すいません前回のその2が
例によって長くなりすきたため続きを
翌日の今回の記事に回しました<(_ _)>
えーと前回を思い出してみましょう。
ギアゴーストがダーウィンリコールの
危機の原因である事がわかり、しかも
その原因であるシャフトは佃製作所が
特許を取得しているものだという事で、
伊丹社長が、無理だとわかっていても
佃製作所に頼み込みにきました。
でも当然のことながら追い払われます、
そりゃそうでしょ、自らの危機も
顧みず自分達を救ってくれた佃社長たち
を、伊丹社長は事もあろうに裏切った
のですから。しかも精一杯の憎まれ口を
冷たく言い放ってです。
ですが、他の社員たちと違って島津さんは、
ギアゴーストのトランスミッションは、
自分が設計したもので、不具合に責任を
感じていたのと、以前自分と苦楽をともに
したギアゴーストの社員たちの事を思い
悩み出します。
そうです、彼女は伊丹社長の非人間的な、
佃製作所への裏切り行為を認められなくて
退職したのであり、ともに働いていた社員
には、全く問題がなかったわけです。
ですが自分達が努力してきた結晶を、裏切り
続けてきた敵であるギアゴーストに譲り渡す
なんて、信じられないと、立花君は激昂し
ます。では自分たちの気持ちはどうなるん
だ!と。
そりゃまあ当然ですよねー。
佃社長も当然その気持ちはわかるわけです
が、島津さんの気持ちもわかっています。
このあたり、まだ人間的に成長途中である
立花君との器の差が出てるかなー。
彼はそんな事を言い出す、島津さんや
佃社長に怒りをぶつけて、会社を
出て行く決心をします。
そして追いかけた島津さんも、彼の
気持ちを変える事はできませんでした。
というところからでしたねー。
え?前置きが長い?
すいません進めていきます。
不具合で苦情が殺到し始めたダーウィンに
対し、実は性能でかなり上だと知られる
ようになった帝国重工のランドクロウが
どんどん売り上げを伸ばしてきました。
佃製作所のメンバーも喜ぶなか、悩み
続ける島津さん、そしてそれを思いやる
社長でしたが、やはり立花君をはじめと
した社員の気持ちを考えると、伊丹社長
からの特許使用の申し出を断り続ける
しかありません。
で、実は前回の最終回から特別編まで一年
以上ドラマでも時間が経っていて、
このあたり年明けに特別編を持ってきた
演出が生きてますねー。
で、今度はしっかり収穫できそうなほどに
トノさんちの米も育ってきました。
ですが、また去年と同じ様な、大型
台風がやってきます。
しかし、今度はトノさんちの新潟と大きく
方向が違う関東に向かうと予報が出てい
ます。もちろんそれでもトノさんと親父
さんは、万が一の事を話し合っています。
台風が予想進路を変える事がよくあると
いう事をわかっているからですね。
ただ、あと一週間あれば、米の実り方も
最高になり、最高の米ができあがるので、
台風を避けて早めに収穫したら、味も
最高でない上に、収穫量も1割ほど減って
しまうというじゃないですか。
まあ台風も方向が違うことだし、取り
あえず様子見をしようとひきあげかけた
ところ、空を見ていた親父さんが、
雲行きを見て、急遽「刈り入れるぞ!」
といって、収穫に取りかかります。
当然従うトノさんでした。
そして今回は力強い味方である帝国重工
製のコンバインがあるのです。
これは的場の発案でしたが、刈り取り機
であるコンバインは、ダーウィンとの
差別化という意味でも大きいため、
藤間社長も賛成し、事実このような時に
こそ役に立つものだったのです。
また的場にすみっこに追いやられていた
財前さんは、水原本部長とともに復活し、
無人農業ロボット開発のプロジェクト
リーダーに抜擢されています。
いやー本当に良かった。なんせ財前さん
のような誠実であたたかく、人の痛みを
わかる佃社長や野木教授とともに
ナイスガイな人でしたから、あの悪の
コンビ的場と奥沢に痛みつけられるのを
胸がしめつけられるような思いで見な
がら、いつも心配で見てたんですよ。
良かった、本当にこのプロジェクトに
ふさわしい財前さんが、復活したことで
帝国重工も生まれ変わる事になります。
悪の帝国重工から、日本を救う帝国重工
への変身です。
財前さんは、ヤタガラスの通信システムを
利用し、万が一台風などの災害にあった
時に、自社のコンバインを緊急出動
させ、田んぼが被害に合う前に、刈り取り
の作業を変わりに行うという救援策を
全国の各自治体に打診していたのです。
なんだか、やっと財前さんの実力が
みられるようになってきましたね。
しかも全て「日本の農家」を救うと
いう崇高な目的が根底にあっての事です。
そして了承を得ていた自治体からの依頼
により、当初関東に出動していた財前
さんのコンバインをのせた超大型トラック
は、関東での進路がそれた事により、
結局今回は何もせずに引き上げる事に
なりました。
しかし台風の進路は、なんとトノさんちの
新潟の方向に変わったのです。
その事を知った財前さんは、急遽まだ契約
もしていない自治体の新潟に向かう事を
決断。コンバインの司令塔も兼ねている
ハイテクトラック内部のプログラマー
たちは、会社の業務とは関係のないこの
財前さんの決定に反対するも、いつもの
財前さんの「全責任は私が取る」という
一言で、新潟行きが決定したのです。
これを知った水原本部長は当初猛烈に
反対するも、あくまで人道的立場
と帝国重工の社会的責任をたてに、
救援に向かうと主張する財前に、ついに
折れて、財前さんに任す事にします。
実はこの時水原本部長の脳裏に、
帝国重工の地に墜ちたイメージを回復
させるという計算が働いたのは確か
でしょう。やはりこの人だけはこわい!
最後まで、できすぎな人でした💧
そして一方でやはりトノさんの緊急事態
に駆けつけた佃製作所のメンバーが、
トノさんの収穫を手伝い始めます。
佃社長や山崎さん、島津さん、アキさん
にもう一人トラックに乗れるという事
で、すでに乗り気でなかった立花君も
のせられてついてきてます。
ただもちろん現場についた彼は、トノ
さんを救うという気持ちには、変わりが
ないので、刈り取りを必死に手伝い始め
ます。このあたり、私たちもふだん現場
を知らないだけに、そのイメージは大事
に記憶しておきたいところですよね。
で、また一方で常にトノさんの敵であり
続けた、同じ農家の友人稲本は、台風と
聞いた時点で、あわてて刈り取りを始める
もコンバインが故障して動かなくなり
ます。同業者に頼んで回るも、誰も
手を貸してくれません。
もう自分の米を守るために必死の稲本
は、もうわらをもすがる思いで、
トノさんちに頼みにいく事にしたのです。
到着した時には、トノさんちの米は、
親父さんの的確な予測により早めに
刈り取り始めた事と、佃社長たちの手伝い
によって、かなりの量をすでに収穫して
いました。
泣きつく稲本に対して、トノさんは、
それまで稲本や農協の吉井に受けた
ひどい仕打ちの報復に、申し出を
はねのけるに違いないと思いきや、
なんと稲本に自分ちの旧型のコンバイン
を貸してあげるといってあげます。
なんというやさしいトノさん、
これは全てのシリーズでトノさんが
多くのファンの心をつかまえてきた
性質がよく表れている場面ですよね。
彼は、これまでの事より同じ農業仲間を
救うという事のために、稲本を助け
ようとしたのです。実はこの時トノさんの
脳裏にあったのは、以前佃社長から聞いた
言葉でした。
「俺たちはダーウィンやランドクロウ
などという争いの前に、農家の方々を
救うためにやってるんだという事を
忘れちゃいけないと思うんだ」と
佃社長から聞かされいたのです。
その事が彼の心に変化を起こし、稲本を
救うという行為につながったという事
を、トノさんが後で佃社長に告げます。
そしてとうとうかっこよく財前さんの
無人コンバインを載せた、超大型
ハイテクトラックが到着します。
無線マイクを身につけた財前さんの
かっこよい事(^^)
帝国重工のイメージとダーウィンの
不具合から、性能を疑っていた稲本の
前で、刈り取りを始めた帝国重工製の
コンバインは、も目をみはるような
スピードで稲本の田んぼの稲を刈り
取っていきます。
驚愕の表情を浮かべながら、感動と
感謝の思いで見つめる、稲本と、
彼を救うために駆けつけたトノさん
と佃社長と島津さんと立花君。
「やったこれで全て刈り取れると
みんなが思った時に、非常事態発生!
なんと同時に別場所で稼働していた
コンバイン機同士が、悪天候のため
なのか、通信システムに誤差が生じ、
正面衝突の危険があるという事態に
なったのです。
なんせ一台が、とても高価な上に、
会社の業務違反を追求される立場に
ある財前さんは、特に窮地に立たされ
ます。もともと悪天候のためセンサー
の電源は切ってあり、コンバイン同士
は、停止する事はできまん。
緊急停止で刈り取りを中止するしか
ないと思った時に、やはりひらめきの
天才島津さんがやってくれました。
通信システムの誤差を逆利用し、
通信設定をその誤差分だけ修正して、
回避させるという方法を発案、それが
功を奏し、なんと寸前で、コンバイン
同士が進路を変えて、衝突は免れた
のでした。その時の設定変更は、
野木教授にしかできないため、佃社長
が野木教授に電話して、野木教授が
農家のために立ち上がって設定変更
作業をしてくれていたのです。
ナイスガイ揃い踏みの、みんなの力で、
緊急事態を打開していくシーンは
今回の圧巻のシーンでしたね。
その超大型トラックのみんなの前で
トノさんを始めとしたナイスガイ
(女性含む)に涙ながらに感謝する
稲本、そして立花君の手を取って、
感謝する稲本に、農家の人の心を肌
で感じた立花君は、ここで意識の大転換
をすることになります。
そしてまた象徴的にも、電話で助けて
くれた野木教授と喜びをわかち合い、
感謝する佃社長に、野木教授が、
「俺たち少しは農家の方たちの役に
立てたかな?」と話します。
その言葉に佃社長もハッとして、また
意識が変わることになります。
もちろん手伝いにきたメンバーたちも
全員、トノさんと稲本さんが協力し合う
その姿に感動し、農家のためにできる
事をしたいという思いに変わっていき
ました。
そして後日トノさんちから届いた米で
作られたおにぎりに、にぎわう佃製作所の
社員達の中で、一人自分の意識が変わった
事を言い出しにくい立花君の迷う気持ちを
察して背中を押したのが島津さんでした。
えー上司やなー(^^)
やっぱりオレ佃製作所に入るわといった
全国のおとぼけ若者が大勢いたという事実
は・・・・・ない💧
で、社長室に入った立花君の背中をさらに
押すように、立花君に続いて、山崎さんや
島津さんやアキさんも入ってきて、
ギアゴーストに特許使用を認めることを
希望します。もちろん賛成する社長は、
立花君に最後に聞いてみたところ
やはりこれまでの自分が間違っていた事を
認めて、潔くあやまるかのように彼は、
「お願いします!」
と告げたのでした。
また佃製作所が一つにまとまってめでたし
めでたしでした。
で、終わりません。この特許使用に関して
は、当然帝国重工の許可も得なければ
ならず、財前は快諾するも、帝国重工の
重役会議で、それが認められるはずは
ありません。これまで、さんざん痛めつけ
られて、自社の無人農業プロジェクトに
試練を与え続けてきたダーウィン側を
助けようなどという事を誰も許すはずは
ないからです。
しかも先日の業務違反の責を問われる
立場の財前さんが、提案したところで
認められる可能性は全くなかったはず
です。そんな事を百も承知の財前は、
進退をかけて、しかし潔くいつもの誇りに
満ちあふれた、堂々とした口調で、農家の
ために特許使用をギアゴーストに認め
させる事を主張します。
完全に孤立無援の財前さんには、しかし
一人の復活した最高の発言権を持つ
藤間社長という味方がいました。
しかし、それでとてつもなく援護
しにくい主張を繰り返す財前さんを
救おうとしますが、他の重役連中を
納得させる事ができなければ、自分の
立場が危うくなる事もやはり、充分に
理解した上で、財前さんを救おうと
したのです。えーー社長やー😭
いつもの威厳に満ちた話し方で、重役
一人一人をにらみ据えながら、
「心と会社の理念」を軸に、力で無理矢理
会議を承認に持っていったのです。
退室していく時に小声で財前さんに
「言えばなんでも通るとおもうなよ、
今度ばかりは本当に危なかったぞ」と
告げたのです。
これは、つまり財前さんも社長である
自分もという意味だったのは明らか
です。
にしてもこの時財前さんの胸ポケット
から、辞表を取り出し、ビリッと破いた
早業は、本職のスリもびっくりだったに
違いありませんね(^^)💧
そして場面は変わって、関連企業などが
集まる、一連のダーウィンプロジェクトの
不始末騒動の責任を問われた、重田社長と
伊丹社長は、原因がギアゴーストの
トランスミッションの欠陥にあったと発表
します。その場にいた全員から避難を
一身に集めた伊丹社長は、その欠陥を
修正する技術が自社にはなく、特許を
持っている佃製作所に使用させてもらえ
ないと事態は打開できないと頭を
下げるばかりで、非難のボリュームは
一向に下がりません。
そしてそこに、佃社長が颯爽と現れた
のです。それでも帝国重工の下請けと
いう事で、やはり非難を浴びせられ
ますが、日本の農家のために自分たち
がやってきたという事を、せつせつと
語り、みんなを黙らせる事に成功。
そしてギアゴーストに特許使用を認める
事を発表し、これは会社の遺恨などとは
関係の無い農家を救うためであると力説し、
最後は会場を感動の拍手に変えてみせたの
です。いつもながら、人情味あふれる、
佃社長の言葉は感動しますよねー。
もちろんまさかの事に呆然もしながら
も涙を流して感謝する伊丹社長に、
「これまでの事はいいじゃないか、
これからもお互い、多くの農家の方々
のために、競い合いながらがんばって
いきましょうや」と声をかけてあげる
佃社長、本当に涙を誘う素敵なシーン
でした。
佃社長に二度も大ピンチを救って
もらった伊丹社長は、なんという果報者
でしょう。また佃社長についてきていた
島津さんも、伊丹社長の肩に手をやり、
思いやりの態度を示します。
伊丹社長は、まだ呆然としながら
こんな事をいいます。
「あれが下町の心意気ってやつかあー、
長らく忘れていたよ」と人間の心を
取り戻します。
ていうか、伊丹社長見事にダークサイド
に堕ちてましたからねー。これは、
本当に良かったでしょう。
ギアゴーストの社員たちもこれで
救われましたね。
そしてとうとう感動のラストシーンは
佃社長と社員と利菜が見守るなかの
ロケットの打ち上げシーンです。
これは、なんだか最終回のお決まりの
シーンのようですね。見事に打ち上がり、
視界から消えてしばらくして、帝国重工
から成功の報告を受けて喜び合う社員
たち、軽部までロケットに興味を
持ったようです。軽部もすっかり、
佃製作所の社員となじむようになって
ほほえましいですが、なんだか変わった
しゃべり方は、最後まで変わらずでした
ねー。この演じている徳重聡さんという
役者さんは、こんな話し方をする人
なのか、役作りなのか、知りたいと
思いましたが、そりゃ役作りのための
演技でしょうね(^^)💦
そして藤間社長も成功にガッツポーズ
財前さんも、以前の宇宙開発プロジェクト
リーダーであった頃の自分と同じように
小声で、指示をつぶやいています。
そして打ち上げ成功を喜び、しぶく少し
微笑んでみせるだけ、最後までやたら
かっこいい人でしたね。
そして技術者としてさらなる高みに
のぼり、父を越えてみせると宣言した
利菜に対しても、寛大に盛り上がって
みせる佃製作所のメンバーたちと、
堂々と受けて立つ事を宣言した佃社長。
なんだか、これからも熱い戦いが待って
いそうなところで、ドラマはめでたく
終了しました。
あーーー長かったあー!すいません
これだけ長くても書き足りないところが、
まだまだありましたが、これでいったん
ドラマ編は終了です。
ですが、あんみんは終わらせません👍
今度は原作を読み始めているので、
それを読んでの記事がこれからも続きます
のでよろしくお願いしまーす。
ドラマを観た後に原作を読むと楽しい
ですよー。ドラマの登場人物たちが、
イメージとして蘇り、また原作ならでは
のリアルな描写も楽しめ、ドラマの
登場人物たちが、別のストーリーを演じて
くれるというありがたい錯覚をもたらして
くれるのです。原作を読まれてない方は
是非一度お試しくださいねー。
それと今回のドラマで農家の方々に感謝
する気持ちが強くなった人たちも大勢いる
と思いますが、忘れないでいただきたいの
が、このような無人農業用ロボットも
買えないような農家の方々にも深く私たち
は感謝と尊敬の念を送るべきだという事
です。
それができてはじめて、このドラマの
価値が本当にわかったという事だと思い
ます。
ではまた(^^)
そうそう忘れてました、ヒトコトマニアさんというサイトが似顔絵つきで、
原作ストーリーを説明してくれて
ます。原作を読む予定のない方や、また
原作を読む前にストーリーがわかっても
かまわないという方はどうぞー。
これ確かに面白いですよー(^^)
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