がひとつあります。
子供のころ、妹から復活祭のバスケットを
ひったくったんですね。私の欲しいおもちゃ
が入っていたからなんですけど。
でもその場面を見たとき、あの子が大事な
ものを取られたときの感じや、がっかり
している感じや、のけ者にされたような
感じがよくわかりました。
意地悪をするときには、人に大変なことを
してるんですね。でも、いつか必ずそれに
気がつくようになっているのは素晴らしい
ことです。
    (中略)

今までしてきたことが全部、その(一生を
振り返ってみる)中に出てきて、善悪を
判断しなきゃいけないんですよね。”
“出典:「光の彼方に」
レイモンド・ムーディ・Jr著
笠原敏夫/河口慶子訳 
TBSブリタニカ刊”

これで我々のオーラ場に保存されている
ホログラムには、その当時には感じられな
かった相手の感覚まで、刻み込まれて
いるという事がわかっていただけたと
思います。我々は毎日潜在意識で鮮明に
場面を感知していて、そこには、人の
気持ちや感覚まで含まれているという
ことなのです。
表面にあらわれる意識では、むしろ頭
や五感のフィルターを通してしまうため
不鮮明になっているということなのです。
しかも大事なことは、そのホログラムに
刻みこまれた映像は時間が経っても消えて
いないということなのです。
臨死体験者が、口をそろえていうように、
本物の現実と変わらないように見えた
ということですが、我々の現実は時間が
経っても残っているということなのです。
これは実は、肉体がなくなっても、本人
特有のオーラ場がなくなっても、同様に
消えないのです。
そのホログラムは当然我々の五感や科学
で感知、観測できるものではありませんが、
このように確かに存在しているのです。
この人生回顧についてのホログラムだけ
ではなく、サイコメトリーという超常能力
などにも、このホログラムが使われ、
また予知能力なども、このホログラムの
状態であらわれたりするのです。
また他にもあらゆる場面でこのホログ
ラムがでてくることになりますが、
それはまた別の記事で取り上げていき
ます。
人生回顧とホログラムについても、
シリーズでまた取り上げていきます。

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サビアンシンボル徹底比較その3

今回比較研究するのは、
牡牛座17度
「剣とたいまつの戦い」です。
あんみんは、これを男性エネルギーと
女性エネルギーの葛藤と単純に解釈しま
した。以下がすでにご紹介している
牡牛座17度の解説です。

「これは個人にあてはめるなら、
剣(戦い、実行力)の象徴する男性の
エネルギーとたいまつ(祈り、調和力)の
象徴する女性エネルギーの葛藤ということ
になります。
人は男性であれ、女性であれ、それぞれ
男性エネルギーも女性エネルギーも
両方持つといわれています。
たとえば最近の肉食女子なんかは、
男性エネルギーが強く出ている女性
ということでしょう。もちろん草食男子は
その逆ですね。」
個人にあてはめるならという書き出しでし
たが、基本的に一つのサビアンシンボルでは
個人をあらわすことができないとあんみん
は解釈しているので、毎日のサビアン
シンボルの説明では、このシンボルの人
というような書き方はしません。
(かんたん解釈のあなたのサビアンシンボル
は特別にそのような書き方になってます。)
その点、松村潔氏や直居あきら氏や
ディーンルディヤー氏の解説とは少し
説明の仕方が異なります。

まずは松村氏の解説をみてみましょう。
今回は松村氏のディーンルディヤー氏の
解釈をもとにした解説としてまとめて
おられる「神秘のサビアン占星術」
からの引用です。

“牡牛座17度・・・
「剣」と「たいまつ」の象徴的な戦い

伝統的な教師からなにも学ぶことが
できないことを自覚した魂は、彼自身
の方法で戦う準備をする。
霊というものは、それだけでは、個人
の本当の生き方の鍵とはならない。
それを知っているのは、人間が生活
する上で行使する具体的な意志力や
知性だ。個人に内在する霊と、生活に
埋もれた意志は、どちらも片方だけ
では半欠けのものでしかなく、この2つが
協力してはじめて霊肉二元のような象徴的
な葛藤を繰り返しつつ、新しいその人の
生きた価値を形成することになる。”
“出典:
「増補改訂版 神秘のサビアン占星術」
    松村潔著  Gakken刊”

これは、わたくしの真理探究のコンセ
プトと大きく違いの出た解説になっていま
すね。
霊肉二元という時点でまずは違います。
我々が肉体だと思っているものは、霊
または潜在意識の投影でしかなく、いわば
五感に囚われた人間特有の感知の仕方で
しかないということです。
これは「宇宙は全てまさかの真空」
を読んでいただければ、わかって
いただけると思います。
この物質世界と精神世界を分けて
考えるのは、世間一般の考え方で、
それが人類の目を曇らせる原因の一つ
になっているということを、
神秘のヘキサゴン的解釈その2
説明しておきましたのでご覧くだ
さい。
そして、このシンボルの解釈においては、
どちらかというと、生活に合わせての
霊の葛藤という意味で、霊が主体である
あんみんの解釈とは異なります。
あんみんは、このシンボルに対しては
男性エネルギーと女性エネルギーの葛藤
という解釈なので、生き方までは問うて
いません。

次は直居あきら氏の解説です。
“ このディグリーの人は非常に強い
自己実現への意欲を持って生まれてきて
いる。
その自己実現は平凡に地位が向上する
という類のものではなく、特定の価値に
自らを賭けてゆくことで成される。
    (中略)
テーマや価値という旗が立てられて、
初めて人生は生きるに値するものとなる
ということをよく知っていて、ただ息を
しているだけという生活を激しく否定
するだろう。
このことは私たち人間の意識構造に、
ある示唆を与えている。
人間は価値という幻影を追求してこそ、
人と成り得るのかということである。
価値をもつことで人は情熱を持つもの
であるし、そこには火のような生命力
が育つ土壌が生まれる。この人の人生
の目的は対象としての価値そのものと
いうより、この活性化されたエネルギー
を生きることにあるのではないか。
価値は時の流れの中で消滅しても、
充実した生命力のエネルギーは
アストラル体に残されていくの
だから。”
“出典:「定本サビアン占星学」
      直居あきら著 
   魔女の家®BOOKS刊”
こちらは、物質と霊というような
分け方はされていませんが、少し難解
ですね。剣とたいまつが何を象徴して
いるか、説明されていないうちに、
価値を求める人生に、解説がまとめ
られています。ただ最終的に
アストラル体(霊体)に残る生き方を
するわけなので、個人の意志に従った
価値を選択して生きるという意味
なのだと思います。こちらは葛藤では
なく、強い意志を読み取っているという
解釈になりますね。
ただあんみんの場合は、個人意識の
完成に向けての発展途上にある牡牛座
にそれほどの深い意識の覚醒を読み
取ることはないので、冒頭の通り、
男性エネルギーと女性エネルギーの
葛藤というように、単純に解釈
しました。
今回も三者とも、別の解釈になりま
した。比較研究をすることによって
意識が高まり、良い点を補い合って、
サビアンシンボルの力を引き出せる
ようになると思います。
ではまた次回です。

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